ロランギャロの男子決勝にあり、昨年のトヨタカップになかったもの
2005年6月6日 スポーツスペイン人のナダルとアルゼンチン人のプエルタの決勝戦。
かつてアメリカ人のクーリエやスペイン人(まぁ、カタロニア
人といった方が的確だと思いますが)のブルゲラといった
人たちは非フランス語圏のプレイヤーでしたがフランス語で
スピーチを行いました。
ところがナダルとプエルタというプレイヤーの戦いの後に
彼らはスペイン語でスピーチをして、それにちゃんと通訳
を入れて彼らの言葉を紹介していました。
私がバイクのライダーやテニスプレイヤーと話していて
やはり当然のことですが、母国語で話しているときのほうが
よりオープンに思っていることを口にするという印象を
抱きますが、その彼らの試合が終わって間もない時に
リアルな気持ちを母国語で話して、それに通訳を入れるという
のは大会関係者のいい判断だったと思います。
そのシーンを見ていて思い出したのが、昨年のトヨタカップ
でのハーフタイムでのことですね。日本テレビの実況席に
ジーコとプラティニが来ていて、過去のトヨタカップでの
ことを話していて、そこにポルトガル語ー日本語、
フランス語ー日本語の通訳はいました。しかし、さんまちゃんが
悔しがっていたのというか残念がっていたのはジーコと
プラティニが話しているときは彼らの間ではイタリア語を
話していたようですが、さんまちゃんは何を話して笑ったり
考え込んだりしていたのか知りたかったようですが、そこに
イタリア語ー日本語の通訳はいなかったため、彼らのサッカー
談義というのをさんまちゃんも日本テレビの実況陣も
知ることなくおわってしまいました。
あの時のさんまちゃんは本当にテレビ人として悔しさを
表わしていましたし、サッカーフリークとして知りたいことが
理解できない残念さが顔によく現れていました。
そう、私があの場にいたら、さんまちゃんが知りたかった
ジーコとプラティニの会話を訳すことができたのに、
私にチャンスを与えてくれる人がいなかったのは、
すごい損失だったと思います。私が日本テレビのスタッフで
あったとしたならば、ハーフタイムの企画を考えて
ジーコとプラティニを呼んで話をさせるとなったらイタリア語ー
日本語の通訳も呼んでいたのは間違いありません。
かつてアメリカ人のクーリエやスペイン人(まぁ、カタロニア
人といった方が的確だと思いますが)のブルゲラといった
人たちは非フランス語圏のプレイヤーでしたがフランス語で
スピーチを行いました。
ところがナダルとプエルタというプレイヤーの戦いの後に
彼らはスペイン語でスピーチをして、それにちゃんと通訳
を入れて彼らの言葉を紹介していました。
私がバイクのライダーやテニスプレイヤーと話していて
やはり当然のことですが、母国語で話しているときのほうが
よりオープンに思っていることを口にするという印象を
抱きますが、その彼らの試合が終わって間もない時に
リアルな気持ちを母国語で話して、それに通訳を入れるという
のは大会関係者のいい判断だったと思います。
そのシーンを見ていて思い出したのが、昨年のトヨタカップ
でのハーフタイムでのことですね。日本テレビの実況席に
ジーコとプラティニが来ていて、過去のトヨタカップでの
ことを話していて、そこにポルトガル語ー日本語、
フランス語ー日本語の通訳はいました。しかし、さんまちゃんが
悔しがっていたのというか残念がっていたのはジーコと
プラティニが話しているときは彼らの間ではイタリア語を
話していたようですが、さんまちゃんは何を話して笑ったり
考え込んだりしていたのか知りたかったようですが、そこに
イタリア語ー日本語の通訳はいなかったため、彼らのサッカー
談義というのをさんまちゃんも日本テレビの実況陣も
知ることなくおわってしまいました。
あの時のさんまちゃんは本当にテレビ人として悔しさを
表わしていましたし、サッカーフリークとして知りたいことが
理解できない残念さが顔によく現れていました。
そう、私があの場にいたら、さんまちゃんが知りたかった
ジーコとプラティニの会話を訳すことができたのに、
私にチャンスを与えてくれる人がいなかったのは、
すごい損失だったと思います。私が日本テレビのスタッフで
あったとしたならば、ハーフタイムの企画を考えて
ジーコとプラティニを呼んで話をさせるとなったらイタリア語ー
日本語の通訳も呼んでいたのは間違いありません。
白熱のロランギャロ男子決勝
2005年6月6日 スポーツWOWOWはバイクのレースに冷淡になって以来解約したまま
の私はテレビ愛知の放送を見ていましたが、これが素晴らしい
試合となり、結局最後まで見てしまいました。まぁ、自分の
人生を投影して見てしまう私はアルゼンチンという自国の
通貨が米ドルになってしまい、自分の能力だけを信じて
組織や政府、会社などに頼ることなく、世界に出て行って
外貨を稼ごうとする人にシンパシーを感じてプエルタびいき
で見ていましたが、スペイン人の十九歳の少年は粘り強さと
体力、脚力を活かして勝利を手にしました。
決してあきらめないこと、ボールが二度跳ねるまでには
ボールを拾ってとにかく返すこと。相手がいやになるまで
走り回ることなどクレーコートのゲームに必要とされる
ことというのはものすごい体力と精神力を必要であるのですが
自分の勝ちたいという欲望に忠実にできる限りのことを
ゲームエンドまでやる続けた彼に王者という称号が与えられ
ました。
勝ったナダルも立派でしたが、負けはしたもののプエルタの
プレイを賞賛に値するものだと思います。恐らくナダルと
フェデラー以外のプレイヤーが相手だったら彼は勝ったこと
でしょう。ネットプレイの時に見せる『居心地悪さ感』以外
の彼のプレイは素晴らしいものでした。ここまでタフな試合
をこなしてきて最終日のセンターコートに立つにふさわしい
プレイだったと思います。
テレビ放送中にもコメンタリースタッフが触れていましたが、
ドーピング検査に引っかかってしまったり、なかなか芽が出ない
時期を過ごしたアルゼンチン人ですが、苦しさ悲しさを
嫌というほど味わった彼はメンタルの強さを有してロラン
ギャロのタイトルに手が届きそうでした。きっと彼は何が
足りなくて、何が欠けていたのか試合と自分自身を見つめ
なおして再び戦闘を始めるでしょうし、それに負けないよう
にナダルも祝杯を上げた後、さらなる強さを求めて稽古に
励むことでしょう。
そして、彼らに敗れたプレイヤー、128分の1になれなかった
プレイヤー達も自分たちの可能性を信じて、次の大会での
ウィナーを目指してコートに立ちます。
世界のトップに立った者、そのプレイヤーを追い詰めた者、
そして敗れて練習を再開したものには選ばれし者たちの
美しさと狂気が宿っています。それに私は感動を覚えるの
でしょう。松岡修造が日本のジュニアプレイヤーで日本で
そこそこ位置のプレイヤーが『プロになりたい』という子供
たちに簡単にその言葉を口にして欲しくないという気持ちは
よくわかる私です。まぁ、お金持ちが小さい頃からクラブに
通うことができて道具も環境も周りが用意してくれたりする
中でハングリーガッツを持つことは難しいことだと思い
ますね。
の私はテレビ愛知の放送を見ていましたが、これが素晴らしい
試合となり、結局最後まで見てしまいました。まぁ、自分の
人生を投影して見てしまう私はアルゼンチンという自国の
通貨が米ドルになってしまい、自分の能力だけを信じて
組織や政府、会社などに頼ることなく、世界に出て行って
外貨を稼ごうとする人にシンパシーを感じてプエルタびいき
で見ていましたが、スペイン人の十九歳の少年は粘り強さと
体力、脚力を活かして勝利を手にしました。
決してあきらめないこと、ボールが二度跳ねるまでには
ボールを拾ってとにかく返すこと。相手がいやになるまで
走り回ることなどクレーコートのゲームに必要とされる
ことというのはものすごい体力と精神力を必要であるのですが
自分の勝ちたいという欲望に忠実にできる限りのことを
ゲームエンドまでやる続けた彼に王者という称号が与えられ
ました。
勝ったナダルも立派でしたが、負けはしたもののプエルタの
プレイを賞賛に値するものだと思います。恐らくナダルと
フェデラー以外のプレイヤーが相手だったら彼は勝ったこと
でしょう。ネットプレイの時に見せる『居心地悪さ感』以外
の彼のプレイは素晴らしいものでした。ここまでタフな試合
をこなしてきて最終日のセンターコートに立つにふさわしい
プレイだったと思います。
テレビ放送中にもコメンタリースタッフが触れていましたが、
ドーピング検査に引っかかってしまったり、なかなか芽が出ない
時期を過ごしたアルゼンチン人ですが、苦しさ悲しさを
嫌というほど味わった彼はメンタルの強さを有してロラン
ギャロのタイトルに手が届きそうでした。きっと彼は何が
足りなくて、何が欠けていたのか試合と自分自身を見つめ
なおして再び戦闘を始めるでしょうし、それに負けないよう
にナダルも祝杯を上げた後、さらなる強さを求めて稽古に
励むことでしょう。
そして、彼らに敗れたプレイヤー、128分の1になれなかった
プレイヤー達も自分たちの可能性を信じて、次の大会での
ウィナーを目指してコートに立ちます。
世界のトップに立った者、そのプレイヤーを追い詰めた者、
そして敗れて練習を再開したものには選ばれし者たちの
美しさと狂気が宿っています。それに私は感動を覚えるの
でしょう。松岡修造が日本のジュニアプレイヤーで日本で
そこそこ位置のプレイヤーが『プロになりたい』という子供
たちに簡単にその言葉を口にして欲しくないという気持ちは
よくわかる私です。まぁ、お金持ちが小さい頃からクラブに
通うことができて道具も環境も周りが用意してくれたりする
中でハングリーガッツを持つことは難しいことだと思い
ますね。
エナンアルデンヌ優勝
2005年6月5日 スポーツロランギャロのタイトルを手にしたのはエナンアルデンヌでした。
好勝負が期待された女子シングルスの決勝でしたが、エナンが勝った
というよりピエルスが最初から最期までペースを掴めずに自滅した
という印象が強いですね。ベルギー人の強さが目立ったということは
