久留米での二万五千ドルの女子のトーナメントで台湾の
スーウェイが優勝しました。私は彼女がジャパンオープン
ジュニアで見事なテニスでシャラポワを破って優勝して
喜んでいる姿を名古屋の東山公園テニスセンターで見て
いましたが、その後のこの時の勝者と敗者の出世の仕方
というのは、、、、。
早い時点でジュニアとは言え頂上やその近くに登りつめて
しまうとある程度のお金と地位を得てしまってハングリー
ガッツというか、キラースピリッツがなくなってしまうこと
はあるわけで、それがこの台湾人と家を離れてアメリカに
渡ってラケットひとつでプロツアーで格闘していこうとした
ロシア人の違いだったのかなと思ったこともありました。
ただ、ここに来て、この二万五千ドルクラスの大会に立て続け
に勝って、かつての輝きを取り戻しつつありますね。
彼女は日本をベースにして世界で戦っていこうとしていますが
日本で開かれている小規模大会を戦ってランキングを上げて
世界のトップに入っていったプレイヤーとしては昨年の
五万ドルクラスを二週連続優勝したイヴァノビッチ、三年前の
ペンネッタという例もあります。ツアーのポイントを
稼いで自信を取り戻し、精神的に安定したら、彼女には
かつてのヒンギスのようなスマートで戦術やショットの
妙味で勝つ独特のスタイルがあって面白い存在になるはず
です。(私が見た彼女のプレイにはイマジネーションが
溢れていて、美しさと面白さが横溢していた)
シャラポワのように一気に世界のトップに駆け上がることは
できなかった彼女ですが、彼女のテニスセンスは素晴らしい
ものがあります。そして、まだまだ彼女は若い。(まだ
十九歳です)地道に小さな大会から勝ち上がり、気がついた
らツアーの大規模大会でも勝ちあがり、トップにたどり着い
ていたなんていう進み方も彼女らしくていいのかなと思いますね。
何かをつかんで覚醒した彼女がジュニア時代のような輝きを
見せてほしいと思います。
彼女の最近のプレイなどについてはこちらをどうぞ
私などよりずっと長くこの天才少女を間近で見てきている
方の見方というものを感じることができます。
http://kids-tennis.com/column/
スーウェイが優勝しました。私は彼女がジャパンオープン
ジュニアで見事なテニスでシャラポワを破って優勝して
喜んでいる姿を名古屋の東山公園テニスセンターで見て
いましたが、その後のこの時の勝者と敗者の出世の仕方
というのは、、、、。
早い時点でジュニアとは言え頂上やその近くに登りつめて
しまうとある程度のお金と地位を得てしまってハングリー
ガッツというか、キラースピリッツがなくなってしまうこと
はあるわけで、それがこの台湾人と家を離れてアメリカに
渡ってラケットひとつでプロツアーで格闘していこうとした
ロシア人の違いだったのかなと思ったこともありました。
ただ、ここに来て、この二万五千ドルクラスの大会に立て続け
に勝って、かつての輝きを取り戻しつつありますね。
彼女は日本をベースにして世界で戦っていこうとしていますが
日本で開かれている小規模大会を戦ってランキングを上げて
世界のトップに入っていったプレイヤーとしては昨年の
五万ドルクラスを二週連続優勝したイヴァノビッチ、三年前の
ペンネッタという例もあります。ツアーのポイントを
稼いで自信を取り戻し、精神的に安定したら、彼女には
かつてのヒンギスのようなスマートで戦術やショットの
妙味で勝つ独特のスタイルがあって面白い存在になるはず
です。(私が見た彼女のプレイにはイマジネーションが
溢れていて、美しさと面白さが横溢していた)
シャラポワのように一気に世界のトップに駆け上がることは
できなかった彼女ですが、彼女のテニスセンスは素晴らしい
ものがあります。そして、まだまだ彼女は若い。(まだ
十九歳です)地道に小さな大会から勝ち上がり、気がついた
らツアーの大規模大会でも勝ちあがり、トップにたどり着い
ていたなんていう進み方も彼女らしくていいのかなと思いますね。
何かをつかんで覚醒した彼女がジュニア時代のような輝きを
見せてほしいと思います。
彼女の最近のプレイなどについてはこちらをどうぞ
私などよりずっと長くこの天才少女を間近で見てきている
方の見方というものを感じることができます。
http://kids-tennis.com/column/
星野元監督が巨人の監督を固辞していたのは本当か。
2005年7月25日今の巨人というのは何かを変えなければいけない状態だと
思うのですが、そこで出てきたウルトラCというのが、どうやら
堀内の更迭、星野監督就任というシナリオだったというのが
一部メディアで取り上げられています。
ネット情報というのは匿名性や気軽さが時に極めて危うい部分を
創出してしまうことがあり、とんでもないスクープなのか
ガセねたで世間を騒がせたくて言ってみただけということなのか
なかなか判断が難しかったりしますが、もし、この話が本当で
読売グループがオファーを出していたとしたらすごいし、
これを星野氏が受けていたらもっとすごいなと思いますね。
何かを生み出すには何かをぶち壊さなければいけないわけですが
もし、この堀内更迭、星野就任ということを成功できたとしたら
このアイデアを出して実行に移した人はとんでもないクラッ
シャーでありクリエイターだと思いますね。
まぁ、本当にそんな話があったのか、なかったのか当人が
あっても認めなかったりする可能性もあるので何ともわかり
ませんが。
思うのですが、そこで出てきたウルトラCというのが、どうやら
堀内の更迭、星野監督就任というシナリオだったというのが
一部メディアで取り上げられています。
ネット情報というのは匿名性や気軽さが時に極めて危うい部分を
創出してしまうことがあり、とんでもないスクープなのか
ガセねたで世間を騒がせたくて言ってみただけということなのか
なかなか判断が難しかったりしますが、もし、この話が本当で
読売グループがオファーを出していたとしたらすごいし、
これを星野氏が受けていたらもっとすごいなと思いますね。
何かを生み出すには何かをぶち壊さなければいけないわけですが
もし、この堀内更迭、星野就任ということを成功できたとしたら
このアイデアを出して実行に移した人はとんでもないクラッ
シャーでありクリエイターだと思いますね。
まぁ、本当にそんな話があったのか、なかったのか当人が
あっても認めなかったりする可能性もあるので何ともわかり
ませんが。
haga is back!!!
2005年7月23日 スポーツスーパーバイク世界選手権のチェコラウンドですでに私が
報じたり、各種報道で知られているように最もファンキーな
名古屋人ライダーの芳賀紀之が第二レースで優勝しました。
この勝利というのは率直にうれしかったですね。予選を見ていて
何かが足りない、何かが欠けている。あるのは他のライダーやマシン
との大きな差やタイムの違い。走っているライダー、共に戦って
いるメカニックやエンジニアなど悔しさや辛さを感じていたと
思います。
しかし、何かを変え、何かを得たことで彼は何と五列目スタート
から一気にトップグループに進出し、彼の本来持っている攻撃的
な走りでコーサーを攻め落とし、リーダーにのぼりつめ、そのまま
優勝しました。
道具を使うスポーツで、その道具による勝敗に対する関与が大きい
スポーツだと、プレイヤーが優れた才能を有していても道具が
機能しないと思ったようにプレイできないことで能力と順位が
異なることは多いにあります。まさに今季の彼はそれがあてはまる
ことが多かったと思うのですが、速さを持っている人なので、
何かがよりよく変わり、正しい方向に進み始めることができれば
本来の強さを発揮することができますね。
フェッリーニの映画にニーノ・ロータの音楽が必要なように、
黒澤の作品に宮川一夫のカメラが不可欠だったように、スーパー
バイクの世界にフライングナゴヤ人は必要不可欠な人でした。
その彼が彼らしい姿を取り戻してくれたのはうれしかったですね。
スーパーバイク世界選手権に芳賀のエキサイティングな走りは
美しい作品を創作します。彼の美しさや強さ、速さを見られる
我々は本当に幸せだと思います。何かを取り戻した名古屋人が
持っているものを発露する時にサーキットは素晴らしい舞台になり、
彼が攻撃を開始した時にブルノのようにレースというオペラは
アンダンテにフォルテに、そしてフォルテリッシモに変化していき
ます。
ようやく芳賀の走りが戻って来て、スズキ、ドゥカティ、ホンダ
に続いてヤマハもウィナーズサークルの仲間入りを果たしました。
まだシーズンは終わっていません。彼が強さを発揮することで
ファンタスティックなシーズンはより様々な人間模様をレーストラック
というキャンバスに描かれることでしょう。このブルノでの
鮮やかな勝利はどえりゃあうれしいものでした。
お楽しみはこれからだ。
報じたり、各種報道で知られているように最もファンキーな
名古屋人ライダーの芳賀紀之が第二レースで優勝しました。
この勝利というのは率直にうれしかったですね。予選を見ていて
何かが足りない、何かが欠けている。あるのは他のライダーやマシン
との大きな差やタイムの違い。走っているライダー、共に戦って
いるメカニックやエンジニアなど悔しさや辛さを感じていたと
思います。
しかし、何かを変え、何かを得たことで彼は何と五列目スタート
から一気にトップグループに進出し、彼の本来持っている攻撃的
な走りでコーサーを攻め落とし、リーダーにのぼりつめ、そのまま
優勝しました。
道具を使うスポーツで、その道具による勝敗に対する関与が大きい
スポーツだと、プレイヤーが優れた才能を有していても道具が
機能しないと思ったようにプレイできないことで能力と順位が
異なることは多いにあります。まさに今季の彼はそれがあてはまる
ことが多かったと思うのですが、速さを持っている人なので、
何かがよりよく変わり、正しい方向に進み始めることができれば
本来の強さを発揮することができますね。
フェッリーニの映画にニーノ・ロータの音楽が必要なように、
黒澤の作品に宮川一夫のカメラが不可欠だったように、スーパー
バイクの世界にフライングナゴヤ人は必要不可欠な人でした。
その彼が彼らしい姿を取り戻してくれたのはうれしかったですね。
スーパーバイク世界選手権に芳賀のエキサイティングな走りは
美しい作品を創作します。彼の美しさや強さ、速さを見られる
我々は本当に幸せだと思います。何かを取り戻した名古屋人が
持っているものを発露する時にサーキットは素晴らしい舞台になり、
彼が攻撃を開始した時にブルノのようにレースというオペラは
アンダンテにフォルテに、そしてフォルテリッシモに変化していき
ます。
ようやく芳賀の走りが戻って来て、スズキ、ドゥカティ、ホンダ
に続いてヤマハもウィナーズサークルの仲間入りを果たしました。
まだシーズンは終わっていません。彼が強さを発揮することで
ファンタスティックなシーズンはより様々な人間模様をレーストラック
というキャンバスに描かれることでしょう。このブルノでの
鮮やかな勝利はどえりゃあうれしいものでした。
お楽しみはこれからだ。
SBK&SS PAGELLE at brno
2005年7月21日 スポーツSBK
9.5 コーサー
最速ぶりを見せたスーパーポールとレース1。勝てない
時は出来うる限りの最良の成績を取って帰って来たレース2.世界
チャンプにまた一歩近づいたチェコでの週末。
7 芳賀
予選までの彼は乗れない、乗りきれない今季の彼であったが
悪い流れを見事に断ち切り、本来の彼の走りでレース2は見事に
変身し彼らしい走りでコーサーをちぎって勝ったのは立派。
レース2だけだったら10をつけますが、週末を振り返って
この点数。
7 ラコニ
サンマリノでのダブルウィンで反撃態勢に入ったかに見えた彼で
あったが予選とレース2では精彩を欠いた。タイヤを持たせることが
できない彼が悪いのか、長持ちするタイヤを用意できないピレリ
が悪いのか。
7 ウォーカー
