ミシェル・ファブリッツィオ、週末は父親業ではなく、ライダー業再開。
2014年10月15日 スポーツ スーパーバイク世界選手権のイモラの後、チームと別れて、生活のほとんどを
小さい子供のための父親業をしていたミシェル・ファブリッツィオが今週末のレース
に参戦します。
http://www.gazzetta.it/Moto/14-10-2014/fabrizio-civ-mugello-90742591509.shtml
日本のレースファンはMotoGPの日本グランプリの翌週のオーストラリアのことを
考えている人がほとんどでしょうが、私や私のこのブログを愛読してくれる人は違う
選手権を考えているのではないでしょうか。そう、今週末はイタリア選手権の最終戦
です。
どのカテゴリーでも最終戦というのは気になるし、タイトルの行方には目が行くし、
来年のチームやメーカーの動向に関してオフィシャリーにもアンオフィシャリーにも
活発になっているしで、近い将来のイタリア選手権や世界選手権に向けて先行投資
であったり、実験が行われたりするのですが、際立った動きというのがチームスリアーノ
でMVアグスタF3をミシェル・ファブリッツィオが走らせるということでしたね。
私はこのローマ人のことを125GPで走っていた時もストック1000選手権に参戦して
タイトルを獲った時も割りに近い関係でした。
その後、彼はWCMでMotoGPで走り、マシンの競争力の差が小さくなるウェットレース
で素晴らしい走りを見せて評価を高めます。(彼がノーギャラでR1ベースのエンジンで
チームの予算が少ない中でトップに迫る走りをした時にさすがに高い金を払って
雇っていてワークスマシンを走るライダーたちはチームマネージャーに責められた
そうです)
そして、ホンダイタリアからの熱烈なオファーを受けて、メガバイクホンダでCBR600
を駆ることになりました。
彼と会った時は『バイクが日本のメーカーでタイヤがフランスでスポンサーがイタリア
でメカニックがスペインだったりしたら、当然英語になるからビッグチームでファクトリー
マシンを走らせるなら英語が必要だ』と話して、彼は『わかった。わかった。』という返事
をしましたが、彼はマックス・ビアッジやヴァレンティーノ・ロッシとは違って英語に対する
意識がなくて、結局イタリア語オンリーでした。
そんなわけで、当時、縛りのなかった私がイタリア語ー英語ー日本語の通訳として
関わったのですが、彼はマックス・ビアッジと同じローマ人ですが、ビアッジと異なり、
彼は普通のローマ人であり、ビジネスに関するシビアさがなく、与えられた環境で
満足してしまっているようでした。
一定以上の技術と実力がある。パスポートはイタリア。そういうことでスーパースポート
時代からホンダイタリアの分厚いサポートもあり、その後、スーパーバイクに乗ること
ができ、その後ドゥカティに入り勝つこともできた。しかし、ドゥカティの低迷によってライダー人生が変わりました。
マシン開発能力で疑問符が残り(自分の好みに仕上げることは何とかできる)
開発ができるいいチームメイトがいないとしんどい。そして、英語が話せないというか
苦手というかやる気がない。(だから、かつて彼の周りが私を引っ張ることで何とか
しようとした)
若くて元気があるライダーが出てくる中でファクトリー体制で走れなくてカワサキ系の
チームに移籍したが、チームの問題やらマシンの性能もあって思うように走れずに
小さな子供の相手をすることを大事だと思いマシンを降りた。まぁ、立派な父親かも
しれないが素晴らしいライダーとは言えない。
そんな彼に今週末、スーパースポートの傑作マシンのMVアグスタF3を走らせる
オファーを出したというのは、彼の体が空いていたからというシンプルな理由もあるの
ですが、メーカーの思惑だったり、チームの方向性などが絡み合ってのことでしょう。
30歳は若くはないが、レース活動を辞めてしまう年齢でもない。同じ年代であり
浪人生活をしていたロレンツォ・ランツィがドイツスーパーバイク選手権で鮮やかな
勝利を奪い、ワイルドカードで参戦したフランスのマニクールで腕がさび付いて
いないことを見せて、来季に関して大きなアピールとなりました。
果たしてミシェル・ファブリッツィオは今週末のムジェッロでどんな走りを見せるのでしょうか。気になるところです。
小さい子供のための父親業をしていたミシェル・ファブリッツィオが今週末のレース
に参戦します。
http://www.gazzetta.it/Moto/14-10-2014/fabrizio-civ-mugello-90742591509.shtml
日本のレースファンはMotoGPの日本グランプリの翌週のオーストラリアのことを
考えている人がほとんどでしょうが、私や私のこのブログを愛読してくれる人は違う
選手権を考えているのではないでしょうか。そう、今週末はイタリア選手権の最終戦
です。
どのカテゴリーでも最終戦というのは気になるし、タイトルの行方には目が行くし、
来年のチームやメーカーの動向に関してオフィシャリーにもアンオフィシャリーにも
活発になっているしで、近い将来のイタリア選手権や世界選手権に向けて先行投資
であったり、実験が行われたりするのですが、際立った動きというのがチームスリアーノ
でMVアグスタF3をミシェル・ファブリッツィオが走らせるということでしたね。
私はこのローマ人のことを125GPで走っていた時もストック1000選手権に参戦して
タイトルを獲った時も割りに近い関係でした。
その後、彼はWCMでMotoGPで走り、マシンの競争力の差が小さくなるウェットレース
で素晴らしい走りを見せて評価を高めます。(彼がノーギャラでR1ベースのエンジンで
チームの予算が少ない中でトップに迫る走りをした時にさすがに高い金を払って
雇っていてワークスマシンを走るライダーたちはチームマネージャーに責められた
そうです)
そして、ホンダイタリアからの熱烈なオファーを受けて、メガバイクホンダでCBR600
を駆ることになりました。
彼と会った時は『バイクが日本のメーカーでタイヤがフランスでスポンサーがイタリア
でメカニックがスペインだったりしたら、当然英語になるからビッグチームでファクトリー
マシンを走らせるなら英語が必要だ』と話して、彼は『わかった。わかった。』という返事
をしましたが、彼はマックス・ビアッジやヴァレンティーノ・ロッシとは違って英語に対する
意識がなくて、結局イタリア語オンリーでした。
そんなわけで、当時、縛りのなかった私がイタリア語ー英語ー日本語の通訳として
関わったのですが、彼はマックス・ビアッジと同じローマ人ですが、ビアッジと異なり、
彼は普通のローマ人であり、ビジネスに関するシビアさがなく、与えられた環境で
満足してしまっているようでした。
一定以上の技術と実力がある。パスポートはイタリア。そういうことでスーパースポート
時代からホンダイタリアの分厚いサポートもあり、その後、スーパーバイクに乗ること
ができ、その後ドゥカティに入り勝つこともできた。しかし、ドゥカティの低迷によってライダー人生が変わりました。
マシン開発能力で疑問符が残り(自分の好みに仕上げることは何とかできる)
開発ができるいいチームメイトがいないとしんどい。そして、英語が話せないというか
苦手というかやる気がない。(だから、かつて彼の周りが私を引っ張ることで何とか
しようとした)
若くて元気があるライダーが出てくる中でファクトリー体制で走れなくてカワサキ系の
チームに移籍したが、チームの問題やらマシンの性能もあって思うように走れずに
小さな子供の相手をすることを大事だと思いマシンを降りた。まぁ、立派な父親かも
しれないが素晴らしいライダーとは言えない。
そんな彼に今週末、スーパースポートの傑作マシンのMVアグスタF3を走らせる
オファーを出したというのは、彼の体が空いていたからというシンプルな理由もあるの
ですが、メーカーの思惑だったり、チームの方向性などが絡み合ってのことでしょう。
30歳は若くはないが、レース活動を辞めてしまう年齢でもない。同じ年代であり
浪人生活をしていたロレンツォ・ランツィがドイツスーパーバイク選手権で鮮やかな
勝利を奪い、ワイルドカードで参戦したフランスのマニクールで腕がさび付いて
いないことを見せて、来季に関して大きなアピールとなりました。
果たしてミシェル・ファブリッツィオは今週末のムジェッロでどんな走りを見せるのでしょうか。気になるところです。
questa fine settimana michel fabrizio sta alla pista fiorentia
dopo tre mesi di "no show" il pilota romano sarebbe arrivato al tracciato fiorentino
http://www.gazzetta.it/Moto/14-10-2014/fabrizio-civ-mugello-90742591509.shtml
ex pilota ufficiale della casa di borgo panigale e ha vinto le gare pero’ questa stagione
non ha chance da guidare la moto ufficiale e la sua scelta con la kawasaki grilllini
alla categoria evo
e dopo il divorzio fra lui e la team lui fa casalingo a roma pero’ ancora lui e’ determianto
da guidare la moto
questa fine settimana c’e’ la gara di campionato italiano dove ci sono marchi e team
che credono di futuro vicino e se il pilota romano non avesse nessun contratto con
la team e il marchio team manager a cui interessa dare oppurnita’
allora MV agusta vuole il pilota romano o team suriani bisogna michel fabrizio
ancora non sappiamo mai pero’ hanno cominciato parlare con ex protagonista
di superbike mondiale
questa volta la casa varese non prepara la moto della classe regina di derivate di serie
e team suriano non ha la moto di F4 cioe’ michel fabrizio guidera’ il capolavoro varese
di media cilndrata F3
io fui interpreter italiano inglese giapponese quando lui ebbe guidato la honda
cbr600 alla team megabike honda pero’ gli ultimi anni guida la moto di superbike
prima honda e ducati poi questa stagione la kawasaki evo
e puo’ guidare la moto di supersport come preferisce o no?
ogni anni arrivano i piloti giovani ai tracciati del motociclismo
michel ha 30anni e non e’ giovane pero’ non ha eta’ da ritirarsi
lorenzo lanzi stava a casa pero’ quando guidava la moto di honda alla supersport
e ha vinto la bellissima vittoria ad assen e poteva tenere qualche chance
esprimere il suo talent e gli ultime settimane lui guidava bene al campionato
tedesco e campionato mondiale
allora vediamo la nuova o/e ultima sfida di michel fabrizio
questa fine settimana c’e’ la gara di motomondiale in australia
dove dobbiamo senitre 7ore differenza e pensiamo di campionato italiano
dove manca qualche difficolta da vedere la mattina presto
dopo tre mesi di "no show" il pilota romano sarebbe arrivato al tracciato fiorentino
http://www.gazzetta.it/Moto/14-10-2014/fabrizio-civ-mugello-90742591509.shtml
ex pilota ufficiale della casa di borgo panigale e ha vinto le gare pero’ questa stagione
non ha chance da guidare la moto ufficiale e la sua scelta con la kawasaki grilllini
alla categoria evo
e dopo il divorzio fra lui e la team lui fa casalingo a roma pero’ ancora lui e’ determianto
da guidare la moto
questa fine settimana c’e’ la gara di campionato italiano dove ci sono marchi e team
che credono di futuro vicino e se il pilota romano non avesse nessun contratto con
la team e il marchio team manager a cui interessa dare oppurnita’
allora MV agusta vuole il pilota romano o team suriani bisogna michel fabrizio
ancora non sappiamo mai pero’ hanno cominciato parlare con ex protagonista
di superbike mondiale
questa volta la casa varese non prepara la moto della classe regina di derivate di serie
e team suriano non ha la moto di F4 cioe’ michel fabrizio guidera’ il capolavoro varese
di media cilndrata F3
io fui interpreter italiano inglese giapponese quando lui ebbe guidato la honda
cbr600 alla team megabike honda pero’ gli ultimi anni guida la moto di superbike
prima honda e ducati poi questa stagione la kawasaki evo
e puo’ guidare la moto di supersport come preferisce o no?