なくて安定性が際立ち、逆にフランス人の不安定さがゲームの
大部分を支配してポイントが決まりサービスゲームを落としたという
思いを強く抱いた決勝戦でした。
こうも一方的に決まるとは思わなかったので、もっと見たかったなぁ
という松岡修造の気持ちを私も感じていますし、テレビ東京系列や
WOWOWを見ていた人も思ったと思います。
それにしてもエナンアルデンヌはある部分世界一強いですね。
その部分というのはメンタルだと思います。テレビ放送中にも
アナウンサーと解説の伊達、松岡が触れていましたが、昨年の
秋からウィルス性の病気とひざの故障でプレイできずにいました。
一般人は風邪を引いたら、すぐに薬を飲めばいいのでしょうが、
現在の世界的なプロスポーツではそう容易に風邪薬を飲めない
環境にあります。また、時の流れと世界中にプレイヤーも
大会もあり、シーズンオフが一ヶ月半というプロスポーツの
世界でどんどん新しいプレイヤーが出てくる中で半年以上の
ブランクというのは全てを失う可能性も強いのですが、必死に
治療とリハビリをして復帰後、一敗しただけで今季23勝している
というのはすごいことだと思います。
また、このブローニュの森はエナンアルデンヌに試練を与えまし
た。一回戦のマルチネス、ニ回戦のルアノ=パスカルなんて
大規模大会の決勝クラスのカードですし、四回戦が昨年の
USオープンチャンピォンのクズネツォワ、QFがウィンブルドン
王者のシャラポワ、SFがペトロワなんてとんでもないタフな
ドローでしたがこの厚い壁を打ち破って決勝にやって来ました。
このタフなドローを勝ちあがり、土曜日の午後を制した彼女
が一ヶ月後のウィンブルドンでどうなるのかわかりませんが、
体力や予想、戦術の巧みさなどが同じレベルだったら、精神的に
強いプレイヤーの方が勝つのは自明の理です。ひょっとしたら
シャラポワが世界一になる前に彼女がその座を奪う可能性も
感じる私です。
それにしてもこういうすごい女性を見ていて思うのは、こういった
人の彼氏やだんなというのは大変だなと思いますね。ウィナーズ
スピーチで『私のような人をずっとサポートするのは大変だと
思うけれど、それをずっと一緒にやってくれただんなに感謝
します。』なんて言っていましたね。
諦めが悪く、気が強くて、負けず嫌いで、執着心が強く、自分
のためにいいものは何でも取り入れて時間とお金を使うという人
のそばにいるというのは大変なことだと思います。まぁ、それが
できる人だからこそ結婚できたのでしょうし、広い意味で同業者
だから分かり合えるのでしょうが、それでも世界で一番になりた
いとか、ベッドから立てないような状態でも私は再びラケットを
握るんだという強い欲望を抱いて、必死にリハビリするプレイヤー
のそばでサポートするという役目というのは覚悟とか根性、忍耐
というものが必要なわけで難しいことだと思いますね。
今日のベルギーは大騒ぎでしょう。
好勝負が期待された女子シングルスの決勝でしたが、エナンが勝った
というよりピエルスが最初から最期までペースを掴めずに自滅した
という印象が強いですね。ベルギー人の強さが目立ったということは
なくて安定性が際立ち、逆にフランス人の不安定さがゲームの
大部分を支配してポイントが決まりサービスゲームを落としたという
思いを強く抱いた決勝戦でした。
こうも一方的に決まるとは思わなかったので、もっと見たかったなぁ
という松岡修造の気持ちを私も感じていますし、テレビ東京系列や
WOWOWを見ていた人も思ったと思います。
それにしてもエナンアルデンヌはある部分世界一強いですね。
その部分というのはメンタルだと思います。テレビ放送中にも
アナウンサーと解説の伊達、松岡が触れていましたが、昨年の
秋からウィルス性の病気とひざの故障でプレイできずにいました。
一般人は風邪を引いたら、すぐに薬を飲めばいいのでしょうが、
現在の世界的なプロスポーツではそう容易に風邪薬を飲めない
環境にあります。また、時の流れと世界中にプレイヤーも
大会もあり、シーズンオフが一ヶ月半というプロスポーツの
世界でどんどん新しいプレイヤーが出てくる中で半年以上の
ブランクというのは全てを失う可能性も強いのですが、必死に
治療とリハビリをして復帰後、一敗しただけで今季23勝している
というのはすごいことだと思います。
また、このブローニュの森はエナンアルデンヌに試練を与えまし
た。一回戦のマルチネス、ニ回戦のルアノ=パスカルなんて
大規模大会の決勝クラスのカードですし、四回戦が昨年の
USオープンチャンピォンのクズネツォワ、QFがウィンブルドン
王者のシャラポワ、SFがペトロワなんてとんでもないタフな
ドローでしたがこの厚い壁を打ち破って決勝にやって来ました。
このタフなドローを勝ちあがり、土曜日の午後を制した彼女
が一ヶ月後のウィンブルドンでどうなるのかわかりませんが、
体力や予想、戦術の巧みさなどが同じレベルだったら、精神的に
強いプレイヤーの方が勝つのは自明の理です。ひょっとしたら
シャラポワが世界一になる前に彼女がその座を奪う可能性も
感じる私です。
それにしてもこういうすごい女性を見ていて思うのは、こういった
人の彼氏やだんなというのは大変だなと思いますね。ウィナーズ
スピーチで『私のような人をずっとサポートするのは大変だと
思うけれど、それをずっと一緒にやってくれただんなに感謝
します。』なんて言っていましたね。
諦めが悪く、気が強くて、負けず嫌いで、執着心が強く、自分
のためにいいものは何でも取り入れて時間とお金を使うという人
のそばにいるというのは大変なことだと思います。まぁ、それが
できる人だからこそ結婚できたのでしょうし、広い意味で同業者
だから分かり合えるのでしょうが、それでも世界で一番になりた
いとか、ベッドから立てないような状態でも私は再びラケットを
握るんだという強い欲望を抱いて、必死にリハビリするプレイヤー
のそばでサポートするという役目というのは覚悟とか根性、忍耐
というものが必要なわけで難しいことだと思いますね。
今日のベルギーは大騒ぎでしょう。
ラジオ各局の再来週の動向
2005年6月4日 日常FM愛知やZIPFMなどを聞いていたら、そろそろリクエスト特集や
プレゼント告知などの企画などを話しはじめました。
ということで聴取率調査の時期がやってきたことを感じるリスナー
やただゲットできるチャンスが来たと思う人達が多いだろうなと
思いますね。
ラジオというメディアはマスに訴えるメディアであり、
車通勤、通学の多い名古屋人では聞いている人口は多いと思い
ます。オールドメディアだと思うのですが名古屋という土地で
AM,FM問わずに聞いている人は多いはずですが、果たして聴取率
調査ということをしていても、そのサンプルの取り方やら
数値の正確性というのはどうなのかなという気がしますね。
私がラジオを聞く環境にある時は午前中はCBCの「つボイノリオの
聞けば聞くほど」午後は大体FM愛知を聞くことが多いのですが、
私のような人は珍しくなくて、好みのパーソナリティの番組を
聞くためにチューニングしていて、同じ時間帯にやっている番組に
わざわざ聴取習慣を変えて聞くようなことをしない。まぁ、これは
テレビにも言えて、日曜日の夕方五時を過ぎると「そろそろ『笑点』
が始まるなぁ」と思って日本テレビ系列にチャンネルを合わせたり、
ウィークデイの朝はずっと時計代わりにNHKのニュースを見ている
人が多かったりして、わざわざ他局に変えることがない人が多い
気がします。
そんな人に調査用紙を回して、それを回収するのが多ければ、
特定の番組の数字が大きくて、その裏番組では例え業界人には
評判が良くても営業がスポンサーが取りにくかったりするなん
てことになってしまいますね。
聴取率調査というものを正確にするには、とりわけ名古屋では
多くの会社の営業車を見つけて、そのドライバーにサンプル回収に
強力していただいたりすればいいのかなと思いながらも、トヨタ
関係はZIPとトヨタとの関係で桜通りの局を聞く人が多くなって
インバランスになるのかななどと考えたりして、より実態を
反映できる調査方法というのは何になるのか結論が出ないまま、
各局はプレゼントやリクエスト特集に走って数字を取ろうとして
いる現況を何年も感じます。
まぁ、それがリスナーが喜び飛びつく
ものであれば、存在価値があると思いますが、かつてビートたけし
のオールナイトニッポンのようにたけちゃんにしゃべらせればいいのに
フリートークの部分を削ってゲストのプロモーションやらプレゼント
の告知などで流れが切れてしまうような構成になったら、面白み
が何割引きかになったなんてことがありましたが、そういったこと
は逆効果の典型的な例ですからね。ある意味、大人の事情で
話さなければならないことが増える中、普段と変わらないテンシ
ョンで話せるか話し手の能力が問われる二週間になりますが、
普段の放送でいいやと思っているコアなリスナーが多いとも
思ったりする私です。
プレゼント告知などの企画などを話しはじめました。
ということで聴取率調査の時期がやってきたことを感じるリスナー
やただゲットできるチャンスが来たと思う人達が多いだろうなと
思いますね。
ラジオというメディアはマスに訴えるメディアであり、
車通勤、通学の多い名古屋人では聞いている人口は多いと思い
ます。オールドメディアだと思うのですが名古屋という土地で
AM,FM問わずに聞いている人は多いはずですが、果たして聴取率
調査ということをしていても、そのサンプルの取り方やら
数値の正確性というのはどうなのかなという気がしますね。
私がラジオを聞く環境にある時は午前中はCBCの「つボイノリオの
聞けば聞くほど」午後は大体FM愛知を聞くことが多いのですが、
私のような人は珍しくなくて、好みのパーソナリティの番組を
聞くためにチューニングしていて、同じ時間帯にやっている番組に
わざわざ聴取習慣を変えて聞くようなことをしない。まぁ、これは
テレビにも言えて、日曜日の夕方五時を過ぎると「そろそろ『笑点』
が始まるなぁ」と思って日本テレビ系列にチャンネルを合わせたり、
