スーパーバイク世界選手権ドイツラウンドSBK二日目
2006年9月15日 スポーツ風が強いエリアであり、風力発電の風車がサーキット背後で
激しさとともに動いていた前日より風が弱まり、暑さが
ましたユーロスピードウェイの二日目。人の数が増え、関連
イベントも多くなり、大沢逸美よりでかいドイツ女のキャン
ギャルが闊歩するユーロスピードウェイ。予選の方も路面
温度に比例してヒートした。
今日もヒーローはトロイ・ベイリスであった。
二回目の予選を何とコースレコードを大幅に更新する
37秒623というとんでもないタイムでマーク。
私はピレリのブースでタイヤサービスのスタッフと共に
見ていたのだが、これには大騒ぎとなった。
予選二番手にコーサーが38.3まであげて食い下がるものの
ベイリスのタイムがすさまじく後塵を拝することとなった。
三番手にバロス。初めてこのコースを走る彼はかつてのGP
ライダーの弟の応援つき。次第にコースを習熟した彼は
38秒真ん中に入れて三番手であった。
加賀山はタイムを更新できずに四番手、ピットが続き、
何とマーティンが開発のかの字もないペトロナスを六番手に
引き上げた。以下芳賀、ムジェリッジ、ランツィ、トーズランド
というトップテン。11位以降がファブリッツィオ、チャウス、
ニエト、ウォーカー、ラコニ、ノイキルフナーまでがスーパー
ポールへチャレンジとなった。
スーパーポール
独特のライディングスタイル、素晴らしい速さ。
誰もゼロックスドゥカティライダーのコピーはできない。
何とベイリスはこのオールオアナッシングのスーパーポールと
いうセッションで37秒台にまで入れてしまった。
日曜日の勝利を確信させてしまうようなタイムにボローニャ
のメーカーのチームは大騒ぎであった。
そのスーパーポールというセッションでトーズランドが
38.254というタイムをたたき出し、ピットが懸命な
アタックで38.291に終わり、これで確定かと思った
ところ名古屋弁を話さない名古屋人ライダーがヤマハR1に
またがり38秒フラットまで持ってきたときに、もう
これでおしまいかと思ったのだが、そんな気持ちをあっさりと
独特のライディングフォームでドゥカティ999を操り
何と37.9というタイムをマークしたときにドゥカティ
ピットは爆発。素晴らしくとんでもないタイムであった。
ここでタイトルが決まってしまうのだろうか。
世界王者としてドゥカティの本社一番近いエミリアロマーニャ
州のサーキットにまさに凱旋将軍として姿を現すのだろうか
と想像してしまった私であった。
彼の素晴らしい走りを同時期にサーキットで見られる幸せを
噛み締めた私であった。
激しさとともに動いていた前日より風が弱まり、暑さが
ましたユーロスピードウェイの二日目。人の数が増え、関連
イベントも多くなり、大沢逸美よりでかいドイツ女のキャン
ギャルが闊歩するユーロスピードウェイ。予選の方も路面
温度に比例してヒートした。
今日もヒーローはトロイ・ベイリスであった。
二回目の予選を何とコースレコードを大幅に更新する
37秒623というとんでもないタイムでマーク。
私はピレリのブースでタイヤサービスのスタッフと共に
見ていたのだが、これには大騒ぎとなった。
予選二番手にコーサーが38.3まであげて食い下がるものの
ベイリスのタイムがすさまじく後塵を拝することとなった。
三番手にバロス。初めてこのコースを走る彼はかつてのGP
ライダーの弟の応援つき。次第にコースを習熟した彼は
38秒真ん中に入れて三番手であった。
加賀山はタイムを更新できずに四番手、ピットが続き、
何とマーティンが開発のかの字もないペトロナスを六番手に
引き上げた。以下芳賀、ムジェリッジ、ランツィ、トーズランド
というトップテン。11位以降がファブリッツィオ、チャウス、
ニエト、ウォーカー、ラコニ、ノイキルフナーまでがスーパー
ポールへチャレンジとなった。
スーパーポール
独特のライディングスタイル、素晴らしい速さ。
誰もゼロックスドゥカティライダーのコピーはできない。
何とベイリスはこのオールオアナッシングのスーパーポールと
いうセッションで37秒台にまで入れてしまった。
日曜日の勝利を確信させてしまうようなタイムにボローニャ
のメーカーのチームは大騒ぎであった。
そのスーパーポールというセッションでトーズランドが
38.254というタイムをたたき出し、ピットが懸命な
アタックで38.291に終わり、これで確定かと思った
ところ名古屋弁を話さない名古屋人ライダーがヤマハR1に
またがり38秒フラットまで持ってきたときに、もう
これでおしまいかと思ったのだが、そんな気持ちをあっさりと
独特のライディングフォームでドゥカティ999を操り
何と37.9というタイムをマークしたときにドゥカティ
ピットは爆発。素晴らしくとんでもないタイムであった。
ここでタイトルが決まってしまうのだろうか。
世界王者としてドゥカティの本社一番近いエミリアロマーニャ
州のサーキットにまさに凱旋将軍として姿を現すのだろうか
と想像してしまった私であった。
彼の素晴らしい走りを同時期にサーキットで見られる幸せを
噛み締めた私であった。
スーパーバイク世界選手権ドイツラウンド SBK初日
2006年9月15日 スポーツドイツでベイリスは二度目の王座を射止めるのか、芳賀が
それを阻止してイモラ、マニクールまで引き延ばすのか、
オランダの結果からほぼ確定的となったゼロックスドゥカティ
ライダーの人生二度目の世界最高峰への到達にあと一歩と
迫ったドイツでのレースウィーク。
今のベイリスは強い、そして速い。手がつけられない速さという
のを初日に見せてくれた。午前中にただ一人38秒台をたたき出した一回目の予選も元気満々。やはりこの午後の一回目の予選
でも38秒台に入れてきてモニターのトップに立つ。
これに対して立ち向かっていったのが現在ゼッケン1をつける
もう一人のオージーであり、トロイの名を持つコーサーである。
懸命なプッシュでストレートから大きなアールのあるこの
サーキットを攻め続けて38.5に入れて、一回目の予選を
二番手で終えることとなった。
三番手はそのコーサーの僚友である加賀山である。チームメイト
からコンマ3秒差の三番手。コロナアルスタースズキはビール
の国のドイツで初日を2−3という順位でスタートとなった。
四番手には僅差でピット。五日前のオランダでの快走の
勢いをそのままに力走。彼も38秒台に入れてきた。
五番手にムジェリッジ。彼までが38秒台。以下ランツィの
ドゥカティ、芳賀のヤマハ、トーズランドのホンダ、今回
ここをはじめて走るバロスがファイアブレードを九番手に
押し上げて、トップテン最後はウォーカーである。
午前も午後もベイリスの勢いは変わらない。ここで二連勝
したら問題なくタイトルを決定することとなるが、その
可能性の高さが大きくなったように思える。とにかく
タイムの出方がいい。走り出していきなりいいタイムを出して、
さらにそのタイムをマークしてピットインして、何かを足したり、
引いたりしてさらに上積みを図る。迷いがないし、チーム
の方向性がぶれることがなく、まっすぐに理想とする方向に
向いていることがタイムの上がり方から容易に推察できる。
一方タイトル決定を持ち越すには芳賀の頑張りが必要であるが
何かムードというか、明るさがないように思える。まぁ、
土俵際まで追い詰められた側から勝者の明るさや解放的な
空気感がないのは当然だろうが、何かのきっかけがないと
この週末苦しいのではないだろうか。
同じようなことはランツィにも言えていて、同僚はタイトル
一歩手前でいくつも勝ってきているのに、このロマニョーロは
いまだに未勝利。昨年初優勝をあげたこのサーキットでも
苦しんでいる。
金曜日の午後までに速く走れる何かを見つけて、それを
仕上げている人と土曜日までにタイムを削るために何かを
見つけなければいけない人との差が残酷さを背景に鮮やかに
浮かび上がった一回目の予選であった。
それを阻止してイモラ、マニクールまで引き延ばすのか、
オランダの結果からほぼ確定的となったゼロックスドゥカティ
ライダーの人生二度目の世界最高峰への到達にあと一歩と
迫ったドイツでのレースウィーク。
今のベイリスは強い、そして速い。手がつけられない速さという
のを初日に見せてくれた。午前中にただ一人38秒台をたたき出した一回目の予選も元気満々。やはりこの午後の一回目の予選
でも38秒台に入れてきてモニターのトップに立つ。
これに対して立ち向かっていったのが現在ゼッケン1をつける
もう一人のオージーであり、トロイの名を持つコーサーである。
懸命なプッシュでストレートから大きなアールのあるこの
サーキットを攻め続けて38.5に入れて、一回目の予選を
二番手で終えることとなった。
三番手はそのコーサーの僚友である加賀山である。チームメイト
からコンマ3秒差の三番手。コロナアルスタースズキはビール
の国のドイツで初日を2−3という順位でスタートとなった。
四番手には僅差でピット。五日前のオランダでの快走の
勢いをそのままに力走。彼も38秒台に入れてきた。
五番手にムジェリッジ。彼までが38秒台。以下ランツィの
ドゥカティ、芳賀のヤマハ、トーズランドのホンダ、今回
ここをはじめて走るバロスがファイアブレードを九番手に
押し上げて、トップテン最後はウォーカーである。
午前も午後もベイリスの勢いは変わらない。ここで二連勝
したら問題なくタイトルを決定することとなるが、その
可能性の高さが大きくなったように思える。とにかく
タイムの出方がいい。走り出していきなりいいタイムを出して、
さらにそのタイムをマークしてピットインして、何かを足したり、
引いたりしてさらに上積みを図る。迷いがないし、チーム
の方向性がぶれることがなく、まっすぐに理想とする方向に
向いていることがタイムの上がり方から容易に推察できる。
一方タイトル決定を持ち越すには芳賀の頑張りが必要であるが
何かムードというか、明るさがないように思える。まぁ、
土俵際まで追い詰められた側から勝者の明るさや解放的な
空気感がないのは当然だろうが、何かのきっかけがないと
この週末苦しいのではないだろうか。
同じようなことはランツィにも言えていて、同僚はタイトル
一歩手前でいくつも勝ってきているのに、このロマニョーロは
いまだに未勝利。昨年初優勝をあげたこのサーキットでも
苦しんでいる。
金曜日の午後までに速く走れる何かを見つけて、それを
仕上げている人と土曜日までにタイムを削るために何かを
見つけなければいけない人との差が残酷さを背景に鮮やかに
浮かび上がった一回目の予選であった。
スーパーバイク世界選手権ドイツラウンドSSレース
2006年9月14日 スポーツ火曜日から木曜日までの寒さから予選二日間は暖かい
夏のドイツ。そして、再び肌寒さを感じる日曜と天候が
日本の秋の空と女心のように変わっていた旧東ドイツエリア
のサーキット。決勝日は一コーナーの中心に人もかなり