ogni anni arrivano i piloti giovani ai tracciati del motociclismo
michel ha 30anni e non e’ giovane pero’ non ha eta’ da ritirarsi
lorenzo lanzi stava a casa pero’ quando guidava la moto di honda alla supersport
e ha vinto la bellissima vittoria ad assen e poteva tenere qualche chance
esprimere il suo talent e gli ultime settimane lui guidava bene al campionato
tedesco e campionato mondiale
allora vediamo la nuova o/e ultima sfida di michel fabrizio
questa fine settimana c’e’ la gara di motomondiale in australia
dove dobbiamo senitre 7ore differenza e pensiamo di campionato italiano
dove manca qualche difficolta da vedere la mattina presto
MotoGP日本グランプリどたばた日記番外編その二
2014年10月15日 スポーツ 木曜日のパドックから水戸へ向かうべく駐車場へ進んでいたところで偶然
遠藤智さんと会う。
私は荷物が多い場合はテニスのラケットバッグを使っているのだが、それを見て
テニスをやるのかと尋ねられた。
私は見るのが長くてやるのはその次で書いたり話したりもするので、説明する。
もっとも私のことなので付き合いがあるプレイヤーはイタリア人とかフランス人とか
チェコ人になる。(ロッシの大ファンである奈良くるみは彼女がまだジュニアで戦って
いたときに初めて会い、ロッシファンであることを知っていたので、サーキットで手にした
ロッシ関係のモノをあげたら、こちらが驚くほど喜んでくれて、以来大会会場で会うと
挨拶してくれるが日本人テニスプレイヤーで知っているのは彼女ぐらい)
レースとテニスと言うとかなり関係性が薄いように思われるが、ヴァレンティーノ・ロッシ
とロジャー・フェデラーが仲がいいのはよく知られていて、かつてロジャー・フェデラー
がポルトガルの大会に出場するのに移動を早くしてポルトガルグランプリに出かけて
応援していたり、ヴァレンティーノがドニントンでやっていた頃のイギリスグランプリの
翌週にウィンブルドンに出かけていたりもしていました。
その二人がカメラやICレコーダーがない場所で会話していた内容というのが
リラックスの重要性だったと当時のロッシのマネージャーのジーボから聞き、記録に残らないから状況だったからこそ、脱力の重要性を腹を割って話していたのかななどと
思いましたね。
ヴァレンティーノで言えば、女子プレイヤーで仲がいいのがフラヴィア・ペンネッタ
であり、彼女は今の彼氏のファビオ・フォニィーニと共にカタロニアグランプリに
来ていましたね。
SBKで言えば、マルコ・メランドリとマリア・エレナ・カメリンが仲がいい。
2年前のチェコラウンドの時に彼女がブルノのサーキットに観戦に来るという
話があって、何とかパスを用意して待っていたのですが、直前にスケジュールの
変更があり、私が見ることができたマルコのダブルウィンを彼女が見ることができ
なかったのは残念でしたし、ブルノのレースの翌週がオロモウツの10万ドル
トーナメントでしたが、私は当然出かけたのですが、マルコが行けなかったのも
仕方ないとはいえちょっと悲しかったですね。
マルコとマリアと私の夢の3ショットはまだ実現していません。
閑話休題。
日本でもかなりテニスコートでディアドラのウェアを着ている人がいますが、
ディアドラはライディングブーツの製造と販売もしていますね。そして、MotoGPでは
ドゥカティにスポンサードもしています。
SBKではかつてFILAがドゥカティのタイトルスポンサーだった時代もありましたし、
アプリリアにセルジオ・タッキーニが現物支給という形でサポートしていた時期もありました。芳賀がアプリリアのSBKを走らせていた時期だと思いますが、タッキーニの広報
担当の方がサーキットに来たときにテニスに関する濃い話ができたのはいい思い出ですね。
そんなわけで意外と思われるかもしれませんが、レース界とテニス界には近い関係
があったりします。そういえば、有明でミロシュ・ラオニッチのコーチとして来日していた
元世界三位のイバン・リュビチッチですが、実はイタリアの衛星放送のSKYでイタリア語
で解説をしています。そんなわけで共通の知人がいたこともあったことと彼も私も
イタリア語で話すとオープンになることもあって、割りに初対面なのに打ち解けて
話ができましたね。
そんなこんなテニスに関する話をしていたらずいぶんと遠藤さんが神妙そうな顔に
なったのが印象的でした。
遠藤智さんと会う。
私は荷物が多い場合はテニスのラケットバッグを使っているのだが、それを見て
テニスをやるのかと尋ねられた。
私は見るのが長くてやるのはその次で書いたり話したりもするので、説明する。
もっとも私のことなので付き合いがあるプレイヤーはイタリア人とかフランス人とか
チェコ人になる。(ロッシの大ファンである奈良くるみは彼女がまだジュニアで戦って
いたときに初めて会い、ロッシファンであることを知っていたので、サーキットで手にした
ロッシ関係のモノをあげたら、こちらが驚くほど喜んでくれて、以来大会会場で会うと
挨拶してくれるが日本人テニスプレイヤーで知っているのは彼女ぐらい)
レースとテニスと言うとかなり関係性が薄いように思われるが、ヴァレンティーノ・ロッシ
とロジャー・フェデラーが仲がいいのはよく知られていて、かつてロジャー・フェデラー
がポルトガルの大会に出場するのに移動を早くしてポルトガルグランプリに出かけて
応援していたり、ヴァレンティーノがドニントンでやっていた頃のイギリスグランプリの
翌週にウィンブルドンに出かけていたりもしていました。
その二人がカメラやICレコーダーがない場所で会話していた内容というのが
リラックスの重要性だったと当時のロッシのマネージャーのジーボから聞き、記録に残らないから状況だったからこそ、脱力の重要性を腹を割って話していたのかななどと
思いましたね。
ヴァレンティーノで言えば、女子プレイヤーで仲がいいのがフラヴィア・ペンネッタ
であり、彼女は今の彼氏のファビオ・フォニィーニと共にカタロニアグランプリに
来ていましたね。
SBKで言えば、マルコ・メランドリとマリア・エレナ・カメリンが仲がいい。
2年前のチェコラウンドの時に彼女がブルノのサーキットに観戦に来るという
話があって、何とかパスを用意して待っていたのですが、直前にスケジュールの
変更があり、私が見ることができたマルコのダブルウィンを彼女が見ることができ
なかったのは残念でしたし、ブルノのレースの翌週がオロモウツの10万ドル
トーナメントでしたが、私は当然出かけたのですが、マルコが行けなかったのも
仕方ないとはいえちょっと悲しかったですね。
マルコとマリアと私の夢の3ショットはまだ実現していません。
閑話休題。
日本でもかなりテニスコートでディアドラのウェアを着ている人がいますが、
ディアドラはライディングブーツの製造と販売もしていますね。そして、MotoGPでは
ドゥカティにスポンサードもしています。
SBKではかつてFILAがドゥカティのタイトルスポンサーだった時代もありましたし、
アプリリアにセルジオ・タッキーニが現物支給という形でサポートしていた時期もありました。芳賀がアプリリアのSBKを走らせていた時期だと思いますが、タッキーニの広報
担当の方がサーキットに来たときにテニスに関する濃い話ができたのはいい思い出ですね。
そんなわけで意外と思われるかもしれませんが、レース界とテニス界には近い関係
があったりします。そういえば、有明でミロシュ・ラオニッチのコーチとして来日していた
元世界三位のイバン・リュビチッチですが、実はイタリアの衛星放送のSKYでイタリア語
で解説をしています。そんなわけで共通の知人がいたこともあったことと彼も私も
イタリア語で話すとオープンになることもあって、割りに初対面なのに打ち解けて
話ができましたね。
そんなこんなテニスに関する話をしていたらずいぶんと遠藤さんが神妙そうな顔に
なったのが印象的でした。
MotoGP日本グランプリどたばた日記番外編
2014年10月14日 スポーツ ここサーキットには大企業が人的物的なリソースをぶち込んで活動を
しているが220馬力を超えるバイクのチーフエンジニアが女性ではなくマネージメント
サイドも男性ばかりだったする。
個人的には世界一最速バイク決定戦であり、最強ライダー選手権にマシンの
エンジニアが女性でも構わないし、それをマネージメントする人が男性でなくても
結構だと思う。
さらに、男性のシンガーやタレントの人気を見ていると、キャンペーンガールなんて
ものを抹殺して、イケメンの連中が露出度の高いユニフォームを着てPR活動をして
それを高価なカメラを持った女性が撮影しまくることになっても全然構わない。
ここ何ヶ月か我が国の政府は女性の活動の場を広げようという方向性がかなり
前のめりであり、現政権が真摯にそうしたいのか、単純な人気取りなのか、自民党の
これまで歴史的によくやってきたパターンで共産党やかつての社会党が言っていた
ことを多少装飾を変えて耳さわりのいいことを言って勢力を固めようとしているのか
わからないが、状況が変わらないのなら政府が介入することで変わるのか、ほっといていても能力のある人は適材適所で出てくるから政治家や官僚が何もしなくても変化が起きるのかなどと思ったりしていますが果たして今後どうなるのだろうか。
3クラスの朝のウォームアップが終わり、イオダレーシングのピットに行くと、SKYの
レポーターに声をかけられる。そこにいたのがイタリア人ドライバーで現在は活動の
拠点が日本のヴィットリオ・リウッツィ。少し話をしていて、彼がインタビューに応じている
間に彼の奥さんと話をする。
私は素直に思っていることを話すのでイタリア人にとって耳が痛いことだったり
嫌悪感を抱くようなことが脳みそに突き刺さることが多いのだが、彼女にとっては
割りにすんなり耳に入ることばかりだったようだ。
まぁ、イタリアでは四輪のレースは95%がF1でそのF1イコール90%がフェッラーリであり
残り10%がイタリア人ドライバーだがヤルノ・トゥルーリがサーキットを去ったから100%が
フェッラーリを意味するが、それがいいことだとは思わないだの、実力以外で契約
に結びつくことが多いF1の世界でアンドレア・カルダレッリやダヴィデ・ヴァルセッキなどが走れないのはイタリアのフェッラーリ至上主義が大きすぎるなどというと非常に
納得していた。
そんなわけで今のF1でのことやイタリアでのハコのレースの盛り上がりのなさなど
があるとやはり日本のGTかドイツのDTMでの活動かアメリカに行くかになるのだろう
などとイタリア語でうだうだ話すと驚きながらも喜んで会話の相手をしてくれた。
その後、ロッシのファンクラブの連中と話す。私のことを知っている連中は私の考え
を理解しているが、そうでない連中が私にイタリアのことが好きかと尋ねていつものよ
うに答える。
イタリアの嫌いなところはひどすぎる差別であると答える。イタリアは第三の産業が
観光業であり、左翼政党が歴史的に強くて、人々は愛とか情熱というからイタリアに
行く前に思ったのはバリアフリー化が進んでいるものだろうと思っていて、ローマに
着いたらバリアだらけ。
我々、日本人は勉強や就労の場合はクエストゥーラに行かなければいけないが
朝の五時に行くことになり、六時に番号を渡されて、九時にオープンになり、二週間
と言われたが二ヶ月待たされて。障害者や外国人に対する差別を露骨に感じたのは
観光で行かなかったから理解できたのだが、本当に差別がひどいと話す。
同時にイタリア人が日本に来てもそんなひどい思いをしないから余計にイタリアが
G8のメンバーとは思えない様子が嫌いだなどと話すとうるさいイタリア人も押し黙る
こととなる。
そんな押し黙っているイタリア人がローマオリンピックに関してどう思うかというと
まだあまりリアリティを感じていないらしい。
39歳のマッテオ・レンツィが首相となり、若さをアピールしながら、変化を推進
しているが、サッカーとF1とロッシがスポーツのほとんどを占める国で若き指導者は
ここのところサーラ・エッラーニ&ロベルタ・ヴィンチの二人に会ったり、バレーボール
のイタリア代表の激励に駆けつけて、なんだか地ならしをしているように思える。
2020年は誘致活動をしなかったが、2024年のローマを考えているように思える
などと話すがロッシファンクラブの連中のリアクションは薄かったな。
単にレースだけでなくて色々なことを考えることが多かった日曜日のパドックでした。
しているが220馬力を超えるバイクのチーフエンジニアが女性ではなくマネージメント
サイドも男性ばかりだったする。
個人的には世界一最速バイク決定戦であり、最強ライダー選手権にマシンの
エンジニアが女性でも構わないし、それをマネージメントする人が男性でなくても
結構だと思う。
さらに、男性のシンガーやタレントの人気を見ていると、キャンペーンガールなんて
ものを抹殺して、イケメンの連中が露出度の高いユニフォームを着てPR活動をして
それを高価なカメラを持った女性が撮影しまくることになっても全然構わない。
ここ何ヶ月か我が国の政府は女性の活動の場を広げようという方向性がかなり
前のめりであり、現政権が真摯にそうしたいのか、単純な人気取りなのか、自民党の
これまで歴史的によくやってきたパターンで共産党やかつての社会党が言っていた
ことを多少装飾を変えて耳さわりのいいことを言って勢力を固めようとしているのか
わからないが、状況が変わらないのなら政府が介入することで変わるのか、ほっといていても能力のある人は適材適所で出てくるから政治家や官僚が何もしなくても変化が起きるのかなどと思ったりしていますが果たして今後どうなるのだろうか。
3クラスの朝のウォームアップが終わり、イオダレーシングのピットに行くと、SKYの
レポーターに声をかけられる。そこにいたのがイタリア人ドライバーで現在は活動の
拠点が日本のヴィットリオ・リウッツィ。少し話をしていて、彼がインタビューに応じている
間に彼の奥さんと話をする。
私は素直に思っていることを話すのでイタリア人にとって耳が痛いことだったり
嫌悪感を抱くようなことが脳みそに突き刺さることが多いのだが、彼女にとっては
割りにすんなり耳に入ることばかりだったようだ。
まぁ、イタリアでは四輪のレースは95%がF1でそのF1イコール90%がフェッラーリであり
残り10%がイタリア人ドライバーだがヤルノ・トゥルーリがサーキットを去ったから100%が
フェッラーリを意味するが、それがいいことだとは思わないだの、実力以外で契約
に結びつくことが多いF1の世界でアンドレア・カルダレッリやダヴィデ・ヴァルセッキなどが走れないのはイタリアのフェッラーリ至上主義が大きすぎるなどというと非常に
納得していた。
そんなわけで今のF1でのことやイタリアでのハコのレースの盛り上がりのなさなど
があるとやはり日本のGTかドイツのDTMでの活動かアメリカに行くかになるのだろう
などとイタリア語でうだうだ話すと驚きながらも喜んで会話の相手をしてくれた。
その後、ロッシのファンクラブの連中と話す。私のことを知っている連中は私の考え
を理解しているが、そうでない連中が私にイタリアのことが好きかと尋ねていつものよ
うに答える。
イタリアの嫌いなところはひどすぎる差別であると答える。イタリアは第三の産業が
観光業であり、左翼政党が歴史的に強くて、人々は愛とか情熱というからイタリアに
行く前に思ったのはバリアフリー化が進んでいるものだろうと思っていて、ローマに
着いたらバリアだらけ。
我々、日本人は勉強や就労の場合はクエストゥーラに行かなければいけないが
朝の五時に行くことになり、六時に番号を渡されて、九時にオープンになり、二週間