ウィークデイの朝はずっと時計代わりにNHKのニュースを見ている
人が多かったりして、わざわざ他局に変えることがない人が多い
気がします。
そんな人に調査用紙を回して、それを回収するのが多ければ、
特定の番組の数字が大きくて、その裏番組では例え業界人には
評判が良くても営業がスポンサーが取りにくかったりするなん
てことになってしまいますね。
聴取率調査というものを正確にするには、とりわけ名古屋では
多くの会社の営業車を見つけて、そのドライバーにサンプル回収に
強力していただいたりすればいいのかなと思いながらも、トヨタ
関係はZIPとトヨタとの関係で桜通りの局を聞く人が多くなって
インバランスになるのかななどと考えたりして、より実態を
反映できる調査方法というのは何になるのか結論が出ないまま、
各局はプレゼントやリクエスト特集に走って数字を取ろうとして
いる現況を何年も感じます。
まぁ、それがリスナーが喜び飛びつく
ものであれば、存在価値があると思いますが、かつてビートたけし
のオールナイトニッポンのようにたけちゃんにしゃべらせればいいのに
フリートークの部分を削ってゲストのプロモーションやらプレゼント
の告知などで流れが切れてしまうような構成になったら、面白み
が何割引きかになったなんてことがありましたが、そういったこと
は逆効果の典型的な例ですからね。ある意味、大人の事情で
話さなければならないことが増える中、普段と変わらないテンシ
ョンで話せるか話し手の能力が問われる二週間になりますが、
普段の放送でいいやと思っているコアなリスナーが多いとも
思ったりする私です。
チェコ国歌を聞くスポーツ、聞かないスポーツ。
2005年6月3日 スポーツ先日のアイスホッケー世界選手権のQF,SF,ファイナルで勝利を
得たチェコチームに試合後チェコ国歌が流れました。私はこの
クデドモフムーイという曲は歌えないので、スポーツバーのテレビ
画面を見ながら聞いていましたが、このシーンを見ていてあるライ
ダーのことを思い出していました。
チェコ人で世界グランプリで走っていたヤロスラブ・フーレシュ
のことです。
私と彼とは今まで何度もサーキットで会い、言葉を交わすような
仲でした。ホンダの125で走っていたときも、イタルジェットで
開発ライダーとしてイタリア選手権を走っていたときも、そして
このボローニャのメーカーと共に世界グランプリに舞い戻り、
時に侮れない速さを見せた時のこと、マッテオーニホンダに加入し
その翌年マッテオーニアプリリアで走ったときのこと、そして
ヤマハクルツで250に参戦を始めた時のこと、転んで怪我して
しまった後、チームエリットで125を再びやっていた時のこと、
もてぎで会った時のことなど色々な場面で我々はチェコ語であいさつ
してイタリア語で会話していました。
その彼は結局一勝も挙げることなく終わりましたが、その彼が
キャリアの中でかなり勝利に近づいたレースというのが02年の
鈴鹿でした。予選は九番手。しかしながら朝のウェットでの
ウォームアップはトップタイム。期待感を抱かせながら、私は
彼のお手伝いで女友達にスポンサーロゴの入ったウェアを着させて
一緒に九番グリッドに立ちました。
路面はウェットのままレースがスタートし、イェンクナーとフーレ
シュが三番手以降を離し優勝争いをしていましたが、イェンクナー
はマシントラブルでピットインして、彼の独走となりました。
誰もが彼の優勝を信じて疑わなかったのですが、一人での走行と
なり集中力が乱れたのか、一度コースアウトして、あわやリタイア
というシーンを演じます。マッテオーニのピットでモニターを
見つめるメカニックやチームスタッフ、そして私と即席キャンギャル
をやってくれた友達と共に祈る思いで見ていたレース中盤に目に
入ってきたものは彼がクラッシュして再スタートできずに呆然と
していた映像でした。
がっかりするチームスタッフ、マネージャー、メカニック。
私もこの信じたくない現実を受け入れたくない気持ちで一杯でした。
ドリーミィなものは甘いのですが、リアルなものは苦いもの
ですね。それがよくわかりました。
その後、レースは後方から雨を味方につけてアルノー・ヴァンサン
がまさにsinging in the rainの走りで最終ラップにスピードが
鈍り危うい場面があったものの逃げ切り勝利し、その翌戦の南
アフリカでも勝利し、タイトルへと進んで行きました。
フーレシュの千載一遇のチャンスを彼は自ら失い、逆にヴァンサンは
開幕直前までいくつかのチームと交渉していたものの、なかなか
この話し合いが実らずにあわや浪人かと思われていたのですが、
ノーギャラで走るという条件を飲み、何とか参戦することができ、
開幕のこの鈴鹿では絶望的な予選順位だったのですが、雨という
彼にとってはグレーテストなチャンスが訪れ、フーレシュの転倒
もあり、これレースをものにしていいスタートを切りました。
チェコ国歌をサーキットで聞けるチャンスというのは、それ以降
未だありません。私としてはヤクブ・シュムルツというライダーが
ファクトリーバイクを得れば、あるいはワークスとプライヴェーター、
大チームと小チームの差が少ないスーパースポートというカテゴリー
で戦うことになればチャンスがあると思うのですが、それが実現
することなく、今年もオランダ人にお金を払ってというかakuna
というバッテリーメーカーのスポンサーを持ちこんで結構な額を
払って戦っています。
アイスホッケーの世界で何度も聞けるチェコ国歌をサーキット
で聞けるのはいつなのでしょうか。
得たチェコチームに試合後チェコ国歌が流れました。私はこの
クデドモフムーイという曲は歌えないので、スポーツバーのテレビ
画面を見ながら聞いていましたが、このシーンを見ていてあるライ
ダーのことを思い出していました。
チェコ人で世界グランプリで走っていたヤロスラブ・フーレシュ
のことです。
私と彼とは今まで何度もサーキットで会い、言葉を交わすような
仲でした。ホンダの125で走っていたときも、イタルジェットで
開発ライダーとしてイタリア選手権を走っていたときも、そして
このボローニャのメーカーと共に世界グランプリに舞い戻り、
時に侮れない速さを見せた時のこと、マッテオーニホンダに加入し
その翌年マッテオーニアプリリアで走ったときのこと、そして
ヤマハクルツで250に参戦を始めた時のこと、転んで怪我して
しまった後、チームエリットで125を再びやっていた時のこと、
もてぎで会った時のことなど色々な場面で我々はチェコ語であいさつ
してイタリア語で会話していました。
その彼は結局一勝も挙げることなく終わりましたが、その彼が
キャリアの中でかなり勝利に近づいたレースというのが02年の
鈴鹿でした。予選は九番手。しかしながら朝のウェットでの
ウォームアップはトップタイム。期待感を抱かせながら、私は
彼のお手伝いで女友達にスポンサーロゴの入ったウェアを着させて
一緒に九番グリッドに立ちました。
路面はウェットのままレースがスタートし、イェンクナーとフーレ
シュが三番手以降を離し優勝争いをしていましたが、イェンクナー
はマシントラブルでピットインして、彼の独走となりました。
誰もが彼の優勝を信じて疑わなかったのですが、一人での走行と
なり集中力が乱れたのか、一度コースアウトして、あわやリタイア
というシーンを演じます。マッテオーニのピットでモニターを
見つめるメカニックやチームスタッフ、そして私と即席キャンギャル
をやってくれた友達と共に祈る思いで見ていたレース中盤に目に
入ってきたものは彼がクラッシュして再スタートできずに呆然と
していた映像でした。
がっかりするチームスタッフ、マネージャー、メカニック。
私もこの信じたくない現実を受け入れたくない気持ちで一杯でした。
ドリーミィなものは甘いのですが、リアルなものは苦いもの
ですね。それがよくわかりました。
その後、レースは後方から雨を味方につけてアルノー・ヴァンサン
がまさにsinging in the rainの走りで最終ラップにスピードが
鈍り危うい場面があったものの逃げ切り勝利し、その翌戦の南
アフリカでも勝利し、タイトルへと進んで行きました。
フーレシュの千載一遇のチャンスを彼は自ら失い、逆にヴァンサンは
開幕直前までいくつかのチームと交渉していたものの、なかなか
この話し合いが実らずにあわや浪人かと思われていたのですが、
ノーギャラで走るという条件を飲み、何とか参戦することができ、
開幕のこの鈴鹿では絶望的な予選順位だったのですが、雨という
彼にとってはグレーテストなチャンスが訪れ、フーレシュの転倒
もあり、これレースをものにしていいスタートを切りました。
チェコ国歌をサーキットで聞けるチャンスというのは、それ以降
未だありません。私としてはヤクブ・シュムルツというライダーが
ファクトリーバイクを得れば、あるいはワークスとプライヴェーター、
大チームと小チームの差が少ないスーパースポートというカテゴリー
で戦うことになればチャンスがあると思うのですが、それが実現
することなく、今年もオランダ人にお金を払ってというかakuna
というバッテリーメーカーのスポンサーを持ちこんで結構な額を
払って戦っています。
アイスホッケーの世界で何度も聞けるチェコ国歌をサーキット
で聞けるのはいつなのでしょうか。
絶対本命に賭けない私が喜ぶロランギャロの女子
2005年6月2日 スポーツヨーロッパで賭ける場所というのはカジノや競馬場だけに
限らずチェコやハンガリー、イタリアなどではサッカーを
初めとして多くのスポーツイベントを賭けの対象にしています。
そんな場所にいる私ですが大本命に賭けるのは大嫌い。
相撲を見ていて今のモンゴル人の横綱に賭けるような
考え方が嫌いな私にとって今回のロランギャロの女子の
決勝は面白いですね。
シャラポワが好きな日本人や日本人に向けて放送している
テレビ東京にとっては残念な結果になりましたが
(彼女がSFに進出していたら生放送で木曜日に映画をやって
いる枠を生放送でロシア人プレイヤーが戦う試合を流す
予定だったようです)怪我から立ち直り再び頂上を狙う