予選初日のタイムは驚異的。しかし、後が続かずイギリスのファンに
今二つの印象を残してブランズハッチへ。
6.5 ヴァーミューレン
鮮烈な印象を残さなかったが気がついたら表彰台圏内を走るのは
立派。
6.5 キリ
悪い流れの中できるだけのことを日曜日の午後に行い両レースとも
五位で終えたのはさすが。
6.5 ランツィ
サテライトチームでの参戦ながら何らひるむことなく攻撃的な
走りでレース2でワークスのトーズランド、ラコニを食ったのは見事。
5 加賀山
日本のファンが失望感を抱いた週末。コーサーと同じマシン、エンジン
サス、タイヤで違ったのはタイムと結果。
SS
9.5 シャーペンティエ
予選最速。しかしながら今回のレースで圧倒的な強さを感じられな
かったのは何故だろう。まぁ、それでもまた勝って王座に一歩前進。
8 ファブリッツィオ
中盤以降マシン、タイヤ共に苦しい状況に置かれながらもマシンを
最後まで運び彼自身のキャリア最高位をゲット。彼にこの点数を
献上。
8 ナンネッリ
グールベルグがさじを投げてしまったドゥカティのSSマシンを見事
に操り直線スピードを活かし、彼の技量とゲームメイキング能力
で何とここブルノで二度目の表彰台。前半トップグループで
走っていたら優勝も有り得たのだが、モンツァの時のような
グールベルグ撤退によるあせりやホームレースでの気合の入り方、
高い集中力がなかったのは残念。
8.5 ハームス
CBR600を自分のモノにして予選、決勝といい流れでコンスタント
にタイムを出していった今回の彼であった。彼もキャリア最上位。
8 フォレス
スズキの600、チームアルスターで世界選手権出走という今季
チャンスを得たこの若者は周囲の恵まれた環境を活かして好走。
成長ぶりを見せた。
STK1000
9.5 コックスヘル
よく冷静にバトルを見て、仕掛ける時間と場所を理解してそれを
実行したブルノでの彼。
STK600
10 ティベリオ
予選での一発、そして決勝での序盤の12秒台連発は見事。
未来のスターライダーであることは間違いない。この一勝と
レース内容は今季のタイトルに向かってライバルに与えた
大きな一撃だったと思う。
9.5 コーサー
最速ぶりを見せたスーパーポールとレース1。勝てない
時は出来うる限りの最良の成績を取って帰って来たレース2.世界
チャンプにまた一歩近づいたチェコでの週末。
7 芳賀
予選までの彼は乗れない、乗りきれない今季の彼であったが
悪い流れを見事に断ち切り、本来の彼の走りでレース2は見事に
変身し彼らしい走りでコーサーをちぎって勝ったのは立派。
レース2だけだったら10をつけますが、週末を振り返って
この点数。
7 ラコニ
サンマリノでのダブルウィンで反撃態勢に入ったかに見えた彼で
あったが予選とレース2では精彩を欠いた。タイヤを持たせることが
できない彼が悪いのか、長持ちするタイヤを用意できないピレリ
が悪いのか。
7 ウォーカー
予選初日のタイムは驚異的。しかし、後が続かずイギリスのファンに
今二つの印象を残してブランズハッチへ。
6.5 ヴァーミューレン
鮮烈な印象を残さなかったが気がついたら表彰台圏内を走るのは
立派。
6.5 キリ
悪い流れの中できるだけのことを日曜日の午後に行い両レースとも
五位で終えたのはさすが。
6.5 ランツィ
サテライトチームでの参戦ながら何らひるむことなく攻撃的な
走りでレース2でワークスのトーズランド、ラコニを食ったのは見事。
5 加賀山
日本のファンが失望感を抱いた週末。コーサーと同じマシン、エンジン
サス、タイヤで違ったのはタイムと結果。
SS
9.5 シャーペンティエ
予選最速。しかしながら今回のレースで圧倒的な強さを感じられな
かったのは何故だろう。まぁ、それでもまた勝って王座に一歩前進。
8 ファブリッツィオ
中盤以降マシン、タイヤ共に苦しい状況に置かれながらもマシンを
最後まで運び彼自身のキャリア最高位をゲット。彼にこの点数を
献上。
8 ナンネッリ
グールベルグがさじを投げてしまったドゥカティのSSマシンを見事
に操り直線スピードを活かし、彼の技量とゲームメイキング能力
で何とここブルノで二度目の表彰台。前半トップグループで
走っていたら優勝も有り得たのだが、モンツァの時のような
グールベルグ撤退によるあせりやホームレースでの気合の入り方、
高い集中力がなかったのは残念。
8.5 ハームス
CBR600を自分のモノにして予選、決勝といい流れでコンスタント
にタイムを出していった今回の彼であった。彼もキャリア最上位。
8 フォレス
スズキの600、チームアルスターで世界選手権出走という今季
チャンスを得たこの若者は周囲の恵まれた環境を活かして好走。
成長ぶりを見せた。
STK1000
9.5 コックスヘル
よく冷静にバトルを見て、仕掛ける時間と場所を理解してそれを
実行したブルノでの彼。
STK600
10 ティベリオ
予選での一発、そして決勝での序盤の12秒台連発は見事。
未来のスターライダーであることは間違いない。この一勝と
レース内容は今季のタイトルに向かってライバルに与えた
大きな一撃だったと思う。
スーパーバイク世界選手権チェコラウンドSBKレース2
2005年7月21日 スポーツレース1と同じグリッドから始まったレース2。モンツァの
時のように恐ろしいまでの研ぎ澄まされた集中力でラコニは
コーサーに食らいつき、この二人のマッチレースになるかに
思われました。
しかし二周目でジャンルカ・ヴィッツィエッロがR1からオ
イルをもらしながら単独でクラッシュアウト。そのオイルに
ワイルドカード参戦のスロバキア人のスボボーダが乗っかり
クラッシュ。オイル除去ということで赤旗が提示され再び
20周のレースやり直しということになりました。
再スタートとなったレース。トップを奪ったのはやはり
コーサー。しかし、これに食らいついたのがR1を駆る阿部
とCBRを操るムジェリッジでした。
ところが五列目スタートの芳賀が素晴らしいスタートダッシュ
と猛追で四周目終了時には何と三番手、さらに激しく追い上げて
日本人のR1ライダーとコーサーのGSXーR、ムジェリッジ
のCBRというトップ集団となりました。
多人数のトップ争いになると色々とややこしくなると思った
のか、コーサーがペースを上げて逃げますが、芳賀はこの
ペースに対応し、コーサーと芳賀のマッチレースに。
この二人から四秒ほど離れて阿部、ムジェリッジ、そして
トーズランド、ラコニという三位争いに。日本の阿部ファンに
とっては久しぶりのグッドパフォーマンスに期待が膨らみます。
六周目にはとうとう予選でスーパーポールに走れなかった
芳賀がコーサーを抜いてトップ浮上。そして攻めの走りを
緩まずに徐々にコーサーとの差を広げ始めます。
二番手のコーサーと少し間があり、阿部、トーズランド、
ムジェッリッジ、ラコニの四人が一秒以内にひしめく混戦。
そこから少し離れてウォーカー、ランツィ、キリ、ノイキ
ルフナーという集団。
レースの中盤から後半に入っても芳賀はコーサーに対して
1.5秒から2秒の差をキープして高いレベルの走りを
して、トップを快走。二位はコーサー、三位争いが熾烈で
残り二周の段階で阿部、ヴァーミューレン、ラコニ、キリ
が一秒以内でつば競り合い。そこから少しあってランツィ、
トーズランド、ムジェリッジ、ウォーカーが二秒以内での
争い。
トップは結局最後までハイスピードで走りきった芳賀の
ものとなり、今季初優勝。二位が最後はアタックをあきらめた
コーサー、三位争いはヴァーミューレンが制し、四位が
阿部、五位がキリ、以降ランツィ、ラコニ、トーズランド、
ムジェリッジ、ウォーカーとここまでがトップ10であった。
予選からは考えられないこの結末にヤマハのスタッフは
喜びを爆発させ、浮かれていました。
ただ、芳賀自身はレース後の記者会見でこれからやるべきこと
現状で足りないことやモノの話をしていて喜んでばかりでなく
冷静に八月初旬のブランズハッチのことを考えていたのが
印象的でした。まぁ、土曜日までうまくいかなかったことから
何かを加えて、何かを削り、何かを与えて、何かをさばいて
得た勝利で最初から全てかみ合っていない状態で日曜日を
迎えて色々なことを考えて試みて得た勝利なので喜びながら
も近い未来のことをクールに考えて、そのことをインタビュー
で答えていたのが印象的でした。
時のように恐ろしいまでの研ぎ澄まされた集中力でラコニは
コーサーに食らいつき、この二人のマッチレースになるかに
思われました。
しかし二周目でジャンルカ・ヴィッツィエッロがR1からオ
イルをもらしながら単独でクラッシュアウト。そのオイルに
ワイルドカード参戦のスロバキア人のスボボーダが乗っかり
クラッシュ。オイル除去ということで赤旗が提示され再び
20周のレースやり直しということになりました。
再スタートとなったレース。トップを奪ったのはやはり
コーサー。しかし、これに食らいついたのがR1を駆る阿部
とCBRを操るムジェリッジでした。
ところが五列目スタートの芳賀が素晴らしいスタートダッシュ
と猛追で四周目終了時には何と三番手、さらに激しく追い上げて
日本人のR1ライダーとコーサーのGSXーR、ムジェリッジ
のCBRというトップ集団となりました。
多人数のトップ争いになると色々とややこしくなると思った
のか、コーサーがペースを上げて逃げますが、芳賀はこの
ペースに対応し、コーサーと芳賀のマッチレースに。
この二人から四秒ほど離れて阿部、ムジェリッジ、そして
トーズランド、ラコニという三位争いに。日本の阿部ファンに
とっては久しぶりのグッドパフォーマンスに期待が膨らみます。
六周目にはとうとう予選でスーパーポールに走れなかった
芳賀がコーサーを抜いてトップ浮上。そして攻めの走りを
緩まずに徐々にコーサーとの差を広げ始めます。
二番手のコーサーと少し間があり、阿部、トーズランド、
ムジェッリッジ、ラコニの四人が一秒以内にひしめく混戦。
そこから少し離れてウォーカー、ランツィ、キリ、ノイキ
ルフナーという集団。
レースの中盤から後半に入っても芳賀はコーサーに対して
1.5秒から2秒の差をキープして高いレベルの走りを
して、トップを快走。二位はコーサー、三位争いが熾烈で
残り二周の段階で阿部、ヴァーミューレン、ラコニ、キリ
が一秒以内でつば競り合い。そこから少しあってランツィ、
トーズランド、ムジェリッジ、ウォーカーが二秒以内での
争い。
トップは結局最後までハイスピードで走りきった芳賀の
ものとなり、今季初優勝。二位が最後はアタックをあきらめた
コーサー、三位争いはヴァーミューレンが制し、四位が
阿部、五位がキリ、以降ランツィ、ラコニ、トーズランド、
ムジェリッジ、ウォーカーとここまでがトップ10であった。
予選からは考えられないこの結末にヤマハのスタッフは
喜びを爆発させ、浮かれていました。
ただ、芳賀自身はレース後の記者会見でこれからやるべきこと
現状で足りないことやモノの話をしていて喜んでばかりでなく
冷静に八月初旬のブランズハッチのことを考えていたのが
印象的でした。まぁ、土曜日までうまくいかなかったことから
何かを加えて、何かを削り、何かを与えて、何かをさばいて
得た勝利で最初から全てかみ合っていない状態で日曜日を
迎えて色々なことを考えて試みて得た勝利なので喜びながら
も近い未来のことをクールに考えて、そのことをインタビュー
で答えていたのが印象的でした。
スーパーバイク世界選手権チェコラウンドSSレース
2005年7月20日 スポーツいつものようにウィンストンテンカーテホンダのシャーペン
ティエが予選トップ。しかしながら予選でのタイムの詰め方
からヤマハジャーマニーのカーテン、パークスが強いことは
はっきり理解でき、またホンダ勢としてメガバイクのファブ
リッツィオ、フォレもいいタイムをマークし、さらにドゥカティ
の直線スピードが高く、モンツァの時のようにナンネッリが
序盤トップグループについていければ面白いレース展開に