と言われたが二ヶ月待たされて。障害者や外国人に対する差別を露骨に感じたのは
観光で行かなかったから理解できたのだが、本当に差別がひどいと話す。
同時にイタリア人が日本に来てもそんなひどい思いをしないから余計にイタリアが
G8のメンバーとは思えない様子が嫌いだなどと話すとうるさいイタリア人も押し黙る
こととなる。
そんな押し黙っているイタリア人がローマオリンピックに関してどう思うかというと
まだあまりリアリティを感じていないらしい。
39歳のマッテオ・レンツィが首相となり、若さをアピールしながら、変化を推進
しているが、サッカーとF1とロッシがスポーツのほとんどを占める国で若き指導者は
ここのところサーラ・エッラーニ&ロベルタ・ヴィンチの二人に会ったり、バレーボール
のイタリア代表の激励に駆けつけて、なんだか地ならしをしているように思える。
2020年は誘致活動をしなかったが、2024年のローマを考えているように思える
などと話すがロッシファンクラブの連中のリアクションは薄かったな。
単にレースだけでなくて色々なことを考えることが多かった日曜日のパドックでした。
MotoGP日本グランプリどたばた日記その四
2014年10月14日 スポーツ 日曜日の朝である。週の前半に懸念された台風は日本の南側で進度が鈍り
まだこちらへ向かっていない。曇り空ではあるが、ドライコンディションで進むことになり
そうだ。
牛丼を購入して待ち合わせ場所へ。マウリッツィオとステーファノと共に車中の人となる。
日曜日ということで水戸に近いエリアのほうは空いているが、サーキットに近づくにつれて車やバイクの台数が多くなる。日曜日のサーキットであることを実感する。
心配していた渋滞はなく、サーキット入り。一安心である。
荷物を置いて、牛丼を渡して、すこしパドックを歩くと明らかにキャンペーンガールの
数が違う。日曜日のサーキットの姿である。
そんなことを思っているなかでノーランヘルメットのスタッフがやって来た。
チェックアウトしたホテルに携帯を忘れたらしい。ホテルに電話して、携帯が
あることを確認して、レース後に取りに行くということで話がまとまり一安心である。
そして、AGVのオフィスに戻るとマウリッツィオが朝の9時なのにランチのために
持ってきた牛丼をおいしそうに食べている。
まぁ、温かいものを温かいまま食べたいというのはよくわかるが9時に牛丼を食べて
おいしいというのはすごいと思う。アラン・プロストがマクラーレンホンダ時代に
何度もシーズンオフに来日して、好んで牛丼を食べていたことを思い出す。
レースに関するセレモニーに興味がないので、上記のやり取りで時間が過ぎて
AGVの仮設オフィスに戻ると、マウリッツィオから羽田まで乗せられないと言われる。
日曜日の11時前にそう言われるとどうしようかかなり困るがこういうことがあるのが
イタリア人と付き合いとこういうことも起こりうる。ノーランヘルメットに行き、何とか
水戸までは乗せてもらえることとなり、レースを安心して見ることとする。
予定調和のMoto3クラスとMoto2クラスが終わり、MotoGPクラスのレースとなる。
レース自体は面白くエンジョイできた。いつの時でもそうだが、ワールドチャンピオン
決定の瞬間というのは特別な空気感を感じる。若き王者の見事なタイトル防衛を
見たのと同時に業界人がチャンピオンはマルケスだが世界最速ライダーはロレンソ
だというのは非常に理解できる内容だった。
まぁ、ペドロサはスズキからのオファーに600万ユーロや800万ユーロを求めたのか
報道が分かれているが、浜松サイドはそれに合意できなくてホンダ残留を決めて、
マルケスも複数年契約なのでロレンソがホンダに乗ることはできないわけでヤマハ
でいかに勝つのかということを脳みそから汗が出るほど考えて走って優勝した
レースに思えた。
レース後にアンドレア・イアンノーネの親父、ドゥカティのマネージャーの
パオロ・チァベッティと会い、うだうだ話す。雨が降ったりドヴィツィオーゾにチャンスが
あったと思うが、まぁ、仕方なかったねという話になる。
イオダレーシングに行き、ダニーロ・ペトルッチと会う。リタイヤの理由はブレーキ
トラブルだったらしい。三週連続レースである。一週目にひどいクラッシュとなると
三週続けてゼロポイントになるわけで体に何も起きなかったのが何よりである。
その後、ロッサーノ・ブラッツィと会う。今季の彼はロッシの始めたMoto3チームの
エンジニアという立場らしい。それで、彼らのチームのほうに足を運ぶことがなかった
ので顔を合わさなかったわけだ。久しぶりの再会に喜ぶ。
寒さを感じる中でノーランの二人の車に乗り込み、水戸へと向かう。OZドルの高さ
と円安で日曜の夜もかなり業界関係者と顔を合わせる。同時に思うのは日本の
メーカー関係者だったり、業界人と会うとなると月曜や火曜日、水曜日の出発にした
ほうがいいのだろう。
偶然、昼間話していたロッシのファンクラブの連中と一緒に会い、水戸駅のビルの
スーパーで寿司を買い、併設のラウンジエリアで食べて、日本のことやイタリアのことを
話して日曜日の夜は過ぎていった。
まだこちらへ向かっていない。曇り空ではあるが、ドライコンディションで進むことになり
そうだ。
牛丼を購入して待ち合わせ場所へ。マウリッツィオとステーファノと共に車中の人となる。
日曜日ということで水戸に近いエリアのほうは空いているが、サーキットに近づくにつれて車やバイクの台数が多くなる。日曜日のサーキットであることを実感する。
心配していた渋滞はなく、サーキット入り。一安心である。
荷物を置いて、牛丼を渡して、すこしパドックを歩くと明らかにキャンペーンガールの
数が違う。日曜日のサーキットの姿である。
そんなことを思っているなかでノーランヘルメットのスタッフがやって来た。
チェックアウトしたホテルに携帯を忘れたらしい。ホテルに電話して、携帯が
あることを確認して、レース後に取りに行くということで話がまとまり一安心である。
そして、AGVのオフィスに戻るとマウリッツィオが朝の9時なのにランチのために
持ってきた牛丼をおいしそうに食べている。
まぁ、温かいものを温かいまま食べたいというのはよくわかるが9時に牛丼を食べて
おいしいというのはすごいと思う。アラン・プロストがマクラーレンホンダ時代に
何度もシーズンオフに来日して、好んで牛丼を食べていたことを思い出す。
レースに関するセレモニーに興味がないので、上記のやり取りで時間が過ぎて
AGVの仮設オフィスに戻ると、マウリッツィオから羽田まで乗せられないと言われる。
日曜日の11時前にそう言われるとどうしようかかなり困るがこういうことがあるのが
イタリア人と付き合いとこういうことも起こりうる。ノーランヘルメットに行き、何とか
水戸までは乗せてもらえることとなり、レースを安心して見ることとする。
予定調和のMoto3クラスとMoto2クラスが終わり、MotoGPクラスのレースとなる。
レース自体は面白くエンジョイできた。いつの時でもそうだが、ワールドチャンピオン
決定の瞬間というのは特別な空気感を感じる。若き王者の見事なタイトル防衛を
見たのと同時に業界人がチャンピオンはマルケスだが世界最速ライダーはロレンソ
だというのは非常に理解できる内容だった。
まぁ、ペドロサはスズキからのオファーに600万ユーロや800万ユーロを求めたのか
報道が分かれているが、浜松サイドはそれに合意できなくてホンダ残留を決めて、
マルケスも複数年契約なのでロレンソがホンダに乗ることはできないわけでヤマハ
でいかに勝つのかということを脳みそから汗が出るほど考えて走って優勝した
レースに思えた。
レース後にアンドレア・イアンノーネの親父、ドゥカティのマネージャーの
パオロ・チァベッティと会い、うだうだ話す。雨が降ったりドヴィツィオーゾにチャンスが
あったと思うが、まぁ、仕方なかったねという話になる。
イオダレーシングに行き、ダニーロ・ペトルッチと会う。リタイヤの理由はブレーキ
トラブルだったらしい。三週連続レースである。一週目にひどいクラッシュとなると
三週続けてゼロポイントになるわけで体に何も起きなかったのが何よりである。
その後、ロッサーノ・ブラッツィと会う。今季の彼はロッシの始めたMoto3チームの
エンジニアという立場らしい。それで、彼らのチームのほうに足を運ぶことがなかった
ので顔を合わさなかったわけだ。久しぶりの再会に喜ぶ。
寒さを感じる中でノーランの二人の車に乗り込み、水戸へと向かう。OZドルの高さ
と円安で日曜の夜もかなり業界関係者と顔を合わせる。同時に思うのは日本の
メーカー関係者だったり、業界人と会うとなると月曜や火曜日、水曜日の出発にした
ほうがいいのだろう。
偶然、昼間話していたロッシのファンクラブの連中と一緒に会い、水戸駅のビルの
スーパーで寿司を買い、併設のラウンジエリアで食べて、日本のことやイタリアのことを
話して日曜日の夜は過ぎていった。
MotoGP日本グランプリどたばた日記その三
2014年10月13日 スポーツ 土曜日の朝である。マウリッツィオとステーファノが宿泊しているホテルに向かう
前に牛丼を購入し待ち合わせのロビーへ。
前日は平日だったせいか、駅周辺の道でどん詰まることがあったが、すんなりと
進むことができて、サーキットへ。
いつものことだが昼食が食べれないことが多いので、マウリッツィオとステーファノに
お礼を兼ねて牛丼を渡す。ランチだと話して渡すが、マウリッツィオの方はなんと
ホテルで朝食を食べているにも関わらず9時には食べてしまった。
まぁ、イタリア人の食に対するこだわりは日本人が驚くほどなので、温かいものを
温かいままおいしい状態で食べたいということなのだろうが、朝の9時に牛丼というのは
驚く人も多いだろう。
イオダレーシングのピットに行く。ペトルッチの親父からロストバッゲージが届いていないということでサーキットかホテルに届くはずだという話だがどちらにも届いていない
のでルフトハンザジャパンか羽田空港のインフォメーションに連絡して行方を探して
欲しいとのこと。
まぁ、こういうときのために私がいるわけで、小問題はともかく中問題、
大問題は地元の言葉がわかる人で、特定のメーカーとの縛りがない人に頼むこと
となる。AGV&ダイネーゼの仮設オフィスに戻り、ネットで羽田サイド、ルフトハンザ
ジャパンの連絡先を調べ、さらにホテルの情報も取って、連絡をする。
アプリリアの部品関係であるらしい。かなり前のめりで少なくとも明日のセッションに
間に合わせないといけない。責任は重大である。同時に彼らがこの部品がなかったら
この週末のレースはどうなるのか、また、彼らがオーストラリアに出発した後に
モノが届いたらどうなるのか。三週連続開催でもヨーロッパ内のレースと日本ー
オーストラリアーマレーシアの三週連続開催ではこういう突発的なことが起きたとき
のダメージや取り返しにかかる時間や人的物的時間的エネルギーなどはかなり違う。
電話を関係各所かけまくり、結果彼らがホテルを出た後モノが届いたらしい。
ホテルの担当者の名前を聞き、イオダレーシングのピットに行き、フロントでモノを
保管していること。フロントの女性の名前のこと。間違いだといけないのでアプリリア
のロゴの入ったビニールテープで頑丈にテーピングしている荷物であることを
確認したことを彼に伝えるとかなりほっとした様子だった。と同時にしばらくして
やってきたチームマネージャーのジャンピエロ・サッキが私が恐縮するほどお礼を
言っていたので、そうとう重要度の高いものが届いていなかったことを推測する。
まぁ、こういうことを経験すると三週連続のアジアオセアニアラウンドで三週目の
日曜日はともかく、一週目と二週目に転んで壊したり、部品が足りなくなったりしたら
どえらいことになるからライダーもエンジニアもメカニックも神経を使うのだろう。
ジーノ・レアのチームの仮設ピットへ行く。まぁ、旧知の仲の彼だが色々な意味で
足りないものが多く、同じエンジン、同じタイヤでのレースでチームの規模や予算の
大小が反映された結果が続く。いいライダーでも正しい時にいいオファーで競争力の
あるチームにいないと苦しいのだろう。持っている能力は大変高い彼だけに残念
である。
チームマヒンドラに行くと仲のいいメカニック達が迎えてくれた。でもって、私に何を
求めているかというと水戸で性欲を満たせてくれるところがあったら教えて欲しいという
ことらしい。まぁ、イタリア人はすべての始まりがサッカーとセックスなわけで、当然と
言えば当然である。土曜日とあって、客も多くなると同時にそれに併せてキャンペーン
ガールも続々サーキットに到着してあるいているとなるとそんなことも考えるのだろう。
昨日、顔を合わせたヤクブ・コンフェイルと会う。彼はレッドブル契約ライダーなので
昨年、ずいぶんとお土産代わりにレッドブルをもらったので、軽くて小さくて高くない
お土産を渡す。喜んでくれて何よりでセルフィーをして別れる。
MotoGPの予選を制したのはアンドレア・ドヴィツリオーゾ。ドゥカティのピットの
近くを通るといたのがダビデ・タルドッツィ。祝福の言葉をかけて、しばらく歩くと
イタリアの衛星放送のSKYのレポーターとENGカメラのカメラマンなどがいて、
インタビューを受ける。持っているネタはあるから3分ぐらい時間があったら面白く
なるのだが、ライブであまり時間がないので僅かしか話せなかったのは残念だった。
彼らは満足はしているだろうが、大満足できるネタが話せなかったのはもったいなかった。
エルフのジャックと会ったり、フランス人のジャーナリストのミッシェル・トュルコと
会い、フランス語を話したりしていたりしていたが、聞かれるのは台風の行方と
F1ドライバーで現在四日市で入院しているジュール・ビアンキに関して何か情報
を持っていないかということ。
日本人だから日本語情報で入ることがあればお話しするし、名古屋人なので
身近な存在が中日新聞に中日スポーツ。この二紙は当然ながら中部地方で
大ニュースも細かい情報も網羅している新聞であるが、この二紙をもってしても
FIAの発表以外の情報はないから、結局は彼らがすでに有している情報
以外は存在しないこととなる。
遅い時間になり、AGV&ダイネーゼの仮設オフィスにリカルド・ルッソ登場。
しばらくしてフェイスブック上でも表明することになるのだがチーム状態がダメダメで
走る以前の問題らしい。
私のブログを愛読していらっしゃる方はご存知だと思いますが、彼は速いし競り合い
で勝負強い。チームイタリア時代にストック600選手権で戦っていた時の彼が色々な
意味で整ったチームでR6といういいバイクに乗った時の速さと強さは素晴らしいもの
であった。
その時のライバルがマイケル・ファンデンマルクなわけで、同等の速さを持っていた
彼が毎回混戦となるワールドスーパースポートで大活躍してタイトルを奪い、
鈴鹿八耐でも日本のファンにリッターバイクで違うタイヤメーカーでもトップレベルの
速さを見せて、600でも1000でも実力を証明しているだけに現在のリカルド・ルッソの
低空飛行が実に残念である。
キャンペーンガールの姿もいなくなり、お客さんも減り、帰り支度となる。
水戸に戻り、マウリッツィオとステーファノの友達で日本人と結婚して東京在住の
イタリア人とその奥さんと一緒に夕食を共にして別れる。
水戸の駅前の広場を歩いていると業界人が多い。顔は見ているがあまり話した
ことがない人、昨年まではイタリア選手権をやっていたり、スペイン選手権を
やっていて今年ステップアップしてきた連中などで共通の知人がいる連中と
うだうだ話をしながら過ごしているうちに22時を回る。明日は早起きだが、ヨーロッパ
では昼間。届いているメールに目を通しながら過ごし、F1のソチの予選をBSで
見て寝る。
前に牛丼を購入し待ち合わせのロビーへ。
前日は平日だったせいか、駅周辺の道でどん詰まることがあったが、すんなりと
進むことができて、サーキットへ。
いつものことだが昼食が食べれないことが多いので、マウリッツィオとステーファノに
お礼を兼ねて牛丼を渡す。ランチだと話して渡すが、マウリッツィオの方はなんと
ホテルで朝食を食べているにも関わらず9時には食べてしまった。
まぁ、イタリア人の食に対するこだわりは日本人が驚くほどなので、温かいものを
温かいままおいしい状態で食べたいということなのだろうが、朝の9時に牛丼というのは
驚く人も多いだろう。
イオダレーシングのピットに行く。ペトルッチの親父からロストバッゲージが届いていないということでサーキットかホテルに届くはずだという話だがどちらにも届いていない