エナンアルデンヌと30歳になり、まだ戦い続ける
ピエルスというフランス語スピーカー同士のバトルというのは
ここにたどり着くまでの彼女たちの苦しみや悲しみ、つらさ
やしんどさを体験し、それらを潜り抜けて、ススミダス→
思いをコート上で表現して、接線を制し、SFを圧倒的に
勝ち土曜日のセンターコートに立つことになりました。
どちらが勝つかnobody knows+ですが、苦しみ悲しみ知った
頃からいつも笑いススミダス→勇気を持った彼女達の
胸いっぱいの思いが炸裂することでしょう。シャラポワに
才能を感じるが、色々な喜びとともに苦しみや悲しみを
味わい再びパリの女子の決勝に進んだエナンアルデンヌと
ピエルスにはにじみ出る美しさと気高さが感じられます。
そんな二人の決勝を楽しみにしている私です。何だか
若い女性より熟女好きのように思われるかもしれませんが
シャラポワ絡みの決勝より私にとっていいカードとなった
という思いが強いです。
限らずチェコやハンガリー、イタリアなどではサッカーを
初めとして多くのスポーツイベントを賭けの対象にしています。
そんな場所にいる私ですが大本命に賭けるのは大嫌い。
相撲を見ていて今のモンゴル人の横綱に賭けるような
考え方が嫌いな私にとって今回のロランギャロの女子の
決勝は面白いですね。
シャラポワが好きな日本人や日本人に向けて放送している
テレビ東京にとっては残念な結果になりましたが
(彼女がSFに進出していたら生放送で木曜日に映画をやって
いる枠を生放送でロシア人プレイヤーが戦う試合を流す
予定だったようです)怪我から立ち直り再び頂上を狙う
エナンアルデンヌと30歳になり、まだ戦い続ける
ピエルスというフランス語スピーカー同士のバトルというのは
ここにたどり着くまでの彼女たちの苦しみや悲しみ、つらさ
やしんどさを体験し、それらを潜り抜けて、ススミダス→
思いをコート上で表現して、接線を制し、SFを圧倒的に
勝ち土曜日のセンターコートに立つことになりました。
どちらが勝つかnobody knows+ですが、苦しみ悲しみ知った
頃からいつも笑いススミダス→勇気を持った彼女達の
胸いっぱいの思いが炸裂することでしょう。シャラポワに
才能を感じるが、色々な喜びとともに苦しみや悲しみを
味わい再びパリの女子の決勝に進んだエナンアルデンヌと
ピエルスにはにじみ出る美しさと気高さが感じられます。
そんな二人の決勝を楽しみにしている私です。何だか
若い女性より熟女好きのように思われるかもしれませんが
シャラポワ絡みの決勝より私にとっていいカードとなった
という思いが強いです。
レーシングウィークエンドムジェッロ
2005年5月31日 スポーツ今週末はMotoGPのイタリアGPが行われます。
私が気にしていたのが、誰がエリアスの代役になるのか
ということで阿部君の名前が挙がったりしていましたが、
ここにきてダヴィデ・チェカの名前が出てきています。
私自身、彼のことは評価していて、重いバイクを乗りこなす
ことができるし、人間的にも好きなので、こういう話が
出てくるというのはうれしいものですね。
今年のSBKのヴァレンシアで彼はワイルドカードでSBKに
参戦したのですが、この時は『ここでの走りはたまたま
色々な巡り会わせでこういう機会を得たので走るが、
あくまでエンジョイメントだ。』と話していました。
まぁ、フランスでの24時間耐久レースの後、どたばた
した中走ることになったので、こんな言葉が出てきたの
でしょうが、この世界のことですから、何かのきっかけから
チャンスをつかんで驚くような出世をするということは
あります。彼の実力を再認識できる週末になって欲しいと
思っています。
私が気にしていたのが、誰がエリアスの代役になるのか
ということで阿部君の名前が挙がったりしていましたが、
ここにきてダヴィデ・チェカの名前が出てきています。
私自身、彼のことは評価していて、重いバイクを乗りこなす
ことができるし、人間的にも好きなので、こういう話が
出てくるというのはうれしいものですね。
今年のSBKのヴァレンシアで彼はワイルドカードでSBKに
参戦したのですが、この時は『ここでの走りはたまたま
色々な巡り会わせでこういう機会を得たので走るが、
あくまでエンジョイメントだ。』と話していました。
まぁ、フランスでの24時間耐久レースの後、どたばた
した中走ることになったので、こんな言葉が出てきたの
でしょうが、この世界のことですから、何かのきっかけから
チャンスをつかんで驚くような出世をするということは
あります。彼の実力を再認識できる週末になって欲しいと
思っています。
エナンにかなわんシャラポワ
2005年5月31日 スポーツ怪我がずっと休んでいてある意味世界で最もタフな
トーナメントであるロランギャロにやって来た母国語
がフランス語のベルギー人が世界一にかなり近づいてきた
ロシア人のシャラポワを簡単に破りました。
クレーコート世界一決定戦の大会でとうとうSFまで来て
しまいましたね。体力、知力、精神力など色々な力を
必要とされるクレーコートのゲームで世界の二位に勝手
さらに階段を上ろうとするエナンアルデンヌには
このシャラポワ戦での勝利はうれしいものでしょうが、
きっと満足していないはずです。
土曜日のパリの午後で最後のポイントを制したときに
彼女はようやく満足感で一杯になり、微笑むのでしょうが、
それもあり得るなと思います。
テレビ東京やWOWOW、そして数々のスポンサーはシャラポワ
に勝って欲しいと思っていたのかも知れませんが、かわいい
ロシア人よりもリアルファイターのベルギー人の人妻の
方が好きな私です。まぁ、怪我から立ち直り、オフが
一ヵ月半しかなく、全世界からプレイヤーが出てきて
世界のトップを目指すタフな世界でトップオブトップス
に行きたいという人の人生劇場アットロランギャロを
もっと見たいというのが今の私の素直な気持ちです。
トーナメントであるロランギャロにやって来た母国語
がフランス語のベルギー人が世界一にかなり近づいてきた
ロシア人のシャラポワを簡単に破りました。
クレーコート世界一決定戦の大会でとうとうSFまで来て
しまいましたね。体力、知力、精神力など色々な力を
必要とされるクレーコートのゲームで世界の二位に勝手
さらに階段を上ろうとするエナンアルデンヌには
このシャラポワ戦での勝利はうれしいものでしょうが、
きっと満足していないはずです。
土曜日のパリの午後で最後のポイントを制したときに
彼女はようやく満足感で一杯になり、微笑むのでしょうが、
それもあり得るなと思います。
テレビ東京やWOWOW、そして数々のスポンサーはシャラポワ
に勝って欲しいと思っていたのかも知れませんが、かわいい
ロシア人よりもリアルファイターのベルギー人の人妻の
方が好きな私です。まぁ、怪我から立ち直り、オフが
一ヵ月半しかなく、全世界からプレイヤーが出てきて
世界のトップを目指すタフな世界でトップオブトップス
に行きたいという人の人生劇場アットロランギャロを
もっと見たいというのが今の私の素直な気持ちです。
強かったディープインパクト
2005年5月30日 スポーツ昨年までのミハエル・シューマッハーとフェッラーリ、
おととしまでのヴァレンティーノ・ロッシとホンダV5。
そんな強すぎる人とマシンの関係性を感じるのが、
日本ダービーにおける武豊とディープインパクトでした。
単勝支持率が七割を超えて、配当が110円なんて言うのは
多くの競馬ファンが圧倒的な強さと速さを信じきっている
からなのでしょうが、その競馬ファンの理解を裏切らず、
穴狙いの馬券おやじたちを喜ばすことなくすさまじい
強さと速さでぶっちぎりの勝利を奪い二冠馬となりました。
競馬にしてもF1やバイクのレースにしても、いい馬やマシン
とジョッキーやパイロットの関係というのはコンピューター
とエンジニアの関係に似ているところがあって、いいライダー
やドライバーだからこそマシンの性能を高めて、そのいいところ
を引き出して最高のパフォーマンスを発揮することができる。
逆にビギナーに最高級のコンピューターをあてがっても
大したことができないし、スペシャルなコンピューター
エンジニアは初級レベルのマシンに満足できなくて、さらに
いいものを求める。
そう考えると日曜日の武豊というのは、ディープインパクト
という馬のスペックや能力を的確に把握して、すぐれた
戦術をプログラミングして、全てを出し切らずに必要な
時に命令を下して、勝つのに必要なパワーを出力するように
仕向けて、まだ容量を残してパフォーマンスを発揮させた
気がしますね。
もし、あの馬が本気で全速力で走ったら、いったいどれだけ
速くなるのか。武のむちが直線で何度も何度もうたれて
それに応えて走ったらどうなるのか。最高のパフォーマンス
を発揮するのか、容量オーバーでフリーズして壊れてしまう
のか気になるところです。
日本中の競馬ファンの七割以上が単勝馬券の支持をして、
100円買って110円のリターンでもいいと思う馬と
いうのはダービーというレベルのレースであまりに
突出していますが、その競馬ファンの考えが正しかったこと
をよく理解できた日曜の午後でした。
まぁ、競馬の面白いのは、こんな馬の子供だからすごい
だろうと思っても大した子供が出てこなかったり、500万
円の馬から大活躍する馬が出てきたりするような物語性を
何世代にわたって感じることができるところなのですが、
そのことに関しては時を改めて。
おととしまでのヴァレンティーノ・ロッシとホンダV5。
そんな強すぎる人とマシンの関係性を感じるのが、
日本ダービーにおける武豊とディープインパクトでした。
単勝支持率が七割を超えて、配当が110円なんて言うのは
多くの競馬ファンが圧倒的な強さと速さを信じきっている
からなのでしょうが、その競馬ファンの理解を裏切らず、
穴狙いの馬券おやじたちを喜ばすことなくすさまじい
強さと速さでぶっちぎりの勝利を奪い二冠馬となりました。
競馬にしてもF1やバイクのレースにしても、いい馬やマシン
とジョッキーやパイロットの関係というのはコンピューター
とエンジニアの関係に似ているところがあって、いいライダー