集まりビールを飲みながらマシンを眺めるという観戦スタイルを
間近に感じながらの日曜である。
昨年のここでは一コーナーで真っ過ぎ行ってしまったり、
接触があったりと色々あったのだが、スタートでどうなるのか
が気になる。まぁ、一コーナーの近くのエリアに巨大スクリーン
があり、それを見ようと考えて陣取っている人もいるようだが、
同時に一コーナーの攻防を近くで見たい人が多く集っていた。
SBKのレースが終わり、いよいよSSとなった。今回はユーロ
スポートがSSも生で放送である。
スタートして、おしあいへしあいの一コーナーであったが
多重クラッシュなどなく続く二、三コーナーをクリア。
団子状態からばらけ始めてトップはカーテン、二番手に
ソフオグル、そして、いつもスタートが悪く自分の立場を
苦しめることの多いフォレが珍しくスタートをうまく決めて
順位アップ。三番手でレースを進める。
四番手以降は大混戦。スティゲフェルト、ハームス、
ザイゼル、ティベリオ、ヴィッツィエッロ、ナンネッリが集団
で走行である。
カーテンがトップを走行し、やや離れてソフオグル、そこから
少し離れてフォレ、ここから間があり、四番手をチームメイト
同士のスティゲフェルトとハームスがドッグファイトという
展開。以下、ザイゼル、シャーペンティエ、ヴィッツィエッロ、ナンネッリ、
ティベリオが続くが、ヒートしている四番手争いだが
スティゲフェルトがインフィールドの右コーナーでクラッシュ。
惜しいレースを失ってしまった。
中盤に入り、カーテンとソフオグルの差が縮まった。序々に
ペースアップしたこのトルコ人はトップに迫り、三位の
フォレを引き離していった。
三位のフォレは単独走行。四位のハームスは変わらず、
五番手以下が接近戦。ザイゼル、シャーペンティエ、
ナンネッリ、ヴィッツィエッロが集団での走行となって
いる。
異変があったのは八周目の一コーナー。勝負を掛けてインを
奪い順位を上げたかに思えたシャーペンティエであるが、
止まりきれずに直進。併設のオーバルコースを進んで
再びコース復帰を目指したがタイヤバリアにマシンを挟み込んで
しまう。(後にこの時に指を骨折したことが判明)
再び迂回路を使ってコースに戻るが、ピットインしリタイアとい
う結果となった。
シャーペンティエのいなくなったレースをカーテンがリード。
続いてソフオグルが続き、十秒ほど差があり、単独走行
のフォレという隊列。そこからまた差があり、ハームスが
五番手以降を離しながらの走行。そして五番手争いは混戦
であったが、中盤以降ザイゼルのドゥカティは徐々に
ペースダウンして順位を落としていく。
カーテンが何事もなければ勝つだろうという関係者の予想が
以外にも裏切られる。ソフオグルがスパートをして、
カーテンを捕らえて、さらにそこからリードを築こうと
攻めた走りを見せる。
カーテンも抵抗を試みるが、ソフオグルの燃料を消費してからの
残り数ラップのタイムは高いレベルにあり、カーテンとR6を
引き離していく。
思いもかけない展開に驚くが、このソフオグルは前戦の
オランダのウィナーであり、昨年までSTK1000でヤマハジャーマニー
に属していてこのサーキットに対する理解も深いものがある。
勢いと経験をCBR600に加味して倒せないであろうと考えて
いたカーテンを抜き去り優勝に向けて走り出す。
このトルコ人のプッシュは素晴らしく、リードを奪いそして、
昨年と同じミスをすることなく走りきりフィニッシュへ。
見事ソフオグルの二週連続制覇となった。多くの業界人の
予想を裏切る慎重に走るところと激しくプッシュするところを
冷静に判断し、マシンとタイヤのいいところを使い切った
クレバーさと彼の成長ぶりを感じさせる優勝であった。
二位にはカーテン。三位にはパークスの代役でいきなり
R6というマシンを任されたフォレが久々の表彰台となった。
四位にハームス、五位にナンネッリのドゥカティ、六位に
ヴィッツィエッロ、七位に後半タイムダウンしてしまった
ザイゼルのドゥカ、八位に前半の走りから挽回してきた
スズキのアンデルセン、九位にラグリーブのホンダ、
十位にカワサキのシャンボンというトップテンであった。
喜びを爆発させるソフオグル。まさかの二週連続勝利であるが、
評価の低かった彼が、慣れたり、習熟すれば、こういった
走りができるわけで、いかにたくさん走ることが若いライダー
に必要なことであるか、とりわけ違ったメーカーや異なる
排気量のマシンを走らせる人に必要であることかをこの
二週間は証明したようの思える。
二位に終わったカーテンであるが、勝てると予想できた
レースを二位で終えたものの、シャーペンティエがリタイアと
いうことでポイントテーブルでのリードを広げて残り二戦に
臨むことになった。前半のドーハ、フィリップアイランド、
ヴァレンシアを見て今年もシャーペンティエと思っていた
人にとってはまさかの展開であるが、ひとつのクラッシュが
どれだけの損害を与えるのか、そして、他のライダーに
チャンスを渡すのか強いリアリティを持って感じることが
できる。
三位のフォレであるが、見事な仕事振りであった。
いきなりドイツに来てR6を乗ってくれという話が彼のもとに
きたわけであるが、それは彼の能力を高く評価する人がいる
わけで、その評価する関係者の期待に見事に応えた表彰台
フィニッシュであった。
さぁ、あとイモラとマニクール。思わぬ展開になった
今季であるが、どんなフィナーレを迎えるのか。
お楽しみはこれからだ。
夏のドイツ。そして、再び肌寒さを感じる日曜と天候が
日本の秋の空と女心のように変わっていた旧東ドイツエリア
のサーキット。決勝日は一コーナーの中心に人もかなり
集まりビールを飲みながらマシンを眺めるという観戦スタイルを
間近に感じながらの日曜である。
昨年のここでは一コーナーで真っ過ぎ行ってしまったり、
接触があったりと色々あったのだが、スタートでどうなるのか
が気になる。まぁ、一コーナーの近くのエリアに巨大スクリーン
があり、それを見ようと考えて陣取っている人もいるようだが、
同時に一コーナーの攻防を近くで見たい人が多く集っていた。
SBKのレースが終わり、いよいよSSとなった。今回はユーロ
スポートがSSも生で放送である。
スタートして、おしあいへしあいの一コーナーであったが
多重クラッシュなどなく続く二、三コーナーをクリア。
団子状態からばらけ始めてトップはカーテン、二番手に
ソフオグル、そして、いつもスタートが悪く自分の立場を
苦しめることの多いフォレが珍しくスタートをうまく決めて
順位アップ。三番手でレースを進める。
四番手以降は大混戦。スティゲフェルト、ハームス、
ザイゼル、ティベリオ、ヴィッツィエッロ、ナンネッリが集団
で走行である。
カーテンがトップを走行し、やや離れてソフオグル、そこから
少し離れてフォレ、ここから間があり、四番手をチームメイト
同士のスティゲフェルトとハームスがドッグファイトという
展開。以下、ザイゼル、シャーペンティエ、ヴィッツィエッロ、ナンネッリ、
ティベリオが続くが、ヒートしている四番手争いだが
スティゲフェルトがインフィールドの右コーナーでクラッシュ。
惜しいレースを失ってしまった。
中盤に入り、カーテンとソフオグルの差が縮まった。序々に
ペースアップしたこのトルコ人はトップに迫り、三位の
フォレを引き離していった。
三位のフォレは単独走行。四位のハームスは変わらず、
五番手以下が接近戦。ザイゼル、シャーペンティエ、
ナンネッリ、ヴィッツィエッロが集団での走行となって
いる。
異変があったのは八周目の一コーナー。勝負を掛けてインを
奪い順位を上げたかに思えたシャーペンティエであるが、
止まりきれずに直進。併設のオーバルコースを進んで
再びコース復帰を目指したがタイヤバリアにマシンを挟み込んで
しまう。(後にこの時に指を骨折したことが判明)
再び迂回路を使ってコースに戻るが、ピットインしリタイアとい
う結果となった。
シャーペンティエのいなくなったレースをカーテンがリード。
続いてソフオグルが続き、十秒ほど差があり、単独走行
のフォレという隊列。そこからまた差があり、ハームスが
五番手以降を離しながらの走行。そして五番手争いは混戦
であったが、中盤以降ザイゼルのドゥカティは徐々に
ペースダウンして順位を落としていく。
カーテンが何事もなければ勝つだろうという関係者の予想が
以外にも裏切られる。ソフオグルがスパートをして、
カーテンを捕らえて、さらにそこからリードを築こうと
攻めた走りを見せる。
カーテンも抵抗を試みるが、ソフオグルの燃料を消費してからの
残り数ラップのタイムは高いレベルにあり、カーテンとR6を
引き離していく。
思いもかけない展開に驚くが、このソフオグルは前戦の
オランダのウィナーであり、昨年までSTK1000でヤマハジャーマニー
に属していてこのサーキットに対する理解も深いものがある。
勢いと経験をCBR600に加味して倒せないであろうと考えて
いたカーテンを抜き去り優勝に向けて走り出す。
このトルコ人のプッシュは素晴らしく、リードを奪いそして、
昨年と同じミスをすることなく走りきりフィニッシュへ。
見事ソフオグルの二週連続制覇となった。多くの業界人の
予想を裏切る慎重に走るところと激しくプッシュするところを
冷静に判断し、マシンとタイヤのいいところを使い切った
クレバーさと彼の成長ぶりを感じさせる優勝であった。
二位にはカーテン。三位にはパークスの代役でいきなり
R6というマシンを任されたフォレが久々の表彰台となった。
四位にハームス、五位にナンネッリのドゥカティ、六位に
ヴィッツィエッロ、七位に後半タイムダウンしてしまった
ザイゼルのドゥカ、八位に前半の走りから挽回してきた
スズキのアンデルセン、九位にラグリーブのホンダ、
十位にカワサキのシャンボンというトップテンであった。
喜びを爆発させるソフオグル。まさかの二週連続勝利であるが、
評価の低かった彼が、慣れたり、習熟すれば、こういった
走りができるわけで、いかにたくさん走ることが若いライダー
に必要なことであるか、とりわけ違ったメーカーや異なる
排気量のマシンを走らせる人に必要であることかをこの
二週間は証明したようの思える。
二位に終わったカーテンであるが、勝てると予想できた
レースを二位で終えたものの、シャーペンティエがリタイアと
いうことでポイントテーブルでのリードを広げて残り二戦に
臨むことになった。前半のドーハ、フィリップアイランド、
ヴァレンシアを見て今年もシャーペンティエと思っていた
人にとってはまさかの展開であるが、ひとつのクラッシュが
どれだけの損害を与えるのか、そして、他のライダーに
チャンスを渡すのか強いリアリティを持って感じることが
できる。
三位のフォレであるが、見事な仕事振りであった。
いきなりドイツに来てR6を乗ってくれという話が彼のもとに
きたわけであるが、それは彼の能力を高く評価する人がいる
わけで、その評価する関係者の期待に見事に応えた表彰台