のでルフトハンザジャパンか羽田空港のインフォメーションに連絡して行方を探して
欲しいとのこと。
まぁ、こういうときのために私がいるわけで、小問題はともかく中問題、
大問題は地元の言葉がわかる人で、特定のメーカーとの縛りがない人に頼むこと
となる。AGV&ダイネーゼの仮設オフィスに戻り、ネットで羽田サイド、ルフトハンザ
ジャパンの連絡先を調べ、さらにホテルの情報も取って、連絡をする。
アプリリアの部品関係であるらしい。かなり前のめりで少なくとも明日のセッションに
間に合わせないといけない。責任は重大である。同時に彼らがこの部品がなかったら
この週末のレースはどうなるのか、また、彼らがオーストラリアに出発した後に
モノが届いたらどうなるのか。三週連続開催でもヨーロッパ内のレースと日本ー
オーストラリアーマレーシアの三週連続開催ではこういう突発的なことが起きたとき
のダメージや取り返しにかかる時間や人的物的時間的エネルギーなどはかなり違う。
電話を関係各所かけまくり、結果彼らがホテルを出た後モノが届いたらしい。
ホテルの担当者の名前を聞き、イオダレーシングのピットに行き、フロントでモノを
保管していること。フロントの女性の名前のこと。間違いだといけないのでアプリリア
のロゴの入ったビニールテープで頑丈にテーピングしている荷物であることを
確認したことを彼に伝えるとかなりほっとした様子だった。と同時にしばらくして
やってきたチームマネージャーのジャンピエロ・サッキが私が恐縮するほどお礼を
言っていたので、そうとう重要度の高いものが届いていなかったことを推測する。
まぁ、こういうことを経験すると三週連続のアジアオセアニアラウンドで三週目の
日曜日はともかく、一週目と二週目に転んで壊したり、部品が足りなくなったりしたら
どえらいことになるからライダーもエンジニアもメカニックも神経を使うのだろう。
ジーノ・レアのチームの仮設ピットへ行く。まぁ、旧知の仲の彼だが色々な意味で
足りないものが多く、同じエンジン、同じタイヤでのレースでチームの規模や予算の
大小が反映された結果が続く。いいライダーでも正しい時にいいオファーで競争力の
あるチームにいないと苦しいのだろう。持っている能力は大変高い彼だけに残念
である。
チームマヒンドラに行くと仲のいいメカニック達が迎えてくれた。でもって、私に何を
求めているかというと水戸で性欲を満たせてくれるところがあったら教えて欲しいという
ことらしい。まぁ、イタリア人はすべての始まりがサッカーとセックスなわけで、当然と
言えば当然である。土曜日とあって、客も多くなると同時にそれに併せてキャンペーン
ガールも続々サーキットに到着してあるいているとなるとそんなことも考えるのだろう。
昨日、顔を合わせたヤクブ・コンフェイルと会う。彼はレッドブル契約ライダーなので
昨年、ずいぶんとお土産代わりにレッドブルをもらったので、軽くて小さくて高くない
お土産を渡す。喜んでくれて何よりでセルフィーをして別れる。
MotoGPの予選を制したのはアンドレア・ドヴィツリオーゾ。ドゥカティのピットの
近くを通るといたのがダビデ・タルドッツィ。祝福の言葉をかけて、しばらく歩くと
イタリアの衛星放送のSKYのレポーターとENGカメラのカメラマンなどがいて、
インタビューを受ける。持っているネタはあるから3分ぐらい時間があったら面白く
なるのだが、ライブであまり時間がないので僅かしか話せなかったのは残念だった。
彼らは満足はしているだろうが、大満足できるネタが話せなかったのはもったいなかった。
エルフのジャックと会ったり、フランス人のジャーナリストのミッシェル・トュルコと
会い、フランス語を話したりしていたりしていたが、聞かれるのは台風の行方と
F1ドライバーで現在四日市で入院しているジュール・ビアンキに関して何か情報
を持っていないかということ。
日本人だから日本語情報で入ることがあればお話しするし、名古屋人なので
身近な存在が中日新聞に中日スポーツ。この二紙は当然ながら中部地方で
大ニュースも細かい情報も網羅している新聞であるが、この二紙をもってしても
FIAの発表以外の情報はないから、結局は彼らがすでに有している情報
以外は存在しないこととなる。
遅い時間になり、AGV&ダイネーゼの仮設オフィスにリカルド・ルッソ登場。
しばらくしてフェイスブック上でも表明することになるのだがチーム状態がダメダメで
走る以前の問題らしい。
私のブログを愛読していらっしゃる方はご存知だと思いますが、彼は速いし競り合い
で勝負強い。チームイタリア時代にストック600選手権で戦っていた時の彼が色々な
意味で整ったチームでR6といういいバイクに乗った時の速さと強さは素晴らしいもの
であった。
その時のライバルがマイケル・ファンデンマルクなわけで、同等の速さを持っていた
彼が毎回混戦となるワールドスーパースポートで大活躍してタイトルを奪い、
鈴鹿八耐でも日本のファンにリッターバイクで違うタイヤメーカーでもトップレベルの
速さを見せて、600でも1000でも実力を証明しているだけに現在のリカルド・ルッソの
低空飛行が実に残念である。
キャンペーンガールの姿もいなくなり、お客さんも減り、帰り支度となる。
水戸に戻り、マウリッツィオとステーファノの友達で日本人と結婚して東京在住の
イタリア人とその奥さんと一緒に夕食を共にして別れる。
水戸の駅前の広場を歩いていると業界人が多い。顔は見ているがあまり話した
ことがない人、昨年まではイタリア選手権をやっていたり、スペイン選手権を
やっていて今年ステップアップしてきた連中などで共通の知人がいる連中と
うだうだ話をしながら過ごしているうちに22時を回る。明日は早起きだが、ヨーロッパ
では昼間。届いているメールに目を通しながら過ごし、F1のソチの予選をBSで
見て寝る。
MotoGP日本グランプリどたばた日記その二
2014年10月11日 スポーツ 金曜日の朝である。待ち合わせのホテルに行くと、まだAGV&ダイネーゼの二人は来ていなくて、ヤマハのマックスとエンジニア二人と出くわす。
そこにやってきたのがABカーディオンのメカニック達。いつものようにチェコ語で挨拶
するとマックスが驚いて『チェコスロバキア語も話すのか』と言う。イタリア人らしいといえば
らしいのだが、チェコ語とスロバキア語は同じ部分もあるが、違うところもあり、文化や
地政学も相似性もあるが離れているところもあるため、今は二国に別れている話を
する。そこから話題はカタロニアの分離独立の話へ。
ヤマハのエンジニアはカタロニア人なので、色々な思いがあるのだが、私の99年の
カタロニアグランプリは強い印象があり、アレックス・クリヴィーエの素晴らしい逆転勝利
で興奮した客がコースになだれ込んだが、一人がスペイン国旗を渡そうとしたら、違う
ファンがそれを奪い取って放り投げて、カタロニアの旗を渡す。そして、表彰式の国歌が
流れたときにはブーイングする。
あの光景を見ていた私は同じく国とは言っても、独立心が高いのを知っていたが、
果たしてスコットランドのあの結果の後のカタロニア人の考えはどうなるのかということを
話す。
スロバキアは人口550万で自らの国を求めて、チェコスロバキアからスロバキア共和国
となった。果たして、カタロニアはどうなるのだろうか。
そんなこんな話しているうちにAGV&ダイネーゼの二人が到着。
車中の人となる。
金曜日ということで途中込み合うところもあったが、サーキット到着。
フランス人ジャーナリスト連中と会う。バイク専門というジャーナリストのいるが
F1のほうもフォローしている人たちにとってジュール・ビアンキのことというのは
気になることである。私が名古屋人だと知ると、何か知っていないかと尋ねられるが
中日スポーツも中日新聞も中部地方の話題に強くても報道はFIAやビアンキファミリー
の発表する談話以外は出てこないわけで、できることは回復を祈るだけだと話す。
ファブリッツィオ・グイドッティと顔を合わせる。父親は元気か尋ねると元気だと
言う。元気がなくても孫と遊んでいるとレッドブルもモンスターも要らないくらい
元気があるから、こうして、三週連続のアジアーオセアニアシリーズとなると
子供の面倒を見るのが奥さんと祖父、祖母の役割になるわけで孫と一緒に
いたら元気になるのだろう。彼曰く、子供の前では『ひざがしんどい』と朝から
晩まで言うが、孫の前では痛みがなくなるらしい。
パオロ・スカレーアとジョバンニ・ザマーニの二人に会う。気になっていることがあり、
彼らには質問しやすいこと。それはランディ・ドゥピュニエの近い未来のことだが、
二人とも声を揃えてスーパーバイクだろうとのこと。就職活動していないときは彼女が
プレイメイトだからベッドの上のスポーツが忙しいだろうし、彼女も稼げているだろう
なんてイタリアンジョークを飛ばすが果たして来季、彼がスーパーバイクで走れる
のだろうか。
また、日本にもかつてプレイボーイもペントハウスもあったが、すでになく
ネットで好きなヌードが見られたうえにDVDがこれだけたくさんのソフトがあり、
レンタルが発達しているので日本は出版不況であると話すともともと雑誌とスポーツ紙
が出身の彼らの顔が曇る。ウェブでの活動が多い彼らでもやはり紙という文化に
強い思いがあり、そこが日本でもイタリアでも下降線をたどっているとなると
イタリアンジョークを飛ばすような顔つきからずいぶん変わるものである。
AGVのオフィスに戻り、チームスカイVRのルーキー二人と話す。ここに来る前に
プレステで予習はしたが、やはり実際走るとなるとサーキットのアンジュレーション
やら風の方向などで何回も走っているライダーとの違いを痛切に感じているようだ。
私はこのサーキットは好きではなくて、アッセン、ブルノ、バルセロナが好きだと
話すと確かにこの三つはいいタイムが出たときの爽快感があると話してくれた。
昨日会えなかったマウロ・ノッチョリと会う。彼が言うにはジュール・ビアンキの
鈴鹿の事故はドライバーの責任だけでなくて、赤旗の掲示の遅さだったり、
サーキットのレイアウトであったりと複合的な要因があるし、努力で防げる部分が
あったと言う。
まぁ、古いサーキットは700馬力の車、220馬力のバイクがなかった時代に設計
されたわけで、時代にそぐわないところはあるのだろう。まぁ、新設のサーキットが
ハードもソフトも今の車やバイクのスピードを考慮して作られているのは確かである。
その後、スカイのインタビューに応える。Moto2クラスのテレビ解説は
マウロ・サンキーニ。99年に彼がスズキのマシンでスーパースポート世界選手権で
走っていたときの僚友である。そんなわけで、彼に関して話してくれと言われて
少々話した後に、ジョバンニ・サンディにPS4を売っている場所や金額、イタリアで
使えることかどうか調べて欲しいと調べたり、ジーノ・レアの親父と昔話をしたり
しながら過ごして、水戸へ戻る。
そこにやってきたのがABカーディオンのメカニック達。いつものようにチェコ語で挨拶
するとマックスが驚いて『チェコスロバキア語も話すのか』と言う。イタリア人らしいといえば
らしいのだが、チェコ語とスロバキア語は同じ部分もあるが、違うところもあり、文化や
地政学も相似性もあるが離れているところもあるため、今は二国に別れている話を
する。そこから話題はカタロニアの分離独立の話へ。
ヤマハのエンジニアはカタロニア人なので、色々な思いがあるのだが、私の99年の
カタロニアグランプリは強い印象があり、アレックス・クリヴィーエの素晴らしい逆転勝利
で興奮した客がコースになだれ込んだが、一人がスペイン国旗を渡そうとしたら、違う
ファンがそれを奪い取って放り投げて、カタロニアの旗を渡す。そして、表彰式の国歌が
流れたときにはブーイングする。
あの光景を見ていた私は同じく国とは言っても、独立心が高いのを知っていたが、
果たしてスコットランドのあの結果の後のカタロニア人の考えはどうなるのかということを
話す。
スロバキアは人口550万で自らの国を求めて、チェコスロバキアからスロバキア共和国
となった。果たして、カタロニアはどうなるのだろうか。
そんなこんな話しているうちにAGV&ダイネーゼの二人が到着。
車中の人となる。
金曜日ということで途中込み合うところもあったが、サーキット到着。
フランス人ジャーナリスト連中と会う。バイク専門というジャーナリストのいるが
F1のほうもフォローしている人たちにとってジュール・ビアンキのことというのは
気になることである。私が名古屋人だと知ると、何か知っていないかと尋ねられるが
中日スポーツも中日新聞も中部地方の話題に強くても報道はFIAやビアンキファミリー
の発表する談話以外は出てこないわけで、できることは回復を祈るだけだと話す。
ファブリッツィオ・グイドッティと顔を合わせる。父親は元気か尋ねると元気だと
言う。元気がなくても孫と遊んでいるとレッドブルもモンスターも要らないくらい
元気があるから、こうして、三週連続のアジアーオセアニアシリーズとなると
子供の面倒を見るのが奥さんと祖父、祖母の役割になるわけで孫と一緒に
いたら元気になるのだろう。彼曰く、子供の前では『ひざがしんどい』と朝から
晩まで言うが、孫の前では痛みがなくなるらしい。
パオロ・スカレーアとジョバンニ・ザマーニの二人に会う。気になっていることがあり、
彼らには質問しやすいこと。それはランディ・ドゥピュニエの近い未来のことだが、
二人とも声を揃えてスーパーバイクだろうとのこと。就職活動していないときは彼女が
プレイメイトだからベッドの上のスポーツが忙しいだろうし、彼女も稼げているだろう
なんてイタリアンジョークを飛ばすが果たして来季、彼がスーパーバイクで走れる
のだろうか。
また、日本にもかつてプレイボーイもペントハウスもあったが、すでになく
ネットで好きなヌードが見られたうえにDVDがこれだけたくさんのソフトがあり、
レンタルが発達しているので日本は出版不況であると話すともともと雑誌とスポーツ紙
が出身の彼らの顔が曇る。ウェブでの活動が多い彼らでもやはり紙という文化に
強い思いがあり、そこが日本でもイタリアでも下降線をたどっているとなると
イタリアンジョークを飛ばすような顔つきからずいぶん変わるものである。
AGVのオフィスに戻り、チームスカイVRのルーキー二人と話す。ここに来る前に
プレステで予習はしたが、やはり実際走るとなるとサーキットのアンジュレーション
やら風の方向などで何回も走っているライダーとの違いを痛切に感じているようだ。
私はこのサーキットは好きではなくて、アッセン、ブルノ、バルセロナが好きだと
話すと確かにこの三つはいいタイムが出たときの爽快感があると話してくれた。
昨日会えなかったマウロ・ノッチョリと会う。彼が言うにはジュール・ビアンキの
鈴鹿の事故はドライバーの責任だけでなくて、赤旗の掲示の遅さだったり、
サーキットのレイアウトであったりと複合的な要因があるし、努力で防げる部分が
あったと言う。
まぁ、古いサーキットは700馬力の車、220馬力のバイクがなかった時代に設計
されたわけで、時代にそぐわないところはあるのだろう。まぁ、新設のサーキットが
ハードもソフトも今の車やバイクのスピードを考慮して作られているのは確かである。
その後、スカイのインタビューに応える。Moto2クラスのテレビ解説は
マウロ・サンキーニ。99年に彼がスズキのマシンでスーパースポート世界選手権で
走っていたときの僚友である。そんなわけで、彼に関して話してくれと言われて
少々話した後に、ジョバンニ・サンディにPS4を売っている場所や金額、イタリアで
使えることかどうか調べて欲しいと調べたり、ジーノ・レアの親父と昔話をしたり
しながら過ごして、水戸へ戻る。
MotoGP日本グランプリどたばた日記その一
2014年10月10日 スポーツ 名古屋を深夜に出発して、5時半に東京駅近くのバス乗り場に到着。すぐに東京駅
まで出て、成田空港に向かう。
フランクフルト発のルフトハンザ航空は到着は朝八時ごろ。前後の時間帯に
ウィーン発のオーストリア航空があり、スイスインターナショナルも到着する。
かなり込み合っている成田空港である。
AGVヘルメットのマウリッツィオとダイネーゼのステーファノが到着。今回、木曜日到着
ということで、すでに来日している連中が多くて、あまり業界人を見かけない。まぁ、
ライダーブリーフィングというのがレースウィーク中の木曜日の16時ごろに行われる
ことが多いため、フライトのキャンセルや遅れなどが出てきたら大変なことになるの