やドライバーだからこそマシンの性能を高めて、そのいいところ
を引き出して最高のパフォーマンスを発揮することができる。
逆にビギナーに最高級のコンピューターをあてがっても
大したことができないし、スペシャルなコンピューター
エンジニアは初級レベルのマシンに満足できなくて、さらに
いいものを求める。
そう考えると日曜日の武豊というのは、ディープインパクト
という馬のスペックや能力を的確に把握して、すぐれた
戦術をプログラミングして、全てを出し切らずに必要な
時に命令を下して、勝つのに必要なパワーを出力するように
仕向けて、まだ容量を残してパフォーマンスを発揮させた
気がしますね。
もし、あの馬が本気で全速力で走ったら、いったいどれだけ
速くなるのか。武のむちが直線で何度も何度もうたれて
それに応えて走ったらどうなるのか。最高のパフォーマンス
を発揮するのか、容量オーバーでフリーズして壊れてしまう
のか気になるところです。
日本中の競馬ファンの七割以上が単勝馬券の支持をして、
100円買って110円のリターンでもいいと思う馬と
いうのはダービーというレベルのレースであまりに
突出していますが、その競馬ファンの考えが正しかったこと
をよく理解できた日曜の午後でした。
まぁ、競馬の面白いのは、こんな馬の子供だからすごい
だろうと思っても大した子供が出てこなかったり、500万
円の馬から大活躍する馬が出てきたりするような物語性を
何世代にわたって感じることができるところなのですが、
そのことに関しては時を改めて。
スーパーバイク シルバーストーンを終えて
2005年5月30日 スポーツ現場に行っていないためネットでの報道を見てということで
判断するしかないのですが、かなり盛り上がったようです。
とりわけ第二レースの前半などはトップ5が異なるメーカー
のライダーがつばぜり合いをするということで少々前の
ドゥカティカップと呼べるような状態から、このような
日本とイタリアのメーカーのマシンに乗る多国籍からなる
ライダーの優勝争い。これはやはり面白いですね。
ドゥカティのラコニ、トーズランドとレースを制し、
スズキのコーサーも速さを見せて、そこにヤマハの芳賀や
ホンダのヴァーミューレン、カワサキのウォーカーも
絡むという争いは是非生で現場で見たかったし、テレビで
リアルタイムかそれに近い時間差で見たいものでした。
スーパースポートに関しては、シャーペンティエの優勝。
チームメイトにして最大のライバルの克昭がぱっとしない
となると彼がどのレースも勝利に一番近くて勝利を得やすく
なるという当然の予想を現実に変えたと言えるでしょう。
さて、次はミザノアドレアティコです。来年からはMotoGP
をやるという話が出ていて、SBKはここでしばらく開催
できるか微妙です。エミリアロマーニャ州のバイクメーカー
にとっては凱旋帰国になりますし、ここの近くで生まれ
育ったライダーはたくさんいます。そしてボローニャ人の
キリにとっては大事なレースです。どんなレースになるのか
楽しみです。
判断するしかないのですが、かなり盛り上がったようです。
とりわけ第二レースの前半などはトップ5が異なるメーカー
のライダーがつばぜり合いをするということで少々前の
ドゥカティカップと呼べるような状態から、このような
日本とイタリアのメーカーのマシンに乗る多国籍からなる
ライダーの優勝争い。これはやはり面白いですね。
ドゥカティのラコニ、トーズランドとレースを制し、
スズキのコーサーも速さを見せて、そこにヤマハの芳賀や
ホンダのヴァーミューレン、カワサキのウォーカーも
絡むという争いは是非生で現場で見たかったし、テレビで
リアルタイムかそれに近い時間差で見たいものでした。
スーパースポートに関しては、シャーペンティエの優勝。
チームメイトにして最大のライバルの克昭がぱっとしない
となると彼がどのレースも勝利に一番近くて勝利を得やすく
なるという当然の予想を現実に変えたと言えるでしょう。
さて、次はミザノアドレアティコです。来年からはMotoGP
をやるという話が出ていて、SBKはここでしばらく開催
できるか微妙です。エミリアロマーニャ州のバイクメーカー
にとっては凱旋帰国になりますし、ここの近くで生まれ
育ったライダーはたくさんいます。そしてボローニャ人の
キリにとっては大事なレースです。どんなレースになるのか
楽しみです。
ロランギャロの女子シングルス
2005年5月29日 スポーツミスキーナが負けてもラスト16にロシア人が六人。
まったく、ロシアという国はどれだけテニスのプレイヤー
がいるんだかと思ってしまいます。
核はあるが金がないというあの国である意味女子の
アスリートの世界で大金をつかめる可能性を感じさせて
くれて同胞の先輩が大きな舞台で成績を出しているとなると
次のジェネレーションもどんどん出てくるのでしょが、
出てくる経路というか過程はかなり違いを感じますね。
ひとつの道筋だけだと、その方法論が行き詰まった時に
ソリューションにかかる時間が多くなってしまうのでしょう
が、いくらか方法があると自分にあったやり口を見つけやすい
気がします。
ロシア人と同時に今回イバノビッチとカラタンチェバが
出てきました。イバノビッチは日本のテニスファンにも
知っている人がいるでしょう。昨年の五月には岐阜と
福岡の五万ドルで二週連続優勝し、今ではロランギャロで
16入りです。カラタンチェバも活字メディアではかなり
注目されていましたからね。
モータースポーツほどお金がかからず、女性でもかなりの
お金を得ることができて、体ひとつで世界を周ることが
できる競技で核ミサイルは捨てるほどあるが、経済的には
だめなロシア。90年代の悲しい歴史と被害の影響を
どうしても受けるセルビアモンテネグロ、ブルガリアと
いう国では世界のトップを目指すのに難しさを感じて、
多くの支援を見方につけてブルガリアを若い時から飛び出して
きたという背景を有するプレイヤー達が持っているエネルギー
というのは、もし相手プレイヤーと同等の実力、体力を
有していたときにはハングリーガッツが強い方が勝つのは
当然です。日本人が持っていないメンタルタフネスを持って
いると思いますね。
これから先の戦いが楽しみです。
まったく、ロシアという国はどれだけテニスのプレイヤー
がいるんだかと思ってしまいます。
核はあるが金がないというあの国である意味女子の
アスリートの世界で大金をつかめる可能性を感じさせて
くれて同胞の先輩が大きな舞台で成績を出しているとなると
次のジェネレーションもどんどん出てくるのでしょが、
出てくる経路というか過程はかなり違いを感じますね。
ひとつの道筋だけだと、その方法論が行き詰まった時に
ソリューションにかかる時間が多くなってしまうのでしょう
が、いくらか方法があると自分にあったやり口を見つけやすい
気がします。
ロシア人と同時に今回イバノビッチとカラタンチェバが
出てきました。イバノビッチは日本のテニスファンにも
知っている人がいるでしょう。昨年の五月には岐阜と
福岡の五万ドルで二週連続優勝し、今ではロランギャロで
16入りです。カラタンチェバも活字メディアではかなり
注目されていましたからね。
モータースポーツほどお金がかからず、女性でもかなりの
お金を得ることができて、体ひとつで世界を周ることが
できる競技で核ミサイルは捨てるほどあるが、経済的には
だめなロシア。90年代の悲しい歴史と被害の影響を
どうしても受けるセルビアモンテネグロ、ブルガリアと
いう国では世界のトップを目指すのに難しさを感じて、
多くの支援を見方につけてブルガリアを若い時から飛び出して
きたという背景を有するプレイヤー達が持っているエネルギー
というのは、もし相手プレイヤーと同等の実力、体力を
有していたときにはハングリーガッツが強い方が勝つのは
当然です。日本人が持っていないメンタルタフネスを持って
いると思いますね。
これから先の戦いが楽しみです。
スーパーバイク世界選手権 シルバーストーン
2005年5月29日 スポーツ名古屋の漫画喫茶から今回のレースを眺めています。
SBK,SS,STK1000のレースは日曜日にありますが、サポートレース
のユーロストック600に関しては土曜日に終わっています。
このことについて書きます。
やはり、今回もコルティとティベリオの一騎打ちになりま
したね。予選の戦いぶりをネットでチェックしていて
シルバーストーンもこうなるだろうなとわかっていましたが
決勝もその予想通りになりました。
今、間違いなくこの二人はこのカテゴリーの中では他の
ライダー、マシンより強さを発揮しています。この
ストックというレギュレーション、クラスの中で際立って
いるのがコルティとティベリオです。
このまま彼らがシーズン終盤までタイトルを争う気がします。
おそらく二年、三年後にSSやSBKの世界選手権でいいところを
走ることでしょう。彼らにはライダーが持つ速く走りたいという
欲望や強くなりたいという願望。そして天性の素質があるはず
です。
コルティに関しては話したことがないのですが、次回、
サーキットで会ったときにじっくり話してみたいと
思います。ティベリオとはこのクラスの開幕戦、イタリア
選手権のモンツァ(この時はSSクラス)、そしてその翌週の
モンツァと会っています。かなり彼の考え方などを理解
できました。やはり時間を作ってインタビューしたいと
考えています。
現場に行っていないので、ネット情報になってしまいますが、
やはり前週のイタリア選手権での多重クラッシュの影響が
出ていまして、SBKで走っていないレギュラーライダーが
います。ぺデルチーニ、ヴィッツィエッロなどがそうですね。
ぺデルチーニに関してはベルトッキからクレメンティが
移ってきてどういうわけだか走っています。ヴィッツィエッロ
の代役はロッコリですが、彼はSTK1000のライダーで
日曜日の朝はまず本業のこのクラスを走り、正午から
SBK第一レース、三時半からSBK第二レースというスケジュール
になります。
彼にとってはチャンスでしょうが、大変だと
思いますね。その彼が初めてのショートコースのシルバー
