開幕戦のカタールで転んでしまった藤原の手首は
完治まで時間がかかるようです。

となると、誰を代役に立てるのでしょうか。現在、チームメ
ガバイクは深刻な経済的な問題に頭を悩ましていて、その結果、
本来なら今年ルーキーにして、あのチームの秘蔵っ子の
ヨアン・ティベリオがカタール&オーストラリアのフライア
ウェイレースを走れないでいます。

そう考えると、チームがお金を用意して、藤原の代役を
果たせるようなライダーを走らせるとは思えない。
そして、フィリップアイランドというサーキットは
ライダーの技量とファイトの両方を高いレベルで維持して
スタートトゥフィニッシュまで走ることを強いられる場所
であることから後任探しは難航しそうです。

考えられるのは、あのサーキットで走ったことがあるライダー
でリッターバイクや600,750などの重いバイクで
戦ったことのある地元のライダー。

もう一人は日本から地理的に近く、そしてチームがホンダの
マシンを使っていることから日本人のライダーで、ホンダの
600のバイクを乗ることができる環境にある(契約や
マシンに対する慣れなど)ライダーということになると
思います。

藤原のクラッシュが水面に投じられた石となり、多くの
波紋がカタールという内側からヨーロッパや日本という
外側に広がりを見せ、解決を望みながら、決定に至らずに
色々な話が出てきている土曜日からの日々です。

個人的にはティベリオがチームの経済的な問題やら
藤原のクラッシュなどのネガティブな問題のあるなか、
速く走りたい、強くなりたいという若さと元気のよさを
アクセルやコーナーリングにリンクさせて、将来の
スター候補生が現在のスターたちに一撃を与えるのを見たい
と思っています。
開幕のカタールを終えて、スーパーバイク世界選手権は
二戦目の舞台に向けて準備に追われています。場所は
オーストラリア。サーキットはフィリップアイランド。
数々の美しいレーシングドラマの喜怒哀楽の全てを
発信してきたチャレンジングでエキサイティングな
サーキットから何が生まれるのでしょうか。

開幕戦の第二レースを勝ったトロイ・コーサーはナンバーワン
ゼッケンを付けて地元を走ります。

カタールの両レースを二位でまとめて40点を稼いでロザイル
インターナショナルサーキットを後にしたトロイ・ベイリスは
ポイントリーダーとして凱旋帰国します。

あの世紀の大番狂わせ、小さなメーカーの歴史的な大勝利、
空が泣いたときにアンソニーが笑った従業員五十人の
メーカーがホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、ドゥカティ、
アプリリアをぶっちぎって勝利を収めたあのトレメンダスな
衝撃的な優勝の主役、演出、脚本、監督であるアンソニー・
ゴバートはスーパースポートクラスで走るチャンスを得て、
世界中から大絶賛のヤマハR6を駆ります。

ジモッティライダーが色々なことを考え、様々なことを
感じ、そして、多くのことを抱えて、年に一回の母国での
レースに備えます。

素晴らしい設備や美しい空気感を有する劇場から大傑作が
生まれ、お客さんを魅了し、その作品が語り続けられるように
フィリップアイランドというコースのレイアウトとロケーション
はアンフォゲッタブルなレースを生み出す土壌があります。
今年は何が作られ、何が発信されるのだろうか。
素晴らしい舞台に人気、実力を兼ね備え、今年になって
ボリューム感の増したライダーのラインナップから期待は
高まります。

フラミーニ氏の指揮によって今季のタクトは振られました。
ホンダやヤマハの美しいソプラノサウンド。ドゥカティの
独特のボローニャなまりの重低音。そして、スズキの
メッツォソプラノとカワサキのルノー楽団の影響を受けた
歌声のアンサンブルは何を生み出すのでしょうか。

お楽しみはこれからだ。
何も変わらないもの。劇的に変わったもの。新しいシーズンには
以前からあるものと新しく加わったものが混在しますが、
それをまともに感じる結果になったのがSSのレースでした。

アンタッチャブルであり、アンビータブルなワールドチャン
ピオンであるセバスチャン・シャーペンティエ。一人あるいは
一チームだけが飛びぬけている状況というのは個人的には
好きではなく、強すぎる横綱を誰が止めるのかという見方に
どうしてもなってしまいます。群雄割拠が面白いと思う私には
ちょっとなぁと思いますが、強さと速さを強い説得力と共に
見せつけられると、その実力に感嘆せざるを得ないのもまた
事実です。