なりそうな予感がしたレース直前のパドックであった。
私の予想では予選の結果がシャーペンティエと二位の
カーテンが2分06秒台。予選八位までのナンネッリが
07秒台ということで決勝レースは07秒の中盤でコンスタント
にどれだけ走れるかが勝利に近づくことができるかの
ポイントと見ていました。
レーススタートと同時に飛び出したのがファブリッツィオ。
ヤマハジャーマニーR6のカーテンもいい調子で飛び出し、
シャーペンティエを囲むような展開となりましたが、
シャーペンティエは二周目以降、ハードプッシュで抜き去り、
トップに立ち、二位、三位のファブリッツィオ、カーテンと
競り合いを演じます。やや間が開いてフォレ、パークスが
続く展開。
しかし、ここでフォレがタイヤトラブルでピットイン。
理由はよくわかりませんが、タイヤが不調となり、タイヤを
交換して走り出すも再びピットインしてリタイヤとなり
ました。
ピレリのエンジニアが飛んできて、当該のタイヤをすぐに
ミラノに持ち込んで理由を解明するための手続きがとられ
ましたが、もし、同じことがほかの同じ仕様のタイヤを
選んだホンダユーザーおよびほかのメーカーのライダーに
起きないか不安と緊張感に包まれました。
11周目にはトップが見えるところを走っていたパークスが
メカニカルトラブルでピットイン。今季ここまでいいところが
あまりなかった彼ですがいい走りをしていました。実に惜し
いレースを失いました。
レース中盤に入り、ラップタイムペースは私の予想とは
反して09秒台の中盤から後半で推移するペースとなり
ました。ファブリッツィオは徐々にペースを落とし、シャ
ーペンティエとカーテンの一騎打ちとなりました。
いつもの一人旅でなく、影のようにカーテンが続くレースに
緊張感に包まれましたが、15周目の1コーナーで優勝の
チャンスもあったカーテンがクラッシュアウト。ヤマハ
ジャーマニーの二人に今週末優勝や表彰台二人登壇のチャンス
を感じていましたが、彼らにとって最悪の結末となってしまい
ました。
これで楽になったシャーペンティエはペースダウンして
サンデークルージング。二位のファブリッツィオはタイヤが
スライドし始めていてなだめるようにライディングしながら
チェッカーを目指す状態でトップをアタックする状況になく
単独走行。三位にはスタートがあまりうまくいかずに中団に
埋もれていたナンネッリがこの集団から抜け出して、少しずつ
ファブリッツィオとのタイム差を削っていきます。
その後ろはハームスのCBR,フォレスのGSX−R,
藤原の代打のジョーンズのCBRという三台の争い。
ラストラップ、少々単独走行で集中力を切らしながらも
シャーペンティエがトップでチェッカー。二位は何とか
ファブリッツィオが入り、攻撃が遅かったナンネッリは
三位。以下ハームスが自己最高の四位。フォレスも殊勲の
五位、ジョーンズが六位という結果となりました。以下
シャンボン、コラーディ、ダエメン、べネマンという
トップ10でした。
ティエが予選トップ。しかしながら予選でのタイムの詰め方
からヤマハジャーマニーのカーテン、パークスが強いことは
はっきり理解でき、またホンダ勢としてメガバイクのファブ
リッツィオ、フォレもいいタイムをマークし、さらにドゥカティ
の直線スピードが高く、モンツァの時のようにナンネッリが
序盤トップグループについていければ面白いレース展開に
なりそうな予感がしたレース直前のパドックであった。
私の予想では予選の結果がシャーペンティエと二位の
カーテンが2分06秒台。予選八位までのナンネッリが
07秒台ということで決勝レースは07秒の中盤でコンスタント
にどれだけ走れるかが勝利に近づくことができるかの
ポイントと見ていました。
レーススタートと同時に飛び出したのがファブリッツィオ。
ヤマハジャーマニーR6のカーテンもいい調子で飛び出し、
シャーペンティエを囲むような展開となりましたが、
シャーペンティエは二周目以降、ハードプッシュで抜き去り、
トップに立ち、二位、三位のファブリッツィオ、カーテンと
競り合いを演じます。やや間が開いてフォレ、パークスが
続く展開。
しかし、ここでフォレがタイヤトラブルでピットイン。
理由はよくわかりませんが、タイヤが不調となり、タイヤを
交換して走り出すも再びピットインしてリタイヤとなり
ました。
ピレリのエンジニアが飛んできて、当該のタイヤをすぐに
ミラノに持ち込んで理由を解明するための手続きがとられ
ましたが、もし、同じことがほかの同じ仕様のタイヤを
選んだホンダユーザーおよびほかのメーカーのライダーに
起きないか不安と緊張感に包まれました。
11周目にはトップが見えるところを走っていたパークスが
メカニカルトラブルでピットイン。今季ここまでいいところが
あまりなかった彼ですがいい走りをしていました。実に惜し
いレースを失いました。
レース中盤に入り、ラップタイムペースは私の予想とは
反して09秒台の中盤から後半で推移するペースとなり
ました。ファブリッツィオは徐々にペースを落とし、シャ
ーペンティエとカーテンの一騎打ちとなりました。
いつもの一人旅でなく、影のようにカーテンが続くレースに
緊張感に包まれましたが、15周目の1コーナーで優勝の
チャンスもあったカーテンがクラッシュアウト。ヤマハ
ジャーマニーの二人に今週末優勝や表彰台二人登壇のチャンス
を感じていましたが、彼らにとって最悪の結末となってしまい
ました。
これで楽になったシャーペンティエはペースダウンして
サンデークルージング。二位のファブリッツィオはタイヤが
スライドし始めていてなだめるようにライディングしながら
チェッカーを目指す状態でトップをアタックする状況になく
単独走行。三位にはスタートがあまりうまくいかずに中団に
埋もれていたナンネッリがこの集団から抜け出して、少しずつ
ファブリッツィオとのタイム差を削っていきます。
その後ろはハームスのCBR,フォレスのGSX−R,
藤原の代打のジョーンズのCBRという三台の争い。
ラストラップ、少々単独走行で集中力を切らしながらも
シャーペンティエがトップでチェッカー。二位は何とか
ファブリッツィオが入り、攻撃が遅かったナンネッリは
三位。以下ハームスが自己最高の四位。フォレスも殊勲の
五位、ジョーンズが六位という結果となりました。以下
シャンボン、コラーディ、ダエメン、べネマンという
トップ10でした。
スーパーバイク世界選手権チェコラウンドSBKレース1
2005年7月20日ポールポジションはコーサー。そのコーサーが序盤好調で
快走するのをヴァーミューレン、ウォーカー、ラコニが追い
かける展開。ウォーカーは初日のヒーローでトップスピードが
高いレベルにあり、前日のスーパーポールは単純にミスが
あったということであればF1のルノーのテクノロジーが
エンジンに組み込まれている彼のPSG1チューンのカワサキ
は競争力が高いはずなのでストレートの長いこのサーキット
ではいいレースができるのではないかと言われていて、実際
序盤トップグループで好走していた。
しかしながら徐々にコーサーがライバル達に差をつけ始める。
二位争いがヴァーミューレン、ラコニ、ヴァーミューレンで
行われるが、ここから徐々にヴァーミューレンがペースダウン。
逆に中団グループからトーズランドがこの二位集団に近づく。
結局コーサーは誰に脅かされることもなく、ポールトゥ
フィニッシュ。二位は残りわずかでタイヤが終わってしまった
ラコニをトーズランドがかわして二位をゲット。三位がラコニ。
ウォーカーは表彰台ならず四位ということになった。
五列目スタートのキリがよく追い上げてあわやウォーカーも
抜けるかと思わせるところでチェッカードフラッグとなり
五位。その後ろにランツィで、その後ろがやはり予選失敗
した芳賀が見事な走りで七位であった。
ヴァーミューレンがその後ろで八位。阿部、ピットと続き
ここまでがトップ10。
コーサーとチームメイトの加賀山はぱっとせずに11位で
レースを終えた。
快走するのをヴァーミューレン、ウォーカー、ラコニが追い
かける展開。ウォーカーは初日のヒーローでトップスピードが
高いレベルにあり、前日のスーパーポールは単純にミスが
あったということであればF1のルノーのテクノロジーが
エンジンに組み込まれている彼のPSG1チューンのカワサキ
は競争力が高いはずなのでストレートの長いこのサーキット
ではいいレースができるのではないかと言われていて、実際
序盤トップグループで好走していた。
しかしながら徐々にコーサーがライバル達に差をつけ始める。
二位争いがヴァーミューレン、ラコニ、ヴァーミューレンで
行われるが、ここから徐々にヴァーミューレンがペースダウン。
逆に中団グループからトーズランドがこの二位集団に近づく。
結局コーサーは誰に脅かされることもなく、ポールトゥ
フィニッシュ。二位は残りわずかでタイヤが終わってしまった
ラコニをトーズランドがかわして二位をゲット。三位がラコニ。
ウォーカーは表彰台ならず四位ということになった。
五列目スタートのキリがよく追い上げてあわやウォーカーも
抜けるかと思わせるところでチェッカードフラッグとなり
五位。その後ろにランツィで、その後ろがやはり予選失敗
した芳賀が見事な走りで七位であった。
ヴァーミューレンがその後ろで八位。阿部、ピットと続き
ここまでがトップ10。
コーサーとチームメイトの加賀山はぱっとせずに11位で
レースを終えた。
スーパーバイク世界選手権チェコラウンドサポートレースFIMカップ1000
2005年7月20日 スポーツ日曜の朝の十時四十分から行われる未来のスターライダー
によるリッターという排気量でのストックバイクのレース。
ここからランツィ、ファブリッツィオ、ヴィッツィエッロに
続くのは誰なのか、このレースを追ってみます。
前日の土曜日の予選でトップ2を奪ったのがヤマハジャーマニー
の二人のケイニューレンとソフオグルの二人。ケイニューレンは
唯一の六秒台をマーク。ソフオグルは七秒台で二番手で
あった。これに続いたのロレンツィオーニバイレオーニの
ロッコリということでトップ三人がR1であった。
四番手にコックスヘルのホンダCBR。ここまでが二分七秒台
であった。
五番手に前回のミザノアドレアティコの覇者のキアレッロの
スズキGSX-R。今回は今一つの感ありの予選であった。
今一つどころか今五つぐらいの印象を抱かせたのが、
前回のサンマリノラウンドでは殊勲の三位表彰台をゲット
したイアンヌッツォのMVアグスタは今回まったくだめだめで
予選が何と21番手であった。今回ドイツ選手権のSBKに
このアグスタを駆って参戦しているトイフェルトがパドックに
来ていて、アドバイスを求めていたのだが、それも徒労に終
わった予選であった。
決勝レース
事前の予想通り、ヤマハジャーマニーの二人が飛び出し、
それにロッコリが食らいつくという展開となった。そこから
ややあって単独の四番手にコックスが走行。五番手以降は
団子である。
ロッコリがベルギー人とトルコ人を逃がしてはまずいと
攻勢をかけて二人の戦いに割って入ったことでレースは白熱し、
面白い展開になった。また三人の優勝争いで競り合っている
ことでラップタイムが少し遅くなり、コックスヘルも集団に
入り、四台の優勝争いとなった。
ラインがいくつもあり、幅の広いレーストラックでロッコリが
仕掛けにかかる。最終ラップは実に激しく面白い攻防と
なった。
そんなレースを当初引いて見ていて、冷静に勝負所を読んだ
コックスヘルが最終ラップトップに立ち、そのままチェッカー。
二位にソフオグル、三位がロッコリ、勝てるチャンスがあった
のに、表彰台にも立てなかったケイミューレンが四位であった。
レース中のコックスヘルの最速タイムが2分7秒427。
ほかのトップ争いしたライダーより遅いタイムだったわけで、
それでも勝ったところに彼のレースを眺めるスマートさと
試合展開でのグッドラックがあったレースでした。