ストーンで予選でトップ16に入ったのは評価できます。
SBK,SS,STK1000のレースは日曜日にありますが、サポートレース
のユーロストック600に関しては土曜日に終わっています。
このことについて書きます。
やはり、今回もコルティとティベリオの一騎打ちになりま
したね。予選の戦いぶりをネットでチェックしていて
シルバーストーンもこうなるだろうなとわかっていましたが
決勝もその予想通りになりました。
今、間違いなくこの二人はこのカテゴリーの中では他の
ライダー、マシンより強さを発揮しています。この
ストックというレギュレーション、クラスの中で際立って
いるのがコルティとティベリオです。
このまま彼らがシーズン終盤までタイトルを争う気がします。
おそらく二年、三年後にSSやSBKの世界選手権でいいところを
走ることでしょう。彼らにはライダーが持つ速く走りたいという
欲望や強くなりたいという願望。そして天性の素質があるはず
です。
コルティに関しては話したことがないのですが、次回、
サーキットで会ったときにじっくり話してみたいと
思います。ティベリオとはこのクラスの開幕戦、イタリア
選手権のモンツァ(この時はSSクラス)、そしてその翌週の
モンツァと会っています。かなり彼の考え方などを理解
できました。やはり時間を作ってインタビューしたいと
考えています。
現場に行っていないので、ネット情報になってしまいますが、
やはり前週のイタリア選手権での多重クラッシュの影響が
出ていまして、SBKで走っていないレギュラーライダーが
います。ぺデルチーニ、ヴィッツィエッロなどがそうですね。
ぺデルチーニに関してはベルトッキからクレメンティが
移ってきてどういうわけだか走っています。ヴィッツィエッロ
の代役はロッコリですが、彼はSTK1000のライダーで
日曜日の朝はまず本業のこのクラスを走り、正午から
SBK第一レース、三時半からSBK第二レースというスケジュール
になります。
彼にとってはチャンスでしょうが、大変だと
思いますね。その彼が初めてのショートコースのシルバー
ストーンで予選でトップ16に入ったのは評価できます。
WOWOWに強く望む
2005年5月27日 スポーツかつて私はWOWOWメンバーでした。いまだに私の部屋には
WOWOWの会員証が残っています。
私があの局と契約したのはリングスの中継があり、バイクの
世界グランプリと全日本選手権のフルスケール放送があり、
そしてディレイでしたがF1グランプリのノーカット中継があ
ったからでした。
こういった魅力的なコンテンツがなくなり、見たい番組
がテニスのグランドスラム大会のうち三大会だけになって
私は契約を切りました。
同じような理由で契約を解除したかつてのWOWOW会員という
のは多分多いと思います。そして、その中でバイクの
レースが好きで世界グランプリと全日本選手権の中継を
楽しみにしていた人も多いはずです。
私は今こそCSでかなりタイムラグがあって放送されている
スーパーバイク世界選手権の中継権獲得に努力するべきだ
と思いますね。レースが好きだけれどレース番組がなくなり
デコーダーはあるけれどWOWOWは見ていない人は多いはずだし、
今季のスーパーバイクとスーパースポートは実にエキサイ
ティングですが、残念ながらCSでの放送はタイムラグや
面白いカテゴリーのスーパースポートが欠けたものと
なっています。
飢餓感を感じているファン、不満足感で一杯なマニアが
お金を出してでも見たいと思える優良なソフトだと
思うのですが、どうなのでしょうか。
WOWOWの会員証が残っています。
私があの局と契約したのはリングスの中継があり、バイクの
世界グランプリと全日本選手権のフルスケール放送があり、
そしてディレイでしたがF1グランプリのノーカット中継があ
ったからでした。
こういった魅力的なコンテンツがなくなり、見たい番組
がテニスのグランドスラム大会のうち三大会だけになって
私は契約を切りました。
同じような理由で契約を解除したかつてのWOWOW会員という
のは多分多いと思います。そして、その中でバイクの
レースが好きで世界グランプリと全日本選手権の中継を
楽しみにしていた人も多いはずです。
私は今こそCSでかなりタイムラグがあって放送されている
スーパーバイク世界選手権の中継権獲得に努力するべきだ
と思いますね。レースが好きだけれどレース番組がなくなり
デコーダーはあるけれどWOWOWは見ていない人は多いはずだし、
今季のスーパーバイクとスーパースポートは実にエキサイ
ティングですが、残念ながらCSでの放送はタイムラグや
面白いカテゴリーのスーパースポートが欠けたものと
なっています。
飢餓感を感じているファン、不満足感で一杯なマニアが
お金を出してでも見たいと思える優良なソフトだと
思うのですが、どうなのでしょうか。
ザ・ワイドに出演していらっしゃる有田芳生氏がかつて
共産党員でその後、あの組織を離れていった経緯に関して
公式HPで書いていらっしゃいます。同時にイタリアの共産党
に関しても触れていらっしゃいます。
http://www.web-arita.com/kyousan.html
このあたりの話というのは私はイタリアに居た経験もあり
興味深く読みました。
日本の共産党や社会運動の活動家というのは国であるとか
大企業による抑圧とか搾取といったものに対して鋭い意見を
表明しています。そのことに対して私は納得できるところも
あるし、一定の評価をしています。
ただ、そこで思うのはある種の自己矛盾が彼らの中にある
ような気がします。国とか企業に縛られて長時間労働
になってしまっている状況はよくないことであるのですが、
それを主張する側がひょっとしたら朝から晩まで運動や
活動に熱を入れて働き続けていて、家庭を大事にしていない
人が多いのではないかという気がしてなりません。
ある意味、長時間労働とか国や組織による制約を指摘する
側というのは家庭を大事にしたり、バカンスを取って心も
体もリフレッシュすることを最大限していないと話している
ことに説得力を持ち得ないのではないでしょうか。
そういった部分でやはりイタリア人というのは左翼政党が
昔から強いのですが、その一方でマルクスレーニンという
流れを片方で見ながら、カトリックが強い国で
色々な意味で力のある宗教感を有する人に支持をしてもらう
方法論を取っていて、おいしいものを食べて、女性がいない
世の中などつまらないと口にしている人が多い気がしますね。
でもって、あれだけカンパリリズモが強い国なのにオリンピック
とワールドカップの時にはナショナリズムが強くなる。
そんな国での左翼政党の主張には労働時間短縮であったり、
家族と過ごす時間をいかに増やすかというキリスト教的な
価値観がにじみ出るものが多い気がします。
かつてソビエト共産党と日本共産党は仲が悪かったみたいです
が、イタリアの共産党から枝分かれした諸政党と代々木の
人とはどういう感じなのでしょうか。イタリア人の発想から
すると日本人は右も左もまじめすぎると思うのかもしれません
し、人々の生活に根ざした考え方をもっとするべきだとか
まず家庭があって社会生活があるんだと考える人が多い
気がします。
共産党員でその後、あの組織を離れていった経緯に関して
公式HPで書いていらっしゃいます。同時にイタリアの共産党
に関しても触れていらっしゃいます。
http://www.web-arita.com/kyousan.html
このあたりの話というのは私はイタリアに居た経験もあり
興味深く読みました。
日本の共産党や社会運動の活動家というのは国であるとか
大企業による抑圧とか搾取といったものに対して鋭い意見を
表明しています。そのことに対して私は納得できるところも
あるし、一定の評価をしています。
ただ、そこで思うのはある種の自己矛盾が彼らの中にある
ような気がします。国とか企業に縛られて長時間労働
になってしまっている状況はよくないことであるのですが、
それを主張する側がひょっとしたら朝から晩まで運動や
活動に熱を入れて働き続けていて、家庭を大事にしていない
人が多いのではないかという気がしてなりません。
ある意味、長時間労働とか国や組織による制約を指摘する
側というのは家庭を大事にしたり、バカンスを取って心も
体もリフレッシュすることを最大限していないと話している
ことに説得力を持ち得ないのではないでしょうか。
そういった部分でやはりイタリア人というのは左翼政党が
昔から強いのですが、その一方でマルクスレーニンという
流れを片方で見ながら、カトリックが強い国で
色々な意味で力のある宗教感を有する人に支持をしてもらう
方法論を取っていて、おいしいものを食べて、女性がいない
世の中などつまらないと口にしている人が多い気がしますね。
でもって、あれだけカンパリリズモが強い国なのにオリンピック
とワールドカップの時にはナショナリズムが強くなる。
そんな国での左翼政党の主張には労働時間短縮であったり、
家族と過ごす時間をいかに増やすかというキリスト教的な
価値観がにじみ出るものが多い気がします。
かつてソビエト共産党と日本共産党は仲が悪かったみたいです
が、イタリアの共産党から枝分かれした諸政党と代々木の
人とはどういう感じなのでしょうか。イタリア人の発想から
すると日本人は右も左もまじめすぎると思うのかもしれません
し、人々の生活に根ざした考え方をもっとするべきだとか
まず家庭があって社会生活があるんだと考える人が多い
気がします。
コリアンエアーに乗り、ソウルのインチョン空港に
着きました。どういうわけかコリアンエアーとチェコ航空の
コードシェア便になっているのに、チェコ語がわかるスタッフ
がいないというふざけた状況にはいやはやという感じでしたが、
機内食は良かったですね。
これから名古屋に戻ります。
着きました。どういうわけかコリアンエアーとチェコ航空の
コードシェア便になっているのに、チェコ語がわかるスタッフ
がいないというふざけた状況にはいやはやという感じでしたが、
機内食は良かったですね。
これから名古屋に戻ります。