ということで最高の馬に武豊が乗るがごとく、ウィンストン
カラーのCBR600に乗ったフランス人は無敵の強さでした。

二番手には歴史的な傑作と称されるR6を乗るヤマハジャーマニー
のカーテンがゲット。変わらないシャーペンティエの強さと
ノンシャーペンティエクラスでトップクラスの速さを見せる
カーテン。昨年までと同じ光景がここでも見られましたが、
今年はちょっと色合いが違うというか、趣きが異なるのは
三番手。

表彰台最後のいすは今年SSデビューとなったソフオグルが
奪取しました。

昨年や今年のプレシーズンテストの結果から彼の起用を
疑問視する関係者が多かったのですが、チームメイトにして
王者のシャーペンティエにはかなわなかったものの、初めての
レースにして表彰台ゲットと答えを出したトルコ人でした。

四番手には今年からマシンをヤマハに変えたスペイン人の
若手のフォレス。五番手に昨年からGP250からWSSにカテゴ
リーを変えて満足なレース活動を行なえるようになったと
話していたスティゲフェルト。ハームスが続き、SS初レースと
なったロッコリが七位。ドゥカティのSSマシンを走らせる
ザイゼルが八位。今季からSSを走るヴィッツィエッロが
九位。カラッキドゥカティの期待のジョシュ・パークス
が十位。期待されたナンネッリですが、序盤の接触の影響も
あってマシンをなだめながら15位でフィニッシュ。

シャーペンティエを苦しめる可能性があった藤原、ブロック・
パークスはリタイア。思いもよらぬ予選結果で決勝が楽しみ
だった新人カワサキスタのマキシーム・ベルジェも序盤で
ヘルメットを脱いだ開幕戦でした。
二人のオーストラリア人、元と今のドゥカティスタ。
元と現役の世界チャンピオン。ロザイルインターナショナル
サーキットの勝利の座はひとつ。そのポジションを目指して
二人のトロイが戦闘を繰り広げました。

チャンピオンマシンのGSX-Rを駆るコーサー。プレシーズン
テストを制覇したドゥカティ999。人はいいが、ヘルメット
を被ると野獣性を発揮して、勝利を奪い取ろうとする戦士と
なる二人。二人を勝者と敗者に分けたのはマシンの力だろうか、
あるいは何が何でも勝とうとする野望の大きさだろうか。
ベイリスの攻勢をコーナーの脱出スピードを早めて加速して
いくコーサーの走りは王者の肩書きにふさわしいものであり、
道具を使うスポーツの道具のいい部分をうまく使うことで
何らかのアドバンテージを得られることを知っている
ベテランらしいものでした。

かくして、表彰台の一番上にコーサー、二番目にはベイリスと
二人のトロイが立つことになりました。

三番手はホンダのトーズランドとヤマハの芳賀のバトルに
なりましたが、あきらめの悪さと闘争心の強さがライダーに
必要な要素であることを体現している名古屋人がイギリス人
を抑えてゲット。最後の表彰台の座は彼のものとなりました。

四番手にトーズランド。五番手にR1を走らせるピット。
ランツィとバロスの六番手争いはチェゼーナ人に軍配が
あがり、ブラジルカラーのファイアブレードを走らせる
バロスは七番手。ファブリッツィオ、ムジェリッジと
ホンダ勢が続き、チャウスが10位。阿部、ニエト、ロルフォ、
ボルチャーニ、ジャンベールというポイント圏でした。
様々な準備や用意をして、テンションを高め、闘魂を
燃やして、ハートは熱く、ヘッドはクールに。そして、
できうる限りの最良のものを用意し、それを整えて
臨んだカタールでの開幕戦。何が起きたのか、何が
起きなかったのか。

世界選手権での出発点であり、ベースであり、ふるさとで
あるファクトリードゥカティに戻ってきたトロイ・ベイリス。
思ったような予選を進め、プレシーズンテストでのスーパー
タイムがライダーとマシンの美しいシナジー効果であることを
示した二日間。そして、最終日のレースを迎えました。

世界の列強が背中越しに牙を剥き、襲いかかる視線を
感じながらひさしぶりのSBKでのレース。スタートを
切りましたが、これはいい出足とは言えないものとなって
しまいました。

そして、彼のチームメイトのランツィはすぐにクラッシュで
戦線離脱。トップ争いは予選の結果からは意外にも思える
二人の日本人ライダーヤマハの芳賀とスズキの加賀山の
二人でのバトルとなりました。

予選が多少悪くても実践的でリズムをつかむと高いレベルでの
走りを見せてトップを快走する勝利に飢えた芳賀と
その芳賀にイージーなヴィクトリーランを許さない加賀山。
二人のスリリングな優勝争いを楽しみにしながら喜びを
感じる日本人のレースファンが多かったことでしょう。

