パンノイヤリンクでホンダのリッターバイクを走らせていた
シューマッハーが今週はミザノアドレアティコでバイクを走らせて
います。

今週のミザノではモトテンポラーダロマニョーラというお祭り
イベントがあり、地方選手権レベル、国内選手権レベルの
レースが行われているのですが、そこにシューマッハーが
やってきてKTMのワンメイクレースに出場しています。

そんな彼ですが、KTMスーパードゥークでポールシッターから
コンマ三秒遅れの予選三番手のタイムをたたき出しました。

彼はバイクのレースや走りについて趣味であることを公言
していますが、本当にそれだけなのか気になります。
まぁ、好きであるということはエネルギーとかパワーを
生み出すのだと思うのですが、何だか底知れないスキルと
精神力を感じます。

彼が何をするのか、どこへ向かうのか注目したいと思います。
ex campione del mondo della formula uno
kaiser shumi gira sulla KTM superduke a misano
abbiamo capito che lui sia grandissima appasionato del
motociclismo e era terzo a pannoiaring
dove aveva guidato bene la honda cbr mille
allora cosa fa lui alla questa fine settimana

shumi sta alla pista romagnola
pero’ la gara non e’ l’evento della categoria mondiale
credo che sia al livello di regionale e nazionale
in italia
questa volta il grande tedesco cominciava girare
la KTM superduke
oggi c’era la qualificazione
lui era arrivato al terzo piazzamento della prove ufficiale
solo tre decimi dietro di poleman

ex 7volte campione del mondo sempre esprime
"il motociclismo e’ il mio divertimento"

ho capito che il suo divertimento
poi la passione puo’ tenere l’agonismo
non so il suo debito motivo e il suo futuro vicino
comunque vediamo
ミハエル・シューマッハーがバイクに乗ることは珍しくない
のですが、パンノイヤリンクで走って表彰台に立ったニュース
が駆け巡った後に、再びバイクにまたがってサーキットを走った
という情報が入ってきました。

F1を七度制したドイツ人が姿を現したのがスペインのバルセロナ。
彼はここにプライベートジェットで乗り込み、トライアンフ675、
ドゥカティ989、スズキGSX-R1000、KTM RC8を持ち込んで
オーストリア製バイクを走らせていたそうです。

ただの趣味なのか、あるいは新しいチャンレンジなのかわかりませんが
気になります。
F1のオーストラリアグランプリが行われ、マレーシアが
終わったところですが、この二つのグランプリに関して
ナイターでやろうという話が持ち上がっています。

各メディアの報道ではヨーロッパの視聴者に見てもらうために
レーススタート時間を変えてレースをナイターでやることを
考えているのですが、果たしていかがなものかと思いますね。

F1とMotoGPの世界というのはつながりがあるせいか、色々な
情報が行き来するのですが、MotoGPの開幕のカタールが
ナイトレースとなり、大きな問題が起こらずに無事終了したこと
もがオーストラリアとマレーシアの二つのF1グランプリの
ナイター開催の推進力になっています。

しかし、ナイター開催にはかなりの障壁があると思いますね。

ひとつにはメルボルンというのは市街地サーキットであるということ。

F1の開催される三日間のために、莫大な予算を投下して
照明設備を投入することが果たしてメルボルンの行政当局や
スポンサーに理解されるのだろうか。

さらにレース開始時刻をヨーロッパの正午の時間帯に合わせる
となるとレース終了はメルボルンでは深夜になってしまいます。

クアラルンプールの場合はどうでしょうか。
パーマネントサーキットだけにメルボルンほど行政当局との
いさかいはないとは思いますが、国際的なレースや国内レースの
照明が必要とされるようなレースウィークがマレーシアにどれくらい
あるのかというと少ないはずです。

少ないナイトセッションでの走行のために果たして照明設備を
設営するのかというと疑問を感じるサーキットの関係者も多いはず
です。

カタールのサーキットではナイターでMotoGPのレースが行われ
ましたが、開始時間が遅かったことが業界関係者から不満と
なって現れましたし、路面温度の低さがレースの展開に
ひとつ影を落としました。200馬力のマシンが20度を超える
温度で走ることを想定して作られたタイヤなのに、それが
15度での走行となるとかなりの難しいことになったはずです。
(ストーナー以外のブリヂストンユーザーのタイムと成績に
それが如実に現れたと思う)