アプリリアSBK復活か
2005年5月26日 スポーツかつてコーサー、ラコニ、芳賀といったライダーで活動
していたアプリリアのSBKプロジェクト。MotoGPに対する
資源の集中という理由であの美しいミッレというバイクを
SBKのレースで見られない年月を過ごしてきた私にとって
朗報が入ってきました。
どうも06年には戻ってきそうです。07年にはワークス
体制による活動になりそうです。イタリアのHPを読んでいた
ところかねてから噂されていたSBK活動について上層部が
OKを出したようで、来期はいつからになるのかはわかりませんが
あのミッレを見ることができそうです。
まぁ、利幅の大きいリッターバイクということや市販マシンと
レースが密接な関係にあること、GPに比べてバジェットが
安くすむこと、同業他社が600やリッターバイクでの
レース活動と販売を上手く結び付けていることなどが
あるのでしょうが、この復活はうれしいことです。
原油高、ユーロ高がバイクメーカーや部品メーカーに色々な
影響を与えていますが、彼らの活動にネガティブに響かない
ことを願うばかりです。
ライダーはマッコイかなぁ。(昨年のSBKフランスの時にも
ミッレプラスマッコイという話を聞いていたし、ペトロナス
がどうなるかと考えると彼が話し合いのテーブルにつく可能性
は大いにあると思います。)
していたアプリリアのSBKプロジェクト。MotoGPに対する
資源の集中という理由であの美しいミッレというバイクを
SBKのレースで見られない年月を過ごしてきた私にとって
朗報が入ってきました。
どうも06年には戻ってきそうです。07年にはワークス
体制による活動になりそうです。イタリアのHPを読んでいた
ところかねてから噂されていたSBK活動について上層部が
OKを出したようで、来期はいつからになるのかはわかりませんが
あのミッレを見ることができそうです。
まぁ、利幅の大きいリッターバイクということや市販マシンと
レースが密接な関係にあること、GPに比べてバジェットが
安くすむこと、同業他社が600やリッターバイクでの
レース活動と販売を上手く結び付けていることなどが
あるのでしょうが、この復活はうれしいことです。
原油高、ユーロ高がバイクメーカーや部品メーカーに色々な
影響を与えていますが、彼らの活動にネガティブに響かない
ことを願うばかりです。
ライダーはマッコイかなぁ。(昨年のSBKフランスの時にも
ミッレプラスマッコイという話を聞いていたし、ペトロナス
がどうなるかと考えると彼が話し合いのテーブルにつく可能性
は大いにあると思います。)
チャンピオンズリーグ終了
2005年5月26日 スポーツトルコのイスタンブールで行われたチャンピオンズリーグは
リバプールが勝って終了しました。世界中どこに行っても
母国語ばかり話す国民のチームに勝たれても面白くないの
ですが、まぁ、こういう結果になってしまいました。
SFのミランというのはPSVと戦いましたが、あの時の失点を重ね
方と今回の決勝は本当によくダブる。連続して点を失う
時というのはいつもあんな感じだなぁと思いましたね。
3−0で前半を終えて追いつかれて負けたらミラニスタ
はそりゃあ狂うでしょう。ヨーロッパ選手権で決勝リーグ
にも進めずにミラノに戻ってきたナショナルチームに対して
「あのだらしない奴らにトマトをぶつけてやる」とかご一杯の
トマトを持ってマルペンサ空港に来ていた親父がいましたが
3−0でリードしていながら負けて帰ってきたらどんな
ことになるのでしょうか。
ということで改組されて行われるトヨタカップですが、
リバプールが来ることになりました。私は仕事を失い
ましたね。一日100ユーロもらえる仕事がなくなり
ショックの私です。ということで私もある意味被害者
です。
リバプールが勝って終了しました。世界中どこに行っても
母国語ばかり話す国民のチームに勝たれても面白くないの
ですが、まぁ、こういう結果になってしまいました。
SFのミランというのはPSVと戦いましたが、あの時の失点を重ね
方と今回の決勝は本当によくダブる。連続して点を失う
時というのはいつもあんな感じだなぁと思いましたね。
3−0で前半を終えて追いつかれて負けたらミラニスタ
はそりゃあ狂うでしょう。ヨーロッパ選手権で決勝リーグ
にも進めずにミラノに戻ってきたナショナルチームに対して
「あのだらしない奴らにトマトをぶつけてやる」とかご一杯の
トマトを持ってマルペンサ空港に来ていた親父がいましたが
3−0でリードしていながら負けて帰ってきたらどんな
ことになるのでしょうか。
ということで改組されて行われるトヨタカップですが、
リバプールが来ることになりました。私は仕事を失い
ましたね。一日100ユーロもらえる仕事がなくなり
ショックの私です。ということで私もある意味被害者
です。
イタリア人はサッカーが好きではない
2005年5月26日 スポーツ初めてイタリアに行った時に思ったことが何の変化もなく
今も続いていることがあります。私は以前、ヨーロッパに
行ったことがなく、名古屋で思っていたことというのは
『イタリア人はサッカーが好きだ』ということでした。
しかし今の私はこう思います。
『あいつらはサッカーが好きではない。言い方が間違っていて
正しくは彼らの本拠地のチームが好きだ』いう言い方が正しい
と思います。
campanilismoの話というのはしましたが、これだけ郷土愛主義
とサッカーという競技が密接な関係を抱いているので、
彼らが好きなのは彼らのチームおよびそのチームの勝利ですね。
私はこういう言い方をした方が正しいと思います。
まぁセリエBやCのチームしかないエリアでは戦術的なことや
技術的なことなどを考えながらサッカーの試合を楽しむという
ことがあると思いますが(私はリミ二に住んでいました)
セリエAのチームがある都市においては何より自分たちの
チームに愛情を持っていて、当該のチームの勝利を願って
います。
ということでイタリア人はサッカーが好きというより、
自分達のホームチームとそのチームの勝利が好きなんだと
思います。
同じような話でイタリア人はF1が好きではなくて、フェッラーリ
が好きなんであって、他のチームの先進技術など興味ないですね。
イタリアのテレビ局のLa7のジャーナリストのファブリッ
ツィオ・カリアと話していて『イタリアという国ではF1
イコール90%フェッラーリ。残り10%がイタリア人
ドライバーだ。』と話したら、彼は『いや95%フェッラーリ
で5%がトゥルーリとフィジケッラだ』と答えられてしまい
ました。
ということでイスタンブールで行われるチャンピオンズリーグ
の決勝ですが、盛り上がっているのはミラノであって、
それ以外の都市はそれほどでもないと思います。
今も続いていることがあります。私は以前、ヨーロッパに
行ったことがなく、名古屋で思っていたことというのは
『イタリア人はサッカーが好きだ』ということでした。
しかし今の私はこう思います。
『あいつらはサッカーが好きではない。言い方が間違っていて
正しくは彼らの本拠地のチームが好きだ』いう言い方が正しい
と思います。
campanilismoの話というのはしましたが、これだけ郷土愛主義
とサッカーという競技が密接な関係を抱いているので、
彼らが好きなのは彼らのチームおよびそのチームの勝利ですね。
私はこういう言い方をした方が正しいと思います。
まぁセリエBやCのチームしかないエリアでは戦術的なことや
技術的なことなどを考えながらサッカーの試合を楽しむという
ことがあると思いますが(私はリミ二に住んでいました)
セリエAのチームがある都市においては何より自分たちの
チームに愛情を持っていて、当該のチームの勝利を願って
います。
ということでイタリア人はサッカーが好きというより、
自分達のホームチームとそのチームの勝利が好きなんだと
思います。
同じような話でイタリア人はF1が好きではなくて、フェッラーリ
が好きなんであって、他のチームの先進技術など興味ないですね。
イタリアのテレビ局のLa7のジャーナリストのファブリッ
ツィオ・カリアと話していて『イタリアという国ではF1
イコール90%フェッラーリ。残り10%がイタリア人
ドライバーだ。』と話したら、彼は『いや95%フェッラーリ
で5%がトゥルーリとフィジケッラだ』と答えられてしまい
ました。
ということでイスタンブールで行われるチャンピオンズリーグ
の決勝ですが、盛り上がっているのはミラノであって、
それ以外の都市はそれほどでもないと思います。
小さくともキラリと光る国とは
2005年5月25日 日常武村正義氏がかつて書いた本に『小さくともキラリと
光る国日本という』という作品があります。当時の小沢
一郎氏が発表した本『日本改造計画』に対するカウンター
パートして出版されたのは間違いないと思うのですが、
このタイトルの秀逸さというのは当時の私に強く印象に
残っています。
その母国が国土は小さくとも、天然資源などなくても
小さくとも光る国であって欲しいと思うのですが、色々
感じることがたくさんあります。
チェコに来て、思うのは周りがドイツと少々離れたところ
にロシアでチェコ人が独立を勝ち取った期間というのはごく僅か。
第一次世界大戦後はフランスとイギリスがチェコスロバキア
という国に血を流すことはなく、ヒットラーが無血入城。
さらに、戦後はソ連の衛星国の地位で、人間の顔をした
共産主義体制をとドプチェック以下当時のチェコスロバキア
首脳部の民主化運動はワルシャワ条約機構軍に押しつぶされ
その後フサークの「正常化運動」によってロシア人に顔色を
伺う共産主義国家になり、ユーロピクニック、ビロード革命
まで長い時間を経ることとなりました。
そんな周りの大国に運命をもてあそばれ、独立を獲るのに
大変な努力や時間を必要とした国にいると国民のある種の
タフさや慎重さ、クレバーさを感じる機会が多いです。
大国の利益が交錯し、入り乱れる中、ヨーロッパ統合という
動きの中でEUメンバーになったチェコの人々に小さいながらも
悲観せず、自虐に走ることなく、国際社会の中で経済的にも