しかしながら、ここに悲劇が訪れます。レーシングアクシデント
とはこういうものなのでしょうが、コーナーに少々アグレッシブ
に進入して転んでしまったライダーと避けきれなかった
ライダーは二人の日本人でした。

これで三位を走行していたトーズランドがタナボタにして
玉突き式のトップ奪取。それにスタートを失敗して失地を
回復しようとする最新型ドゥカティのベイリスが迫ります。

前のドゥカティスタと今のドゥカティスタのバトルとなりまし
たが、これを制したのは現在はホンダのリッターバイクに乗る
イギリス人の昨年までのドゥカティライダーでした。

いろいろなことが起きる開幕戦ですが、イギリス人の願望は
あるものの、予想はつかなかった優勝という結末。
彼に賭けた人は結構なもうけになったレース1でした。

二位にベイリス。三位はR1を駆ってアンドリュー・ピットが
奪い、キャリア初のSBK表彰台となりました。

四位に昨年の世界王者のコーサー、五位にSBKデビューレース
のファブリッツィオ。やはりここがSBK初めての参戦となる
バロスとロルフォが続き、キリが八位。ボルチャーニ、
ノイキルフナーというトップテン。以下、阿部、ムジェリッジ、
ラコニ、ジャンベール、チャウスまでがポイント圏内という
レースとなりました。
世界王者が思ったことを思ったようにできるようになったら
タイムは簡単に出せる。それを全うした二回目のドライ
コンディションの予選でした。

世界王者のシャーペンティエがトップタイム。それも
彼一人二分三秒フラットという驚愕の一撃をライバル達に
見舞いました。一体、これはどうなっているのでしょうか。
昨年までの相撲のモンゴル人横綱を思わせるような強さ
でした。

でもって、二番手ですが、これが初日のヒーローの
トルコ人ライダーにして、王者のチームメイトの
ソフオグルが来ました。タイムは二分四秒フラット。
そこからコンマ7離れてヤマハ勢トップのカーテン。
コンマ一秒差で藤原。

二列目にはパークスのR6。その次に同じくヤマハの600
を駆るフォレス。その次がスズキを走らせるアンデルセンが
入り、八番手にはなんとこのレースがSS初めてのレースとなる
マキシーム・ベルジェがカワサキニンジャで飛び込んで
来ました。

以下、ナンネッリ、べネマンという中堅が続き、ザイゼルの
ドゥカティが11番手。99年以来のスーパースポート
参戦となったサンキーニが十二番手、今年はR6でSSを
走るヴィッツィエッロ、ウィリアム・デアンジェリス、ぺリス、
ロッコリというラインナップ。

ゴバートは不発、チームの経済的な問題が顕在化して
ティベリオは不参加。様々な想定内と想定外が縦糸と
横糸となりカタールのウィークエンドが紡がれています。

果たして今年初のウィナーは誰になるのでしょうか。
確実に当てにいくのならシャーペンティエですが、
レースに絶対はないわけで、スポーツベティングできる
場所にいるなら私はソフオグルとナンネッリに賭けます。
ウェットで行われた予選の一回目は波乱と驚きに満ちた
面白さを感じるものでした。雨が上がり、ドライタイヤを
装着した世界の列強達の今年初めての予選二回目とスーパー
ポールはどんなものだったのでしょうか。

どこでもどんな状況でも自分の能力を発揮できるのが強い
プレイヤーだとテニスの世界の連中が口にします。
世界を駆け回り、思ったような状況でも、思いもよらぬ
環境でも自らの力を信じて、旧共産圏だろうが、南米だろうが
大会のあるところに出かけて、サーフェースがどうであろうとも
勝ち抜いて世界のトップに近づく彼らの言うことには説得力
が横溢しています。

カタールという砂漠のサーキットで予選の雨でトップだったのは
帰ってきた世界チャンピオン、トロイ・ベイリスでした。
そして、二日目のドライでただ一人二分の壁を破り久しぶりの
ポールマンとなったのも彼でした。昨年契約がまとまって
『(古巣に戻ってのレース活動で)家に帰ってきたようだ』と
話した愛されるオージーは速さや強さも戻ってきたようです。

二番手は昨年の最終戦の第二レースのウィナーで開幕戦まで
喜びを持続できる特権に浸っていたロレンツォ・ランツィ。
ゼロックスドゥカティの1−2フォーメーションが形成
されました。彼は予選タイムを大幅に更新して一発の
アタックに成功しました。