だろうが、裏方でかなり仕事を済ませている連中は木曜日でもいいのだろう。
レンタカーに乗り込み、もてぎへと向かう。車中の話題というのは時節柄、先週の
F1の鈴鹿でのジュール・ビアンキのことになる。私は現場に行っていなかったし、
名古屋という言ってみれば地元であっても、FIAが出している情報以外はないの
わけで、中日新聞や中日スポーツでもイタリアのスポーツ紙でも入手できる話は
同じである。
二時間半ほどでもてぎに到着。最初に顔を合わせたのがオランダ人のフォトグラファー
のデビッド。国際電話に関する話をされて、お手伝いを快諾する。
その直後にダニーロ・ペトルッチの親父と顔を合わせる。彼とは99年のチームカッパ
アプリリア時代からの付き合いである。息子のダニーロ自体は来季からの二年の契約
がまとまり、プラマックドゥカティに移籍が決まったが、チームが特定のヘルメット
メーカーやライディングスーツのメーカーと契約していないため、日本のメーカー
関係者と交渉を持ちたい。その時の通訳を担当するのが他に誰もいないせいもあるが
私ということになるわけで、そのことについてうだうだ話す。
しばらくして、カルロ・ペルナット登場。まぁ、私がこんな風にパドックに入れるような
ことになったのも、私がビジネスホテルのフロントマン時代に花粉症から逃げるため
年末年始の出勤の代わりの休みをマレーシアグランプリ観戦に使い、この親父さん
と昔のクアラルンプールの空港で一緒になって、今よりはるかに下手だったイタリア語を
話し、ジャンミッシェル・バイル相手に片言のフランス語を使っていたからで、下手だから
話さないとか片言だから使わないという考えは成長を阻害するということから生まれた
つながりである。
お互いの立ち位置は変わったが、レースに関する思いや気持ちは同じであり、
マルコ・シモンチェッリの不在を悲しく思うのは変わらない。マルコ・シモンチェッリ
のロゴの入ったジャケットを着ている彼と日本のメディアに関して話しているところに
アンドレア・イアンノーネの父親が登場。チームアブルッツォ時代は払って乗るライダー
であり、彼も父親も母親も大変仕事をハードにしていたことを思い出す。
彼らと別れて歩いているとジョバンニ・ザマーニとパオロ・スカレーアとフランチェスコ・
グイドッティと顔を合わせる。話題は日本に台風が二週続けてくるのか、レースは
できるのかということから始まり、ドゥカティがここでどれだけ戦えるのか、日本の
ライダーでワイルドカード参戦する中須賀は速いのかなどという話である。
彼らと別れを告げて、親しいチームのパドックの位置や仮設オフィスの場所を
確認するために歩いていたところにダヴィデ・タルドッチと登場。私の好きなライダー
の一人にトロイ・ベイリスがいるのだが、彼の黄金時代とドゥカティの絶頂期というのは
ダヴィデの果たした役割は大きく、彼がドゥカティのロゴの入ったユニフォームで
パドックにいるというのはやはりうれしいものである。
私がバスで寝ている時間帯に私の携帯にSMSを送ってくれたABカーディオンの
マルティンにこちらからSMSを送ろうとするがどういうわけか送れないため、電話を
する。ピットの場所を教えてもらい、再会を喜ぶ。
何せ勉強するチャンスがないチェコ語である。名詞の格変化が七格ある言語
である。マレーシアで仕事をしていた時期にチェコ語を勉強したくてクアラルンプール
のチェコ大使館に思いをぶつけたら『このマレーシアにチェコ人は30人ほどしか
住んでいないからコミュニティがない。だからインターネットで勉強してくれ』と
突き放されてしまったが、インターネットでは上達しないような難しい言語がチェコ語
である。必死になって単語を探しながら話して、単語が出てこないときは英語で
話す私である。(私はドイツ語が話せないし、彼はイタリア語やフランス語が話せない)
まぁ、持っているものでこなすことばかりに慣れてしまうと何かをつかんだり、苦しみ
ながら強い押し出しで表現しようとか何かを掴み取ろうという努力をしなくなったりする
ので、こういうことを経験するのは私の脳みそが活性化されていいものだと思う。
その後、エルフ石油のジャックやジャーナリストのミッシェル・トゥルコと再会し、
今年の鈴鹿の八耐にランディ・ドゥピュニエが出場したときの話、彼の今後の
話などをしながら過ごし、マウリッツィオとステーファノの仕事の終了で車中の人と
なり、水戸へと移動。
さすがに疲れていてあまり移動したくないということでホテルの近くの駅ビルの
中の居酒屋でディナーである。魚を食べたいという二人と一緒に魚を多くメニュー
に入れている場所で食べるが、疲れていて食欲がないと言っていた二人であるが
メニューの写真の美しさを再び食欲を掻き立てるのだろう。ガツガツ食べていた。
さぁ、金曜日からいよいよ日本グランプリである。
まで出て、成田空港に向かう。
フランクフルト発のルフトハンザ航空は到着は朝八時ごろ。前後の時間帯に
ウィーン発のオーストリア航空があり、スイスインターナショナルも到着する。
かなり込み合っている成田空港である。
AGVヘルメットのマウリッツィオとダイネーゼのステーファノが到着。今回、木曜日到着
ということで、すでに来日している連中が多くて、あまり業界人を見かけない。まぁ、
ライダーブリーフィングというのがレースウィーク中の木曜日の16時ごろに行われる
ことが多いため、フライトのキャンセルや遅れなどが出てきたら大変なことになるの
だろうが、裏方でかなり仕事を済ませている連中は木曜日でもいいのだろう。
レンタカーに乗り込み、もてぎへと向かう。車中の話題というのは時節柄、先週の
F1の鈴鹿でのジュール・ビアンキのことになる。私は現場に行っていなかったし、
名古屋という言ってみれば地元であっても、FIAが出している情報以外はないの
わけで、中日新聞や中日スポーツでもイタリアのスポーツ紙でも入手できる話は
同じである。
二時間半ほどでもてぎに到着。最初に顔を合わせたのがオランダ人のフォトグラファー
のデビッド。国際電話に関する話をされて、お手伝いを快諾する。
その直後にダニーロ・ペトルッチの親父と顔を合わせる。彼とは99年のチームカッパ
アプリリア時代からの付き合いである。息子のダニーロ自体は来季からの二年の契約
がまとまり、プラマックドゥカティに移籍が決まったが、チームが特定のヘルメット
メーカーやライディングスーツのメーカーと契約していないため、日本のメーカー
関係者と交渉を持ちたい。その時の通訳を担当するのが他に誰もいないせいもあるが
私ということになるわけで、そのことについてうだうだ話す。
しばらくして、カルロ・ペルナット登場。まぁ、私がこんな風にパドックに入れるような
ことになったのも、私がビジネスホテルのフロントマン時代に花粉症から逃げるため
年末年始の出勤の代わりの休みをマレーシアグランプリ観戦に使い、この親父さん
と昔のクアラルンプールの空港で一緒になって、今よりはるかに下手だったイタリア語を
話し、ジャンミッシェル・バイル相手に片言のフランス語を使っていたからで、下手だから
話さないとか片言だから使わないという考えは成長を阻害するということから生まれた
つながりである。
お互いの立ち位置は変わったが、レースに関する思いや気持ちは同じであり、
マルコ・シモンチェッリの不在を悲しく思うのは変わらない。マルコ・シモンチェッリ
のロゴの入ったジャケットを着ている彼と日本のメディアに関して話しているところに
アンドレア・イアンノーネの父親が登場。チームアブルッツォ時代は払って乗るライダー
であり、彼も父親も母親も大変仕事をハードにしていたことを思い出す。
彼らと別れて歩いているとジョバンニ・ザマーニとパオロ・スカレーアとフランチェスコ・
グイドッティと顔を合わせる。話題は日本に台風が二週続けてくるのか、レースは
できるのかということから始まり、ドゥカティがここでどれだけ戦えるのか、日本の
ライダーでワイルドカード参戦する中須賀は速いのかなどという話である。
彼らと別れを告げて、親しいチームのパドックの位置や仮設オフィスの場所を
確認するために歩いていたところにダヴィデ・タルドッチと登場。私の好きなライダー
の一人にトロイ・ベイリスがいるのだが、彼の黄金時代とドゥカティの絶頂期というのは
ダヴィデの果たした役割は大きく、彼がドゥカティのロゴの入ったユニフォームで
パドックにいるというのはやはりうれしいものである。
私がバスで寝ている時間帯に私の携帯にSMSを送ってくれたABカーディオンの
マルティンにこちらからSMSを送ろうとするがどういうわけか送れないため、電話を
する。ピットの場所を教えてもらい、再会を喜ぶ。
何せ勉強するチャンスがないチェコ語である。名詞の格変化が七格ある言語
である。マレーシアで仕事をしていた時期にチェコ語を勉強したくてクアラルンプール
のチェコ大使館に思いをぶつけたら『このマレーシアにチェコ人は30人ほどしか
住んでいないからコミュニティがない。だからインターネットで勉強してくれ』と
突き放されてしまったが、インターネットでは上達しないような難しい言語がチェコ語
である。必死になって単語を探しながら話して、単語が出てこないときは英語で
話す私である。(私はドイツ語が話せないし、彼はイタリア語やフランス語が話せない)
まぁ、持っているものでこなすことばかりに慣れてしまうと何かをつかんだり、苦しみ
ながら強い押し出しで表現しようとか何かを掴み取ろうという努力をしなくなったりする
ので、こういうことを経験するのは私の脳みそが活性化されていいものだと思う。
その後、エルフ石油のジャックやジャーナリストのミッシェル・トゥルコと再会し、
今年の鈴鹿の八耐にランディ・ドゥピュニエが出場したときの話、彼の今後の
話などをしながら過ごし、マウリッツィオとステーファノの仕事の終了で車中の人と
なり、水戸へと移動。
さすがに疲れていてあまり移動したくないということでホテルの近くの駅ビルの
中の居酒屋でディナーである。魚を食べたいという二人と一緒に魚を多くメニュー
に入れている場所で食べるが、疲れていて食欲がないと言っていた二人であるが
メニューの写真の美しさを再び食欲を掻き立てるのだろう。ガツガツ食べていた。
さぁ、金曜日からいよいよ日本グランプリである。
ありふれて普通だったり、標準でないものでもいい。
2014年10月8日 スポーツ 今年ももてぎで日本グランプリが開かれます。サーキットでレースを見るようになって
変わったこと、進化や退化したことなどがありますが、変わっていないこと、変化の
ないことも多くありますね。
日本国政府が左翼政党の主張のいいとこどりをしようとしているのか、G8メンバー
だから他の国と近いことをしなければいけないのかわかりませんが、女性の活用と
か活躍に関して前のめり感のあることを与党が言い始めています。
そんな現況でサーキットを眺めると、女性でレース界やオートバイ産業で高い職位を
得ている人というのはいないなぁと思いますが、オートバイメーカーや部品メーカーが
性別で就職試験や面接に関して壁を作っているようには思えない。能力とやる気があれば試験を受けることや面接に進めることもあると思います。
そんなわけで、女性で220馬力のマシンのチーフエンジニアだったり、タイヤメーカー
やサスペンションメーカーのプロジェクトリーダーであってもいいと思いますが、見ない
ですね。
女性で優れたエンジニアがいてもいいと思います。政府や与党は企業の規模で
女性の活用を前がかりで発言していますが、メーカーは政府や与党が何を言っても
言わなくても能力があれば入社させるでしょうし、実力を発揮できれば高い職位に
つけると思いますね。
オートバイメーカーや部品メーカーで女性が220馬力を超えるマシンに関して
チーフエンジニアとして活躍したり、イケメンが水着を着て、キャンペーンボーイを
して、ライダーの隣でポーズを取り、イケメン好きの女性が高性能のカメラを持って
写真を取りまくるようなことがサーキットであっても私はレースが好きだから受容
すると思います。
変わったこと、進化や退化したことなどがありますが、変わっていないこと、変化の
ないことも多くありますね。
日本国政府が左翼政党の主張のいいとこどりをしようとしているのか、G8メンバー
だから他の国と近いことをしなければいけないのかわかりませんが、女性の活用と
か活躍に関して前のめり感のあることを与党が言い始めています。
そんな現況でサーキットを眺めると、女性でレース界やオートバイ産業で高い職位を
得ている人というのはいないなぁと思いますが、オートバイメーカーや部品メーカーが
性別で就職試験や面接に関して壁を作っているようには思えない。能力とやる気があれば試験を受けることや面接に進めることもあると思います。
そんなわけで、女性で220馬力のマシンのチーフエンジニアだったり、タイヤメーカー
やサスペンションメーカーのプロジェクトリーダーであってもいいと思いますが、見ない
ですね。
女性で優れたエンジニアがいてもいいと思います。政府や与党は企業の規模で
女性の活用を前がかりで発言していますが、メーカーは政府や与党が何を言っても
言わなくても能力があれば入社させるでしょうし、実力を発揮できれば高い職位に
つけると思いますね。
オートバイメーカーや部品メーカーで女性が220馬力を超えるマシンに関して
チーフエンジニアとして活躍したり、イケメンが水着を着て、キャンペーンボーイを
して、ライダーの隣でポーズを取り、イケメン好きの女性が高性能のカメラを持って
写真を取りまくるようなことがサーキットであっても私はレースが好きだから受容
すると思います。
よそがやらないことをやることが好きなテレビ東京の英断と系列局の冷淡。
2014年10月5日 スポーツ 楽天オープンに錦織圭が決勝に進出し、急遽テレビ東京が放送を決定しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141004-00000119-spnannex-ent
テレビ東京の英断というのは素晴らしいと思いましたね。同時に『ワールドビッグ
テニス』をやってきた局だからできたことなのかなと思いましたね。
ところが私の住んでいるテレビ東京の系列局のテレビ愛知は放送しないと知り愕然
としました。
まぁ、一言で言えばテレビ愛知の熱の低さから発生する冷淡さというか、残念というか
払ってでも見る局にやはり人は流れるというのかいろいろなことを考えましたね。
今日はテレビ愛知のある名古屋から西側は全国的に台風の影響で雨。
在宅率が高くなり、豪雨ではWOWOWに加入している人でも見られないわけで
テレビ愛知やほかの名古屋以西のテレビ東京系列局にとっては大きなチャンス
だったのでしょうが、なんだかもったいないというか商売が下手と考えればいいのでしょうか。
あるいは局内の政治力学がテレビ東京内ではスポーツ関連のセクションが力を
持っているのにテレビ愛知をはじめテレビ東京の系列局では政治力を持っていない
というか、行動力、判断力、決断力といったいろいろな意味で力がないというか
いろいろなことを考えてしまいました。
まぁ、白石剛達が実力を持っていた局で、放送枠を埋めるために必死こいて
スポーツ番組を制作、放送してきたテレビ東京とそういった苦労の歴史がない
テレビ東京系の系列局との違いというのは鮮明に感じた日曜日の午後でした。
http://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E4%BA%AC12%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E9%81%8B%E5%8B%95%E9%83%A8%E3%81%AE%E6%83%85%E7%86%B1-%E5%B8%83%E6%96%BD-%E9%8B%BC%E6%B2%BB/dp/408780643X
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141004-00000119-spnannex-ent
テレビ東京の英断というのは素晴らしいと思いましたね。同時に『ワールドビッグ
テニス』をやってきた局だからできたことなのかなと思いましたね。
ところが私の住んでいるテレビ東京の系列局のテレビ愛知は放送しないと知り愕然
としました。
まぁ、一言で言えばテレビ愛知の熱の低さから発生する冷淡さというか、残念というか