フィニッシュであった。
さぁ、あとイモラとマニクール。思わぬ展開になった
今季であるが、どんなフィナーレを迎えるのか。
お楽しみはこれからだ。
スーパーバイク世界選手権ドイツラウンドSS二日目
2006年9月14日 スポーツヤマハジャーマニーが強さと速さを見せつけた初日のドイツ。
誰が彼を捕まえることができるのか、何が必要で何が足りないのか
宿題に追われる九月の旧東ドイツエリアのパドックである。
波に乗っているというのはこういうことを指すのだろうか、
とにかくカーテンの走りが元気に満ち溢れている。ポイント
リーダーとなり、さらに初日の征服に成功したオージーには
明るさが満ちている。
二回目の予選であるが、タイムのほうはあまり更新できなかった
もののレベルの高い走りを披露。最終的なタイムは41秒
ジャスト。堂々のPP獲得である。
二番手には41.4までタイムを縮めてきたソフオグル
である。昨年のSTK1000では最終ラップにミスをして
30秒ペナルティを食って優勝を逃した(それがタイトルを
逃がす原因ともなった)ここでスィートなリベンジを果たす
べく懸命のアタック。スペシャル過ぎるカーテンのタイムに
及ばなかったが41.4で堂々二番手である。
三番手に最後の最後に野太いサウンドで四つのストレートを
駆け抜けザイゼルのドゥカティがやってきた。
他のメーカーとは違うエンジンサウンドを響かせ、トップ
スピードを利しての三番手である。
四番手にシャーペンティエである。昨年のここでは決勝日に
コースアウトして苦い思いをしている彼であるが、今年は
どうだろうか。ソフオグル、ザイゼルと僅差の四番手である。
五番手にスティゲフェルトが好調でこのポジションをゲット。
六番手にナンネッリである。そう、ドゥカティ使いがトップ6
に二人である。重低音サウンドを響かせながらのストレート
快走し、六番手に入ってきた。
ヴィッツィエッロが車体に不満を持ちながらも七番手、
八番手に急に呼ばれて体ひとつでドイツにやってきて
いきなりR6を走らせたファビアン・フォレ。
シャンボンがカワサキパワーを利して九番手、トップテン
最後は藤原というオーダーとなった。
木曜までの天気ががらっと代わり、寒さではなく暑さを
感じる天候で、ビールの売り上げが大きくなる中、予選終了。
天気と路面コンディションが何を生み出すのか、天気を
気にしながら二日目を終えた。
誰が彼を捕まえることができるのか、何が必要で何が足りないのか
宿題に追われる九月の旧東ドイツエリアのパドックである。
波に乗っているというのはこういうことを指すのだろうか、
とにかくカーテンの走りが元気に満ち溢れている。ポイント
リーダーとなり、さらに初日の征服に成功したオージーには
明るさが満ちている。
二回目の予選であるが、タイムのほうはあまり更新できなかった
もののレベルの高い走りを披露。最終的なタイムは41秒
ジャスト。堂々のPP獲得である。
二番手には41.4までタイムを縮めてきたソフオグル
である。昨年のSTK1000では最終ラップにミスをして
30秒ペナルティを食って優勝を逃した(それがタイトルを
逃がす原因ともなった)ここでスィートなリベンジを果たす
べく懸命のアタック。スペシャル過ぎるカーテンのタイムに
及ばなかったが41.4で堂々二番手である。
三番手に最後の最後に野太いサウンドで四つのストレートを
駆け抜けザイゼルのドゥカティがやってきた。
他のメーカーとは違うエンジンサウンドを響かせ、トップ
スピードを利しての三番手である。
四番手にシャーペンティエである。昨年のここでは決勝日に
コースアウトして苦い思いをしている彼であるが、今年は
どうだろうか。ソフオグル、ザイゼルと僅差の四番手である。
五番手にスティゲフェルトが好調でこのポジションをゲット。
六番手にナンネッリである。そう、ドゥカティ使いがトップ6
に二人である。重低音サウンドを響かせながらのストレート
快走し、六番手に入ってきた。
ヴィッツィエッロが車体に不満を持ちながらも七番手、
八番手に急に呼ばれて体ひとつでドイツにやってきて
いきなりR6を走らせたファビアン・フォレ。
シャンボンがカワサキパワーを利して九番手、トップテン
最後は藤原というオーダーとなった。
木曜までの天気ががらっと代わり、寒さではなく暑さを
感じる天候で、ビールの売り上げが大きくなる中、予選終了。
天気と路面コンディションが何を生み出すのか、天気を
気にしながら二日目を終えた。
スーパーバイク世界選手権ドイツラウンド SS初日
2006年9月14日 スポーツ昨年は地元のドイツでヤマハジャーマニーが1−2フィニッシュ
を奪いホームアドバンテージの有利さとマシンとサーキットの
ベストマッチングを見せ付けたこのラウジッツィの地で今年は
彼らが何を見せてくれるのか、あるいはテンカーテホンダはじめ
ライバルチーム、メーカーの反撃や追撃はあるのか気になる
レースウィークの始まりはフランス人との再会から始まった。
SBKをスズキアルスターのマシンで戦っていたファビアン・フォレ
が来ていました。久しぶりの再会に喜び話しかけると、今回ヤマハ
ジャーマニーのマシンでブロック・パークスの代役でR6を走ら
せることになったとのこと。彼のような男がサーキットにいない
ことは大きな損失だと思っていた私はうれしくなってしまった。
と同時に楽しみがひとつ増えたドイツラウンドである。
何度もテストを行っているヤマハジャーマニーのカーテン。
予想通りのタイムである。昨年までのSSであったら、また、
今季中盤までのこのカテゴリーではシャーペンティエが
爆発的なタイムをたたき出し、そこからさらにタイムを
削っていきライバルの戦意を奪い取ってしまうのであったが、
今回それをやっているのはオランダのレース以降ポイント
リーダーとなったカーテンである。ただ一人41秒台を
マークして、フリー走行を終え、午後の一回目の予選では
41.1というとんでもないタイムを計時した。
初日二番手はテンカーテホンダのソフオグル。徐々にペース
アップした彼は41.8をマークした。五日前にこのカテゴリー
初優勝した彼は波に乗っているのだろう。また、彼はパスポート
はトルコであるが、ドイツ在住であり、彼の友人もたくさん
来場している。期するものがあるのだろう。
三番手にやはりCBR。しかし、シャーペンティエでも藤原でも
ティベリオでもなくシュティゲフェルトが飛び込んだ。
42.5である。ここまで読んでお分かりでしょうが、
二番手と三番手の差がコンマ7であり、トップと三番手が
なんと1.4秒差である。いかにカーテンのタイムが頭抜けて
いるのかがわかる。
四番手にシャーペンティエが僅差で続き、五番手にハームス、
六番手にティベリオ、スズキのアンデルセンが前戦での
好調ぶりをここでも発揮して七番手、ヴィッツィエッロの
ヤマハ、藤原のホンダ、ナンネッリのドゥカティという
トップテンであった。
まぁ、カーテンの速いこと速いこと。そして、ソフオグルの
健闘とアンデルセンの元気のよさが印象に残った金曜日で
あった。三番手以下は大混戦。この三番手集団から誰が
カーテンとソフオグルに戦いを挑めるのかが焦点ということが
よく理解できた初日であった。
を奪いホームアドバンテージの有利さとマシンとサーキットの
ベストマッチングを見せ付けたこのラウジッツィの地で今年は
彼らが何を見せてくれるのか、あるいはテンカーテホンダはじめ
ライバルチーム、メーカーの反撃や追撃はあるのか気になる
レースウィークの始まりはフランス人との再会から始まった。
SBKをスズキアルスターのマシンで戦っていたファビアン・フォレ
が来ていました。久しぶりの再会に喜び話しかけると、今回ヤマハ
ジャーマニーのマシンでブロック・パークスの代役でR6を走ら
せることになったとのこと。彼のような男がサーキットにいない
ことは大きな損失だと思っていた私はうれしくなってしまった。
と同時に楽しみがひとつ増えたドイツラウンドである。
何度もテストを行っているヤマハジャーマニーのカーテン。
予想通りのタイムである。昨年までのSSであったら、また、
今季中盤までのこのカテゴリーではシャーペンティエが
爆発的なタイムをたたき出し、そこからさらにタイムを
削っていきライバルの戦意を奪い取ってしまうのであったが、
今回それをやっているのはオランダのレース以降ポイント
リーダーとなったカーテンである。ただ一人41秒台を
マークして、フリー走行を終え、午後の一回目の予選では
41.1というとんでもないタイムを計時した。
初日二番手はテンカーテホンダのソフオグル。徐々にペース
アップした彼は41.8をマークした。五日前にこのカテゴリー
初優勝した彼は波に乗っているのだろう。また、彼はパスポート
はトルコであるが、ドイツ在住であり、彼の友人もたくさん
来場している。期するものがあるのだろう。
三番手にやはりCBR。しかし、シャーペンティエでも藤原でも
ティベリオでもなくシュティゲフェルトが飛び込んだ。
42.5である。ここまで読んでお分かりでしょうが、
二番手と三番手の差がコンマ7であり、トップと三番手が
なんと1.4秒差である。いかにカーテンのタイムが頭抜けて
いるのかがわかる。
四番手にシャーペンティエが僅差で続き、五番手にハームス、
六番手にティベリオ、スズキのアンデルセンが前戦での
好調ぶりをここでも発揮して七番手、ヴィッツィエッロの
ヤマハ、藤原のホンダ、ナンネッリのドゥカティという
トップテンであった。
まぁ、カーテンの速いこと速いこと。そして、ソフオグルの
健闘とアンデルセンの元気のよさが印象に残った金曜日で
あった。三番手以下は大混戦。この三番手集団から誰が
カーテンとソフオグルに戦いを挑めるのかが焦点ということが
よく理解できた初日であった。
スーパーバイク世界選手権 オランダラウンド パジェッレ
2006年9月13日 スポーツSBK
ウォーカー 8
雨のアッセンで奪った大金星。来季の活動やレギュレーション
関連の会合のために来ていたカワサキヨーロッパの首脳陣の
前での素晴らしい勝利。レース2はたんたんとできる範囲
で走った彼であるが、勝利への欲望あふれる快走は見事。
カワサキに久々の、PSG1にメーカー変更以来の初勝利を
捧げたレース1の走りはファンタスティック。
ベイリス 6
レース2の完璧な走りと予選だけだったら10点だが、
レース1のらしくない走りによるノーポイントがマイナス。
まぁ、いけると思ったときにいった故のコースアウトと
クラッシュなので彼のいいところが極端にまずく出てしまった
とも言えますが。
コーサー 5
一番やってはいけないことを最悪のタイミングでやってしまった。
予選とレース1の途中までの走りとレース1の途中とレース2
を考えて足して二で割るとこのポイント。
ピット 9
ヤマハのエースが倒れたときにしっかりと上位でフィニッシュし
優勝も争える実力を示したオランダでの週末。グッジョブ!