僅差の三番手にヤマハのR1を駆るピット。そこから千分の二
秒差で四番手が一昨年のワールドチャンプでホンダのリッター
バイクを駆るトーズランド。

五番手に世界王者のコーサー、芳賀、加賀山と続いて、
二回目のフリー走行で元気だったムジェリッジが八番手。

今季限りでSBKのプロジェクトが終了されると報道のある
ペトロナスを走らせるマーティンが大健闘の九番手。
その後ろからブラジルカラーのクラッフィホンダでSBK
初登場のバロス。同じくこのカタールがSBK初レースとなる
ロルフォがドゥカティで十一番手、ウォーカー、ニエトの
PSG1カワサキの二人が続き、キリ、ファブリッツィオの
DFXホンダの二台、四列目最後が自チームでの参戦となった
ボルチャーニという顔ぶれになりました。

日本のファンが期待している阿部と中富、雨で元気な走り
だったラコニとジャンベール。帰り新参のチャウスなどが
四列目までに入れないという激しく厳しい結果となりました。
日本のバイクメーカーや部品メーカー。ヨーロッパで生まれ、
育ったオートバイレースという環境や土壌。東洋と西洋の
人やモノや文化や空気が混ざり合い、集中と拡散をして
レースの世界というのは進化し、成長してきました。

色々なもののスーパーミクスチャーがある種の磁場を形成し、
そこからさまざまなものが生まれ、成長し、熟成されて
いくます。

そんなレースの世界の開幕戦にトルコという東洋と西洋の
融和地点であり、衝突地点から一人のライダーがスーパー
スポートクラスに参戦を果たし、やってきました。
マシンはホンダ。チームはオランダ。多国籍であることが
必然であるレースの世界選手権の掛かったレースで
彼は初日何とポールポジションを得ました。

ケナン・ソフオグル。パスポートはトルコだが、ドイツで
育ったこの若者はウェットコンディションの中行われた
一回目の予選でライバル達に二秒以上離したタイムを
叩き出して、衝撃の一撃をぶち込みました。

カーテン、ナンネッリ、パークスが続いて一列目を形成。

二列目にはアンデルセンのスズキ、サンキーニのヤマハ、
べネマンのスズキにフォレスのヤマハ。

三列目に何とザイゼルのドゥカティ。チームを移籍した
藤原のホンダ、ヴィッツィエッロのヤマハにディフェンディング
チャンピオンのシャーペンティエが何と十二番手という
オーダーとなりました。

雨が道具の差を埋めたり、普段速いが雨は苦手なライダーの
順位を落としたりということがあるのですが、混沌とした
ものを見せてくれた初日でした。

ドイツに住むトルコ人がオランダのホンダのチームで何を
見せてくれるのか楽しみです。
あいにく朝から雨のロザイルサーキット。朝のフリー走行では
走らないライダーも結構いたのですが、さすがに午後からの
予選はウェット宣言の中、色々な考えが駆け巡るなか、
何かをつけたり、削ったりしながらタイムを刻んでいきました。

初日のトップはトロイ・ベイリスでした。ヴァレンシアでも
ロザイルでのプレシーズンテストでも好調を維持していた
彼が初日のトップの座を奪いました。想定の範囲内のことですね。

ただ、ここから先が波乱とサプライズを感じさせる序列と
なりました。二位にカワサキのV4を駆るラコニ。三位に
ワールドチャンピオンのコーサー。四番手にラコニの
僚友のウォーカーという一列目。

二列目はヤマハ勢トップのジャンベール。それに続いたのが
ブラジルカラーのファイアブレードを駆るバロス、
ニュースポンサーを得てカラーリングの変わったピットと
芳賀が七番手と八番手でここまでが二列目。

三列目がこれがSBKデビューレースとなるバッタイーニ。
フォンシ・ニエトのカワサキが続き、キリと阿部という
メンバー。

四列目がムジェリッジのホンダ、MotoGPからスイッチ
してきたロルフォのドゥカティ、昨年ここで勝っている
加賀山のスズキに今季浪人のピンチからドイツドゥカティの
支援で走れることになったノイキルフナーが続きました。

まぁ、一言で言うと群雄割拠という感じですね。

明日以降の天候がどうなるかわかりませんが、初日の
オーダーを見ると、やはり今季のSBKは面白いという
私の予想が現実のものになったという気がします。

お楽しみはこれからだ。
finalmente finalmente finalmente riparte il campionato
mondiale di superbike e supersport nel 2006
FGSPORT e’ grande maestro e bel calaudatore della
questa bellissima opera
cominciano agire e fare tutto e
saranno belle gare sul teatro che si chiama
losail international circuit

tanti giovani arrivano e qualche team cambiavano
il marchio vengono tanti dalla altre catogoria
tutti al circuit e tutti dal circuit
per gli appasionati della derivate di serie

allora come al solito comincia la qualificazione
giovedi e sabato due gare di sbk e una gara di ss

cosa crea e cosa distrugge
come va e come non va
tutti novita per gli appasionati
da qatar

vediamo grandissima e bellissima gara del motociclismo!!