まぁ、カタールに関しては耐久の世界選手権もやるから
ナイター設備を整えるのはありなんでしょうが、F1のレースだけ
が行われるメルボルンや耐久のレースの世界格式のレースを
してこなかったクアラルンプールでナイターレースをやるという
のは納得できない人が多い気がする私です。
オートバイの世界選手権はSBKもMotoGPも始まりましたが
各国のナショナル選手権は北半球はこれからです。
そんな中オーストラリアでは開幕戦が行われました。

オーストラリアという素晴らしいライダーを生んだ土地での
スーパーバイククラスにケビン・カーテンが走っています。
ご存知のようにスーパースポート世界選手権の主役の一人で
あった彼ですが、母国に帰って新しいチャレンジを始めました。
それがMVアグスタでのオーストラリアのSBK選手権参戦という
ことなんですが、いったい何が生まれるのか楽しみです。

600のバイクを乗っていてリッターバイクへの変更。
ヤマハのマシンからMVアグスタへのスイッチと
色々学んだり、慣れなければいけないところがあると思いますが
彼がどんな真実を見せてくれるのか楽しみです。
ex pilota di supersport kevin curtain e’ ritornato
in australia e cominciava la sua nuova sfida con
il marchio varese
lui partecipa al campionato nazionale in australia

in australia ha gia cominciato il loro campionato
alla categoria di superbike non c’e’ nessun la team con la
forma ufficiale pero’ ci sono ottimi piloti

kevin curtain girava sulla moto di supersport
fino all’anno scorso
ancora ha molto da fare per la nuova sfida
deve capire MV agusta
dobrebbe cambiare la sua manovra

allora vediamo il suo futuro vicino

KTM発進

2008年3月19日 スポーツ
FIMカップストック1000選手権にKTMがマシンを出してくるのは
オーストリアのメーカーとして当然だと思っていましたが、
実際にマシンと排気量に関してFIMから参戦の許諾が出るとなると
よりリアルに物事を考えてしまいますね。

メーカーにとって大排気量で値段的にも大きなマシンの売り上げ
というのが利幅の大きなビジネスになるわけで、ドゥカティ
と日本の四メーカーがSBKに参戦している意味というのはレースと
お客様、バイカーの距離が色々な意味で近いスーパーバイク世界
選手権に参戦している大きなものがあります。

そこにアプリリアがアレックス・ホフマンをテスターとして
開発に尽力し、来季(早ければ今季の後半での参戦もありうる)
の出走を考えていて、BMWはアルファテクニックとジョイントしな
がら開発を進めている。そして、MVアグスタはストック1000
選手権を戦いながら、彼らの秘蔵っ子のルーカ・スカッサが
イタリア選手権のSBKを戦いながら近い未来を考えている。

重いバイクでサーキットと一般車の近い選手権を日本人が
考えている以上に重要視して、開発と参戦計画を立てています。

噂ばかりがあがりながら、具象的なことが目にできなかった
KTMのスーパーバイク世界選手権への挑戦ですが、こうして
STK1000選手権に出てくるとなると、ダイナミックな動きや
地殻変動を遠くない未来に体感できるようになりそうです。

一方、MotoGPに対してアプリリアは撤退してしまい、BMWと
KTMは腰が引けてしまったわけですが、これは単にコストの
問題だけでなく、複合的なことが理由としてあげられると
思います。

KTMの慎重に社内での審議を終えてのSTK1000選手権参戦決定
というのは色々なことを考えさせてくれます。
不運が重なりライダーが能力を発揮できないのはありがちなこと。
そんな実力を発揮できなかったシーズンを終えて、アレックス・
ホフマンは今年をアプリリアのテスターとしてシーズンを迎え
ました。