ニエト 8.5
来季の去就が注目されるこのスペイン人は雨のレース1を
四位で、そしてレース2を三位表彰台で実力を関係者に
見せつけた。
SS
ソフオグル 9
初優勝はチームの地元でのものとなった。とかく低く評価
されていたトルコ人であるが、予選二回目から何かをつかんで
日曜日はライバルを寄せ付けない快走。これが一発だけなのか
これで何かをつかんで先にいけるのか注目。
カーテン 9
ドライでもウェットでもレベルの高いタイムをたたき出した
ベテランオージー。二位の座が危ういかに思えたが、きっちり
とヒート2でもトップレベルの走りをして二位ゲットしたのは
さすが。
アンデルセン 9
ここまで大した成績を残していなかった彼とスズキの600
であるが、金曜日から好調を維持。見事にチームの地元で
三位をゲットした。ワークス体制というもののないスズキ
ユーザーでありながら、ピットに食らいつき、さらに
シャーペンティエを際どく話しての三位は立派。
シャーペンティエ 7
予選一回目を見たときは昨年の前半から中盤のような
シャーペンティエ退屈症候群となるワンマンショーに
なるかに思えたが、急に失速。レース中断後の火の出る
走りに世界チャンプの姿が見えたが、何か二日目の朝から
ウェットのレースの時までかみ合わなかったアッセンでの彼。
STK1000
コルティ 10
ヤマハイタリアの秘蔵っ子であり、ナチュラルな強さを
持つ彼はマシントラブルなく、思っている環境と道具が
あれば実力をしっかりと発揮できる。そんな真実を
改めて見せてくれたオランダでのコモ人。
STK600
カネパ 9
昨年のこのクラスのティベリオとコルティの凄まじいバトル
を見ているものにとっては、ライバルがそれほど調子が
よくない時に圧倒的に引き離して圧勝する姿が見られなかった
のが不満。まぁ、変にリスクを犯すことのないだけの
ライダーとしてのスキル、マシンのポテンシャルがあるから
スマートに後続を見ながら余裕を持って走ったのだろうが。
ウォーカー 8
雨のアッセンで奪った大金星。来季の活動やレギュレーション
関連の会合のために来ていたカワサキヨーロッパの首脳陣の
前での素晴らしい勝利。レース2はたんたんとできる範囲
で走った彼であるが、勝利への欲望あふれる快走は見事。
カワサキに久々の、PSG1にメーカー変更以来の初勝利を
捧げたレース1の走りはファンタスティック。
ベイリス 6
レース2の完璧な走りと予選だけだったら10点だが、
レース1のらしくない走りによるノーポイントがマイナス。
まぁ、いけると思ったときにいった故のコースアウトと
クラッシュなので彼のいいところが極端にまずく出てしまった
とも言えますが。
コーサー 5
一番やってはいけないことを最悪のタイミングでやってしまった。
予選とレース1の途中までの走りとレース1の途中とレース2
を考えて足して二で割るとこのポイント。
ピット 9
ヤマハのエースが倒れたときにしっかりと上位でフィニッシュし
優勝も争える実力を示したオランダでの週末。グッジョブ!
ニエト 8.5
来季の去就が注目されるこのスペイン人は雨のレース1を
四位で、そしてレース2を三位表彰台で実力を関係者に
見せつけた。
SS
ソフオグル 9
初優勝はチームの地元でのものとなった。とかく低く評価
されていたトルコ人であるが、予選二回目から何かをつかんで
日曜日はライバルを寄せ付けない快走。これが一発だけなのか
これで何かをつかんで先にいけるのか注目。
カーテン 9
ドライでもウェットでもレベルの高いタイムをたたき出した
ベテランオージー。二位の座が危ういかに思えたが、きっちり
とヒート2でもトップレベルの走りをして二位ゲットしたのは
さすが。
アンデルセン 9
ここまで大した成績を残していなかった彼とスズキの600
であるが、金曜日から好調を維持。見事にチームの地元で
三位をゲットした。ワークス体制というもののないスズキ
ユーザーでありながら、ピットに食らいつき、さらに
シャーペンティエを際どく話しての三位は立派。
シャーペンティエ 7
予選一回目を見たときは昨年の前半から中盤のような
シャーペンティエ退屈症候群となるワンマンショーに
なるかに思えたが、急に失速。レース中断後の火の出る
走りに世界チャンプの姿が見えたが、何か二日目の朝から
ウェットのレースの時までかみ合わなかったアッセンでの彼。
STK1000
コルティ 10
ヤマハイタリアの秘蔵っ子であり、ナチュラルな強さを
持つ彼はマシントラブルなく、思っている環境と道具が
あれば実力をしっかりと発揮できる。そんな真実を
改めて見せてくれたオランダでのコモ人。
STK600
カネパ 9
昨年のこのクラスのティベリオとコルティの凄まじいバトル
を見ているものにとっては、ライバルがそれほど調子が
よくない時に圧倒的に引き離して圧勝する姿が見られなかった
のが不満。まぁ、変にリスクを犯すことのないだけの
ライダーとしてのスキル、マシンのポテンシャルがあるから
スマートに後続を見ながら余裕を持って走ったのだろうが。
スーパーバイク世界選手権オランダラウンド STK1000 STK600
2006年9月12日 スポーツFIMカップストック1000
日本のファンにはストックバイクの選手権で日本製のマシンより
MVアグスタが上位に来ているのは想像しにくいことかもしれませんが、これは紛れもない事実。
チームは違うがルーカ・スカッサ、アイルトン・バドビーニ、
さらにイラリオ・ディオニージの三人のライディングでタイト
ルの可能性さえも感じさせながらアッセンとなった。
予選はバドビーニのアグスタ。僅差でコルティのヤマハ。
ロバーツのスズキ、ディオニージのアグスタというフロント
ロー。これにサケッティのカワサキ、スカッサのアグスタ、
ポリータのスズキ、ジョンソンのヤマハである。
いつもなら午前中に行われるレースが日曜朝のSBKのウォーム
アップ中の事故により、タイムスケジュールが大幅に変更。
午後からのレースとなった。
スタートから好調ぶりを見せたのがコルティ。彼に続くのが
今回好調のジョンソン。この二人が後続を離していく。
ポイントリーダーのポリータはタイムの伸びがよくない。
できうる限りの走りを続けているという印象である。
ヤマハイタリアの秘蔵っ子であるコルティは終始レースを
コントロール。最終ラップの最終コーナーの攻撃にも
あわてず騒がずきっちりとレコードラインを取っての走行。
ジョンソンはコースアウト。しっかり二十五点をゲットして
次のドイツとなった。
二位にロバーツ、三位はバドビーニの転倒にも助けられて
ポリータであった。
STK600
五台の異なるメーカーがトップ5に名前を連ねるこのカテゴリー。
しかし、主役はドゥカティのカネパであった。
まぁ、セッション開始から速い速い。追いかけることができる
のはスズキのシメオンぐらいかなと初日の思わせる速さで
あり、決勝でもそれを全うしたレースウィークだった。
二位にシメオン。三位にカワサキのジュリアーノ。私が
評価しているこのローマのカワサキスタであるが、ノン
カネパーシメオンクラスのトップでフィニッシュ。
成長振りを見せてくれた。
日本のファンにはストックバイクの選手権で日本製のマシンより
MVアグスタが上位に来ているのは想像しにくいことかもしれませんが、これは紛れもない事実。
チームは違うがルーカ・スカッサ、アイルトン・バドビーニ、
さらにイラリオ・ディオニージの三人のライディングでタイト
ルの可能性さえも感じさせながらアッセンとなった。
予選はバドビーニのアグスタ。僅差でコルティのヤマハ。
ロバーツのスズキ、ディオニージのアグスタというフロント
ロー。これにサケッティのカワサキ、スカッサのアグスタ、
ポリータのスズキ、ジョンソンのヤマハである。
いつもなら午前中に行われるレースが日曜朝のSBKのウォーム
アップ中の事故により、タイムスケジュールが大幅に変更。
午後からのレースとなった。
スタートから好調ぶりを見せたのがコルティ。彼に続くのが
今回好調のジョンソン。この二人が後続を離していく。
ポイントリーダーのポリータはタイムの伸びがよくない。
できうる限りの走りを続けているという印象である。
ヤマハイタリアの秘蔵っ子であるコルティは終始レースを
コントロール。最終ラップの最終コーナーの攻撃にも
あわてず騒がずきっちりとレコードラインを取っての走行。
ジョンソンはコースアウト。しっかり二十五点をゲットして
次のドイツとなった。
二位にロバーツ、三位はバドビーニの転倒にも助けられて
ポリータであった。
STK600
五台の異なるメーカーがトップ5に名前を連ねるこのカテゴリー。
しかし、主役はドゥカティのカネパであった。
まぁ、セッション開始から速い速い。追いかけることができる
のはスズキのシメオンぐらいかなと初日の思わせる速さで
あり、決勝でもそれを全うしたレースウィークだった。
二位にシメオン。三位にカワサキのジュリアーノ。私が
評価しているこのローマのカワサキスタであるが、ノン
カネパーシメオンクラスのトップでフィニッシュ。
成長振りを見せてくれた。
スーパーバイク世界選手権 オランダラウンドSBKレース2
2006年9月12日 スポーツこのレースの直前に行われたSSのレースを終えたばかりの
ヴィッツィエッロに私とピレリのエンジニアが近づいて話を
聞いてみた。これが三時十分ごろ。彼の答えは『路面はかなり
乾いてきている。私だったらフロントにインターミディで
リアはスリックにするが、この風があって、晴れてきていたら
両方ともピット上で考えてスリックというのもありじゃないか』
というものであった。
雨中の戦いを終えてアッセンは一日のうちに違う舞台を用意
しようとしていた。レースディレクションはドライレースを
宣告。各チーム迷った中、ドライタイヤを選択した。
スタートだが、すぐに芳賀のリアにコーサーがぶつかってしまう。
そのまま一コーナーに入り、コーサーは芳賀を道連れにコースアウト。
彼らの第二レースは500メートルで終わってしまった。
この二人のコースアウトにトーズランドは逃げ場を失い、グラベル
に突っ込み、転倒、再スタートとなった。
芳賀、コーサーはリタイア、トーズランドは後方とこれで
楽になったのがベイリスである。ピット、加賀山も抵抗する
もののベイリスの勢いを止められない。差が広がっていく。
二位争いはピットと加賀山であったが、ピットがリードを広げて
いく。三位の加賀山にニエトのカワサキが差を詰めていく。
序盤のフルタンク状態では苦しかったニエトであるが、
燃料を消費するにつれてペースアップ。SBKで初の表彰台の
チャンスを得た彼が獲物を前にスパートを駆ける。
優勝は最後はイージーなサンデーツーリングとなった
ベイリス、二位にこのレースはいつものヘルメットを被った
ピット、三位は最終ラップの最終のシケインで仕掛けて
抜き去ったニエト、四位に加賀山、五位に大健闘のチャウス
であった。
これでベイリスは展開次第ではドイツでのタイトル決定も
ありえることなった。芳賀は二度のノーポイントで土俵際
まで追い詰められてしまい、旧東ドイツエリアのサーキットへ
向かうこととなった。
ヴィッツィエッロに私とピレリのエンジニアが近づいて話を
聞いてみた。これが三時十分ごろ。彼の答えは『路面はかなり
乾いてきている。私だったらフロントにインターミディで
リアはスリックにするが、この風があって、晴れてきていたら
両方ともピット上で考えてスリックというのもありじゃないか』
というものであった。
雨中の戦いを終えてアッセンは一日のうちに違う舞台を用意
しようとしていた。レースディレクションはドライレースを
宣告。各チーム迷った中、ドライタイヤを選択した。
スタートだが、すぐに芳賀のリアにコーサーがぶつかってしまう。
そのまま一コーナーに入り、コーサーは芳賀を道連れにコースアウト。
彼らの第二レースは500メートルで終わってしまった。
この二人のコースアウトにトーズランドは逃げ場を失い、グラベル
に突っ込み、転倒、再スタートとなった。
芳賀、コーサーはリタイア、トーズランドは後方とこれで
楽になったのがベイリスである。ピット、加賀山も抵抗する
もののベイリスの勢いを止められない。差が広がっていく。
二位争いはピットと加賀山であったが、ピットがリードを広げて
いく。三位の加賀山にニエトのカワサキが差を詰めていく。
序盤のフルタンク状態では苦しかったニエトであるが、
燃料を消費するにつれてペースアップ。SBKで初の表彰台の
チャンスを得た彼が獲物を前にスパートを駆ける。
優勝は最後はイージーなサンデーツーリングとなった
ベイリス、二位にこのレースはいつものヘルメットを被った
ピット、三位は最終ラップの最終のシケインで仕掛けて
抜き去ったニエト、四位に加賀山、五位に大健闘のチャウス
であった。
これでベイリスは展開次第ではドイツでのタイトル決定も
ありえることなった。芳賀は二度のノーポイントで土俵際
まで追い詰められてしまい、旧東ドイツエリアのサーキットへ