さぁ開幕だ

2006年2月22日 スポーツ
いよいよ、スーパーバイク世界選手権、スーパースポート
世界選手権が開幕します。キックオフの場所はカタール。
ロザイルインターナショナルサーキット。MotoGPの時と
違って過ごしやすい時期での開催になります。

今年がどんな年になるのか、誰が主役でどのメーカーが
強く、どんなドラマが待っているのか。カタールということで
決勝は土曜日です。

移籍や新規参入、メーカーのスイッチやトレードなど
いろいろなことがあり、さらに開幕前にはライダーの
怪我などで代役の参戦などのニュースも入ってきました。
何が構築され、何が崩壊するのか、楽しみにしたいと
思っています。
いよいよレースシーズンの幕開けが近づいています。
今週末はスーパーバイク世界選手権およびスーパースポート
世界選手権の開幕のカタールラウンドです。他のレースと
違って土曜日が決勝となるレース。準備が一日づつ
早まり忙しい様子ですが、ここでSSに関するニュースが
入っています。

昨日、私が書いたようにダヴィデ・チェカはロザイル
サーキットには現れません。代役を探していたチームは
幾人かの候補ライダーと接触を持ちました。激戦の
このカテゴリーで戦えるライダー。経験や実力など
のファクターから交渉相手を絞り込み、すぐに乗ってくれる
レベルの高い、精神的に強いライダーを考えていた
フランスチームが発表したライダーとはなんと、、、。


アンソニー・ゴバートでした。


世界格式のレースから遠ざかっている彼ですが、業界的に
評価が高いのは知られています。私もかつてこのブログ
にてあの『空が泣いた時、アンソニーが笑った感動の
フィリップアイランド。』『従業員五十人のビモータ
が世界のホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、ドゥカティ、
アプリリアを引き離して勝利を奪った小さなメーカーの
大きな勝利。』あの『オーストラリアの世紀の番狂わせ』
『フィリップアイランドの奇跡』の偉大なる主人公であり、
脚本家であり、演出家であり、監督であったアンソニーの
素晴らしき日曜日のことを書いたことがありましたが、
ナチュラルボーンライダーの彼が再び世界選手権に
戻ってきます。

果たして何が生まれ、何が壊れるのでしょうか。
彼が才能を発揮できる環境や磁場があれば、何らかの
とんでもないことが産まれるのは歴史が証明しています。

このウィークエンドに何が起きるのか。アンソニー・ゴバート
は発売前から歴史的傑作マシンと評されているR6で世界の
列強にファイトを挑みます。
dopo aver perso il ranking i giocatori cosa sentono
il futoro vicino? mentre essendo a casa o ospedale
tanti tennista crescendono andare al top poi qualche
giocatore comincia capire il nuovo strategia e tecnica
poi arriva ai migliori

nel fratempo doveva pensare di progetto da ricuperare
bisogna credere di condizione
allora dopo aver perso ilpiazzamento del tuor dell’atp
deve fare tante cose come fisici come psicologici
per trovarsi bene

allora ex il giocatore che arrivava al finale del torneo
di slam cosa faceva e cosa preparava da ritornare
ora vediamo le belle giornate del francese arnault clement

arnault non ha i punti da entrare il in diretta
al torneo di marsiglia pero’ il promotor francese
voleva il suo esistenza poi tanti appasionati di arnault
al vicino al campo percio’ ha dato wild card
senza qualificazione lui arrivava al open 13 in francia

mancava tanti giorni al livello top di tennis
pero’ non ha perso il suo agonismo
quando comincia perdere la mentarita’ da combattere
il tennista’ non puo’ girare per i tornei professionali
se non tenesse il cuore da giocare non puo’ vincere
nessun partita’

sicuramente il francese ha perso i punti pero’
ancora c’e’ l’agonismo da giocare
lui viene a marsiglia per la sua vittoria

al primo turno gasquet poi al secondo verdasco
tutti due giocatori giovani che hanno il potere e
il talento tanto pero’ ha vinto arnault

poi contro santro con cui giocato piu’ di sei ore mezza a
parigi due anni fa
a marsiglia solo 3 set pero’ aveva bisogno 2ore mezza
per la sua vittoria

arrivava al semifinale

c’era raffael nadal che e’ il numero due del mondo

la paritita era duro durissimo
anche lo spagnolo voleva vincere
veniva la per vincere

pero’ arnault teneva il tensione bene
era molto concentrato da sognare
per la vittoria

sua partita del semifinale non era incubo
anzi il grande divertimento per il sogno da vincere il torneo in francia

gasquet vardasco santro poi il numero due del mondo
nadal non arrivavano al finale