によるリッターという排気量でのストックバイクのレース。
ここからランツィ、ファブリッツィオ、ヴィッツィエッロに
続くのは誰なのか、このレースを追ってみます。
前日の土曜日の予選でトップ2を奪ったのがヤマハジャーマニー
の二人のケイニューレンとソフオグルの二人。ケイニューレンは
唯一の六秒台をマーク。ソフオグルは七秒台で二番手で
あった。これに続いたのロレンツィオーニバイレオーニの
ロッコリということでトップ三人がR1であった。
四番手にコックスヘルのホンダCBR。ここまでが二分七秒台
であった。
五番手に前回のミザノアドレアティコの覇者のキアレッロの
スズキGSX-R。今回は今一つの感ありの予選であった。
今一つどころか今五つぐらいの印象を抱かせたのが、
前回のサンマリノラウンドでは殊勲の三位表彰台をゲット
したイアンヌッツォのMVアグスタは今回まったくだめだめで
予選が何と21番手であった。今回ドイツ選手権のSBKに
このアグスタを駆って参戦しているトイフェルトがパドックに
来ていて、アドバイスを求めていたのだが、それも徒労に終
わった予選であった。
決勝レース
事前の予想通り、ヤマハジャーマニーの二人が飛び出し、
それにロッコリが食らいつくという展開となった。そこから
ややあって単独の四番手にコックスが走行。五番手以降は
団子である。
ロッコリがベルギー人とトルコ人を逃がしてはまずいと
攻勢をかけて二人の戦いに割って入ったことでレースは白熱し、
面白い展開になった。また三人の優勝争いで競り合っている
ことでラップタイムが少し遅くなり、コックスヘルも集団に
入り、四台の優勝争いとなった。
ラインがいくつもあり、幅の広いレーストラックでロッコリが
仕掛けにかかる。最終ラップは実に激しく面白い攻防と
なった。
そんなレースを当初引いて見ていて、冷静に勝負所を読んだ
コックスヘルが最終ラップトップに立ち、そのままチェッカー。
二位にソフオグル、三位がロッコリ、勝てるチャンスがあった
のに、表彰台にも立てなかったケイミューレンが四位であった。
レース中のコックスヘルの最速タイムが2分7秒427。
ほかのトップ争いしたライダーより遅いタイムだったわけで、
それでも勝ったところに彼のレースを眺めるスマートさと
試合展開でのグッドラックがあったレースでした。
スーパーバイク世界選手権チェコラウンドサポートレースユーロストック600
2005年7月20日 スポーツヨーロッパで行われるスーパーバイクの大会ではサポート
レースとしてアンダー20のユーロストック600が行われて
います。今回はそのレポートとウィナーのインタビューを。
STK600
ここまでのシーズン、CBR600のティべりオとR6のコルティの
二人だけが優勝しているこのカテゴリー。今回はどうなるのか。
やはりこの二人の勝負になるのか、あるいは新しい勝利者が
現れ二人に挑戦者として名乗りを上げるのだろうか。
そんなことを思いながら予選を見ていましたが、走り始めて
いきなり速いティべりオが何と13秒台のタイムを
いきなり出して、周囲を圧倒。あとはこの予選一回目も
二回目もレースタイムをどれだけコンスタントに走るか
に焦点をしぼった走りでした。
一方直接のライバルとなるコルティですが、今回今一つ
どころか今二つで何とかタイムを搾り出している様子。
カネパ、ベルジェ、アントネッリ遅れをとり、タイムも
15秒台というものであった。彼は五番手で予選を終了。
その彼の後ろから、この選手権にこの大会から参戦の
少し大人っぽくなったチェコ人のマルケータ・ヤナコーバ
が六番手をゲット。この勢いを持続できるか期待感を
チェコの業界関係者とファンに抱かせた。
土曜の午後5時40分から始まった決勝。スタートで
ここまで絶好調だったティべりオは出遅れ、ヤナコーバ
はフライングを取られてしまったうえに、スタート直後の
混乱に巻き込まれて順位を大きく落としてしまう。
イタリア語も話すフランス人はここからものすごい挽回を
見せた。どこからでも行ってやるという走りが画面を通じて
見えたのですが、素晴らしい突っ込みとブレーキングで
オープニングラップを終えるとトップに立っていた。
さらにここから相手を引き離そうと必死になって走ったら、
何と12秒1のタイムをたたき出した。さらにそこから12秒
台を連発。
後方のライダーは明らかに戦意消失である。あとは80%の
力でツーリング状態で勝利。前半二位争いがあったものの、
徐々に単独走行になり、カネパが二位。コルティは何とか
悪い流れの中でありながらきっちりレースを運んで三位で
レースを終えた。
フライングとなったヤナコーバはライドスルーペナルティを
取られてしまい、そこからハッスルしまくって自己ベストを
更新しながら快走。後方の順位となってしまったが、彼女の
パーソナルベストタイムは2分15秒フラットでこれは
今回のトップ5のタイムであった。レース後少しだけ話すこと
ができたのですが、レースキャリア初のフライングで
せっかくのいいレースを後方で走ることになったけれど、
走り自体はよかったし、タイムには満足していました。
レース後、ティべりオを捕まえることができました。
イタリア人も近くにいたのでイタリア語でのインタビュー。
yasumarzo(以下yasu) 優勝おめでとう。素晴らしい走りだったね。
yoann tiberio(以下yt) ありがとう。
yasu それにしてもあの二周目の12.1というタイムは
すごかったねぇ。そこから12秒台連発。
yt 二周目はとにかく集中してベストの走りをしようとして
ハードにプッシュしたけれど、それでタイムを確認したら
12.1となって、それを知ったときに『うぁあ、マジかよ』
と思ったけどね。とにかく集中して自分でも速く走れたのを
実感していたよ。
yasu そこから12秒台連発。
yt 集中力を落とさずにプッシュしたらこのタイムが連発で
出て、後ろを見たら結構離れていたのでちょっと安心したね。
yasu あとは相手との差を見ながらのクルージングで、まさに
圧勝だったね。コルティが三位ということもあって、ポイント
差を少なくなって、これからが楽しみだ。
yt これからもどんどん速くなりたいし勝ちたいね。
来年再来年がとても楽しみだと思いながら、彼のチームメイトは
決して悪い成績ではないのですが、天才との同居に苦しんで
いてシュッマッハーのいるチームのナンバー2ドライバーの
境遇を肌で感じていることでしょう。
レースとしてアンダー20のユーロストック600が行われて
います。今回はそのレポートとウィナーのインタビューを。
STK600
ここまでのシーズン、CBR600のティべりオとR6のコルティの
二人だけが優勝しているこのカテゴリー。今回はどうなるのか。
やはりこの二人の勝負になるのか、あるいは新しい勝利者が
現れ二人に挑戦者として名乗りを上げるのだろうか。
そんなことを思いながら予選を見ていましたが、走り始めて
いきなり速いティべりオが何と13秒台のタイムを
いきなり出して、周囲を圧倒。あとはこの予選一回目も
二回目もレースタイムをどれだけコンスタントに走るか
に焦点をしぼった走りでした。
一方直接のライバルとなるコルティですが、今回今一つ
どころか今二つで何とかタイムを搾り出している様子。
カネパ、ベルジェ、アントネッリ遅れをとり、タイムも
15秒台というものであった。彼は五番手で予選を終了。
その彼の後ろから、この選手権にこの大会から参戦の
少し大人っぽくなったチェコ人のマルケータ・ヤナコーバ
が六番手をゲット。この勢いを持続できるか期待感を
チェコの業界関係者とファンに抱かせた。
土曜の午後5時40分から始まった決勝。スタートで
ここまで絶好調だったティべりオは出遅れ、ヤナコーバ
はフライングを取られてしまったうえに、スタート直後の
混乱に巻き込まれて順位を大きく落としてしまう。
イタリア語も話すフランス人はここからものすごい挽回を
見せた。どこからでも行ってやるという走りが画面を通じて
見えたのですが、素晴らしい突っ込みとブレーキングで
オープニングラップを終えるとトップに立っていた。
さらにここから相手を引き離そうと必死になって走ったら、
何と12秒1のタイムをたたき出した。さらにそこから12秒
台を連発。
後方のライダーは明らかに戦意消失である。あとは80%の
力でツーリング状態で勝利。前半二位争いがあったものの、
徐々に単独走行になり、カネパが二位。コルティは何とか
悪い流れの中でありながらきっちりレースを運んで三位で
レースを終えた。
フライングとなったヤナコーバはライドスルーペナルティを
取られてしまい、そこからハッスルしまくって自己ベストを
更新しながら快走。後方の順位となってしまったが、彼女の
パーソナルベストタイムは2分15秒フラットでこれは
今回のトップ5のタイムであった。レース後少しだけ話すこと
ができたのですが、レースキャリア初のフライングで
せっかくのいいレースを後方で走ることになったけれど、
走り自体はよかったし、タイムには満足していました。
レース後、ティべりオを捕まえることができました。
イタリア人も近くにいたのでイタリア語でのインタビュー。
yasumarzo(以下yasu) 優勝おめでとう。素晴らしい走りだったね。
yoann tiberio(以下yt) ありがとう。
yasu それにしてもあの二周目の12.1というタイムは
すごかったねぇ。そこから12秒台連発。
yt 二周目はとにかく集中してベストの走りをしようとして
ハードにプッシュしたけれど、それでタイムを確認したら
12.1となって、それを知ったときに『うぁあ、マジかよ』
と思ったけどね。とにかく集中して自分でも速く走れたのを
実感していたよ。
yasu そこから12秒台連発。
yt 集中力を落とさずにプッシュしたらこのタイムが連発で
出て、後ろを見たら結構離れていたのでちょっと安心したね。
yasu あとは相手との差を見ながらのクルージングで、まさに
圧勝だったね。コルティが三位ということもあって、ポイント
差を少なくなって、これからが楽しみだ。
yt これからもどんどん速くなりたいし勝ちたいね。
来年再来年がとても楽しみだと思いながら、彼のチームメイトは
決して悪い成績ではないのですが、天才との同居に苦しんで
いてシュッマッハーのいるチームのナンバー2ドライバーの
境遇を肌で感じていることでしょう。
スーパーバイク世界選手権チェコラウンド予選二回目
2005年7月20日 スポーツSBK
二回目の予選であるが、暑さのせいなのか、あるいは
各チーム、ライダーがアタックに慎重なのか、セッション
中盤までほとんどのライダーが前日のタイムを更新すること
なく進む。
残り30分を切ったあたりから、徐々にタイムをアップする
ライダーが増えてきて、少しずつ盛り上がりを見せる。
各ライダーが2分4秒台に入れ始めて、さらなるタイムアップ
を目指す戦いが続くが、前日トップタイムのウォーカーが
ぱっとしない。さらにトーズランド、ラコニのドゥカティ
ドュオ、カルドソ、サンキーニ、クレメンティといった
前日サプライズを与えてくれた連中もタイムアップに苦しん
でいる。
セッション終盤に入って、コーサー、ノイキルフナー、ヴァーミューレン、ピット、加賀山が前日のタイムを更新して3秒台に
入れるも、前日のウォーカーの驚愕の3秒フラットには及ばず
タイムアップとなり、スーパーポールへ舞台を移すことになった。
キリと芳賀は。何とこの二人はトップ16に入れずにこの時点
で決勝グリッドの五列目が確定してしまった。今年のこの
カテゴリーの競争の激しさと彼らがメーカーを変えて今季
臨んでいるが今ひとつ結果が出ていないここまでの流れが
ここでも残酷に鮮やかに結果として出てしまった予選二回目
であった。
スーパーポールが午後四時からスタート。
最初のライダーがアングロマレーシアマシンのペトロナスの
マッコイであったが、何といきなり3秒台を出してしまう。
望外の喜びに沸くペトロナスピット。しかし、続いて登場の