政治的にも筋の通った主張をしていく姿というのを私は
ハベルに感じていましたが(まぁ、前任者が偉大だと
古館伊知郎の後のワールドプロレスリングの実況や星野
監督の後の阪神の監督などどうしても後任は見劣りしますね)
そういった態度が国民から信任される政治家の姿だと
思いますね。
個人的には年寄りと子供が元気な国というのが小さくとも
キラリと光る国だと思いますが、バレンタインデーあたり
からゴールデンウィークあたりまで花粉症に悩まされる人
が多かったり、子供が何かしらのアレルギー疾患にかかって
いたり、年寄りが不安感を感じてばかりいる国というのは
あまりキラリと光る国だと思わない私です。光も影も両方
ある大きな国だとは思います。チェコという国は子供の
アトピーとかアレルギー疾患の患者数は少ないと思うし、
元気ですね。みどりがたくさんあって、家の中だけでなく、
家を出てすぐに走り回れる場所があるというのがその
理由かなという気がしますが。
光る国日本という』という作品があります。当時の小沢
一郎氏が発表した本『日本改造計画』に対するカウンター
パートして出版されたのは間違いないと思うのですが、
このタイトルの秀逸さというのは当時の私に強く印象に
残っています。
その母国が国土は小さくとも、天然資源などなくても
小さくとも光る国であって欲しいと思うのですが、色々
感じることがたくさんあります。
チェコに来て、思うのは周りがドイツと少々離れたところ
にロシアでチェコ人が独立を勝ち取った期間というのはごく僅か。
第一次世界大戦後はフランスとイギリスがチェコスロバキア
という国に血を流すことはなく、ヒットラーが無血入城。
さらに、戦後はソ連の衛星国の地位で、人間の顔をした
共産主義体制をとドプチェック以下当時のチェコスロバキア
首脳部の民主化運動はワルシャワ条約機構軍に押しつぶされ
その後フサークの「正常化運動」によってロシア人に顔色を
伺う共産主義国家になり、ユーロピクニック、ビロード革命
まで長い時間を経ることとなりました。
そんな周りの大国に運命をもてあそばれ、独立を獲るのに
大変な努力や時間を必要とした国にいると国民のある種の
タフさや慎重さ、クレバーさを感じる機会が多いです。
大国の利益が交錯し、入り乱れる中、ヨーロッパ統合という
動きの中でEUメンバーになったチェコの人々に小さいながらも
悲観せず、自虐に走ることなく、国際社会の中で経済的にも
政治的にも筋の通った主張をしていく姿というのを私は
ハベルに感じていましたが(まぁ、前任者が偉大だと
古館伊知郎の後のワールドプロレスリングの実況や星野
監督の後の阪神の監督などどうしても後任は見劣りしますね)
そういった態度が国民から信任される政治家の姿だと
思いますね。
個人的には年寄りと子供が元気な国というのが小さくとも
キラリと光る国だと思いますが、バレンタインデーあたり
からゴールデンウィークあたりまで花粉症に悩まされる人
が多かったり、子供が何かしらのアレルギー疾患にかかって
いたり、年寄りが不安感を感じてばかりいる国というのは
あまりキラリと光る国だと思わない私です。光も影も両方
ある大きな国だとは思います。チェコという国は子供の
アトピーとかアレルギー疾患の患者数は少ないと思うし、
元気ですね。みどりがたくさんあって、家の中だけでなく、
家を出てすぐに走り回れる場所があるというのがその
理由かなという気がしますが。
日本人ライダーの被害とそのリアクション
2005年5月25日 スポーツムジェッロに関することを書いていて思い出したことが
ありました。二年前ノリックがチェッカーを受けた後、
コース上を走っていて、そこに観客が乱入し、ノリックに
神風アタックをして、ヘルメットを奪って逃げていった
ということがありました。
もし、これが鈴鹿やもてぎでヴァレンティーノやマックスが
パルクフェルメに戻ってくる前に熱狂的な日本人のレース
ファンがライダーに襲い掛かりイタリア人スターライダーの
ヘルメットを奪って逃げ去ったらどういったことが起きる
のでしょうか。
ある意味、とんでもない反日デモがペーザロやローマで
起きてもおかしくないですね。私はイタリアに住んでいた
経験もありますし、イタリア人の狂い方などをまともに
サーキットで見ているのでリアルにその可能性を感じます。
モータースポーツ、とりわけバイクのレースがポピュラー
でないという日本という国を母国にして住んでいらっしゃる
人にはわかりにくいと思いますが、イタリアという国に
滞在した経験のある人はイタリア人のよく言えば盛り上がり方、
悪い言い方では狂い方はもう半端ではないです。
盛り上がることは大いに結構ですが、度が過ぎることは
大変問題ですね。ノリックは先に書いたような被害を受けました。
さらに最近レースを見始めた方にはご存知でない方も多い
でしょうが、若井伸之という可能性を大いに感じさせて
くれたライダーをイタリア人が入ってはいけないエリアに
飛び出して来て、それをよけようとして転倒し、命を失って
しまいました。
イタリア人のレース関係者は忘れてはいけないことだと
思います。イタリアの駐日大使レベルの人が何か日本の
レースファンに対して感じることを口にしても良かった
と思うのですが、何か公の場で若井、阿部両ライダーの
被害に関してコメントしたという話は聞いていません。
そんな思いで昨年、イタリアウーノのアルベルト・ポルタ
やディレクターに日本人の私がイタリア語でフーリガンな
行為を慎むように訴えた方がいいと主張したのですが、
彼らはそれをさせなかったですね。まぁ、一介の素浪人
に貴重な時間を上げるより、ヴァレンティーノ・ロッシや
マックス・ビアッジはじめ多くのイタリア人ライダーの
インタビューや映像を流したほうがいいという考え方なの
でしょう。
ナショナリズムはあまり有していない私ですが、イタリア人
が日本人ライダーに対しては何をしてもいいとか、ヘルメット
を奪ったイタリア人や盗られた日本人ライダーを笑いながら
見るような姿というのは大嫌いです。そういうところが
イタリア人の大嫌いなところですね。
私が政治家だったら若井の死や阿部の一件などは駐日大使
を呼び出して何か注文をつけるぐらいのことをするはずです
が、日本人が海外でひどい目にあっても何もしなかったです
し、駐日イタリア大使も何もしていなかった気がします。
まぁ、イタリアの役人というのは本当に冷たいというか無関心
というか上司の評価しか考えていないから当然といえば
当然ですが海外で世界規模の仕事をしている日本人が被害に
あったのだから、日本国政府はそれに対するリアクション
をちゃんと起こした方がいいと思う私です。国連の常任理
事国などの問題は海外の自国民のことをしっかり考えて保
護したり、当該の国なり機関にちゃんとモノを言えるよう
になってからでも遅くないと思います。
ありました。二年前ノリックがチェッカーを受けた後、
コース上を走っていて、そこに観客が乱入し、ノリックに
神風アタックをして、ヘルメットを奪って逃げていった
ということがありました。
もし、これが鈴鹿やもてぎでヴァレンティーノやマックスが
パルクフェルメに戻ってくる前に熱狂的な日本人のレース
ファンがライダーに襲い掛かりイタリア人スターライダーの
ヘルメットを奪って逃げ去ったらどういったことが起きる
のでしょうか。
ある意味、とんでもない反日デモがペーザロやローマで
起きてもおかしくないですね。私はイタリアに住んでいた
経験もありますし、イタリア人の狂い方などをまともに
サーキットで見ているのでリアルにその可能性を感じます。
モータースポーツ、とりわけバイクのレースがポピュラー
でないという日本という国を母国にして住んでいらっしゃる
人にはわかりにくいと思いますが、イタリアという国に
滞在した経験のある人はイタリア人のよく言えば盛り上がり方、
悪い言い方では狂い方はもう半端ではないです。
盛り上がることは大いに結構ですが、度が過ぎることは
大変問題ですね。ノリックは先に書いたような被害を受けました。
さらに最近レースを見始めた方にはご存知でない方も多い
でしょうが、若井伸之という可能性を大いに感じさせて
くれたライダーをイタリア人が入ってはいけないエリアに
飛び出して来て、それをよけようとして転倒し、命を失って
しまいました。
イタリア人のレース関係者は忘れてはいけないことだと
思います。イタリアの駐日大使レベルの人が何か日本の
レースファンに対して感じることを口にしても良かった
と思うのですが、何か公の場で若井、阿部両ライダーの
被害に関してコメントしたという話は聞いていません。
そんな思いで昨年、イタリアウーノのアルベルト・ポルタ
やディレクターに日本人の私がイタリア語でフーリガンな
行為を慎むように訴えた方がいいと主張したのですが、
彼らはそれをさせなかったですね。まぁ、一介の素浪人
に貴重な時間を上げるより、ヴァレンティーノ・ロッシや
マックス・ビアッジはじめ多くのイタリア人ライダーの
インタビューや映像を流したほうがいいという考え方なの
でしょう。
ナショナリズムはあまり有していない私ですが、イタリア人
が日本人ライダーに対しては何をしてもいいとか、ヘルメット
を奪ったイタリア人や盗られた日本人ライダーを笑いながら
見るような姿というのは大嫌いです。そういうところが
イタリア人の大嫌いなところですね。
私が政治家だったら若井の死や阿部の一件などは駐日大使
を呼び出して何か注文をつけるぐらいのことをするはずです
が、日本人が海外でひどい目にあっても何もしなかったです
し、駐日イタリア大使も何もしていなかった気がします。
まぁ、イタリアの役人というのは本当に冷たいというか無関心
というか上司の評価しか考えていないから当然といえば
当然ですが海外で世界規模の仕事をしている日本人が被害に
あったのだから、日本国政府はそれに対するリアクション
をちゃんと起こした方がいいと思う私です。国連の常任理
事国などの問題は海外の自国民のことをしっかり考えて保
護したり、当該の国なり機関にちゃんとモノを言えるよう
になってからでも遅くないと思います。