払ってでも見る局にやはり人は流れるというのかいろいろなことを考えましたね。
今日はテレビ愛知のある名古屋から西側は全国的に台風の影響で雨。
在宅率が高くなり、豪雨ではWOWOWに加入している人でも見られないわけで
テレビ愛知やほかの名古屋以西のテレビ東京系列局にとっては大きなチャンス
だったのでしょうが、なんだかもったいないというか商売が下手と考えればいいのでしょうか。
あるいは局内の政治力学がテレビ東京内ではスポーツ関連のセクションが力を
持っているのにテレビ愛知をはじめテレビ東京の系列局では政治力を持っていない
というか、行動力、判断力、決断力といったいろいろな意味で力がないというか
いろいろなことを考えてしまいました。
まぁ、白石剛達が実力を持っていた局で、放送枠を埋めるために必死こいて
スポーツ番組を制作、放送してきたテレビ東京とそういった苦労の歴史がない
テレビ東京系の系列局との違いというのは鮮明に感じた日曜日の午後でした。
http://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E4%BA%AC12%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E9%81%8B%E5%8B%95%E9%83%A8%E3%81%AE%E6%83%85%E7%86%B1-%E5%B8%83%E6%96%BD-%E9%8B%BC%E6%B2%BB/dp/408780643X
ドラゴンズファンの長い秋と冬。
2014年10月4日 スポーツ 好きなチームがBクラスになると本当に10月からいろいろな意味で不足感を感じるな。
結果を出しているチームのファンというのはこれからの一ヶ月が幸福感を感じたり
失望を感じるなり、何かしら脳みそを刺激するものがあるのですが、ドラゴンズファン
は最終戦を終えてからは実戦を見ることなく、ドラフトの話題と戦力外通告の話が
ほとんど。まぁ、それは強いチームを作るための種を蒔いている作業ではあると思うの
ですが、やはり落合政権の隙がなく、強いチームを長い間見ていたら、秋の夜長が
長く感じますね。
私は弱いときこそ、応援するべきだという持論を持っているので(ある意味、オリックス
バファローズのファンが喜びを感じるのは成績が出ていない時期に応援してきて
得られる果実だと思う)今シーズンもナゴヤドームに出かけていたのですが落合監督
時代にマニアな見方をする人は捨て試合でもすべてが勝てるわけではないので、
これが捨て試合のなかにも楽しみを見出そうという見方を有していた人がいました。
そして、捨て試合があるからこそ、何が何でも勝たなければいけない試合を見たと
きに落合監督の戦術頭や長期的な展望を感じ喜びを得ました。
七月は暑くても喜びを感じる試合があり、ビールののど越しがよく感じました。
八月は暑くて、ずんどこの日々でビールが苦く感じました。
九月は気温が下がったこともあり、成績も持ち直してビールがおいしく感じました。
どの業界でもそうですが、成功体験よりも失敗体験が教科書になります。
落合政権時代のような一年通してビールがおいしく感じる2015年であってほしいと
かつて少年ドラゴンズ会員だった私は思っています。
結果を出しているチームのファンというのはこれからの一ヶ月が幸福感を感じたり
失望を感じるなり、何かしら脳みそを刺激するものがあるのですが、ドラゴンズファン
は最終戦を終えてからは実戦を見ることなく、ドラフトの話題と戦力外通告の話が
ほとんど。まぁ、それは強いチームを作るための種を蒔いている作業ではあると思うの
ですが、やはり落合政権の隙がなく、強いチームを長い間見ていたら、秋の夜長が
長く感じますね。
私は弱いときこそ、応援するべきだという持論を持っているので(ある意味、オリックス
バファローズのファンが喜びを感じるのは成績が出ていない時期に応援してきて
得られる果実だと思う)今シーズンもナゴヤドームに出かけていたのですが落合監督
時代にマニアな見方をする人は捨て試合でもすべてが勝てるわけではないので、
これが捨て試合のなかにも楽しみを見出そうという見方を有していた人がいました。
そして、捨て試合があるからこそ、何が何でも勝たなければいけない試合を見たと
きに落合監督の戦術頭や長期的な展望を感じ喜びを得ました。
七月は暑くても喜びを感じる試合があり、ビールののど越しがよく感じました。
八月は暑くて、ずんどこの日々でビールが苦く感じました。
九月は気温が下がったこともあり、成績も持ち直してビールがおいしく感じました。
どの業界でもそうですが、成功体験よりも失敗体験が教科書になります。
落合政権時代のような一年通してビールがおいしく感じる2015年であってほしいと
かつて少年ドラゴンズ会員だった私は思っています。
有明コロシアムで思う。テニスの大会の前売り券は早い時期に買うものではない。
2014年10月2日 スポーツ テニスという競技が好きでテニスの大会の前売り券を買うのはいいのでしょうが、
そうじゃない人は前売り券を買うとどえらいめにあってしまいますね。
以前、イタリアのローマの翌週がドイツということがありました。
当時のローマは決勝が5セットマッチ。そして、決勝がフェデラー対ナダルという
二人でローマで観客席で見ていた人、映像で観戦していた人が大満足で脳みそが
とろけそうな素晴らしい戦いでした。
でもって、翌週のドイツ。激しく美しく素晴らしい5セッターを戦った二人は疲労の
ためにウィズドローしました。
フェデラーのプレイ、ナダルの戦いを楽しみに前売り券を購入した人はとんでもない
失望感を感じました。
そこまでの大きな悲しみではないのですが、今回の私も参戦予定プレイヤーが
直前に有明に出場しないということでかなり悲しかったですね。よく顔を合わせている
連中や初対面だが共通の友人がいたりで色々な評判を聞いているプレイヤーと
会いたいなと思っていたが、シーズン後半で疲労やら故障があったり、中国の方の
大会を選んだりということで来日することなく、会えなかったのは残念でした。
テニスという競技が好きであればいいのでしょうが、特定のプレイヤーの戦いを見たい
ということであれば早い時期に前売り券を買うのはちょっとしたギャンブルになってしまう
というリアリティと錦織の美しいプレイのファンタジィの両方を感じた有明でした。
まぁ、前売り券を買うのは大会直前でないと失望や悲しみを感じますね。消費活動には
安く感じられる5000円もあれば、高く感じる5000円もありますからね。
そうじゃない人は前売り券を買うとどえらいめにあってしまいますね。
以前、イタリアのローマの翌週がドイツということがありました。
当時のローマは決勝が5セットマッチ。そして、決勝がフェデラー対ナダルという
二人でローマで観客席で見ていた人、映像で観戦していた人が大満足で脳みそが
とろけそうな素晴らしい戦いでした。
でもって、翌週のドイツ。激しく美しく素晴らしい5セッターを戦った二人は疲労の
ためにウィズドローしました。
フェデラーのプレイ、ナダルの戦いを楽しみに前売り券を購入した人はとんでもない
失望感を感じました。
そこまでの大きな悲しみではないのですが、今回の私も参戦予定プレイヤーが
直前に有明に出場しないということでかなり悲しかったですね。よく顔を合わせている
連中や初対面だが共通の友人がいたりで色々な評判を聞いているプレイヤーと
会いたいなと思っていたが、シーズン後半で疲労やら故障があったり、中国の方の
大会を選んだりということで来日することなく、会えなかったのは残念でした。
テニスという競技が好きであればいいのでしょうが、特定のプレイヤーの戦いを見たい
ということであれば早い時期に前売り券を買うのはちょっとしたギャンブルになってしまう
というリアリティと錦織の美しいプレイのファンタジィの両方を感じた有明でした。
まぁ、前売り券を買うのは大会直前でないと失望や悲しみを感じますね。消費活動には
安く感じられる5000円もあれば、高く感じる5000円もありますからね。
Li Na 引退表明。
2014年9月19日 スポーツ 中国のトッププレイヤーが突然に思える引退表明をしました。
http://www.ubitennis.com/blog/2014/09/19/li-na-si-ritiro-dal-tennis-problema-ginocchio/
右膝が痛み、手術もしたが、かばいながら、痛みと付き合いながらプレイしていたが
そのうちに左側も悪くなり、本人の考える100%での動きができなくなった。そうなると
トッププレイヤー相手には戦えない、思うようなプレイができない状態でツアーを周れない
という理由ですね。
引退表明をするのがこの時期になったのは報道を読んでいた時に唐突な感じ
を受けました。
しかし、テニスという極めてシーズンオフの少ない競技であること、そして、トップ
プレイヤーには色々な契約上の縛りだったり、拘束があることを考えると、来季に関する
交渉や話し合いもあったと思われます。そこで、彼女のホームタウンでWTAのトーナメントが開かれているこの時期にファンやスポンサーや協会などが集まっている環境で発言
するというのがベストのタイミングだったのだろうと認識しました。
同時に彼女のゲームで時折、意外なワンサイドの敗戦があったりしました。
その理由が彼女のコートカバーリングだったり、諦めの早さに起因して、それは
膝の具合から発生しているものだったのかなと考えると合点がいきます。
WTAのトーナメントもいくつも勝った。グランドスラムタイトルも獲得した。
そして、中国のテニス環境も大きく変わり、大小合わせてトーナメントが開催
されるようになった。若いプレイヤーもどんどん出てきた。そして、彼女の地元で
トーナメントが開かれている時点で引退表明をするというのが色々な意味で
いい引き際だったのでしょう。
そして、彼女の引退を残念だと思っている人が中国にも世界中にもたくさん
いると思いますが、彼女が膝の痛みから開放されたり、前述のような意外な
ワンサイドの敗戦を見なくていい自由を獲得できたのではないでしょうか。
まだ、やれるのではないかと我々に思わせていたのは、膝に関して非常に高いレベルの
メンテナンスを行っていたからであって、そこから開放された彼女はもう苦しまなくて
すむ。それをファンは理解して、彼女の引退を受け止める必要があるのでしょう。
http://www.ubitennis.com/blog/2014/09/19/li-na-si-ritiro-dal-tennis-problema-ginocchio/
右膝が痛み、手術もしたが、かばいながら、痛みと付き合いながらプレイしていたが
そのうちに左側も悪くなり、本人の考える100%での動きができなくなった。そうなると
トッププレイヤー相手には戦えない、思うようなプレイができない状態でツアーを周れない
という理由ですね。
引退表明をするのがこの時期になったのは報道を読んでいた時に唐突な感じ
を受けました。
しかし、テニスという極めてシーズンオフの少ない競技であること、そして、トップ
プレイヤーには色々な契約上の縛りだったり、拘束があることを考えると、来季に関する
交渉や話し合いもあったと思われます。そこで、彼女のホームタウンでWTAのトーナメントが開かれているこの時期にファンやスポンサーや協会などが集まっている環境で発言
するというのがベストのタイミングだったのだろうと認識しました。
同時に彼女のゲームで時折、意外なワンサイドの敗戦があったりしました。
その理由が彼女のコートカバーリングだったり、諦めの早さに起因して、それは
膝の具合から発生しているものだったのかなと考えると合点がいきます。
WTAのトーナメントもいくつも勝った。グランドスラムタイトルも獲得した。
そして、中国のテニス環境も大きく変わり、大小合わせてトーナメントが開催
されるようになった。若いプレイヤーもどんどん出てきた。そして、彼女の地元で
トーナメントが開かれている時点で引退表明をするというのが色々な意味で
いい引き際だったのでしょう。
そして、彼女の引退を残念だと思っている人が中国にも世界中にもたくさん
いると思いますが、彼女が膝の痛みから開放されたり、前述のような意外な
ワンサイドの敗戦を見なくていい自由を獲得できたのではないでしょうか。
まだ、やれるのではないかと我々に思わせていたのは、膝に関して非常に高いレベルの
メンテナンスを行っていたからであって、そこから開放された彼女はもう苦しまなくて
すむ。それをファンは理解して、彼女の引退を受け止める必要があるのでしょう。
la grande protagonista di tennis Li Na ha annunciato il suo ritiro al campo di tennis
http://www.ubitennis.com/blog/2014/09/19/li-na-si-ritiro-dal-tennis-problema-ginocchio/
la campionessa cinese ha giocato benissimo pero’ qulache volta ha perso facilmente la
partita e ci faceva impressionato molto strano anzi ora possiamo capire il debito motibo
chiaramente cioe’ non poteva girare come doveva e prima di attacare altre tennista
giocava piu’ aggressiva
ha gia fatto paio di volte intervento sul ginicchio la prima destra e gli ultimi anni si fa
male anche la sinistra
se era accorta non puo’ ritornare al 100% e se non potesse giocare con i condizioni
fisici come vuole non puo’ vincere le partite contro le tennista migliori al livello alto
e ha deciso di ritirarsi
la campionessa cinese ha vinto il titolo di slam e ha vinto tanti torei dell’WTA
quindi al fianco di lei ci sono tanti contratti e sponsor ecc ecc
questa settimana c’e’ il torneo alla’ sua citta’ e il tempo giusto prima di
firmare il contratto e il posto giusto per spiegare il suo ritiro davanti ai suoi tifosi
gli staff del torneo e i suoi sponsor in cina
Li Na poteva aprire la finestra del tennis per le tenniste cinesi e ora ci sono tanti
tornei nel suo paese e ha deciso ritirarsi
non possiamo capire come va il suo ginicchio pero’ Li Na a cui piace ancora giocare
pero’ ha gia capito che non sarebbe arrivato al miglior condizione e ora ha 32anni
gli appasionati di campionessa cinese sente la grandissima mancanza pero’
penso che debbano capire la sua decisione e ora guardagnano la liberta’ non vedere
la sua brutta sconfitta quando non poteva muoversi come voleva
ciao! campionessa!!