阿部も3秒台。ほぼ空タンクで走っているのか、ライダーの
気合が速さを生むのか、ほとんどのライダーが3秒台で
走っていく面白いスーパーポールとなった。何と3秒台が
12人もいるという激戦のラストアタック。制したのは
コーサーであった。二番手に何とトーズランド、三番手
にノイキルフナー、一列目最後がヴァーミューレンという
ラインナップ。以下ムジェリッジ、ウォーカー、加賀山、
カルドソ、今回ワイルドカードで参戦のR1ユーザーのダヴィ
デ・チェカ、ラコニ、阿部、マッコイ、ピット、サンキーニ、
クレメンティ、ランツィというトップ16であった。
SS
いつも見慣れた風景と見慣れない光景があった土曜の午後。
前者はウィンストンテンカーテホンダのフランス人のトップ
タイム。後者は藤原の不在と彼のマシンに乗る、真っ白な
アライヘルメットをかぶるイギリス人のライディングである。
例によってシャーペンティエがトップ、二番手にカーテンが
コンマ5秒差で続いた。この二人が二分六秒台であった。
三番手、四番手がいい感じでタイムアップを果たしていった
ファブリッツィオとパークス。ホンダ、ヤマハの二メーカー
が一列目を二台づつ分け合う結果となった。
以下、フォレ、ハームスのCBR、フォレスのスズキ、ナンネッリ
のドゥカティ749が続いた。ここまでが七秒台であった。
ヤマハジャーマニーは事前テストの成果がポジティブに
出ているようで、確かにシャーペンティエのホンダとの
差はあるものの、その差は詰まってきているし、メガバイク
ホンダのファブリッツィオ、フォレとはいい勝負である。
日曜の午後が楽しみになってきた。
二回目の予選であるが、暑さのせいなのか、あるいは
各チーム、ライダーがアタックに慎重なのか、セッション
中盤までほとんどのライダーが前日のタイムを更新すること
なく進む。
残り30分を切ったあたりから、徐々にタイムをアップする
ライダーが増えてきて、少しずつ盛り上がりを見せる。
各ライダーが2分4秒台に入れ始めて、さらなるタイムアップ
を目指す戦いが続くが、前日トップタイムのウォーカーが
ぱっとしない。さらにトーズランド、ラコニのドゥカティ
ドュオ、カルドソ、サンキーニ、クレメンティといった
前日サプライズを与えてくれた連中もタイムアップに苦しん
でいる。
セッション終盤に入って、コーサー、ノイキルフナー、ヴァーミューレン、ピット、加賀山が前日のタイムを更新して3秒台に
入れるも、前日のウォーカーの驚愕の3秒フラットには及ばず
タイムアップとなり、スーパーポールへ舞台を移すことになった。
キリと芳賀は。何とこの二人はトップ16に入れずにこの時点
で決勝グリッドの五列目が確定してしまった。今年のこの
カテゴリーの競争の激しさと彼らがメーカーを変えて今季
臨んでいるが今ひとつ結果が出ていないここまでの流れが
ここでも残酷に鮮やかに結果として出てしまった予選二回目
であった。
スーパーポールが午後四時からスタート。
最初のライダーがアングロマレーシアマシンのペトロナスの
マッコイであったが、何といきなり3秒台を出してしまう。
望外の喜びに沸くペトロナスピット。しかし、続いて登場の
阿部も3秒台。ほぼ空タンクで走っているのか、ライダーの
気合が速さを生むのか、ほとんどのライダーが3秒台で
走っていく面白いスーパーポールとなった。何と3秒台が
12人もいるという激戦のラストアタック。制したのは
コーサーであった。二番手に何とトーズランド、三番手
にノイキルフナー、一列目最後がヴァーミューレンという
ラインナップ。以下ムジェリッジ、ウォーカー、加賀山、
カルドソ、今回ワイルドカードで参戦のR1ユーザーのダヴィ
デ・チェカ、ラコニ、阿部、マッコイ、ピット、サンキーニ、
クレメンティ、ランツィというトップ16であった。
SS
いつも見慣れた風景と見慣れない光景があった土曜の午後。
前者はウィンストンテンカーテホンダのフランス人のトップ
タイム。後者は藤原の不在と彼のマシンに乗る、真っ白な
アライヘルメットをかぶるイギリス人のライディングである。
例によってシャーペンティエがトップ、二番手にカーテンが
コンマ5秒差で続いた。この二人が二分六秒台であった。
三番手、四番手がいい感じでタイムアップを果たしていった
ファブリッツィオとパークス。ホンダ、ヤマハの二メーカー
が一列目を二台づつ分け合う結果となった。
以下、フォレ、ハームスのCBR、フォレスのスズキ、ナンネッリ
のドゥカティ749が続いた。ここまでが七秒台であった。
ヤマハジャーマニーは事前テストの成果がポジティブに
出ているようで、確かにシャーペンティエのホンダとの
差はあるものの、その差は詰まってきているし、メガバイク
ホンダのファブリッツィオ、フォレとはいい勝負である。
日曜の午後が楽しみになってきた。
テニスデビスカップQFを終えて
2005年7月19日 スポーツ日曜日にブルノでのレースを終えてスロバキアのブラティスラバ
で宿泊しました。当地では金曜から日曜までテニスの国別対抗
戦のスロバキア対オランダが行われていました。
今回のこのカードを現場で見ることはできなかったのですが、
私は三月のスロバキア対世界王者スペインの試合でスロバキア
がスペインの王座を一冬持たすことなく破ってしまった試合
を三日間とも見ていました。その私からすると初日のシングルス
二試合をスロバキアが1−1のイーブンか2−0であれば
オランダを破る可能性は大きいとにらんでいました。
あのウルトラファストサーフェースに金曜日の昼間の試合
なのに、鳴り物を持ち込んで応援するスロバキア人を見ている
とこの快進撃はある種、千葉ロッテのファンと共に勝ち進んで
いる姿を思い起こさせます。
決してスロバキアのSF進出はサプライズではありません。
実力をスロバキア人サポーターが後押ししているだけの
ことだと思います。
その他のSF進出チームで気になったのがアルゼンチンですね。
オーストラリアが用意したのが芝生のコートながら4−1
で勝ってしまいました。
世界のベストの四カ国となるとやはり実力も勢いも有している
はずです。スロバキア、アルゼンチン、ロシア、クロアチアと
興味深いメンバーとなりました。SF,ファイナルも楽しみです。
で宿泊しました。当地では金曜から日曜までテニスの国別対抗
戦のスロバキア対オランダが行われていました。
今回のこのカードを現場で見ることはできなかったのですが、
私は三月のスロバキア対世界王者スペインの試合でスロバキア
がスペインの王座を一冬持たすことなく破ってしまった試合
を三日間とも見ていました。その私からすると初日のシングルス
二試合をスロバキアが1−1のイーブンか2−0であれば
オランダを破る可能性は大きいとにらんでいました。
あのウルトラファストサーフェースに金曜日の昼間の試合
なのに、鳴り物を持ち込んで応援するスロバキア人を見ている
とこの快進撃はある種、千葉ロッテのファンと共に勝ち進んで
いる姿を思い起こさせます。
決してスロバキアのSF進出はサプライズではありません。
実力をスロバキア人サポーターが後押ししているだけの
ことだと思います。
その他のSF進出チームで気になったのがアルゼンチンですね。
オーストラリアが用意したのが芝生のコートながら4−1
で勝ってしまいました。
世界のベストの四カ国となるとやはり実力も勢いも有している
はずです。スロバキア、アルゼンチン、ロシア、クロアチアと
興味深いメンバーとなりました。SF,ファイナルも楽しみです。
スーパーバイク世界選手権チェコラウンド予選一回目
2005年7月19日 スポーツSBK
今回の予選一回目というのはあっと驚く内容と結果になり
ました。
何と初日を制したのがカワサキのリッターバイクを駆る
クリス・ウォーカー。それもタイムが2分03.064
これに続いたのが現在ポイントリーダーのアルスタースズキの
トロイ・コーサーだがこれが約コンマ5秒遅れ。これに続い
たのがホンダのノイキルフナ−にヤマハのR1を走らせるカルドソ
というラインナップでここまでが2分03秒台。二列目が
ラコニ、サンキーニ、クレメンティ、ヴァーミューレンという
ラインナップでして、いやはやなんとも波乱を思わせる序列
となっている。パドックはこのウォーカーのスーパーラップ
は果たして本物なのか一発なのかが話題の中心となって
いました。
SSは今回はテンカーテホンダの日本人の藤原が欠場である。
鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿八耐に備えた事前テストで
転倒し、フィジカル面での回復が遅れていて今回欠場となった。
ポイントリーダーを追いかける立場の藤原としては実に
厳しい欠場となってしまった。
逆に体も心も今季絶好調なのがシャーペンティエで今回も
トップタイムである。ただ、このチェコでのレースを前に
ブルノでテストを行ったヤマハジャーマニーのカーテン、
パークスが好調でいつものような一人舞台にはなっていない
のは決勝に関して面白いことが起きそうな空気を作りだして
いる。シャーペンティエ、カーテン、パークスに続いて
フォレ、ファブリッツィオのメガバイクホンダ勢が続き、
今回藤原の抜けたCBRに乗るクレイグ・ジョーンズが初日
好タイムで初日を終えた。
何やら今までのレースにない何かが起きそうな予感を抱かせる
初日であった。
今回の予選一回目というのはあっと驚く内容と結果になり
ました。
何と初日を制したのがカワサキのリッターバイクを駆る
クリス・ウォーカー。それもタイムが2分03.064
これに続いたのが現在ポイントリーダーのアルスタースズキの
トロイ・コーサーだがこれが約コンマ5秒遅れ。これに続い
たのがホンダのノイキルフナ−にヤマハのR1を走らせるカルドソ
というラインナップでここまでが2分03秒台。二列目が
ラコニ、サンキーニ、クレメンティ、ヴァーミューレンという
ラインナップでして、いやはやなんとも波乱を思わせる序列
となっている。パドックはこのウォーカーのスーパーラップ
は果たして本物なのか一発なのかが話題の中心となって
いました。
SSは今回はテンカーテホンダの日本人の藤原が欠場である。
鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿八耐に備えた事前テストで
転倒し、フィジカル面での回復が遅れていて今回欠場となった。
ポイントリーダーを追いかける立場の藤原としては実に
厳しい欠場となってしまった。
逆に体も心も今季絶好調なのがシャーペンティエで今回も
トップタイムである。ただ、このチェコでのレースを前に
ブルノでテストを行ったヤマハジャーマニーのカーテン、
パークスが好調でいつものような一人舞台にはなっていない
のは決勝に関して面白いことが起きそうな空気を作りだして
いる。シャーペンティエ、カーテン、パークスに続いて
フォレ、ファブリッツィオのメガバイクホンダ勢が続き、
今回藤原の抜けたCBRに乗るクレイグ・ジョーンズが初日
好タイムで初日を終えた。
何やら今までのレースにない何かが起きそうな予感を抱かせる
初日であった。
スーパーバイク世界選手権チェコラウンド木曜日
2005年7月19日 スポーツレース自体は金、土が予選。日曜が決勝ですが、木曜日には
サーキットに入っていました。今回はそのお話を。
ボローニャからブルノに入るバスが木曜日出発ということで
仕方なくブラティスラバに一旦入って、そこからブルノへ
移動。バスターミナルから鉄道駅の目の前のインフォに行き、
サーキット行きのバスを教えてもらうと、まずはトラムで
結構離れたところまで行き、そこからバスだがサーキットの前
で停まるバスは朝しかないと言われてがっかりする。まぁ、
出来るだけ近いバス停まで行ってそこから歩きになるなと
考えを改めていざ出発。
前回このサーキットに行ったときとは違うルートとなりいささか
心配ではあるが行かなくては仕方がない。不安を胸に刻みながら