向かうこととなった。
スーパーバイク世界選手権 オランダラウンドSBKレース1
2006年9月12日 スポーツ午前中のウォームアップ。強い雨の降る中、今季限りで撤退するチームのマシンが例によってオイルを撒き散らし、コースの
修復作業に手間取り、大幅なタイムスケジュールの変更を余儀
なくされ、STK1000のレースは午後へ変更、ピットウォークは
中止となり、関係者が頭を悩ませ、雨に打たれながらSBKの
レース1の時間となった。
当然レースはウェットと宣告され、雨天によるレース中断は
ない。
スタート直後、バロスがマシントラブルでピットイン。
リタイアとなった。しばらくすると芳賀、ベイリス、
加賀山、コーサーのトップ争いとなった。
この四人が後方との差を広げていく中、後方集団からチャウスが
雨を見方に迫ってきた。
動きがあったのは六周目。このレースウィーク中クラッシュの
多かった二コーナーを抜けたところでコーサーが転倒。
直後、ここまで表彰台はおろか勝利の可能性もあったチャウスが
転倒。さらに八周目の二コーナーで態勢を乱したベイリスを
目前に走りの乱れた加賀山が転倒してグラベルの餌食と
なってしまった。
五台による優勝争いが芳賀が単独走行、コースアウトして
コース上に復帰したベイリスが七秒差で走り、そこからかなり
離れて三位争いをピット、ファブリッツィオが戦い、そこから
少々離れてウォーカーという展開となった。
タイトルを狙う芳賀は優勝を狙い好タイムをキープしての走行。
大差でポイントリーダーのベイリスはこの状況でできるだけ
の速いペースでの走行ということで芳賀とベイリスの差は
広がるばかり、芳賀の姿がベイリスの視界から消えていく。
さらにそんなベイリスが二度目のコースアウト、何とか
コースに復帰したが、何とさらにコースアウトしてしまい、
このレースをノーポイントで終えてしまう。
二位集団ははるか後方でリードを二十秒に広げて、この
まま何もなければこのレースは芳賀のものになると思われた
矢先、インフィールドで転倒している芳賀の映像が目に入ってきた。
信じられない転倒で文字通り彼の二十五点と優勝は水の泡と
なってしまった。
これで優勝争いはピット(どういうわけかいつものSUOMY製の
鮮やかなヘルメットではなく、真っ白なノーデザインのヘル
メットを装着してのレース)とファブリッツィオ、そこから
少し間があってウォーカー、間があって阿部、そして何と
型落ちのカワサキを駆るブルックス、ノイキルフナー
ロルフォ、ランツィというオーダー。
さらにアッセンの悪魔は牙をむく。ここまで大健闘で
型落ちのマシンを抜群のマシンコントロールで五位を走っていた
ブルックスが転倒リタイアとなった。
トップ集団はピット、ファブリッツィオが続き、そこに
ウォーカーが迫りトップ集団は三台に。
ピットもファブリッツィオも勝ちたいという欲望と走ることが
できるタイムの限界の妥協点を探りながらの走行。そこに
勢いと勝ち気満々のウォーカーが力強さある走りで接近。
すぐにファブリッツィオを攻略して、ピットに迫る。
ピットは思わぬ伏兵の出現にもあわてずにコンスタントなタイム
での走行を続ける。このままフィニッシュに持ち込もうとするが
ウォーカーが積極的な走りでついには残り六周となった
シケインでオーバーテイク。そこからリードを広げていく。
ピットも追いかけたいが、ウォーカーはペースアップ。
イギリスから駆けつけたファンの大声援を前にリードを広げて
いく。
残り五周でリードを広げたウォーカーはセーフティリードを
保ったまま最終ラップへ。大波乱のレースを制して、彼にとって
初優勝を雨のアッセンで奪うこととなった。
二番手にピット、三番手にファブリッツィオ。
カワサキにとっては2000年の日本で井筒がダブルウィン
して以来の、PSG1にとってはキリがドゥカティで走って以来の
勝利となった。
修復作業に手間取り、大幅なタイムスケジュールの変更を余儀
なくされ、STK1000のレースは午後へ変更、ピットウォークは
中止となり、関係者が頭を悩ませ、雨に打たれながらSBKの
レース1の時間となった。
当然レースはウェットと宣告され、雨天によるレース中断は
ない。
スタート直後、バロスがマシントラブルでピットイン。
リタイアとなった。しばらくすると芳賀、ベイリス、
加賀山、コーサーのトップ争いとなった。
この四人が後方との差を広げていく中、後方集団からチャウスが
雨を見方に迫ってきた。
動きがあったのは六周目。このレースウィーク中クラッシュの
多かった二コーナーを抜けたところでコーサーが転倒。
直後、ここまで表彰台はおろか勝利の可能性もあったチャウスが
転倒。さらに八周目の二コーナーで態勢を乱したベイリスを
目前に走りの乱れた加賀山が転倒してグラベルの餌食と
なってしまった。
五台による優勝争いが芳賀が単独走行、コースアウトして
コース上に復帰したベイリスが七秒差で走り、そこからかなり
離れて三位争いをピット、ファブリッツィオが戦い、そこから
少々離れてウォーカーという展開となった。
タイトルを狙う芳賀は優勝を狙い好タイムをキープしての走行。
大差でポイントリーダーのベイリスはこの状況でできるだけ
の速いペースでの走行ということで芳賀とベイリスの差は
広がるばかり、芳賀の姿がベイリスの視界から消えていく。
さらにそんなベイリスが二度目のコースアウト、何とか
コースに復帰したが、何とさらにコースアウトしてしまい、
このレースをノーポイントで終えてしまう。
二位集団ははるか後方でリードを二十秒に広げて、この
まま何もなければこのレースは芳賀のものになると思われた
矢先、インフィールドで転倒している芳賀の映像が目に入ってきた。
信じられない転倒で文字通り彼の二十五点と優勝は水の泡と
なってしまった。
これで優勝争いはピット(どういうわけかいつものSUOMY製の
鮮やかなヘルメットではなく、真っ白なノーデザインのヘル
メットを装着してのレース)とファブリッツィオ、そこから
少し間があってウォーカー、間があって阿部、そして何と
型落ちのカワサキを駆るブルックス、ノイキルフナー
ロルフォ、ランツィというオーダー。
さらにアッセンの悪魔は牙をむく。ここまで大健闘で
型落ちのマシンを抜群のマシンコントロールで五位を走っていた
ブルックスが転倒リタイアとなった。
トップ集団はピット、ファブリッツィオが続き、そこに
ウォーカーが迫りトップ集団は三台に。
ピットもファブリッツィオも勝ちたいという欲望と走ることが
できるタイムの限界の妥協点を探りながらの走行。そこに
勢いと勝ち気満々のウォーカーが力強さある走りで接近。
すぐにファブリッツィオを攻略して、ピットに迫る。
ピットは思わぬ伏兵の出現にもあわてずにコンスタントなタイム
での走行を続ける。このままフィニッシュに持ち込もうとするが
ウォーカーが積極的な走りでついには残り六周となった
シケインでオーバーテイク。そこからリードを広げていく。
ピットも追いかけたいが、ウォーカーはペースアップ。
イギリスから駆けつけたファンの大声援を前にリードを広げて
いく。
残り五周でリードを広げたウォーカーはセーフティリードを
保ったまま最終ラップへ。大波乱のレースを制して、彼にとって
初優勝を雨のアッセンで奪うこととなった。
二番手にピット、三番手にファブリッツィオ。
カワサキにとっては2000年の日本で井筒がダブルウィン
して以来の、PSG1にとってはキリがドゥカティで走って以来の
勝利となった。
スーパーバイク世界選手権 オランダラウンド SBK二日目
2006年9月12日 スポーツ気温も低ければ、路面温度も低い、さらに200馬力以上の
リッターバイクで走るには新しいレイアウトはいささかスロー
で気持ちが入っていかない。テンションの低さを招きながらも
心のエンジンに火を入れるライダーたち。二日目の予選と
スーパーポールである。
前日のタイムが良すぎたベイリスはさらなるタイムアップを
図るために集中しているように見えずにレース用のセット
アップを試しているようなセッション前半に見えた。
まぁ、路面温度のことや初日のタイムとライバルとの差を考える
とありえることだろう。
セッションの最初の30分を過ぎてもなかなか前日のタイムを
上回るライダーがいないが、トップグループがピットインして
セットアップに頭を悩ましている間に後続のライダー単独走行
でタイムアップしてくた。路面グリップがよくなり、少々では
あるが路面温度も上がってきたのがGOのシグナルとなったのか
アタックを開始し始めるトップライダー。40秒台前半に
入れてくる。そこにベイリスが登場、コンスタントに40秒台
前半を続けてアタックをして出したタイムは39秒フラット。
誰も追いつけないタイムであった。
二番手にトーズランド、三番手に加賀山、四番手にファブリツィオ
と39.4で続き、芳賀、ニエトの二人が39.7で五番手
六番手、バロスが続き、タイム更新ができなかったランツィ
が八番手、以下、コーサー、ムジェリッジというトップテンで
あった。
スーパーポールは午後の四時から。
その前に二時四十五分からの一時間のフリー走行で何かを
見つけたり、重ねることができたらスーパーポールの序列も
変わってくるのは当然のこと。それが具現化されたのが
今回のスーパーポールであった。
なんとトップがコーサーでタイムが38.9である。
速いなぁと感嘆したベイリスのタイムを塗り替えての
ポール獲得。さらに芳賀、加賀山と続き、ベイリスは
四番手となってしまった。
以下、バロス、ムジェリッジ、トーズランド、ピットと
続き、ニエトが九番手でトップテン最後がランツィという
オーダー。まぁ、アッセンというサーキットの特殊性と
スーパーポールという予選形式がこういった二度目の公式予選
までの序列を覆す結果となった。
リッターバイクで走るには新しいレイアウトはいささかスロー
で気持ちが入っていかない。テンションの低さを招きながらも
心のエンジンに火を入れるライダーたち。二日目の予選と
スーパーポールである。
前日のタイムが良すぎたベイリスはさらなるタイムアップを
図るために集中しているように見えずにレース用のセット
アップを試しているようなセッション前半に見えた。
まぁ、路面温度のことや初日のタイムとライバルとの差を考える
とありえることだろう。
セッションの最初の30分を過ぎてもなかなか前日のタイムを
上回るライダーがいないが、トップグループがピットインして
セットアップに頭を悩ましている間に後続のライダー単独走行
でタイムアップしてくた。路面グリップがよくなり、少々では
あるが路面温度も上がってきたのがGOのシグナルとなったのか
アタックを開始し始めるトップライダー。40秒台前半に
入れてくる。そこにベイリスが登場、コンスタントに40秒台
前半を続けてアタックをして出したタイムは39秒フラット。
誰も追いつけないタイムであった。
二番手にトーズランド、三番手に加賀山、四番手にファブリツィオ
と39.4で続き、芳賀、ニエトの二人が39.7で五番手
六番手、バロスが続き、タイム更新ができなかったランツィ
が八番手、以下、コーサー、ムジェリッジというトップテンで
あった。
スーパーポールは午後の四時から。
その前に二時四十五分からの一時間のフリー走行で何かを
見つけたり、重ねることができたらスーパーポールの序列も
変わってくるのは当然のこと。それが具現化されたのが
今回のスーパーポールであった。
なんとトップがコーサーでタイムが38.9である。
速いなぁと感嘆したベイリスのタイムを塗り替えての
ポール獲得。さらに芳賀、加賀山と続き、ベイリスは
四番手となってしまった。
以下、バロス、ムジェリッジ、トーズランド、ピットと
続き、ニエトが九番手でトップテン最後がランツィという
オーダー。まぁ、アッセンというサーキットの特殊性と
スーパーポールという予選形式がこういった二度目の公式予選
までの序列を覆す結果となった。
スーパーバイク世界選手権オランダラウンドSBK初日
2006年9月12日 スポーツベイリスがゼロックスドゥカティと二年契約を結び、ひとつの
シートが埋まった来年のチーム体制。様々な噂と憶測が
飛び交う中、始まったSBKの予選。微妙な立場にいる人や
チームにとってこれから近い将来に向けて大切で大事なレースが
続く。
今回も好調だったのがベイリスである。まぁ、速いこと。
その速いタイムを簡単に出す(ように見える)のが彼のすごい
ところでライバルの戦意を奪う強烈な一撃であった。
二番手にチームメイトのランツィ。タイトルに近づいていて
ここで二度目のワールドチャンピオンの可能性もあるチームメイト
に遅れを大きく取ってしまった今季。彼の進路を考える上で
いい成績が必須である。
このドゥカティの二人が39秒台。スペシャルな速さが容易に
わかってしまう。
三番手にDFXホンダのファブリッツィオ。四番手にテンカーテ
ホンダのトーズランド、五番手にクラッフィホンダのバロス
とホンダのファイアブレードが三台並んだ。