現在の彼の仕事というのはアプリリア(およびピアッジョグループ)
が参入を考えているSBKのマシンを開発するというもの。
ヤマハ、カワサキ、ドゥカティといったバイクに乗ってきた彼に
とって重いバイクに乗りながら、インプレッションをエンジニア
グループに伝えながら新しいバイクを開発していくというのは
新しい経験でしょう。アプリリアにとっても今までのV2から
レイアウトをV4に切り替えてSBK世界選手権へのリターンを
考えている時に重いバイクの経験のあるホフマンと一緒に
開発ができるというのはめぐり合わせがよかったと言えるかも
知れません。

そんなホフマンですが、テスターでライダー人生を全うしよう
とは考えていません。テストライディングが冷静さと分析力が
必要な仕事としたら、レーシングライダーというのは度胸と
闘争心が必要な仕事でしょう。彼は一年のテスター生活を終えた
その先にはMotoGPあるいはSBK世界選手権への参戦を考えています。

ドイツのレースファンは彼の復活を願っています。
そして、イタリアでもファンがサーキットにファイターとして
戻ってくることを願っています。
もちろん、私も顔を合わせると『ciao!italiano!』とイタリア語
で声を掛けてくれるドイツ人の復帰を願っています。
alex hofmann gira alla pista pero’ non per la gara del
campionato mondiale anzi lui fa collaudatore per la casa di
noale questo anno

il pilota simpatico tedesco e’ contento del questo lavoro
nel 2008 pero’ sicuramente lui e’ il pilota non e’
il tipico collaudatore della casa

cosi ha gia detto sinceramente
"questo anno io sto con l’aprilia per svillupare la moto
con 4cilindri anzi voglio esistere alla pista al campionato
mondiale di sbk o MotoGP"

io penso che sia buon pilota poi gli appasionati in germania
volevano il pilota tedesco

ancora non lo so lui sta alla pista di superbike mondiale
con la moto di noale oppure ritorna con l’altre moto
comunque vediamo il pilota tedesco parla con me
in italiano!
いかにいいライダーでも乗るバイクが良くなければ才能を
発揮できないしトップ争いに加わることができない。
レジス・ラコニも玉田誠もいいライダーなのですが、今のところ
能力に見合った成績を上げていないのは何かが欠けているのでしょう。

かつてクリスティアーノ・ミッリョラーティ(元GP500、250
ライダーであり、イタリア選手権スーパースポートクラス
チャンピオン)と話していたときに彼が理想のバイクということ
について説明してくれました。
彼に言わせると
『最高のバイク。それはストレスのないバイク。
思ったとおりにコーナーに入り、コーナーを脱出してくれる
バイクで、いくら馬力があってもコーナーリングが難しかった
りしたり、扱いが難しいのはいいバイクとは言えない』
というものでした。

ストレスなく、扱いやすいバイクというのが今のレジスと玉田
にあるのでしょうか。

カタールでもオーストラリアでもマシンに全幅の信頼を寄せて
走らせているとは言えない感じでしたし、マシンと共に気持ちよく
走るというよりは思い通りの走りができないじゃじゃ馬を懸命
にならしていたように思えました。

カワサキのエンジンじたいには昔からパワフルでいいという
評価が定着していますが、それを支える車体とのマッチングが
いけないのか、あるいはバランスに問題があるのか、違った
部分での不的確感が存在するのかわかりませんが、ストレスを
抱えてなければ彼らがあの順位で走るというのは考えられない
わけで、何かしらの問題があるのでしょう。

ヴァレンシアでのテストで果たして盛り返すことができるのか。
見守りたいと思います。
ex vice campione del mondo regis laconi e
tamada makoto guidano la moto di ninja
pero’ le prime due round(ne’ qatar ne’ australia)
non andavano bene
la squadra sanmarinese di pier guido pagani
arriva alla pista valenciana per il test
sicuramente loro obbiettivo e’ modificazione e
sviluppo e poi,,,,

tutte categorie del motociclismo
ottimo pilota se potesse salilre sulla moto migliore
con la gomma giusta e sospensioni che funziona bene
puo’ girare tranquillamente

quando parlavo con cristiano migliorati (ex campione
italiano di supersport)
mi ha spiegato la sua miglior motocicltta’