トラムの最終駅に着き、教えられたバスに乗る。
以前このサーキットに行ったときと同じ景色を見て少しだけ
安心する。そんな時に外を見るとカワサキの600で昨年
イタリア選手権を制し、前回の世界選手権のミザノを走って
いたクリスティアーノ・ミッリョラーティがミニバイクで
街の方に出かける姿を見かけた。思わず声を掛けようと思った
が彼は車でなくてミニバイクである。乗せてもらえるわけなど
ない。
サーキットへ行く田舎道にサーキットの方向を示す掲示が
目に付く様になってきて、バスの運転手さんに『プロシィーム。ネムルビーテチェスキー。イセムツーリスト。イセムド
アウトモトドロムブルノ。』(すいません。私はチェコ語が
わかりません。ツーリストですが、ブルノサーキットに
行きます。)と数少ないチェコ語のボキャブラリーを使って
話しかける。
数分後、バスは本来停まることのない場所で停まってくれて、
『イェートリブーナ。』(観客席だ)と教えてくれた。
お礼を言って、かばんの中からうちわを取り出して差し上げると
喜んでくれた。
ここは鈴鹿サーキットと同じようにグランドスタンドの
ところからパドックにトンネルがあり、ここを抜けたらすぐに
彼らと会うことができる。
えっこらえっこらと重い荷物を引きづりながらパドックに
到着。最初に会ったのが、パパペデルチーニ。さらにピレリ
タイヤのスタッフとも再会。いつもお世話になっている親父に
孫の手をお土産に進呈すると喜んでくれた。
さすがに木曜日の18時ともなるともうほとんどの連中は
サーキット入りしている。チームライトスピードのダヴィデ・
ブレガにお酒を、さらにKLインターモトのヨゼフもビッグウェル
カムで迎えてくれた。
ダヴィデの奥さんにすぐに進められてドイツビールを一杯。
ヨゼフにチェコビールを渡されて一杯。さらにアルスターの
ホスピタリティでピロバーノにコロナビールを渡され、
イタリアメガバイクに行くと、オリジナルピルスナービール
のピルスナーウィルケルを渡される。暑いし、喉が渇いている
しで体も心もビールを求めていてかけつけ一杯どころか
四杯になっていた私であった。
今回はチェコのレースということで昨年まで世界選手権を
全部走っていたミルキフカが走ることになりチェコチームの
チェコ人ライダーが存在する。彼にとっては地元という
言葉どころかブルノサーキットは彼らのスポンサーの
ひとつであり、多忙を極めていた。また、実に久し
ぶりのチェコでのSBK開催ということもあってストック1000
参戦中のチームアクナやWSSのKLインターモトのようなチェコ
チームはかなり関係者やゲストの数が多く大忙しであるが、
私を見るとビールを勧めてくれる。この暑さで関係者やゲスト
の数を考えるとどれだけビールを持ってくるのだろうかと
思ってしまった私であった。まぁ、チェコと言えば各々の
町にビールメーカーがあり、昼間から飲むのが当然という
お国柄である。初めてチェコ人のチームと付き合うようになって
驚いたのは彼らがビンや缶で持ってくることもあるが、かなり
の割合でたるで持ってくることが多い。まぁ確かに生のチェコ
ビールはうまいのでそうしたがる気持ちはよくわかる。
昨年グランプリの125で走っていたマルケータ・ヤナコーバ
と会う。昨年のもてぎ以来である。125の2ストローク
マシンから600の4ストロークへのスイッチの話やイタリア語
やチェコ語の話、私や彼女の最近の話で盛り上がる。
昨年の九月以来だが、性格的な部分は変わっていないが、
髪型を変えて少し大人っぽくなった彼女を見て、女性の
半年や一年は大きな変化をもたらすものだと改めて実感する。
その彼女はこの大会からユーロストック600に今季最終戦
まで戦うこととなった。恐らく日本人でこの事実を知ったのは
私が初めてであろう。
食事時になり、チームイタリアメガバイクのホスピタリティへ。
すでに今回はマネージャーのジョルダーノが来ていて、
忙しそうに駆け回っている。また、ここはアンダー20の
ユーロストック600とスーパースポート世界選手権の2クラス
のそれぞれ二台体制で参戦しているので、人も多くにぎやかで
ある。
おいしい食事にたのしい会話、そしてイタリアのチームだが
ちゃんとピルスナーウィルケルを買ってきていて飲み食いして
夜は更けていった。
サーキットに入っていました。今回はそのお話を。
ボローニャからブルノに入るバスが木曜日出発ということで
仕方なくブラティスラバに一旦入って、そこからブルノへ
移動。バスターミナルから鉄道駅の目の前のインフォに行き、
サーキット行きのバスを教えてもらうと、まずはトラムで
結構離れたところまで行き、そこからバスだがサーキットの前
で停まるバスは朝しかないと言われてがっかりする。まぁ、
出来るだけ近いバス停まで行ってそこから歩きになるなと
考えを改めていざ出発。
前回このサーキットに行ったときとは違うルートとなりいささか
心配ではあるが行かなくては仕方がない。不安を胸に刻みながら
トラムの最終駅に着き、教えられたバスに乗る。
以前このサーキットに行ったときと同じ景色を見て少しだけ
安心する。そんな時に外を見るとカワサキの600で昨年
イタリア選手権を制し、前回の世界選手権のミザノを走って
いたクリスティアーノ・ミッリョラーティがミニバイクで
街の方に出かける姿を見かけた。思わず声を掛けようと思った
が彼は車でなくてミニバイクである。乗せてもらえるわけなど
ない。
サーキットへ行く田舎道にサーキットの方向を示す掲示が
目に付く様になってきて、バスの運転手さんに『プロシィーム。ネムルビーテチェスキー。イセムツーリスト。イセムド
アウトモトドロムブルノ。』(すいません。私はチェコ語が
わかりません。ツーリストですが、ブルノサーキットに
行きます。)と数少ないチェコ語のボキャブラリーを使って
話しかける。
数分後、バスは本来停まることのない場所で停まってくれて、
『イェートリブーナ。』(観客席だ)と教えてくれた。
お礼を言って、かばんの中からうちわを取り出して差し上げると
喜んでくれた。
ここは鈴鹿サーキットと同じようにグランドスタンドの
ところからパドックにトンネルがあり、ここを抜けたらすぐに
彼らと会うことができる。
えっこらえっこらと重い荷物を引きづりながらパドックに
到着。最初に会ったのが、パパペデルチーニ。さらにピレリ
タイヤのスタッフとも再会。いつもお世話になっている親父に
孫の手をお土産に進呈すると喜んでくれた。
さすがに木曜日の18時ともなるともうほとんどの連中は
サーキット入りしている。チームライトスピードのダヴィデ・
ブレガにお酒を、さらにKLインターモトのヨゼフもビッグウェル
カムで迎えてくれた。
ダヴィデの奥さんにすぐに進められてドイツビールを一杯。
ヨゼフにチェコビールを渡されて一杯。さらにアルスターの
ホスピタリティでピロバーノにコロナビールを渡され、
イタリアメガバイクに行くと、オリジナルピルスナービール
のピルスナーウィルケルを渡される。暑いし、喉が渇いている
しで体も心もビールを求めていてかけつけ一杯どころか
四杯になっていた私であった。
今回はチェコのレースということで昨年まで世界選手権を
全部走っていたミルキフカが走ることになりチェコチームの
チェコ人ライダーが存在する。彼にとっては地元という
言葉どころかブルノサーキットは彼らのスポンサーの
ひとつであり、多忙を極めていた。また、実に久し
ぶりのチェコでのSBK開催ということもあってストック1000
参戦中のチームアクナやWSSのKLインターモトのようなチェコ
チームはかなり関係者やゲストの数が多く大忙しであるが、
私を見るとビールを勧めてくれる。この暑さで関係者やゲスト
の数を考えるとどれだけビールを持ってくるのだろうかと
思ってしまった私であった。まぁ、チェコと言えば各々の
町にビールメーカーがあり、昼間から飲むのが当然という
お国柄である。初めてチェコ人のチームと付き合うようになって
驚いたのは彼らがビンや缶で持ってくることもあるが、かなり
の割合でたるで持ってくることが多い。まぁ確かに生のチェコ
ビールはうまいのでそうしたがる気持ちはよくわかる。
昨年グランプリの125で走っていたマルケータ・ヤナコーバ
と会う。昨年のもてぎ以来である。125の2ストローク
マシンから600の4ストロークへのスイッチの話やイタリア語
やチェコ語の話、私や彼女の最近の話で盛り上がる。
昨年の九月以来だが、性格的な部分は変わっていないが、
髪型を変えて少し大人っぽくなった彼女を見て、女性の
半年や一年は大きな変化をもたらすものだと改めて実感する。
その彼女はこの大会からユーロストック600に今季最終戦
まで戦うこととなった。恐らく日本人でこの事実を知ったのは
私が初めてであろう。
食事時になり、チームイタリアメガバイクのホスピタリティへ。
すでに今回はマネージャーのジョルダーノが来ていて、
忙しそうに駆け回っている。また、ここはアンダー20の
ユーロストック600とスーパースポート世界選手権の2クラス
のそれぞれ二台体制で参戦しているので、人も多くにぎやかで
ある。
おいしい食事にたのしい会話、そしてイタリアのチームだが
ちゃんとピルスナーウィルケルを買ってきていて飲み食いして
夜は更けていった。
ソニーエリクソンWTAツアーモデナオープンの水曜日
2005年7月14日 スポーツレッジョエミリアからモデナに行き、テニス女子ツアーの
新設大会モデナオープンに行ってきました。まぁ、会いたい人
がいるのと、見たいプレイヤーがいること、そして14万ドルの
ツアー大会なのですが、入場無料ということで出かけてきました。
14万ドルの大会ですが、第一シードがスキャボーネ、第二シード
がペンネッタという世界の23位と24位がトップ2シードに
なる大会。同じ週に大会がないこともあって結構な面子が揃って
いましたね。
まぁ、日本でも女子の大会が大きいのが東レパンパシフィック
オープンがあり、規模的に小さくなるがAIGオープンがある
ように物的、金銭的にイタリアのメーカーにお世話になっている
人はいろいろなしがらみもあってランキングにはふさわしくない
小規模クラスの大会でも出場する必要性があるのかなと
思いましたね。かつて伊達がAIGオープンになる前のジャパン
オープンにヨネックスやNECなどの要請で出ていたことを思い
出します。
そんな大会でペンネッタと会って練習前に少し話をする機会に
恵まれました。三年前彼女と会ったときは187位で岐阜の
カンガルーカップという五万ドルの大会と翌週の同じ賞金規模の
大会に出ていましたが、その彼女も今や世界の24位。日本の
大会でのサーフェースや日本で過ごす上で文化があまりに
も違う場所にいて落ち着きがなかったのと、私のような日本人で
ありながらイタリア語を使う人を見て色々と助けを求めていた時
からは比べ物にならないほど落ち着きがあったのが印象的でした。
その彼女ですが秋のAIGオープンは来ないようですが、
東レPPOには来る可能性があるようです。まぁ、状況次第という
話でしたが。
その後私の友人でマリア・エレナ・カメリンの彼氏であり、コーチ
である男がどういうわけか練習コートでタティアナ・ガルビンの面倒
を見ていました。私の姿を見て駆け寄ってきてくれて、あの岐阜の
大会以来の再会となりました。この男とカメリンとカソーニの
三人で名古屋の大須で買い物をしたときのことを思い出しましたね。
まぁ、イタリア人三人が各々違うものを欲しがるので店員さんと
てんやわんやで交渉したことを覚えています。
ガルビンというプレイヤーは最近売り出し中で気になっていたのです
が、練習マッチをやっていました。この相手が何とマルチナ・スッハ。
プラハオープンで彼女のプレイを見たかったのですが、早々に敗れて
しまい見られなかったのが残念だったのですが、まさかこんな
チャンスに恵まれるとは思わなかったですね。
ガルビンというのは練習中、練習マッチの最中見ていて思ったのは
かなり体が柔らかく、それを活用しているなというものですね。