以下ピットのヤマハ、加賀山のスズキと続き、チャウスの
ドゥカティが八番手をゲット。このカタロニア人は来期も
同じチームで走ることが決まっているが、07年は今より
マシン的にアップグレードされたものがこのチームに
供給されるという話である。
九番手に今ひとつ乗り切れなかった感のある芳賀、トップテン
最後はムジェリッジであった。
シーズン前半タイトル争いをしたコーサーはというと
なんと十二番手、キリは十五番手、ベテラン二人には厳しい
初日であった。
阿部と中富はさらに後ろのポジションであり、彼らを愛する
日本のファンにはフラストレーションのたまる初日であった。
まぁ、何かが足りなかったり、欠けているのだろうが、それが
ライダーの欲とか気持ちだったら、闘争心を保つことができずに
まずいことになるだろう。本人にとっても周りにとっても
である。道具によって起きている事象ならいいモノが入れば
すぐにトップクラスに行けると思うのだが。
ベイリスの強さと速さが鮮烈に残った初日であった。
シートが埋まった来年のチーム体制。様々な噂と憶測が
飛び交う中、始まったSBKの予選。微妙な立場にいる人や
チームにとってこれから近い将来に向けて大切で大事なレースが
続く。
今回も好調だったのがベイリスである。まぁ、速いこと。
その速いタイムを簡単に出す(ように見える)のが彼のすごい
ところでライバルの戦意を奪う強烈な一撃であった。
二番手にチームメイトのランツィ。タイトルに近づいていて
ここで二度目のワールドチャンピオンの可能性もあるチームメイト
に遅れを大きく取ってしまった今季。彼の進路を考える上で
いい成績が必須である。
このドゥカティの二人が39秒台。スペシャルな速さが容易に
わかってしまう。
三番手にDFXホンダのファブリッツィオ。四番手にテンカーテ
ホンダのトーズランド、五番手にクラッフィホンダのバロス
とホンダのファイアブレードが三台並んだ。
以下ピットのヤマハ、加賀山のスズキと続き、チャウスの
ドゥカティが八番手をゲット。このカタロニア人は来期も
同じチームで走ることが決まっているが、07年は今より
マシン的にアップグレードされたものがこのチームに
供給されるという話である。
九番手に今ひとつ乗り切れなかった感のある芳賀、トップテン
最後はムジェリッジであった。
シーズン前半タイトル争いをしたコーサーはというと
なんと十二番手、キリは十五番手、ベテラン二人には厳しい
初日であった。
阿部と中富はさらに後ろのポジションであり、彼らを愛する
日本のファンにはフラストレーションのたまる初日であった。
まぁ、何かが足りなかったり、欠けているのだろうが、それが
ライダーの欲とか気持ちだったら、闘争心を保つことができずに
まずいことになるだろう。本人にとっても周りにとっても
である。道具によって起きている事象ならいいモノが入れば
すぐにトップクラスに行けると思うのだが。
ベイリスの強さと速さが鮮烈に残った初日であった。
スーパーバイク世界選手権 オランダラウンド SS 決勝
2006年9月12日 スポーツ雨となった日曜日の朝。さらにスーパースポートの朝の
ウォームアップ前に行われたSBKのウォームアップで
転倒車からのオイルがセッション中断という事態を起こし、
大幅にタイムスケジュールが変更。朝の十一時台にSSの
ウォームアップが行われ、午後からのレースに備えた。
心配の種はやはり雨であるが、正午からのSBKのレース終盤には
雨は小粒となってきていた。
各チーム迷いながらのセットアップとなり、天気予報図
ここアッセンではタイムモニターの次のページに変わりやすい
天気を考慮して衛星による天気図をチームに送信しているのだが
これを眺めながらのチョイス。難しい決断を迫られる。
オランダらしい天気の中でレーススタート。シャーペンティエ
の一人舞台にしたくないライバル達のアタック。素晴らしかった
のはソフオグルであった。そして、カーテンと今回好調の
ホージースズキの二人もいいスタートを見せた。
最初の二周を終えて団子状態からばらつき始めてソフオグルの
快走がスタートダッシュだけでないことが明らかになる
追う立場はヤマハジャーマニーの二人とホージースズキの
二人、そしてティベリオのメガバイクホンダである。
路面に気を使いながらもどんどん距離を離し始めるトップ集団。
クライマックスはどうなるのかなと想像し始めていた中盤に
ネドグのドゥカティとドュテルヌのヤマハが二コーナーを過ぎた
このウィークよく転倒者が出ていたところでクラッシュ。
そしてSBKのペトロナスがたびたびやるようにSSのドゥカティは
派手にはた迷惑にオイルをぶちまけてくれた。赤旗中断。
コース整備ということになった。
コースの整備にかなり時間を割き、入念に点検している間に
天候はどんどん変わってきた。雨粒は細かくなり、風がある中
第二ヒートがスタートである。中断前にソフオグルがトップ。
二番手に五秒差でアンデルセン、差がなくカーテン。
この二番手、三番手は何が何でもソフオグルの前に第二ヒートの
スタートで前に出て、リードを奪い合算タイムのトップを奪い
たいのは明らかである。
第二ヒートのスタート。緊張感があるなか、好スタートを
切ったのはソフオグルであった。さらにカーテンが続き、
僅差でアンデルセンが続く。何とかソフオグルに食らいつき、
抜き去って先に進みたいが、ソフオグルは快走を続ける。
このカテゴリー初勝利に向けてよく集中し、高いレベルでの
走行が続く。
アンデルセンは徐々に後退、カーテンが先行する。続くのは
シャーペンティエとフォスである。残り三周ほどで路面は
かなり乾き、ドライ寄りのセットアップのシャーペンティエは
大きくペースアップ。前を走るアンデルセン、カーテン、
さらにソフオグルをパスし、合算タイム上での三位進出を
目指す。
最終ラップ、合算タイムのソフオグルがトップ、二番手が
カーテン、三番手は際どくリードを保つアンデルセン、
四番手がシャーペンティエ。フランス人はアナザープラネットの
走りで世界チャンピオンの走りを見せてチェッカー。
その後にソフオグル、カーテン、アンデルセンと続いた。
優勝はソフオグル、二位にカーテン、三位は合算タイムモニター
を注意深く祈る思いで見守る中、アンデルセンがコンマ三秒
差を何とかキープして、自身初の表彰台、スズキにとって
久方ぶりの表彰台となった。
四位はシャーペンティエ。これでタイトル争いでカーテンに
遅れをとることになり、チームの地元からライバルチームの
地元レースに乗り込むこととなった。
ウォームアップ前に行われたSBKのウォームアップで
転倒車からのオイルがセッション中断という事態を起こし、
大幅にタイムスケジュールが変更。朝の十一時台にSSの
ウォームアップが行われ、午後からのレースに備えた。
心配の種はやはり雨であるが、正午からのSBKのレース終盤には
雨は小粒となってきていた。
各チーム迷いながらのセットアップとなり、天気予報図
ここアッセンではタイムモニターの次のページに変わりやすい
天気を考慮して衛星による天気図をチームに送信しているのだが
これを眺めながらのチョイス。難しい決断を迫られる。
オランダらしい天気の中でレーススタート。シャーペンティエ
の一人舞台にしたくないライバル達のアタック。素晴らしかった
のはソフオグルであった。そして、カーテンと今回好調の
ホージースズキの二人もいいスタートを見せた。
最初の二周を終えて団子状態からばらつき始めてソフオグルの
快走がスタートダッシュだけでないことが明らかになる
追う立場はヤマハジャーマニーの二人とホージースズキの
二人、そしてティベリオのメガバイクホンダである。
路面に気を使いながらもどんどん距離を離し始めるトップ集団。
クライマックスはどうなるのかなと想像し始めていた中盤に
ネドグのドゥカティとドュテルヌのヤマハが二コーナーを過ぎた
このウィークよく転倒者が出ていたところでクラッシュ。
そしてSBKのペトロナスがたびたびやるようにSSのドゥカティは
派手にはた迷惑にオイルをぶちまけてくれた。赤旗中断。
コース整備ということになった。
コースの整備にかなり時間を割き、入念に点検している間に
天候はどんどん変わってきた。雨粒は細かくなり、風がある中
第二ヒートがスタートである。中断前にソフオグルがトップ。
二番手に五秒差でアンデルセン、差がなくカーテン。
この二番手、三番手は何が何でもソフオグルの前に第二ヒートの
スタートで前に出て、リードを奪い合算タイムのトップを奪い
たいのは明らかである。
第二ヒートのスタート。緊張感があるなか、好スタートを
切ったのはソフオグルであった。さらにカーテンが続き、
僅差でアンデルセンが続く。何とかソフオグルに食らいつき、
抜き去って先に進みたいが、ソフオグルは快走を続ける。
このカテゴリー初勝利に向けてよく集中し、高いレベルでの
走行が続く。
アンデルセンは徐々に後退、カーテンが先行する。続くのは
シャーペンティエとフォスである。残り三周ほどで路面は
かなり乾き、ドライ寄りのセットアップのシャーペンティエは
大きくペースアップ。前を走るアンデルセン、カーテン、
さらにソフオグルをパスし、合算タイム上での三位進出を
目指す。
最終ラップ、合算タイムのソフオグルがトップ、二番手が
カーテン、三番手は際どくリードを保つアンデルセン、
四番手がシャーペンティエ。フランス人はアナザープラネットの
走りで世界チャンピオンの走りを見せてチェッカー。
その後にソフオグル、カーテン、アンデルセンと続いた。
優勝はソフオグル、二位にカーテン、三位は合算タイムモニター
を注意深く祈る思いで見守る中、アンデルセンがコンマ三秒
差を何とかキープして、自身初の表彰台、スズキにとって
久方ぶりの表彰台となった。
四位はシャーペンティエ。これでタイトル争いでカーテンに
遅れをとることになり、チームの地元からライバルチームの
地元レースに乗り込むこととなった。
スーパーバイク世界選手権 オランダラウンド SS予選二日目
2006年9月12日 スポーツ寒いオランダである。朝に雨も降り、関係者もイタリア人、
スペイン人は寒さに奮えるアッセンとなった。
そんな気温も路面温度も低い中行われた予選二回目。
いつもなら初日のタイムをさらに上回るタイムをセッション中盤
に叩き出し、さらに最後の最後にソフトタイヤと空タンク
に近い状態でライバルに大きな差を出すフランス人のタイムが
上がらない。一体何があったのだろうか。変わって居ないのは
彼の子供の元気の良さとかわいさだけであった。
前日のタイムがスペシャルで他のライバルがぬけそうにないので
レースセットアップに専念して、タイムアップを控えたという
ことであるなら43秒台も納得できるなと思いながら、誰が
彼の初日の41.9を抜けるのか見守る。
今回初日の好調さを維持してシャーペンティエに接近したのは
やはりヤマハジャーマニーのカーテンであった。徐々に
タイムアップを果たし、シャーペンティエに及ばなかったものの
42フラットまでタイムアップ。二番手となった。
三番手にやはりヤマハジャーマニーのパークス。チームメイト
にコンマ一秒差の三番手。一列目最後はティべりオのホンダ
であった。
五番手にホンダのハームス、六番手、七番手に前日のタイムを
更新できなかったホージースズキの二人アンデルセンとべネマン。
八番手に轟音を響かせてトップスピードの利を活かした
ザイゼルのドゥカティ。九番手にソフオグル。トップテン最後は
ヴィッツィエッロであった。
藤原はというとこれが十五番手。日本のファンには寂しい
予選であった。
スペイン人は寒さに奮えるアッセンとなった。
そんな気温も路面温度も低い中行われた予選二回目。
いつもなら初日のタイムをさらに上回るタイムをセッション中盤
に叩き出し、さらに最後の最後にソフトタイヤと空タンク
に近い状態でライバルに大きな差を出すフランス人のタイムが
上がらない。一体何があったのだろうか。変わって居ないのは
彼の子供の元気の良さとかわいさだけであった。
前日のタイムがスペシャルで他のライバルがぬけそうにないので
レースセットアップに専念して、タイムアップを控えたという
ことであるなら43秒台も納得できるなと思いながら、誰が
彼の初日の41.9を抜けるのか見守る。
今回初日の好調さを維持してシャーペンティエに接近したのは
やはりヤマハジャーマニーのカーテンであった。徐々に
タイムアップを果たし、シャーペンティエに及ばなかったものの
42フラットまでタイムアップ。二番手となった。
三番手にやはりヤマハジャーマニーのパークス。チームメイト
にコンマ一秒差の三番手。一列目最後はティべりオのホンダ
であった。
五番手にホンダのハームス、六番手、七番手に前日のタイムを
更新できなかったホージースズキの二人アンデルセンとべネマン。
八番手に轟音を響かせてトップスピードの利を活かした
ザイゼルのドゥカティ。九番手にソフオグル。トップテン最後は
ヴィッツィエッロであった。
藤原はというとこれが十五番手。日本のファンには寂しい