sul campo in francia ci sono due protagonista
uno clement che non ha perso nessun sprito per
ritornare al top

altre il croato mario ancic

domenica non era il giorno di croato
il francese che viene da aix en provence
giocava perfettamente e vinto facilmente

se avesse perso lo spirito da giocare non viene mai
se tenesse la paura da arrivare al campo
non gioca mai come gli ultimi giorni

ha perso i punti del tour professionale
anzi non ha perso mai la mentarita’ giocare
teneva lo spirito da ritornare

allora lui ritorna dopo la mancanza
preparava perfetta e la partita’ perfetta
domina tutta
ランキングを下げて、年齢も重ね、焦る気持ちを抑えながら
復帰に向けてリハビリしたり、トレーニングをしているうちに
どんどん若くて元気なプレイヤーがトップに入ってきたり、
何かをつかんでランクを上昇させるプレイヤーを横目にして
大会に備えるプレイヤーの気持ちというのはどういうもの
なのかは知りませんが、アルノー・クレマンというフランス人
プレイヤーはランクを落として再びトップに戻ろうと
野心と欲望を抱いていました。

そんなクレマンの努力にご褒美を出したのがマルセイユの
大会関係者。ランクの低くなった彼が本戦にダイレクトイン
できなかったのですが、ワイルドカードをプレゼント。
地元でマルセイユ近くのアクサンプロヴァンス出身の
彼はこのチャンスをもらって、そのチャンスを活かそうとした
のが先週のマルセイユでした。

OPEN13のドローを最初見たときに驚いたのがメンバーの
豪華さ。寒いヨーロッパですが、その中では比較的暖かい
南フランスに集まったメンバーは熱くタフな連中ばかり
でした。

そんな中、クレマンは大会主催者の好意と地元の声援に
応える大活躍。ガスケ、、ベルダスコ、サントロといった難しい
プレイヤーをぶち破り、この大会第一シードで世界二位の
ナダルをSFで1セットオールからファイナルを7−5で
打ち勝ち決勝進出。そして、決勝ではマリオ・アンチッチとの
対決となりました。

この大会でのクロアチア人は初戦でもっとも世界で知られている
キプロス人のマルコス・バグダティスを破り、デビスカップの
僚友である最も地味なトップ5プレイヤーのリュビチッチに
退けて、決勝進出となりました。

熱戦が期待されていた試合ですが、これが一方的な展開。
アンチッチは調子が悪かったのか、土曜日までに体力も
精神力も使い果たしたのか、クレマンのいいところばかり
目立つ試合となりました。

三年ぶりのシングルスの優勝。かつて勝っていたプレイヤーが
勝てなくなり、しかしながら再び頂上に挑もうとする気持ちの
強さはいったいどんなものなのか。強い欲望や志がないと
再チャレンジはできないでしょう。マリオ・アンチッチと
いう人は直接会ったことはないのですが、私の知り合いの
息子であり弟なので勝ってほしかったのですが、クレマンの
執着心の強さとあきらめの悪さには感銘を受けましたね。

本当におめでとう。あきらめが悪いことが美しいことを
彼が教えてくれました。
レース界でチェカという名前を聞くとすぐに思い出すのが
カルロス・チェカでしょうが、彼には弟がいます。
ダヴィデ・チェカ。スーパースポート世界選手権を戦った
後、グランプリの250を戦い、残念ながら浪人生活を
強いられた日々の中でも希望を失わずにトレーニングと
就職活動を行った彼は耐久レースの世界でヤマハR1を駆って
ボルドー24時間レースを制するなど活躍を見せました。

二年前の鈴鹿の八耐で再会し、昨年のヴァレンシアやマニクール
で元気な姿を見せ、そして、MotoGPで負傷したライダーの代役
を勤めた彼がスーパースポート世界選手権への参戦を決めて
発表になったときにとてもうれしい気持ちでいっぱいに
なりました。

気さくで私の質問にも丁寧に答えてくれて、多くのテクニカル
スポンサーへの配慮を忘れないこのスペイン人の06年
シーズンはどうなるのか、テストの様子などを目にしながら
楽しみにしていました。

しかし、力が入りすぎることや闘争心が気負いを生むこと
があったのでしょうか。今の彼に来週のカタールへ行く
エアチケットは存在しません。クリストフ・ギヨは
はっきり言明しています。テストで手首を怪我した
ライダーはカタールでは走らないことを。

回り道しながら再びスプリントの世界選手権で走れることに
なった彼にはまたしてもある種の試練が待ち受けていました。
しかし、それは彼ならば甘受しつつ、サーキットに戻ってくる
最善の方法と最短の療法をしっていることでしょう。