"la miglior moto significa moto senza stress!
cioe’ piu’ facile guidare piu’ facile entrare
piu’ facile uscire dalla curva!
anzi qualche moto che ha il potere tanto
pero’ non poteva entrare alla curva e
non potrebbe da gas
se avesse piu’ di 200cavalli pero’ se mancasse
l’affidabilita’ non posso correre come io preferisco"

allora regis e makoto tamada cosa sentono la loro
litro di ninja
credo che abbia ottimo motore alla categoria di superbike
pero’ sentono la difficolta’ sul loro telaio
oppure non poteva sentire il bilancio giusto

penso che siano buon pilota sia francese che giapponese
pero’ non posso vedere loro stile
quando guidavano sulla pista di qatar e australia
non potevano sentire il bilancio

dopo la prova di valencia
cosa possono buttare via cosa tengono qualche sistemma
da ritornare il loro forma
vediamo il test a valencia
名古屋のCBCのフリーライブに行ってきました。
今池のボトムラインでの高杉さと美と竹仲絵里の二人の
ライブだったのですが、実はこの二人の曲をメディアを
通して聞いたことはあったのですが、生で初めて聞きました。

名古屋人にとって、竹仲絵里の曲というのは馴染み深いものが
あります。
このブログでも取り上げましたが、(詳細はこちら)
http://diarynote.jp/d/59911/_222_10.html
美しさと強さを感じる曲が多いです。

中部地方の愛知、三重、岐阜の三県のFM曲で同月にパワー
プレイに選ばれた『サヨナラ サヨナラ』で彼女のことを知っ
た人も多いでしょうし、CBCでの昨年十二月のパワープレイで
『真っ白な雪、真っ白な未来』で彼女の声に触れた人もいた
でしょう。

そんな彼女ですが、作った曲に対する進化と深化が感じられる
実に濃密さで会場が高い緊張感に包まれました。
CDで何度も聞いていた曲ですが、『サヨナラ サヨナラ』
は彼女の私小説なのか、想像で書いたのか知りませんが、
本当に素晴らしい作品であると、生で聞いて改めて思いました。

お金を払ってでも見たいミュージシャンです。同時にできれば
それほど大きくないサイズの会場で彼女の世界を感じたいですね。
一番か二番打者の一人か二人が塁に出て、そのチャンスを
ポイントゲッターがモノにして、塁上のランナーをクリーン
にするというのがクリーンナップの語源だと思っていますが、
その意味を広く捉えて日本では三番から五番打者までが
ひとつのパッケージでで打点を稼ぎ出すというように考えて
クリーンナップトリオという言葉が作られたと理解しています。

でもって、今年のオリックスバッファローズですね。

三番ラロッカ、四番ローズ、五番カブレラという布陣。

何とも豪華というか強力というか、破壊力があるトリオですね。
対戦相手からしたら何とも怖い爆発力を秘めた三人だと思います。

この三人がまともに例年通りの活躍をしたらパシフィックリーグ
は面白くなると思います。

MotoGP開幕

2008年3月7日 スポーツ
カタールでMotoGP開幕である。今年の第一戦はカタールであり、
歴史的に名を残すであろうナイターでの戦いになります。

フランスのルマンやマニクール、ドイツのオッシャースレーベン
など耐久レースのカテゴリーの中でレーシングマシンの夜間走行
というのはあるのですが、良くも悪くもとんでもなくとんがった
レーシングマシンとタイヤでナイターでレースをするというのは
いかがなもんだろうかと思いますね。

それほど、時差を感じない場所でやるレースをナイターでの
開催にしてしまうというのは、先々に関する企みがあってのこと
だと思います。

どうなるのか見守りたいと思います。
federmoto internazionale ha gia confermato l’ultimo
edizione del calendario del campionato mondiale di superbike nel 2008

ora tutto ufficiale! non c’e’ la gara in indonesia
quindi ci sono 14 round di superbike mondiale

quando ho letto il calendario provesario nel 2008
credevo che avra’ bisogno di viaggiare un po’ duro
perche’ se fossero due gare consecutivi australia
indonesia
credo che non sia difficile per le team i marchi
i piloti e tutti altri
anzi fim (e/o FGSPORT) ha deciso due round consecutivi
francia indonesia
pensavo che sara’ un po’ troppo duro per i tutti partecipanti