逆にそういったことをスッハからは感じることがなかったです。
スロバキア人がいいショットを決めるよりガルビンが思い切りの
いいショットを連続して決めるような展開で終わりました。
スッハはいい時と悪いときが見事に成績に表れているのですが、
何だか今週のモデナはあまり期待できない印象を受けましたね。
ガルビンも確かによかったのですが、スッハが良くないという
感じでした。
この練習マッチの後に私が『ドブリーデン。マルチナ。プロシィーム
ネムルビーテスロベンスキー チェスキー。ムルビーテイタルスキー、
フランツォウスキー、アングリツキィ。』(こんにちは。マルチナ。
すいません、私はスロバキア語もチェコ語も話せません。イタリア語
かフランス語か英語がわかりますか。)と数少ないチェコ語の
ボキャブラリーで声をかけると驚きながら相手をしてくれました。
まぁ、水曜日の昼間の大都市ではないイタリアの地方都市のモデナ
で日本人にチェコ語で話し掛けられたら結構なサプライズだった
ようです。いっしょにいた彼女の母親も驚いていましたからね。
その後ガルビンと少し話して、レッジョエミリアに戻った私でした。
新設大会モデナオープンに行ってきました。まぁ、会いたい人
がいるのと、見たいプレイヤーがいること、そして14万ドルの
ツアー大会なのですが、入場無料ということで出かけてきました。
14万ドルの大会ですが、第一シードがスキャボーネ、第二シード
がペンネッタという世界の23位と24位がトップ2シードに
なる大会。同じ週に大会がないこともあって結構な面子が揃って
いましたね。
まぁ、日本でも女子の大会が大きいのが東レパンパシフィック
オープンがあり、規模的に小さくなるがAIGオープンがある
ように物的、金銭的にイタリアのメーカーにお世話になっている
人はいろいろなしがらみもあってランキングにはふさわしくない
小規模クラスの大会でも出場する必要性があるのかなと
思いましたね。かつて伊達がAIGオープンになる前のジャパン
オープンにヨネックスやNECなどの要請で出ていたことを思い
出します。
そんな大会でペンネッタと会って練習前に少し話をする機会に
恵まれました。三年前彼女と会ったときは187位で岐阜の
カンガルーカップという五万ドルの大会と翌週の同じ賞金規模の
大会に出ていましたが、その彼女も今や世界の24位。日本の
大会でのサーフェースや日本で過ごす上で文化があまりに
も違う場所にいて落ち着きがなかったのと、私のような日本人で
ありながらイタリア語を使う人を見て色々と助けを求めていた時
からは比べ物にならないほど落ち着きがあったのが印象的でした。
その彼女ですが秋のAIGオープンは来ないようですが、
東レPPOには来る可能性があるようです。まぁ、状況次第という
話でしたが。
その後私の友人でマリア・エレナ・カメリンの彼氏であり、コーチ
である男がどういうわけか練習コートでタティアナ・ガルビンの面倒
を見ていました。私の姿を見て駆け寄ってきてくれて、あの岐阜の
大会以来の再会となりました。この男とカメリンとカソーニの
三人で名古屋の大須で買い物をしたときのことを思い出しましたね。
まぁ、イタリア人三人が各々違うものを欲しがるので店員さんと
てんやわんやで交渉したことを覚えています。
ガルビンというプレイヤーは最近売り出し中で気になっていたのです
が、練習マッチをやっていました。この相手が何とマルチナ・スッハ。
プラハオープンで彼女のプレイを見たかったのですが、早々に敗れて
しまい見られなかったのが残念だったのですが、まさかこんな
チャンスに恵まれるとは思わなかったですね。
ガルビンというのは練習中、練習マッチの最中見ていて思ったのは
かなり体が柔らかく、それを活用しているなというものですね。
逆にそういったことをスッハからは感じることがなかったです。
スロバキア人がいいショットを決めるよりガルビンが思い切りの
いいショットを連続して決めるような展開で終わりました。
スッハはいい時と悪いときが見事に成績に表れているのですが、
何だか今週のモデナはあまり期待できない印象を受けましたね。
ガルビンも確かによかったのですが、スッハが良くないという
感じでした。
この練習マッチの後に私が『ドブリーデン。マルチナ。プロシィーム
ネムルビーテスロベンスキー チェスキー。ムルビーテイタルスキー、
フランツォウスキー、アングリツキィ。』(こんにちは。マルチナ。
すいません、私はスロバキア語もチェコ語も話せません。イタリア語
かフランス語か英語がわかりますか。)と数少ないチェコ語の
ボキャブラリーで声をかけると驚きながら相手をしてくれました。
まぁ、水曜日の昼間の大都市ではないイタリアの地方都市のモデナ
で日本人にチェコ語で話し掛けられたら結構なサプライズだった
ようです。いっしょにいた彼女の母親も驚いていましたからね。
その後ガルビンと少し話して、レッジョエミリアに戻った私でした。
橋本真也の死は早すぎる
2005年7月13日 スポーツここのところネットをやれる環境と時間がなかったので
日刊スポーツのHPを見て破壊王の死亡のニュースに触れて
ひどく驚いています。
林由美香が亡くなったときもそうですが、なんだか気持ちの整理
がつきません。
プロレスもアダルトビデオやピンク映画と呼ばれるカテゴリーも
リアルでないから受け入れることができないという人は多い
と思いますが、リアルとそうでない遊びの部分を有する中で
ものすごい表現や描写ができ、それが見ている人の心を揺さぶる
こともあるわけで、林由美香と橋本真也はそれを多く見せてく
れたと思います。
すごく残念ですし、さみしい気持ちでいっぱいです。
心からご冥福を祈ります。
日刊スポーツのHPを見て破壊王の死亡のニュースに触れて
ひどく驚いています。
林由美香が亡くなったときもそうですが、なんだか気持ちの整理
がつきません。
プロレスもアダルトビデオやピンク映画と呼ばれるカテゴリーも
リアルでないから受け入れることができないという人は多い
と思いますが、リアルとそうでない遊びの部分を有する中で
ものすごい表現や描写ができ、それが見ている人の心を揺さぶる
こともあるわけで、林由美香と橋本真也はそれを多く見せてく
れたと思います。
すごく残念ですし、さみしい気持ちでいっぱいです。
心からご冥福を祈ります。
dorlisの swinging street2は傑作だ
2005年7月13日 音楽『マリポーサ』『肌のすきま』などシングルで発表され
テレビやラジオで聞いた曲も、そうでない曲も彼女のあふれる
才能と価値観が美しい結晶を見せた曲の数々がいっさいがっさい
つまったメジャーでの初アルバムは今の彼女が素晴らしいバック
メンバーと優れたスタッフが高いレベルでのクリエーションを
果たして世に出した衝撃作ですね。捨て曲なしの独特のグルーブ
感と彼女の存在感から唯一無二のCDとなりました。
恐らくこの作品に関わったパフォーマーサイド、エンジニアリ
ング、ディレクションサイドが共に多くのモノを積み重ね、
あるモノを削り取り、何かを生み、何かを殺して、美しい
共犯関係の中からこの様なファンタスティックな作品ができた
ことでしょう。まさにファーストにしてベストと言える作品
です。
このグルーブ感、空気感にノンストップで触れたファンは
dorlisとteam dorlisの成功作を手に入れた快感を確信犯的に
体感しました。私もその一人ですが、それを生でLIVEで感じたい
と思っています。先日はFM愛知のイベントで生で見ましたが
それがよかっただけに余計にフルスケールでのパフォーマンス
で感じたいですね。
優れたテクニックを持っているもの、伝えたいという欲望を
もっているもの、それを届けたいと思っている人とCDを聞いて
生の現場に行ってみたいと思っている人とが生で交わった
時にどんな官能的な喜びが湧き出るのでしょうか。
テレビやラジオで聞いた曲も、そうでない曲も彼女のあふれる
才能と価値観が美しい結晶を見せた曲の数々がいっさいがっさい
つまったメジャーでの初アルバムは今の彼女が素晴らしいバック
メンバーと優れたスタッフが高いレベルでのクリエーションを
果たして世に出した衝撃作ですね。捨て曲なしの独特のグルーブ
感と彼女の存在感から唯一無二のCDとなりました。
恐らくこの作品に関わったパフォーマーサイド、エンジニアリ
ング、ディレクションサイドが共に多くのモノを積み重ね、
あるモノを削り取り、何かを生み、何かを殺して、美しい
共犯関係の中からこの様なファンタスティックな作品ができた
ことでしょう。まさにファーストにしてベストと言える作品
です。
このグルーブ感、空気感にノンストップで触れたファンは
dorlisとteam dorlisの成功作を手に入れた快感を確信犯的に
体感しました。私もその一人ですが、それを生でLIVEで感じたい
と思っています。先日はFM愛知のイベントで生で見ましたが
それがよかっただけに余計にフルスケールでのパフォーマンス
で感じたいですね。
優れたテクニックを持っているもの、伝えたいという欲望を
もっているもの、それを届けたいと思っている人とCDを聞いて
生の現場に行ってみたいと思っている人とが生で交わった
時にどんな官能的な喜びが湧き出るのでしょうか。
nobody knows+の新曲は傑作だ
2005年7月8日 音楽ラップに名古屋弁のイントネーションを入れるという
東京文化圏でラップを勉強し、やり始めた人間には考え
られない手法を織り交ぜる現在も名古屋在住のラップグループ
の新しいシングルが発売になりました。
早速試聴してみたのですが、これは傑作だと思いました。
まぁ、名古屋のFM局は当然のことながらリクエストもあるし、
彼らの作品が出たということであればプレイするのでしょうが
ラジオから流れる前に私はレコード店の試聴機で聞きましたが
彼らの今までのいい作品群の延長線上にある作品になりましたね。
私が彼らの存在を知ったのは、あの傑作シングルにして
最大のシングルヒットのココロオドルからですが、あの作品
の後に発表されたシアワセナラテヲタタコウは好きでは
ありませんでした。
彼らの作品の中に出てくる詞というのは現実を直視し、
そこから彼らが状況を分析し、そこから何があって何を
すべきなのかということをラップで語るものですが、
あのシアワセナラテヲタタコウは彼らの理想というもの
を強く主張するあまりリアリティから遊離して、いささか
空想的なメッセージになっていたような感じがして、私と
してはちょっと積極的に聞きたいという気持ちはなかった
です。理想と強すぎるポジティブシンキングに走りすぎて
しまって私がいいと思える詞ではなかったですね。
しかしながら、今回のこの作品においては、彼らはいい意味で
現実的になっていて、彼らの思いがアッパーな曲といい
バランスが取れていて、そこに彼らMC5人の見事なマイクリレー
が重なり見事な曲となりました。こうなると素晴らしいと
いう言葉でこの曲を語ることができますね。
やりたいことやいいたいことがDJと5人のMCにしっかり
根付いて、そこであのメンバーだからこそできる見事な
マイクリレーが絡む。まるで最高級のパスタに極上のパスタ
ソースが絡まるように、あるいは我が愛しのドラゴンズの
二遊間コンビの荒木、井端の素晴らしい守備力が相手チーム
の打者の放った強い当たりのヒット性のゴロ
をあの二人の見事な予測能力、運動能力、フットワーク、
コンビネーションで併殺打になってしまうように、
ぴったりとあった息というか間が美しいものを紡いで
います。
うまい人や能力のあるプレイヤーがちゃんとしたリズムで
自分にあった相方を相手にやりたいことができると美しさを
伴った動きや作品になることをこの名古屋人ラッパーの
新しい作品は証明してくれましたね。
東京文化圏でラップを勉強し、やり始めた人間には考え
られない手法を織り交ぜる現在も名古屋在住のラップグループ
の新しいシングルが発売になりました。