ダヴィデ。私は君と共にサーキットにいる時間が好きなんだ。
ピレリのスタッフやGMT94の連中と時にシビアに時に
くだらないことを言いながら色々なことを感じたり、
考えたり、得たりする機会が楽しいんだ。
私だけじゃなく、多くの人たちが、色々な立場の方々が
君がスーツやカジュアルな格好ではなく、グローブと
ヘルメットを持ってサーキットにやって来る時を待っている。
焦らずに、そしてあわてずに、そしてできることの最大限の
最速のことをして手首を治してくれ。君ならできる。
そして、共に喜びを味わおうじゃないか。

ナンネッリやシャーペンティエのように初めて世界格式で
勝つのが若くなくてもいいし、ライダーやレースが一般消
費者やファンと身近な関係にあるスーパースポートという
クラスで君が成功したらどれだけの人が喜ぶか、
私はよく理解しているよ。
昨年の世界大会を制したワールドチャンピオンのチェコを
破ったスイスが再びのアップセットです。何と今度は
あのカナダを破りました。2−0の完封勝利。カナダに
ゴールを割らせなかった守備にはどんな秘密があるのでしょうか。
そして、世界のトップのチェコとカナダを破った攻撃には
何が隠されていたのでしょうか。

とにかく、チェコ戦での勝利というものはビッグサプライズ
でしたが、このカナダ戦での完勝と呼べるような戦いは
もうサプライズではなく、このチームは実力があるのだと
認めなければいけないでしょう。一回ビッグチームに
格下のチームが勝つのは不可能ではないが、可能だと思います。
しかし、二度続けて勝つのはこれは実力がないとできない
ことでしょう。

二度続けばフロックでもラックでもない。これは実力です。
決勝トーナメント進出を事実上決めたスイスですが、
隣国で行われるオリンピックで最終日に微笑むのも
ありえるのではないかと思えます。
氷上の格闘技と呼ばれるアイスホッケーのラウンドロビン
がいよいよ始まりました。チェコの最初の相手がドイツ。
スロバキアの敵がロシア。いやはや、何ともチェコ人と
スロバキア人にとって闘争心をかきたてる相手となり、
チェコ人はドイツを破り、スロバキア人はロシアに5−2という
スコアで勝利。戦っているプレイヤーだけでなく、現地や
母国で見ていたファンは大いに喜びを感じたことでしょう。

ところがところが、何とチェコはスイスとの対戦で引き分けでは
なく、2−3で敗北を喫してしまいました。

カナダやフィンランドに負けるのはともかく、スイスという
国に負けてしまうというのは何とも言えないものがありましたね。

実力どおりに結果が出ることもあれば、とんでもないことが
起きてしまうこともあるわけで、今回はそんなことが
実際に現実化した試合でした。

チェコはどんなことになっているのでしょう。

スロバキアはラトビアに勝って、ラウンドロビントップを
走っています。スロバキアは大騒ぎでしょう。
今、私が一番よく聞く曲は竹仲絵里の『サヨナラ サヨナラ』
ですが、この曲をFMで多く耳にします。それもそのはず、何と
愛知、三重、岐阜の中部三県のFM局の二月期のパワープレイに
選ばれています。一体これは何を意味するのでしょうか。

世界で一番ヴィトンのバッグが売れる町、名古屋。そんな
世界の豊田の動向にビビッドに変化を見せ、製造業が盛んで、
東京や大阪とは違った文化背景を持つ名古屋という町で
変化を嫌う保守性や閉鎖性。それを嫌がる反抗性。一種
独特なメンタリティと文化が形成されているのですが、
それがラジオ局の番組制作にも反映されています。

名古屋出身のアーティストに対して身内意識と親近感が
強く、ゲストに来る回数が多ければローカルねたで盛り上がり、
ナビゲーターのプッシュも強くなり、ポピュラリティを
得ることになる。その一方で排他的だったり閉鎖的だったり
それでいて東京に対する憧れとこの国の中央集権国家という
形や大都市中心の経済ということから嫌いだけれど逃れられない
東京や東京圏に対する物的、精神的な呪縛。

そんな思いや背景がマグマとなって噴出した時に何かが
生まれ、何かができるのですが、竹仲絵里の新曲に
対するサポートはコロムビアレコードのプロモーターが
プロモーション活動を頑張ったということ以外の何かが
強く働いたのではないかという気がします。

ヴァレンタインに関する経済的な動きだとか世間の関心、
スポンサーや資本家からの要請。乗りたくないけれど
大人の世界には好き嫌いとは別のレベルで動かなければ
いけないことがあったり、組織と個人の意識や目的が
違ったりといったことはありますが、そんな何かの不満
や喪失感を持った人で創作活動に関わっている人の心に
この曲が深いシンパシーを与えることに成功している
のではないか。そんな想像ができると思います。