ormai tutto posto e dubito che siano tranquillo
non hanno bisogno di viaggiare da magny cours - parigi-
jakarta- sentul

poi credo che mancasse qualcosa della pista di indonesia
ancora devono pensare di futuro vicino
per ospitare la gara del campionato mondiale

io personalmente spero che abbia altre gara in germania
sapete che gli appasionati di max neukirchner volevano
la gara di lausitz che ha perso la gara di sbk mondiale

poi ci sono tanti piloti giapponesi pero’ non c’e’ la gara
di superbike mondiale

agli appasionati in tuchia a cui piace vedere loro fenomeno
della hannspree honda
credo che vogliano vedere sofuogru alla loro pista

non lo so cosa mancano in germania giappone e turchia
comunque se ne va sentul e non arriva altre gara
ci sono 14 round nel 2008
FIMのプレスリリースが出ました。今季のスーパーバイク世界選手権
はフランスの翌週にインドネシアのセントゥールが予定されて
いましたが、これがキャンセルになり、14大会で行われること
になりました。

まぁ、私はオーストラリアの翌週にインドネシアだったら
移動も楽だろうし、チームもメーカーも負担が少なくて
よかったのでしょうが、フランスの翌週がインドネシアという
のはタフなスケジュールでかなり無理のある設定だったので
業界の中の人たちには一安心している人がいるのだろうなと
思いましたね。

同時にインドネシアではまだまだ世界格式をやる上での
欠如している部分や足りないところがあるのだろうと
思いました。

個人的にはドイツで二つか日本やトルコであってもいいのに
と思いますけどね。ノイキルフナーの地元に近いラウジッツィが
レースを無くしたり、日本人ライダーがこれだけ出場している
のに日本でレースがなかったり、トルコ人がスポーツの分野で
ワールドチャンピオンになるのはあまりないことなので
ソフオグルの凱旋帰国があってもいいのにと思いますが、
できない理由も存在するのでしょう。
全日本の125ccクラス参戦予定だった未来のチャンピオン候補
が公道における事故で亡くなりました。

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080303/CK2008030302092293.html?ref=rank

和田君とは直接会ったことはありませんが、こういう話という
のは本当につらいですね。

同時に本当にこの国の暗い闇を感じます。
事故の詳細が報じられていないのか、私の情報収集能力に
問題があるのかわかりませんが、英語では交通事故で亡くなった
時に”be killed = 殺された”と表現されます。

私は車を運転しませんし、また免許も持っていません。
それで不自由な思いをすることもありますが、同時に
『きれいな空気が吸いたい。』とか『車に乗ってばかりいて
徒歩が遠いなんて思うようになったら生活習慣病予備軍だ』
とか『便利だけれど人殺しの道具になりかねないものを
むやみに多くの人間が使うべきではない』という自由や権利を
持つことができています。まぁ、不自由であるが故に得られた
発言の自由を行使しています。

交通死亡事故は減ってきていますが、警察発表の交通死亡事故
というのは、発生から一日以内に亡くなった人のことをカウント
しているわけで、その時間以降に亡くなった人や障害を抱えた
人のことを考えるとこの国は病んでいると思いますね。

未来のある人が亡くなること。そして、交通事故があることと
いうのはつらいものです。
私のような免許も持たないできれいな空気が吸いたいとか、
マイノリティでもいいんだと思える人の数が多くなってほしい
と思いますね。

政令指定都市レベルの規模の町はもっと公共交通を充実させた
方がいいといつも思う私です。
SBK

トロイ・ベイリス 10
 『ここを走るのは最後だろう。』そう語ったツータイムス
ワールドチャンピオンのおそらく最後のフィリップアイランド
での走りはアンタッチャブルでアンビータブルなものだった。
土曜日に転んでしまい、ひじを痛めたのと、マシンを傷つけた
こと以外はパーフェクトな週末を過ごしたトロイ。
あのスズキで沼田の代役としてフィリップアイランドを
競争力の乏しいスズキ250で走った時と変わらないスタイルと
変わった立ち位置を見せつけての母国のダブル。