予選であった。
スーパーバイク世界選手権 オランダラウンド SS予選初日
2006年9月12日 スポーツオランダに着く直前ではヤマハを使うイタリアのチームにサンナ
が走るという話があったり、ゼルボがチームRGでここも出走
なんてことを聞きましたが、結果的にオランダで出ていた
結論は前者がカリオ、後者はアルフォンシということで最終的な
エントリーが決定。オランダラウンド開始となった。
アッセンというコースは歴史的なサーキットであるが、今季を
前にして改修を行ない、ニューレイアウトとしては初めて
の開催である。しかしながら、ここがマテリアルが勝敗と
タイムを決定するファクターの多い近代バイクレースの中で
極めてライダーの技量が大きな部分を占めるのは改修しても
変わらなかった。初日いい走りをしていたダヴィデ・チェカ
はコースレイアウトは少々不満だが、順位とタイムには満足
であった。
快足振りを見せたのはやはりシャーペンティエ。チームの地元
でもあり、この人がフィジカルもメンタルも完璧に戻ったら
やはり征服王となることを示した初日であった。
二番手にここ数レースの進撃でタイトル争いに加わってきた
ヤマハジャーマニーのカーテン。徐々にタイムアップを果たし、
初日を二番時計で終えた。
三番手と四番手はサプライズである。チームの地元である、
オランダでデータもあり、関係者の期待も大きかったのであろう
ホージースズキの二台が食い込んだ。アンデルソン、べネマン
がスズキの600を初日一列目に押し上げたのは立派であり、
見事であった。
ティべりオのホンダが五番手で、カラーリングは違うが
テンカーテからのエントリーで今回走ることになったフォスが
六番手。七番手にヤマハ二番手で乗れているダヴィデ・チェカ。
彼は最後の最後に小雨が降らなければフレッシュタイヤで
あとコンマ5は削ることができたと話していた。
八番手にカーテン。九番手にハームス、トップテン最後が
スティギフェルトというトップテンであった。
何かが起きて、何が起きても不思議ではないアッセンらしい
予選初日。変わらないのはダッチウェザーとシャーペンティエの
速さと強さ。衝撃の一撃を加えてライバルの戦意を失わせ
あきらめの気持ちを与えるスーパーアタックは見事であった。
彼一人41秒台であった。
天気はどうなるのだろうか。
が走るという話があったり、ゼルボがチームRGでここも出走
なんてことを聞きましたが、結果的にオランダで出ていた
結論は前者がカリオ、後者はアルフォンシということで最終的な
エントリーが決定。オランダラウンド開始となった。
アッセンというコースは歴史的なサーキットであるが、今季を
前にして改修を行ない、ニューレイアウトとしては初めて
の開催である。しかしながら、ここがマテリアルが勝敗と
タイムを決定するファクターの多い近代バイクレースの中で
極めてライダーの技量が大きな部分を占めるのは改修しても
変わらなかった。初日いい走りをしていたダヴィデ・チェカ
はコースレイアウトは少々不満だが、順位とタイムには満足
であった。
快足振りを見せたのはやはりシャーペンティエ。チームの地元
でもあり、この人がフィジカルもメンタルも完璧に戻ったら
やはり征服王となることを示した初日であった。
二番手にここ数レースの進撃でタイトル争いに加わってきた
ヤマハジャーマニーのカーテン。徐々にタイムアップを果たし、
初日を二番時計で終えた。
三番手と四番手はサプライズである。チームの地元である、
オランダでデータもあり、関係者の期待も大きかったのであろう
ホージースズキの二台が食い込んだ。アンデルソン、べネマン
がスズキの600を初日一列目に押し上げたのは立派であり、
見事であった。
ティべりオのホンダが五番手で、カラーリングは違うが
テンカーテからのエントリーで今回走ることになったフォスが
六番手。七番手にヤマハ二番手で乗れているダヴィデ・チェカ。
彼は最後の最後に小雨が降らなければフレッシュタイヤで
あとコンマ5は削ることができたと話していた。
八番手にカーテン。九番手にハームス、トップテン最後が
スティギフェルトというトップテンであった。
何かが起きて、何が起きても不思議ではないアッセンらしい
予選初日。変わらないのはダッチウェザーとシャーペンティエの
速さと強さ。衝撃の一撃を加えてライバルの戦意を失わせ
あきらめの気持ちを与えるスーパーアタックは見事であった。
彼一人41秒台であった。
天気はどうなるのだろうか。
allora il mercato e info per
2006年9月12日 スポーツdopo aver girato le due gare consecutivi paesi bassi
e germania potevo trovare qualche notizia al paddock
ecco cosi nel 2007
troy bayliss ha gia confermato
parlavano tante il contratto e’ il biennale
il pilota australiano ha firmato il contratto con
la xerox ducati sbk team per partecipare nel 2007 e 2008
questo mi sembra che voglia dire il australiano
partecipa e fara il collaudatore per loro nuovo
v due 1200
nel 2007 ci sono 13 round
i staff della fgsport ha gia contatto al circuit in
sud africa anche all’anno scorso parlava con il circuit
che si trova vicino a johanesburg
il nuovo capo arrivava al tavolo il discorso fra di loro
e’ molto maturo e tranquillo allora l’accordo e’ molto
vicino
imola fuori e vallelunga in pero’
ancora ci sono tre round in italia dove ci sono tanti
appasionati del motociclismo pero’ imola addio
italiani volevano 3 round in italia quindi monza
misano adreatico sara sicuro quasi allo stesso periodo
del calendario
altre ci sono due canditati uno e’ vallelunga
hanno gia modificato e 24 box e pensano molto
severe tenere la gara del campionato mondiale
altre circuit dove ha possibilita’
cioe’ mugello dove ha gli ultimi anni la casa
di motomondiale e hanno esperienza da ospetare
la gara di campione del mondo
e germania potevo trovare qualche notizia al paddock
ecco cosi nel 2007
troy bayliss ha gia confermato
parlavano tante il contratto e’ il biennale
il pilota australiano ha firmato il contratto con
la xerox ducati sbk team per partecipare nel 2007 e 2008
questo mi sembra che voglia dire il australiano
partecipa e fara il collaudatore per loro nuovo
v due 1200
nel 2007 ci sono 13 round
i staff della fgsport ha gia contatto al circuit in
sud africa anche all’anno scorso parlava con il circuit
che si trova vicino a johanesburg
il nuovo capo arrivava al tavolo il discorso fra di loro
e’ molto maturo e tranquillo allora l’accordo e’ molto
vicino
imola fuori e vallelunga in pero’
ancora ci sono tre round in italia dove ci sono tanti
appasionati del motociclismo pero’ imola addio
italiani volevano 3 round in italia quindi monza
misano adreatico sara sicuro quasi allo stesso periodo
del calendario
altre ci sono due canditati uno e’ vallelunga
hanno gia modificato e 24 box e pensano molto
severe tenere la gara del campionato mondiale
altre circuit dove ha possibilita’
cioe’ mugello dove ha gli ultimi anni la casa
di motomondiale e hanno esperienza da ospetare
la gara di campione del mondo
スーパーバイク世界選手権の来季情報
2006年9月11日 スポーツアッセン、ラウジッツィと二週連続レースからプラハに戻って
来ました。レースレポートなどは少しまとめてがっつり書くと
して、来年に関する情報を少しアップ。
一レース増加か。
昨年のこの時期も噂に上がり、暫定カレンダーに名前の挙がって
いた南アフリカが最終戦のレースになりそうです。昨年の話
の時はヨハネスブルグサイドはマネージメントに問題があり、
見切り発車しながら進めていて、最後にまとまらずに終わり
ましたが、今回は上手く行きそう。しかし、関係者の中には
契約して、レースウィークになって、レースが終わってから
成功したと言えるのであって、昨年よりベターであるが、
楽観はしてはいけないという声も。
MVアグスタ SBK参戦は08年まではなし。
KTM,アプリリアと共にSBK参戦に名前の挙がっているアグスタ
ですが、STK1000よりはるかにハードであり、強力な
ライバルの多いSBKには少なくとも08年までは参戦しない
という現FIMカップSTK1000参戦チームからの発言。
イモラ アウト。ヴァッレンルンガ インあるいは、、、。
来年もイタリアで三レース開催予定のSBK。しかし、イモラ
はなくなりそうで、ヴァッレルンガになるという話。実際、
ローマ郊外のサーキットでパドックの改築も済ませ、より
充実したレースイベントに開催に触手してきています。
しかし、その一方でムジェッロでの開催と言う話も出ています。
行く立場、参戦するチームやメーカーからするとムジェッロ
とヴァッレルンガでは違いがありすぎて、見る側も参加する
方もフィレンツェ郊外のほうがいいんですけどね。
ベイリス 二年契約更新。
タイトルにかなり近づいたトロイ・ベイリスがゼロックス
ドゥカティチームとの二年契約を更新。複数年契約ということで
現行のマシンでの参戦と同時に1200のV2新型
マシンでのタイトル獲得を目指すことになりそうです。
来ました。レースレポートなどは少しまとめてがっつり書くと
して、来年に関する情報を少しアップ。
一レース増加か。
昨年のこの時期も噂に上がり、暫定カレンダーに名前の挙がって
いた南アフリカが最終戦のレースになりそうです。昨年の話
の時はヨハネスブルグサイドはマネージメントに問題があり、
見切り発車しながら進めていて、最後にまとまらずに終わり
ましたが、今回は上手く行きそう。しかし、関係者の中には
契約して、レースウィークになって、レースが終わってから
成功したと言えるのであって、昨年よりベターであるが、
楽観はしてはいけないという声も。
MVアグスタ SBK参戦は08年まではなし。