早速試聴してみたのですが、これは傑作だと思いました。
まぁ、名古屋のFM局は当然のことながらリクエストもあるし、
彼らの作品が出たということであればプレイするのでしょうが
ラジオから流れる前に私はレコード店の試聴機で聞きましたが
彼らの今までのいい作品群の延長線上にある作品になりましたね。
私が彼らの存在を知ったのは、あの傑作シングルにして
最大のシングルヒットのココロオドルからですが、あの作品
の後に発表されたシアワセナラテヲタタコウは好きでは
ありませんでした。
彼らの作品の中に出てくる詞というのは現実を直視し、
そこから彼らが状況を分析し、そこから何があって何を
すべきなのかということをラップで語るものですが、
あのシアワセナラテヲタタコウは彼らの理想というもの
を強く主張するあまりリアリティから遊離して、いささか
空想的なメッセージになっていたような感じがして、私と
してはちょっと積極的に聞きたいという気持ちはなかった
です。理想と強すぎるポジティブシンキングに走りすぎて
しまって私がいいと思える詞ではなかったですね。
しかしながら、今回のこの作品においては、彼らはいい意味で
現実的になっていて、彼らの思いがアッパーな曲といい
バランスが取れていて、そこに彼らMC5人の見事なマイクリレー
が重なり見事な曲となりました。こうなると素晴らしいと
いう言葉でこの曲を語ることができますね。
やりたいことやいいたいことがDJと5人のMCにしっかり
根付いて、そこであのメンバーだからこそできる見事な
マイクリレーが絡む。まるで最高級のパスタに極上のパスタ
ソースが絡まるように、あるいは我が愛しのドラゴンズの
二遊間コンビの荒木、井端の素晴らしい守備力が相手チーム
の打者の放った強い当たりのヒット性のゴロ
をあの二人の見事な予測能力、運動能力、フットワーク、
コンビネーションで併殺打になってしまうように、
ぴったりとあった息というか間が美しいものを紡いで
います。
うまい人や能力のあるプレイヤーがちゃんとしたリズムで
自分にあった相方を相手にやりたいことができると美しさを
伴った動きや作品になることをこの名古屋人ラッパーの
新しい作品は証明してくれましたね。
オリンピックの競技選定はパート2
2005年7月8日 スポーツ野球やソフトボールという競技を排除して違った競技を
入れようとしていた各種団体の関係者や実力者ですが、
結局認可が下りることなく終わってしまいました。
候補に挙がっていたのがゴルフ、セブンズラグビー、ローラー
スケート、スカッシュ、空手といった競技。
しかし、結局IOCの役員から駄目だしを食らった形になりました。
これは当然の帰結だと思いますね。
ゴルフというのは日本と米英両国、オーストラリアなどでは
ポピュラーでしょうが、ヨーロッパの大陸側ではそれほど
競技人口もゴルフ場の数も少ないですし、ラグビーもイタリア人
やチェコ人はピッチで行われるスポーツでボールを手で取って
投げると言うことに違和感を感じる人が多い気がします。
ローラースケートよりアイスホッケーにシンパシーを感じている
ドイツから東側の人は多いので、ローラースケートと言われても
ちょっとという人も多いでしょうし、スカッシュの南米や
旧ソ連の国々での普及度となるとちょっとなぁという気がします。
空手となるとこれだけフルコンタクト、ノンコンタクト、
グローブ、素手と団体が分かれている中でどういうルールを
使うかだけでものすごくもめそうな気がします。
ここ20年ぐらいで割りにスムーズに新規採用になったのは
テニスとビーチバレーぐらいな気がします。まぁ、ITFの
政治力と当時のサマランチが割りにテニスに理解を示して
いたのは大きいと思うのですが、ロゲ現会長がどれだけ
空手の採用に動いていたのかというとちょっとなぁという
気がします。
入れようとしていた各種団体の関係者や実力者ですが、
結局認可が下りることなく終わってしまいました。
候補に挙がっていたのがゴルフ、セブンズラグビー、ローラー
スケート、スカッシュ、空手といった競技。
しかし、結局IOCの役員から駄目だしを食らった形になりました。
これは当然の帰結だと思いますね。
ゴルフというのは日本と米英両国、オーストラリアなどでは
ポピュラーでしょうが、ヨーロッパの大陸側ではそれほど
競技人口もゴルフ場の数も少ないですし、ラグビーもイタリア人
やチェコ人はピッチで行われるスポーツでボールを手で取って
投げると言うことに違和感を感じる人が多い気がします。
ローラースケートよりアイスホッケーにシンパシーを感じている
ドイツから東側の人は多いので、ローラースケートと言われても
ちょっとという人も多いでしょうし、スカッシュの南米や
旧ソ連の国々での普及度となるとちょっとなぁという気がします。
空手となるとこれだけフルコンタクト、ノンコンタクト、
グローブ、素手と団体が分かれている中でどういうルールを
使うかだけでものすごくもめそうな気がします。
ここ20年ぐらいで割りにスムーズに新規採用になったのは
テニスとビーチバレーぐらいな気がします。まぁ、ITFの
政治力と当時のサマランチが割りにテニスに理解を示して
いたのは大きいと思うのですが、ロゲ現会長がどれだけ
空手の採用に動いていたのかというとちょっとなぁという
気がします。
オリンピックの競技選定は
2005年7月8日 スポーツ野球とソフトボールが普及の度合いや地域的なバランス
でロンドンオリンピックから開催リストから漏れるという
ニュースは日本人からすると不思議かもしれませんが、
ヨーロッパに住んだことのある人間からするとそりゃそう
だよなと思いましたね。
イタリアという国にいるとスポーツ新聞のトップがサッカー。
そして、イタリアではフェッラーリが来るというのがぴんと
くる言い方ですね。イタリアのテレビ局のLa7のファブ
リッツィオ・カリアと話していて『イタリアではF1というと
90%がフェッラーリで10%がイタリア人パイロットだよな』
と言うと彼は『いや、95%がスクーデリアで、残り5%が
イタリア人ドライバーだ。』と答えられました。
そんなサッカーとフェッラーリに特化している国では野球を
やっている人口も少なく、メディアに取り上げられることは
ほとんどないですね。
これはイタリアだけでなく、ヨーロッパにおいて見られる傾向
でして、野球のプロが成り立って稼ぐことができるのは
アメリカ、カナダ、メキシコ、日本、韓国、台湾といった
国と地域ではないでしょうか。キューバも考えようによって
はプロと呼べるかも知れませんが。
そんなわけで川合という選手が犠打の世界記録を打ち立てたと
言っても世界的な話題になっているかと言うとそうは思え
ませんでした。北米大陸と極東の国のみで生活と密着している
スポーツで世界記録だと言われても、私の知っているヨーロッパ
の国では話題にすることはなかったと思います。彼の犠打記録を
話題にしていたヨーロッパ人というのはアイスホッケーが好きな
トルコ人より珍しいと思いますね。
そんな環境と言うか現況がある中でお金をかけてこのまま
野球を五輪の種目にすることに対して意味を感じなかった
人はロゲだけではなかったはずで野球の業界にとっては
さみしいニュースだと思ったことでしょうが、当然だと
思った私でした。
でロンドンオリンピックから開催リストから漏れるという
ニュースは日本人からすると不思議かもしれませんが、
ヨーロッパに住んだことのある人間からするとそりゃそう
だよなと思いましたね。
イタリアという国にいるとスポーツ新聞のトップがサッカー。
そして、イタリアではフェッラーリが来るというのがぴんと
くる言い方ですね。イタリアのテレビ局のLa7のファブ
リッツィオ・カリアと話していて『イタリアではF1というと
90%がフェッラーリで10%がイタリア人パイロットだよな』
と言うと彼は『いや、95%がスクーデリアで、残り5%が
イタリア人ドライバーだ。』と答えられました。
そんなサッカーとフェッラーリに特化している国では野球を
やっている人口も少なく、メディアに取り上げられることは
ほとんどないですね。
これはイタリアだけでなく、ヨーロッパにおいて見られる傾向
でして、野球のプロが成り立って稼ぐことができるのは
アメリカ、カナダ、メキシコ、日本、韓国、台湾といった
国と地域ではないでしょうか。キューバも考えようによって
はプロと呼べるかも知れませんが。
そんなわけで川合という選手が犠打の世界記録を打ち立てたと
言っても世界的な話題になっているかと言うとそうは思え
ませんでした。北米大陸と極東の国のみで生活と密着している
スポーツで世界記録だと言われても、私の知っているヨーロッパ
の国では話題にすることはなかったと思います。彼の犠打記録を
話題にしていたヨーロッパ人というのはアイスホッケーが好きな
トルコ人より珍しいと思いますね。
そんな環境と言うか現況がある中でお金をかけてこのまま
野球を五輪の種目にすることに対して意味を感じなかった
人はロゲだけではなかったはずで野球の業界にとっては
さみしいニュースだと思ったことでしょうが、当然だと
思った私でした。
紙のプロレスが私に与えてくれているもの
2005年7月7日 スポーツ週刊ゴングや週刊プロレスに飽き足らず、格闘技通信や
ゴング格闘技には業界政治やスポンサータブーなどで書けない
ことが多そうで不満足な連中が読んでいるのが紙のプロレス
ではないだろうかという気がします。
世の中とプロレスすることをキーワードに進化し、深化して
きて固定的な読者を獲得して、まじめにふざけたり、ショー的
な文章の中にガチンコ性を挿入して、プロレスと格闘技に
愛情を感じさせる文章を書いている作家やジャーナリストと
読者の幸福な関係性が感じられるある意味日本で一番双方向性が
強い雑誌になっています。
あの雑誌を見ていてなんともハッピーな気分になるのですが、
同時にこういった雑誌のカラーというか、スタイルが何故
他のスポーツではなりたたないのか考えてしまいますね。
プロレスという真剣勝負性もショー性も共に有する特殊な
ジャンルだから成り立つというのが私の考えた一番の
理由なのでしょうが、同時に他のスポーツが懐がせまかったり
許容範囲が少なかったりするのだろうなと思ったりもします。
テニスなんて日本人でいまだにグランドスラム大会を
制した人はいないのに(シングルスで)五つも専門誌がある
というのはすごいと思いますが、その五つの中で週刊ゴングと
紙のプロレスほどの違いを感じないのはある種日本的な横
並びの意識とスポンサーに対するひょっとしたら過度は配慮
が働いているのではないかという気がする私です。
ゴング格闘技には業界政治やスポンサータブーなどで書けない
ことが多そうで不満足な連中が読んでいるのが紙のプロレス
ではないだろうかという気がします。
世の中とプロレスすることをキーワードに進化し、深化して
きて固定的な読者を獲得して、まじめにふざけたり、ショー的
な文章の中にガチンコ性を挿入して、プロレスと格闘技に
愛情を感じさせる文章を書いている作家やジャーナリストと
読者の幸福な関係性が感じられるある意味日本で一番双方向性が
強い雑誌になっています。
あの雑誌を見ていてなんともハッピーな気分になるのですが、
同時にこういった雑誌のカラーというか、スタイルが何故
他のスポーツではなりたたないのか考えてしまいますね。
プロレスという真剣勝負性もショー性も共に有する特殊な
ジャンルだから成り立つというのが私の考えた一番の
理由なのでしょうが、同時に他のスポーツが懐がせまかったり
許容範囲が少なかったりするのだろうなと思ったりもします。
テニスなんて日本人でいまだにグランドスラム大会を
制した人はいないのに(シングルスで)五つも専門誌がある
というのはすごいと思いますが、その五つの中で週刊ゴングと
紙のプロレスほどの違いを感じないのはある種日本的な横
並びの意識とスポンサーに対するひょっとしたら過度は配慮
が働いているのではないかという気がする私です。