 トロイ・コーサー 8
  R1とピレリタイヤのマッチングに苦しみながらもベイリスに
立ち向かったファイター。ベストがだめならセカンドベストを
考える彼のハートの熱さとヘッドのクールさがよく見えた
オーストラリアの彼であった。

 ミッシェル・ファブリッツィオ 8
  スーパーポールでの一発。レース1でのアクシデントに
見舞われながらも赤旗後のレースに臨んでドゥカティ移籍後
初の表彰台をもぎ取ったメンタルの強さは見事。

 カルロス・チェカ 8
  シーズン前のテストはなく、ほとんどぶっつけ本番で
シーズンに入ったにも関わらず、CBR1000を表彰台に導いた
彼の腕はさび付いていないものであるし、戦う気持ちが成績に
結びついたものだった。

 フォンシ・ニエト 8
  スズキのいいところをしっかり認識して有効に活用した
スペイン人。カタールはフロックでないこととライダーとしての
成長を見せてくれた。

 ルーベン・チャウス 8
  レースを盛り上げてくれたライダーの一人。ただ、あと
一つ表彰台に届くには何かアイテムが足りなかった。

 マックス・ノイキルフナー 7
  常に前を狙う気持ちの強さと現状に満足できないいい意味
での欲の強さが目に見えるドイツ人はフィリップアイランドでも
快走。

 マックス・ビアッジ 4
  悪いスパイラルに入ってしまったときのローマ人の典型的な
レーシングウィークエンド。戦うハートは熱くてもいいけれど
冷静に計算する頭は冷えてないといけないのはわかっているけれ
ど頭脳がオーバーヒートしてしまったかのようなリタイヤ劇。

 カワサキ 3
   あのラコニと玉田があのポジションでしか走れないという
のはマシンが悪いからでしょう。ヨーロッパラウンドでの反撃
に期待。

 SS

 アンドリュー・ピット 9
  冷静な走りと戦略。最終ラップの攻防は手に汗を握るもの
であったが、自分の武器が何かを知っていて、きちんとやるべき
ことをしてつかんだ勝利。
 
 ジョシュ・ブルックス 9
  攻めるときにしっかり攻めて、守る時にがっちり守りながら
最終ラップの攻防まで持ち込んだのは見事だったが、何かが足りなかった。
 まぁ、それがコーナーの脱出スピードだったのか、持っている
道具を出し切る戦術だったのか、何が何でも前に出るという
魂だったのかは本人が一番知っていることだろう。

 ロビン・ハームス 9
  しっかりとレースを組み立てたハームスであったが、また
しても初優勝は遠かった。よくやったと思える反面、宿題も
出てきたレースであった。

 ファビアン・フォレ 7
  いつものようにスタートに遅れ(スティーブ・マーティンは
ヤマハのクラッチには何か問題があるのではないかと考えて
いるようであるが)レース序盤で挽回し、優勝もありえたレース
であったが、勝ちたいという気持ちが珍しく空回りしてしまった。
 いつものファビアンでない姿をレース終盤に見せたオーストラリア
であった。

 ギャリー・マッコイ 8
   予選17番手スタートから信頼性に難のあるトライアンフ
に鞭打ってトップグループに絡んできたのは見事の一語。
他のトライアンフユーザーとの力量の違いが際立った日曜の
午後であった。garry is back!! ヴァレンシアが楽しみだ。
ただし、マシンが壊れなければの話だが。
  
 
予選一列目に三人のオージー。この中の誰が優勝するのか。
ほかのオージーも含めて表彰台の地元勢独占はあるのかが
注目点となったスーパースポートクラスのレース。

スティーブ・マーティンの話ではヤマハのマシンはクラッチに
難があるのではないかとのこと。それが真実味を加えるようかに
レーススタートでトップを奪ったのがアンドリュー・ピットの
ホンダ。ワークスヤマハのパークスとフォレはスタートで遅れて
ピット、ハームス、ブルックスを追いかける展開。

パークスはすばやくリカバリー。二周目の一コーナーで鮮やかな
パッシングでトップに立つ。しかし、その後90度コーナーで
フロントから崩れてクラッシュ。そのまま戦列を離れた。