http://www.ubitennis.com/blog/2014/09/19/li-na-si-ritiro-dal-tennis-problema-ginocchio/
la campionessa cinese ha giocato benissimo pero’ qulache volta ha perso facilmente la
partita e ci faceva impressionato molto strano anzi ora possiamo capire il debito motibo
chiaramente cioe’ non poteva girare come doveva e prima di attacare altre tennista
giocava piu’ aggressiva
ha gia fatto paio di volte intervento sul ginicchio la prima destra e gli ultimi anni si fa
male anche la sinistra
se era accorta non puo’ ritornare al 100% e se non potesse giocare con i condizioni
fisici come vuole non puo’ vincere le partite contro le tennista migliori al livello alto
e ha deciso di ritirarsi
la campionessa cinese ha vinto il titolo di slam e ha vinto tanti torei dell’WTA
quindi al fianco di lei ci sono tanti contratti e sponsor ecc ecc
questa settimana c’e’ il torneo alla’ sua citta’ e il tempo giusto prima di
firmare il contratto e il posto giusto per spiegare il suo ritiro davanti ai suoi tifosi
gli staff del torneo e i suoi sponsor in cina
Li Na poteva aprire la finestra del tennis per le tenniste cinesi e ora ci sono tanti
tornei nel suo paese e ha deciso ritirarsi
non possiamo capire come va il suo ginicchio pero’ Li Na a cui piace ancora giocare
pero’ ha gia capito che non sarebbe arrivato al miglior condizione e ora ha 32anni
gli appasionati di campionessa cinese sente la grandissima mancanza pero’
penso che debbano capire la sua decisione e ora guardagnano la liberta’ non vedere
la sua brutta sconfitta quando non poteva muoversi come voleva
ciao! campionessa!!
星野仙一退任。ある意味、論理的なこと。
2014年9月18日 スポーツ 星野仙一が退任を発表しました。私はこれは論理的な帰結だと思っています。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140918-1368849.html
アントニオ猪木がいつも『元気が一番。元気があれば何でもできる。』
と言っています。これはこの言葉の裏側に内包されているのは
『元気がなければ、何もできない』というものでしょう。
肉体的にも精神的にもタフでないといけない。しかし、難病を抱えている。
病気や怪我を克服できるのか、付き合っていくのかわかりませんが、シーズン中に
数日ならともかく、一週間以上の不在というのはチームにとって大きなダメージに
なるでしょう。
名古屋人の私はすごいスピードを持っているわけでも、驚くような変化球を
使えるわけでもないが、気迫で相手のバッターを抑えにいく彼の現役時代を
覚えています。
晩年の彼は当時のドラゴンズの若いピッチャーの速球を同じブルペンで見ていて
キャリアの終わりを感じたようです。
おそらく、今回の彼の決断は自らの衰えを感じて、ユニフォームを脱ぐことを決めた
のでしょう。
元気がなければ、何もできない。そして、球場で倒れたり具合が悪くなることを
選ばずに会見に臨んだというのは正しい判断だったと思っています。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140918-1368849.html
アントニオ猪木がいつも『元気が一番。元気があれば何でもできる。』
と言っています。これはこの言葉の裏側に内包されているのは
『元気がなければ、何もできない』というものでしょう。
肉体的にも精神的にもタフでないといけない。しかし、難病を抱えている。
病気や怪我を克服できるのか、付き合っていくのかわかりませんが、シーズン中に
数日ならともかく、一週間以上の不在というのはチームにとって大きなダメージに
なるでしょう。
名古屋人の私はすごいスピードを持っているわけでも、驚くような変化球を
使えるわけでもないが、気迫で相手のバッターを抑えにいく彼の現役時代を
覚えています。
晩年の彼は当時のドラゴンズの若いピッチャーの速球を同じブルペンで見ていて
キャリアの終わりを感じたようです。
おそらく、今回の彼の決断は自らの衰えを感じて、ユニフォームを脱ぐことを決めた
のでしょう。
元気がなければ、何もできない。そして、球場で倒れたり具合が悪くなることを
選ばずに会見に臨んだというのは正しい判断だったと思っています。
錦織圭の快挙は素晴らしいが、同時に日本のテニスの暗黒史も感じる。
2014年9月11日 スポーツ 天才が出てくるのに90年以上待たなければいけないのか、あるいは運動能力が
高い人は他の競技に行くのか、テニスプレイヤーの育成に問題が
あったのかなどと色々なことを考えていました。
ロサンゼルスオリンピックで公開競技だったのが84年。ソウルオリンピックで公式競技
になったのが88年。この80年代後半から旧ソ連圏のプレイヤーが増えてきました。
また、90年代からバルカン半島出身のプレイヤーも出てきました。
今日ではテニスの世界のトップ200プレイヤーに多くの旧ワルシャワ条約機構軍参加国
のプレイヤーがいますし、セルビア、クロアチアのプレイヤーがいます。
しかしながら、80年代中盤から前の時代というのは現在とは違った。ヨーロッパの
真ん中から東のプレイヤーは居なかった。つまり、今よりも競争が厳しくなかったのは
明らかです。
そんな状況でありながら、日本人プレイヤーは松岡修造以外にATPツアーの
ウィナーのプレイヤーはいなかった。
これは本人の実力のなさだったのか、あるいは育成システムに問題があったのか、
違った理由が存在したのだろうか。
錦織圭の大活躍を喜ぶのは素晴らしいことですが、グランドスラムイベントレベルで
テニスプレイヤー人口が多いこの国からヒーローが出てこなかったことは大きな問題や
欠陥があったように思えますね。
モータースポーツの世界では多くのテストや実戦からデータを蓄積して、そこから
マシンやタイヤ、サスペンション、様々なパーツの改善を進めてタイムを更新しようと
します。
おそらく錦織圭と彼のスタッフは日本のテニスの暗黒史をたたき台にして今回の
活躍と成績に結びつけたことでしょう。成功体験よりも失敗体験のほうが教科書に
なるのですが、数多い失敗体験から何をすべきか、何をしていけないのかを
考えて実戦に結びつけていたように思います。
同時に思ったのは、クロアチアのテニス界というのはゴラン・イバニセビッチの活躍で
ウィンブルドンを制覇した後、イバン・リュビチッチとマリオ・アンチッチの活躍でデビスカップ
を奪い、今回のマリン・チリッチのUSオープンの優勝。人口450万の国からコンスタントに
素晴らしいプレイヤーが出てくることと、人口一億二千万のこの国からはなかなか
トッププレイヤーが出てこないことの大きな違いを感じています。
高い人は他の競技に行くのか、テニスプレイヤーの育成に問題が
あったのかなどと色々なことを考えていました。
ロサンゼルスオリンピックで公開競技だったのが84年。ソウルオリンピックで公式競技
になったのが88年。この80年代後半から旧ソ連圏のプレイヤーが増えてきました。
また、90年代からバルカン半島出身のプレイヤーも出てきました。
今日ではテニスの世界のトップ200プレイヤーに多くの旧ワルシャワ条約機構軍参加国
のプレイヤーがいますし、セルビア、クロアチアのプレイヤーがいます。
しかしながら、80年代中盤から前の時代というのは現在とは違った。ヨーロッパの
真ん中から東のプレイヤーは居なかった。つまり、今よりも競争が厳しくなかったのは
明らかです。
そんな状況でありながら、日本人プレイヤーは松岡修造以外にATPツアーの
ウィナーのプレイヤーはいなかった。
これは本人の実力のなさだったのか、あるいは育成システムに問題があったのか、
違った理由が存在したのだろうか。
錦織圭の大活躍を喜ぶのは素晴らしいことですが、グランドスラムイベントレベルで
テニスプレイヤー人口が多いこの国からヒーローが出てこなかったことは大きな問題や
欠陥があったように思えますね。
モータースポーツの世界では多くのテストや実戦からデータを蓄積して、そこから
マシンやタイヤ、サスペンション、様々なパーツの改善を進めてタイムを更新しようと
します。
おそらく錦織圭と彼のスタッフは日本のテニスの暗黒史をたたき台にして今回の
活躍と成績に結びつけたことでしょう。成功体験よりも失敗体験のほうが教科書に
なるのですが、数多い失敗体験から何をすべきか、何をしていけないのかを
考えて実戦に結びつけていたように思います。
同時に思ったのは、クロアチアのテニス界というのはゴラン・イバニセビッチの活躍で
ウィンブルドンを制覇した後、イバン・リュビチッチとマリオ・アンチッチの活躍でデビスカップ
を奪い、今回のマリン・チリッチのUSオープンの優勝。人口450万の国からコンスタントに
素晴らしいプレイヤーが出てくることと、人口一億二千万のこの国からはなかなか
トッププレイヤーが出てこないことの大きな違いを感じています。
USオープンの男子シングルス決勝をテニスを見るのが好きな観客の立場から考える。
2014年9月10日 スポーツ USオープンは多くの日本人のテニスファンが錦織圭の歴史的な勝利を望みながら
見ていたのですが残念な結果になりました。願望が現実化する時としない時もあり、
テニスコートには美しいファンタジーと醜いリアリティも存在します。クロアチア人は
マリン・チリッチの勝利から美しいファンタジーを感じ、日本人は錦織圭の敗戦から
醜いリアリティを実感しましたね。私はそのファンタジーとリアリティを見ながらチケットを
買う立場からこの決勝のことを考えていました。
http://www.ubitennis.com/blog/2014/09/09/cilic-nishikori-us-open/
テニスを見るのが好きな人、テニスマニアが大会をお金を払って見に行く時に
考えるのはQFのチケットのことですね。
つまり、そのウィーク、当該の大会で調子のいいプレイヤーの八人が勝ちあがり、
QFを戦い、その後、SFに進み、さらにファイナルへ向かう。
QFというのは好調なプレイヤー八人が四つの試合をする。当然のことながら、
調子がいいからいい試合になる可能性が高い。運が良ければ四つとも素晴らしい
試合になる。そして、少なくとも一試合は好勝負になる。そして、チケットはファイナルよりも
安い。
ファイナルというのは勝ち進んだ二人が栄冠を目指して戦います。調子のいい二人が
すごいバトルを戦うということもあります。しかし、真逆のことも起こりえます。
一人のプレイヤーは絶好調で思い通りのプレイができる。その一方でもう一人の
プレイヤーが決勝までに疲れ果ててしまい、最終日に足が動かなかったり、頭が
働かないということもある。
前者がいいファイナルであり、後者が悪いファイナルですね。
テニスを見ているといいファイナルもありますが、悪いファイナルも存在します。
今日の錦織圭は明らかに動きが鈍かった。体が重たかったり、足が動かなかった
ことは本人が否定するか肯定するかは別にして、SFまでのゲームに比べて
コートカバーリング能力が落ちていたと思います。
こんなこともあるから、テニスマニアはやはりで試合が多くて、安くて、色々な
プレイヤーを見られるQFの日のチケットを求めますね。使えるお金、たくさん
見たいという欲望がチケット購入に結びつきます。QFの錦織圭の試合のチケット代
は安かったかもしれませんし、他のプレイヤーの試合も面白かった可能性も
高いです。
まぁ、好勝負も二つ見ると大満足だけど、三つ見るとかなりお腹いっぱいで
四つ見ると疲れるけどね。でも一つしか見られない高額なチケットで絶好調の
プレイヤーが疲れているプレイヤーにキラーショットを連発して、文字通りキラー
スピリットを持ってとどめを刺すのはウィナーのファンにとってはいいかもしれないけれど
ニュートラルだったり、敗者の方のファンにとっては重苦しいリアリティにあふれる
敗戦を受容するだけの(それはこのスポーツにつきものですが)チケット代がなんとも
高いものだと思えることになりますね。
見ていたのですが残念な結果になりました。願望が現実化する時としない時もあり、
テニスコートには美しいファンタジーと醜いリアリティも存在します。クロアチア人は
マリン・チリッチの勝利から美しいファンタジーを感じ、日本人は錦織圭の敗戦から
醜いリアリティを実感しましたね。私はそのファンタジーとリアリティを見ながらチケットを
買う立場からこの決勝のことを考えていました。
http://www.ubitennis.com/blog/2014/09/09/cilic-nishikori-us-open/
テニスを見るのが好きな人、テニスマニアが大会をお金を払って見に行く時に
考えるのはQFのチケットのことですね。
つまり、そのウィーク、当該の大会で調子のいいプレイヤーの八人が勝ちあがり、
QFを戦い、その後、SFに進み、さらにファイナルへ向かう。
QFというのは好調なプレイヤー八人が四つの試合をする。当然のことながら、
調子がいいからいい試合になる可能性が高い。運が良ければ四つとも素晴らしい