KTM,アプリリアと共にSBK参戦に名前の挙がっているアグスタ
ですが、STK1000よりはるかにハードであり、強力な
ライバルの多いSBKには少なくとも08年までは参戦しない
という現FIMカップSTK1000参戦チームからの発言。
イモラ アウト。ヴァッレンルンガ インあるいは、、、。
来年もイタリアで三レース開催予定のSBK。しかし、イモラ
はなくなりそうで、ヴァッレルンガになるという話。実際、
ローマ郊外のサーキットでパドックの改築も済ませ、より
充実したレースイベントに開催に触手してきています。
しかし、その一方でムジェッロでの開催と言う話も出ています。
行く立場、参戦するチームやメーカーからするとムジェッロ
とヴァッレルンガでは違いがありすぎて、見る側も参加する
方もフィレンツェ郊外のほうがいいんですけどね。
ベイリス 二年契約更新。
タイトルにかなり近づいたトロイ・ベイリスがゼロックス
ドゥカティチームとの二年契約を更新。複数年契約ということで
現行のマシンでの参戦と同時に1200のV2新型
マシンでのタイトル獲得を目指すことになりそうです。
シューマッハー引退。ではどうなる。
2006年9月11日 スポーツすでに色々な場所で、様々な言葉で報じられていますが、
シューマッハーが引退します。まぁ、日本のF3の富士、
一度だけ走ったF3000のSUGOからあっという間に出世していき、
同時代のライバルをけちらし、長くやってきたというのは
大変なことでしょうが、同時に内面も外面も犠牲を払って
きたことでしょう。
マールボロやフィアット、ブリヂストンなどの関係者も
世界チャンピオンの感性から発せられる多くの高いレベルの
リクエストに応えるのは大変だったと思いますが、
それに応じて素晴らしい仕事ができ、タイトルや傑作を残す
ことができたのでしょう。
SBKのレースでドイツにいましたが、モンツァでのシューマッハー
の勝利に喜び、イタリア人はフェッラーリの優勝に満足
していました。一夜明けて引退表明と報道で何がどう動くのか
これから注意深く見守りたいと思います。
まぁ、フェッラーリで走りたいが、シューマッハーのナンバーツー
は嫌だと言う人にはいい環境が出来たのかもしれません。
シューマッハーが引退します。まぁ、日本のF3の富士、
一度だけ走ったF3000のSUGOからあっという間に出世していき、
同時代のライバルをけちらし、長くやってきたというのは
大変なことでしょうが、同時に内面も外面も犠牲を払って
きたことでしょう。
マールボロやフィアット、ブリヂストンなどの関係者も
世界チャンピオンの感性から発せられる多くの高いレベルの
リクエストに応えるのは大変だったと思いますが、
それに応じて素晴らしい仕事ができ、タイトルや傑作を残す
ことができたのでしょう。
SBKのレースでドイツにいましたが、モンツァでのシューマッハー
の勝利に喜び、イタリア人はフェッラーリの優勝に満足
していました。一夜明けて引退表明と報道で何がどう動くのか
これから注意深く見守りたいと思います。
まぁ、フェッラーリで走りたいが、シューマッハーのナンバーツー
は嫌だと言う人にはいい環境が出来たのかもしれません。
macoy sulla ilmor ! che sorpresa!
2006年8月29日 スポーツavevo gia capito che prepari abbastanza presto
ilmor 800 motogp per la stagione nel 2007
pero’ non ho sapevo mai qui sale sulla moto di
anglo tedesco
qualche ipotesi ci sono
sia biaggi sia barros sia hoffman
pero’ ad albacete cercava di girare ex protagonista
di 500 che si chiama garry macoy
che sorpresa!
questa stagione lui solamente gira supermoto
e endurance (24 ore le mans)
non potevo immaginare mai garry con ilmor 800
ancora non so lui arriva al mondiale con la moto di
ilmor e suter comunque vediamo!!
ilmor 800 motogp per la stagione nel 2007
pero’ non ho sapevo mai qui sale sulla moto di
anglo tedesco
qualche ipotesi ci sono
sia biaggi sia barros sia hoffman
pero’ ad albacete cercava di girare ex protagonista
di 500 che si chiama garry macoy
che sorpresa!
questa stagione lui solamente gira supermoto
e endurance (24 ore le mans)
non potevo immaginare mai garry con ilmor 800
ancora non so lui arriva al mondiale con la moto di
ilmor e suter comunque vediamo!!
allora la gara ricomincia!
2006年8月29日 スポーツdopo la vacanza dell’estate il campionato mondiale di
superbike e supersport ricomincia!
il circuit e’ il posto sperciale per gli appasionati
della gara si chiama assen tt circuit
wimbledon e’ il posto sperciale per gli appasionati di
tennis
augusta national golf club esiste il migliore posto
per tutti che amano golf
come quelli posti assen e’ sempre la pista molto
speciale dove mi facevano sentire tante cose
all’anno scorso la gara di supersport
fabien foret ha vinto la prima gara con la honda cbr600
e regalato la prima vittoria alla megabike honda
e sebstien charpentier ha preso secondo e
portava il titolo mondiale alla sua tasca
le gare di superbike vermulen ha vinto assen dove
c’e’ la sua squadra in paesi bassi
la seconda gara il giapponese della yamaha
noriyuki haga ha vinto al circuito molto tecnico
con il grande agonismo e sua bella strategia
cosa c’e’ cosa non c’e’ alla questa fine settimana
assen sempre mi fa vedere la gara indimenticabile
il giro melavigioso non possiamo chiudere gli occhi
nessun secondo
vediamo bella fantasia con grande realismo!!
superbike e supersport ricomincia!
il circuit e’ il posto sperciale per gli appasionati
della gara si chiama assen tt circuit
wimbledon e’ il posto sperciale per gli appasionati di
tennis
augusta national golf club esiste il migliore posto
per tutti che amano golf
come quelli posti assen e’ sempre la pista molto
speciale dove mi facevano sentire tante cose
all’anno scorso la gara di supersport
fabien foret ha vinto la prima gara con la honda cbr600
e regalato la prima vittoria alla megabike honda
e sebstien charpentier ha preso secondo e
portava il titolo mondiale alla sua tasca
le gare di superbike vermulen ha vinto assen dove
c’e’ la sua squadra in paesi bassi
la seconda gara il giapponese della yamaha
noriyuki haga ha vinto al circuito molto tecnico
con il grande agonismo e sua bella strategia
cosa c’e’ cosa non c’e’ alla questa fine settimana
assen sempre mi fa vedere la gara indimenticabile
il giro melavigioso non possiamo chiudere gli occhi
nessun secondo
vediamo bella fantasia con grande realismo!!
イタリア選手権 ミザノラウンド
2006年8月28日 スポーツ125ではイタリア選手権のタイトルが決定し、
STK1000ではMVアグスタが勝利を挙げ、
SSではチームメイト同士の戦いを追いかける立場の
ライダーが勝ち、SBKではスズキライダーの好調が
目立ったミザノのレースでした。
やはり注目はSSとSBKクラスですが、勝ったのは
ヴィッツィエッロ。ポイントリーダーであり、チームメイト
のロッコリは二位で最終戦のイモラにタイトルは持ち越しと
なりました。
この二人は世界選手権の方も参戦しているのですが、
同じ道具、同じタイヤを使っていて比較が簡単に出来てしまう
環境で、ここのところロッコリの充実振りが目立つ中、
ヴィッツィエッロは今後のことを考えると相当な覚悟で
このレースに臨んだと思いますね。
この勝利が何かを呼び込むのかアッセンが楽しみです。
SBKですが、イナンヌッツォ、ポリータ、ボルチャーニ
という表彰台になりましたが、世界選手権の舞台で上の方に
いけない連中が何かをつかむレースになったのか気になるところです。
アッセン、ラウジッツィという二週連続のレースの前に
実戦を兼ねたレースがどうこの二連戦にリンクしていくのか、
彼らと会うのが楽しみです。
STK1000ではMVアグスタが勝利を挙げ、
SSではチームメイト同士の戦いを追いかける立場の
ライダーが勝ち、SBKではスズキライダーの好調が
目立ったミザノのレースでした。
やはり注目はSSとSBKクラスですが、勝ったのは
ヴィッツィエッロ。ポイントリーダーであり、チームメイト
のロッコリは二位で最終戦のイモラにタイトルは持ち越しと
なりました。
この二人は世界選手権の方も参戦しているのですが、
同じ道具、同じタイヤを使っていて比較が簡単に出来てしまう
環境で、ここのところロッコリの充実振りが目立つ中、
ヴィッツィエッロは今後のことを考えると相当な覚悟で
このレースに臨んだと思いますね。
この勝利が何かを呼び込むのかアッセンが楽しみです。
SBKですが、イナンヌッツォ、ポリータ、ボルチャーニ
という表彰台になりましたが、世界選手権の舞台で上の方に
いけない連中が何かをつかむレースになったのか気になるところです。
アッセン、ラウジッツィという二週連続のレースの前に
実戦を兼ねたレースがどうこの二連戦にリンクしていくのか、
彼らと会うのが楽しみです。