ピットのハンスプレーホンダテンカーテとブルックスとハームス
の二台のスティッギーハンスプレーホンダがトップスリーを形成。
その後ろからスタートからの遅れを取り返しながらフォレの
ファクトリーヤマハが差を削りながら追いかける。

レースが中盤に入り、ハームス、ピット、ブルックスと
フォレが四台での優勝争いとなる。そこから少し間が空き、
何と予選だめだめだった17番手スタートのトライアンフの
ギャリー・マッコイが36秒台を連発して、ミッドフィールダー
を抜きまくりながら五番手。

残り五周となり、トップ4が膠着状態になっているところに
少々信頼性に難のあるトライアンフに鞭を入れる。もはや
優勝争いは三台のホンダと一台のヤマハと一台のトライアンフ
である。

さらにこの五台が牽制しあいながらのバトルになっている間に
六番手のレアがひたひたとトップグループに追いついて。
残り三周になって六台の優勝争いである。

最終ラップ。最初に仕掛けたのがフォレ。しかし、これは
少々強引過ぎて、大きく膨らんでしまい、ピット、ブルックス、
ハームス、フォレ、レア、マッコイというオーダー。

ピットとパークスが逃げる。四人は追いかけたいがトップ二人
のペースがいいのと、フォレの仕掛けのあおりを食って
間があいてしまう。

ピットとブルックスがテイルトゥーノーズで最終コーナーへ。
ブルックスがスリップから抜け出して仕掛けるが、ピットの
最終コーナーからの脱出の速さとトップスピードが速い。
緊張感に包まれたがピットがトップでチェッカーを受けた。
二位にブルックスでオージーの1−2フィニッシュ。三位に
ハームス。四位フォレ。五位にレアで六位にマッコイであった。
レース1の時に比べレッドフラッグからスタートまでの時間が
少々長く、じれたライダーがフライングをしてから始まった
レース2。

レース1と同じようにベイリスは素晴らしいスタート。
しかしながら、今回は完全はリピートにはならなかったのは
コーサーが二周目に入ってトップを奪いレースをリードしたから
である。

三周目のフィニッシュライン通過する前にテレビ画面に
コーサー、ファブリッツィオ、シュムルツ、ラコニが
フライングの判定を受けたことが記される。

四周目フライングの判定がありながら、暫定のラップリーダーで
あったコーサーがクラッシュ。戦列を離れてしまう。

トップを走るのがベイリス。二番手にニエト。十六番手
グリッドから攻撃的な走りで上昇してきたビアッジが三番手
でさらに上を目指す。

六周目に入り、ベイリス、二エトの順で一コーナーに入り、
ビアッジが続こうとするが、一コーナーの入り口で体勢を
乱したローマ人は300キロオーバーでクラッシュ。
立て回転で転がっていくバイクとなすすべなくスライドしていく
ビアッジ。幸いなことにライダーはかすり傷で済んだ。
ロンボニの99年のモンツァを知っている私にはひやりとした
クラッシュであった。(最悪な中でもほんの少しの運の良さを
ビアッジはもっているようだ)

コーサーとビアッジが戦列を離れて、トップ走行はベイリス。
二番手争いを二エト、カルロス・チェカ、ルーベン・チャウスで
戦う展開。

少し離れて五番手争いを芳賀、ソフオグル、ノイキルフナー、
ムジェリッジ、ホーランド、ダビデ・チェカ、ラビーヤ、清成
で争う。

中盤以降、カルロス・チェカがペースアップ。単独の二位走行
となる。三位争いはチャウスが二エトとドッグファイトを
続けるが、残り五周となり、二エトがチャウスを攻略。
先を急ぐ。

結局、ベイリスはアンビータブルな速さと強さで優勝。
二位にカルロス・チェカで初のSBK表彰台。三位にフォンシ・二エト。
四位にルーベン・チャウスであった。
五位にノイキルフナー、以下清成、芳賀、ラビーヤ、ホーランド、
ムジェリッジというトップテンであった。

それにしても見事なベイリスの強さと速さ。
そして、一大勢力となったスペイン人ライダーの活躍。
次はヴァレンシア。王者の強さとスペイン人の速さは
オレンジがおいしい場所でも見られるのでしょうか。

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