きれい事だけで世の中は動かないし、世の中きれいなこと
ばかりではない。しかし、きれいなものを見たいという気持ちや
美しくありたい。しかし、そこに他者との関係性というものが
存在し、続けたくても別れを告げなければいけない時という
のも存在するし、別れを宣告される立場に立つこともある。

FM愛知のパワープレイとなりヴァレンタイン企画が発信
されている中でこの曲がパワープレイに選ばれて、
よく流れているのには、何らかの思いや不満、エネルギーや
ガスといったものが重なり合っているように思いますし、
同様のことをFM三重と岐阜FMのスタンスにも感じます。
三月に決算を迎える会社は数字が出ていないとなると
株主やスポンサーのために数字を出さないといけない。
そう考えている人たちでレコード会社にお勤めの方は
売り上げが見込めるベスト盤を出して販売することを
考えますね。

理由がどうあれ、いいものが市場に流れて、好きな人や
いいなと思った人が購入することはいいことだと思うの
ですが、例年、たくさんのベスト盤が出るこの時期に
ちょっとなぁと思える作品が存在するのも事実です。
今回は中森明菜のベスト盤について考えてみました。

彼女のいわゆるシングルヒットを数多く集めて、
同時に最近のシングルをくっつけたラインナップに
なっているこの作品ですが、彼女のメガヒットとなった
作品がオリジナルではなく、ヴァージョン違いの
曲が多く収録されています。

このことについては、賛否両論あることでしょう。
彼女は今までベスト盤を出したこともあるし、シングル
がヒットさせていて作品が出たら買うというファンは
オリジナルをCDシングルで持っているという人も
多いので、違った化粧を加えて、違った顔を作ろうという
実験をしたとも思えますし、製作側が漫然とオリジナルを
並べるのをよしとせずに、ひねったことをやろうとか
作り手や作り手をサポートするメンバーが新しいことを
しようと考えたとも想像できます。

しかし、作品を聞いてみて、今二つ感を感じましたね。
どうも何だか変にいじりすぎた気がしました。
これだったらオリジナルの方がいいとか、ライブの
音源があったら、そっちの方がいいのではないかと
思いましたね。

表現者というのは欲張りで色々なことを考えてやりたがったり、
キャリアを通じて同じ声量や声質をキープできる人もいれば
変化を求めて、変わって言ったり、成長していったり
してオリジナルな姿から変質していったりするのでしょうが、
正直、このベスト盤における中森明菜の冒険や実験は
私には受け入れられないものでした。

やりたいことや考えていることというのはすごくよく
わかりますけどね。
JーPOPも聞くが演歌も流れていれば聞く私ですが、
気になっている演歌歌手というのが水田竜子さんですね。
色黒の元気な歌の好きな女の子というイメージの初期から
年齢を重ね、様々な曲をやってきて、色々なものを積み重ねて
新曲を発表して、名古屋にキャンペーンのためにやって
来ました。そこに今回私も出かけてきました。

いわゆる演歌というジャンルの曲である作品を渡されて
それを彼女の解釈で歌っていたのですが、改めて歌が
うまいなということと高音が素晴らしいこと、そして
歌うことが好きなんだなということを感じましたね。
歌謡曲という分野に対する愛情の深さを感じました。

そして、今回彼女はかつての昭和の頃の男性演歌歌手の
曲をカバーしていたのですが、これが面白い(という
言葉がふさわしくないとしたら興味深いと言い換えても
いいかもしれない)パフォーマンスとなっていました。

同じ古典落語でも演じ手が違うと違った色合いの作品が
生まれるように、彼女が歌った『氷雨』は水田竜子の
独立した作品となって目の前に現れました。

シングルCDという商品が苦手で(一曲だけ買うとしたら
個人的にはダウンロードを選ぶと思う)ミュージシャンは
アルバムで評価すべきだと思う私は水田竜子という人が
アルバムを製作するときに彼女の持っている才能を活かしたり
持っているものでまだ表に出ないものを出したり、
本人がやりたがったり、本人は乗り気ではないが、周りが
見て面白いこと、新しいことをさせたがった時にできるのは
アルバムというカテゴリー内でのことだと思います。

今日のキャンペーンで今まで知らなかった水田竜子や
ここまで聞いたことがなかった水田竜子を知った私は
彼女のライブを見たり、アルバムを聞いたりしたいなと
思いましたね。モノマネをした時に彼女のある隠し持っていた
一面を知った時のようなサプライズやショックがひとつの
作品なりライブになって形になったものを肌で感じたい
私です。

< 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 >