試合になる。そして、少なくとも一試合は好勝負になる。そして、チケットはファイナルよりも
安い。
ファイナルというのは勝ち進んだ二人が栄冠を目指して戦います。調子のいい二人が
すごいバトルを戦うということもあります。しかし、真逆のことも起こりえます。
一人のプレイヤーは絶好調で思い通りのプレイができる。その一方でもう一人の
プレイヤーが決勝までに疲れ果ててしまい、最終日に足が動かなかったり、頭が
働かないということもある。
前者がいいファイナルであり、後者が悪いファイナルですね。
テニスを見ているといいファイナルもありますが、悪いファイナルも存在します。
今日の錦織圭は明らかに動きが鈍かった。体が重たかったり、足が動かなかった
ことは本人が否定するか肯定するかは別にして、SFまでのゲームに比べて
コートカバーリング能力が落ちていたと思います。
こんなこともあるから、テニスマニアはやはりで試合が多くて、安くて、色々な
プレイヤーを見られるQFの日のチケットを求めますね。使えるお金、たくさん
見たいという欲望がチケット購入に結びつきます。QFの錦織圭の試合のチケット代
は安かったかもしれませんし、他のプレイヤーの試合も面白かった可能性も
高いです。
まぁ、好勝負も二つ見ると大満足だけど、三つ見るとかなりお腹いっぱいで
四つ見ると疲れるけどね。でも一つしか見られない高額なチケットで絶好調の
プレイヤーが疲れているプレイヤーにキラーショットを連発して、文字通りキラー
スピリットを持ってとどめを刺すのはウィナーのファンにとってはいいかもしれないけれど
ニュートラルだったり、敗者の方のファンにとっては重苦しいリアリティにあふれる
敗戦を受容するだけの(それはこのスポーツにつきものですが)チケット代がなんとも
高いものだと思えることになりますね。
錦織圭の決勝進出のニュースを見て、イタリア国営放送の決断を思い出す。
2014年9月8日 スポーツ 日本だけでなくて、世界中にファンのいる錦織圭が素晴らしい活躍でUSオープンの
決勝に進みました。そこで思うのはかつてのロランギャロのフランチェスカ・スキャボーネの
決勝進出の時のイタリア国営放送のRAIの決断ですね。
イタリアという国ではプレイヤー人口も結構いて、テニスクラブもかなりある。
しかしながら、大会の放送はほとんどが衛星放送による有料放送です。
まぁ、これはテニスという競技が試合時間が長かったり、放映権料が高かったりという
こともあってなかなか地上波での放送に適していないということもあるのでしょう。
しかし、フランチェスカ・スキャボーネがロランギャロで決勝に進んだ時に歴史的な一戦を
払ってでも見たいというテニスファンだけでなくて、興味はあるが、衛星放送を見るまで
の気持ちはないという多くのイタリア人のために動いたのはイタリアの国営放送のRAIでした。
女子シングルスの決勝戦のフランチェスカ・スキャボーネ対サマンサ・ストーサーとの
試合をRAIは急遽生中継。
そのため、地上波放送でミラネーゼの美しい勝利を多くのイタリア人がテレビで
観戦することができました。
イタリアにはいいところも悪いところもありますし、RAIの考え方や方向性に議論が
あるのも事実です。しかしながら、いいところもある。そのいいところの一つは決断が
できる。融通が効く。そして、大局的であり、スポーツ番組に理解があるというところですね。
このブログを書き始める前の段階で日本の地上波放送の予定はありません。
色々と動きがあるが表に出ていないのか、動いたが地上波放送の実現ができなかった
のか、あるいはまだ交渉の途中なのかわかりませんが、私の頭のなかでは
RAIの即断即決と彼女の素晴らしい勝利のことです。
かつてはNHKが放送し、その後TBSが放映権を獲得して流していましたが、現在は
衛星放送のWOWOWのみです。皆様のNHKという言葉を流通させているNHKが放送
してくれるのか、テニスの中継の実績のあるTBSがやるのか、よそがやらないことを
やることが好きなテレビ東京が考えているのかわかりませんが、地上波放送での
番組が可能であれば多くの日本人のファンは見ることができて大きな出来事になる
ことでしょう。
長い試合時間、各局の編成の問題、高い放送権料など難しい問題やクリアすべき
課題があるとは思いますが、地上波で見られたらフランチェスカ・スキャボーネの
ロランギャロ優勝の時のような素晴らしい週末をRAIの映像を通じて国民が共有できた
なと思いながらどうやって男子シングルスの決勝を見ようかと考えている私です。
決勝に進みました。そこで思うのはかつてのロランギャロのフランチェスカ・スキャボーネの
決勝進出の時のイタリア国営放送のRAIの決断ですね。
イタリアという国ではプレイヤー人口も結構いて、テニスクラブもかなりある。
しかしながら、大会の放送はほとんどが衛星放送による有料放送です。
まぁ、これはテニスという競技が試合時間が長かったり、放映権料が高かったりという
こともあってなかなか地上波での放送に適していないということもあるのでしょう。
しかし、フランチェスカ・スキャボーネがロランギャロで決勝に進んだ時に歴史的な一戦を
払ってでも見たいというテニスファンだけでなくて、興味はあるが、衛星放送を見るまで
の気持ちはないという多くのイタリア人のために動いたのはイタリアの国営放送のRAIでした。
女子シングルスの決勝戦のフランチェスカ・スキャボーネ対サマンサ・ストーサーとの
試合をRAIは急遽生中継。
そのため、地上波放送でミラネーゼの美しい勝利を多くのイタリア人がテレビで
観戦することができました。
イタリアにはいいところも悪いところもありますし、RAIの考え方や方向性に議論が
あるのも事実です。しかしながら、いいところもある。そのいいところの一つは決断が
できる。融通が効く。そして、大局的であり、スポーツ番組に理解があるというところですね。
このブログを書き始める前の段階で日本の地上波放送の予定はありません。
色々と動きがあるが表に出ていないのか、動いたが地上波放送の実現ができなかった
のか、あるいはまだ交渉の途中なのかわかりませんが、私の頭のなかでは
RAIの即断即決と彼女の素晴らしい勝利のことです。
かつてはNHKが放送し、その後TBSが放映権を獲得して流していましたが、現在は
衛星放送のWOWOWのみです。皆様のNHKという言葉を流通させているNHKが放送
してくれるのか、テニスの中継の実績のあるTBSがやるのか、よそがやらないことを
やることが好きなテレビ東京が考えているのかわかりませんが、地上波放送での
番組が可能であれば多くの日本人のファンは見ることができて大きな出来事になる
ことでしょう。
長い試合時間、各局の編成の問題、高い放送権料など難しい問題やクリアすべき
課題があるとは思いますが、地上波で見られたらフランチェスカ・スキャボーネの
ロランギャロ優勝の時のような素晴らしい週末をRAIの映像を通じて国民が共有できた
なと思いながらどうやって男子シングルスの決勝を見ようかと考えている私です。
錦織圭、USオープンでベスト8進出。でもって、彼の活躍を見て歴史を思う。
2014年9月2日 スポーツ タフマッチを制して、錦織圭がニューヨークでベスト8入りを決めました。
日本人男子がベスト8に進出したのは、はるか昔の92年まえのことですね。
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20140902-1360383.html
日本にはテニスの商品を作っているメーカーがある。プレイヤー人口もいる。
コートもそれなりにある。一定の規模の町だったらテニスクラブも存在する。
そんな国からUSオープンのベスト8に入るプレイヤーがなぜ今まで出てこなかった
のでしょうか。
モータースポーツの世界の片隅にいる私は錦織圭はかなり色々な意味でモーター
スポーツの世界であるトライアンドエラーとかテストというものをしたように思いますね。
バイクメーカーや部品メーカーがこれはいいだろうと考えて作られたバイクや
サスペンションやタイヤ、プラグ、チェーンというものを実際にいいかどうかを
サーキットで走らせてデータを取って、エンジニアやメカニックの理想が正しいの
だろうか確かめてみる。
技術系の人が考えた正しいと思えることや発想がライダーのライディングスタイルと
合致していいタイムを出せるのだろうか、出せないのだろうかを確かめる。
また、ライバルメーカーのタイムと比較して、どこが秀でていて、どこが劣るのかを
確認する。
そこから実際に走るライダーのライディングスタイルとマッチして、いいタイムを
出せるかどうかを確認してさらなる改良を進める。
その開発の作業において、失敗体験というのはある意味、マシンやパーツやタイヤを
良くするいいたたき台となります。
ある意味、いいライダーがどんなセッティングでも一定の水準以上のタイムを記録すると
これは何が正しくて何が間違っているのか技術サイドはわからなくなります。
日本人男子プレイヤーが90年以上もUSオープンのベスト8に入れなかったのは
暗黒の歴史だと思うのですが、そこには失敗体験がたくさんあり、今までの日本人
男子プレイヤーが何をしなかったのか、何ができなかったのかを精査して、そこから
やるべきことや正しい方向を導いたのだと思います。
プロテニスプレーヤーと言ってもグランドスラム大会の二週目にプレイする人もいれば
ずっとフューチャーズやチャレンジャーレベルの人もいるのですが、前者をいいお手本に
して、後者を反面教師というか、モータースポーツの世界におけるトラブルシューティング
のようにしてここまで来たのかなという思いが強いですね。
それにしても、今までの日本人男子の多くのプレイヤーは何をしてきたのか、
何をしなかったのか、何が足りなかったのだろうかと思いますね。それを突き詰めたのが
錦織圭と彼の周りのスタッフだと思うのですが。
日本人男子がベスト8に進出したのは、はるか昔の92年まえのことですね。
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20140902-1360383.html
日本にはテニスの商品を作っているメーカーがある。プレイヤー人口もいる。
コートもそれなりにある。一定の規模の町だったらテニスクラブも存在する。
そんな国からUSオープンのベスト8に入るプレイヤーがなぜ今まで出てこなかった
のでしょうか。
モータースポーツの世界の片隅にいる私は錦織圭はかなり色々な意味でモーター
スポーツの世界であるトライアンドエラーとかテストというものをしたように思いますね。
バイクメーカーや部品メーカーがこれはいいだろうと考えて作られたバイクや
サスペンションやタイヤ、プラグ、チェーンというものを実際にいいかどうかを
サーキットで走らせてデータを取って、エンジニアやメカニックの理想が正しいの
だろうか確かめてみる。
技術系の人が考えた正しいと思えることや発想がライダーのライディングスタイルと
合致していいタイムを出せるのだろうか、出せないのだろうかを確かめる。
また、ライバルメーカーのタイムと比較して、どこが秀でていて、どこが劣るのかを
確認する。
そこから実際に走るライダーのライディングスタイルとマッチして、いいタイムを
出せるかどうかを確認してさらなる改良を進める。
その開発の作業において、失敗体験というのはある意味、マシンやパーツやタイヤを
良くするいいたたき台となります。
ある意味、いいライダーがどんなセッティングでも一定の水準以上のタイムを記録すると
これは何が正しくて何が間違っているのか技術サイドはわからなくなります。
日本人男子プレイヤーが90年以上もUSオープンのベスト8に入れなかったのは
暗黒の歴史だと思うのですが、そこには失敗体験がたくさんあり、今までの日本人
男子プレイヤーが何をしなかったのか、何ができなかったのかを精査して、そこから
やるべきことや正しい方向を導いたのだと思います。
プロテニスプレーヤーと言ってもグランドスラム大会の二週目にプレイする人もいれば
ずっとフューチャーズやチャレンジャーレベルの人もいるのですが、前者をいいお手本に
して、後者を反面教師というか、モータースポーツの世界におけるトラブルシューティング
のようにしてここまで来たのかなという思いが強いですね。
それにしても、今までの日本人男子の多くのプレイヤーは何をしてきたのか、
何をしなかったのか、何が足りなかったのだろうかと思いますね。それを突き詰めたのが
錦織圭と彼の周りのスタッフだと思うのですが。
日本人の男の優しさの意味をテニスコートで感じる。
2014年8月28日 スポーツ 週末にテニスコートを抑えることができた時にテニスをするのですが、そこに
カップルや夫婦で参加する方を見ていて、優しさの意味を考えることが多いですね。
全盛期のジョン・マッケンローでも自らのエースがポイントで占める割合が30%ほど
であったわけで、自らのミスや相手のミスでポイントが決まるのがテニスという競技
なので、ダブルスのペアを夫婦やカップルで組んでいて、ミスをして相手にポイントを
献上することが当然あるのですが、そこで日本人の男がパートナーの女性に対して
言うのは
『don’t mind』というものですね。
『don’t mind』という声を掛ける人というのは奥さんや彼女が料理を作ってくれて、
それがまずかった時に何も言わずに食べるというのが彼らにとっての優しさらしい。
テニスにしても料理にしても失敗体験が教科書になり、何をしてはいけないのか、
何をするのか、何を加えたり、どこを修正するのかを理解できて、上達すると
思うのですが、テニスコートで『don’t mind』と言っている人やまずい料理を出されて
何も言わない人は何が不足していて、どういう方法に進むべきか明示できなくて
同じことを繰り返すようになる気がしますね。
耳の痛いこと、厳しいことを口にすることが本当の優しさのような気がする私です。
カップルや夫婦で参加する方を見ていて、優しさの意味を考えることが多いですね。
全盛期のジョン・マッケンローでも自らのエースがポイントで占める割合が30%ほど
であったわけで、自らのミスや相手のミスでポイントが決まるのがテニスという競技
なので、ダブルスのペアを夫婦やカップルで組んでいて、ミスをして相手にポイントを
献上することが当然あるのですが、そこで日本人の男がパートナーの女性に対して
言うのは
『don’t mind』というものですね。
『don’t mind』という声を掛ける人というのは奥さんや彼女が料理を作ってくれて、
それがまずかった時に何も言わずに食べるというのが彼らにとっての優しさらしい。
テニスにしても料理にしても失敗体験が教科書になり、何をしてはいけないのか、
何をするのか、何を加えたり、どこを修正するのかを理解できて、上達すると
思うのですが、テニスコートで『don’t mind』と言っている人やまずい料理を出されて
何も言わない人は何が不足していて、どういう方法に進むべきか明示できなくて
同じことを繰り返すようになる気がしますね。
耳の痛いこと、厳しいことを口にすることが本当の優しさのような気がする私です。