資金難や危機を報道されていたスイスのF1チームのザウバーがロシアからの
支援パートナーの参入を発表しました。
http://www.crash.net/f1/news/193534/1/sauber_confirms_russian_partnerships.html

 お金がかかる現在のF1というカテゴリーで既存のF1のマーケットの中の大企業や
組織だけでは必要な予算やリソースを賄えないわけで、30年前には考えられなかった
中国だったり、ロシアというところに本社を持つ企業と話し合いを持つことは
当然のことでしょう。

 私はF1のパドックにはいませんが、スーパーバイク世界選手権やMotoGPのパドック
で関係者と話すことは多いのですが、バイクの世界でも自国内やヨーロッパのみで
予算を確保できずに中国、ロシアといった国からの投資話が出ています。

 そのうちのいくつかは実際に交渉レベルから具体化に進み、そこから契約と実行という
ことになるのですが、正直言って、中国とロシアに関してはあまりいい話を聞かない
ですね。

 モータースポーツにおいては新興国ではあり、新規参入というイメージが強いのですが
どうも色々な意味で大国である中国とロシアという国からレースの世界に入ってくる
人や組織に柔軟性だったり、既存の慣行に対するアジャストというものが薄いというのが
私の印象です。

 バイクの世界に比べて、はるかに人やモノやリソースやお金や政治が大きなレベルに
なるF1でロシアの組織や企業が参入してどんな化学変化が起きるのか気になる私です。
 ここのところダブルスで好成績を収めているプレイヤーに青山修子と宮村美紀が
います。彼女達のここのところのツアー生活を見ていると思い出すのがアンドレア・
フラハチコーバです。

 今の青山も宮村もダブルスの成績が良くて、シングルスは厳しい戦いを強いられて
います。

 これはアンドレア・フラハチコーバもそういう状況が続いていました。

 アンドレアはジュニア時代にもウィンブルドンで勝ったり、コンバインランキングとなる前
の年のジュニアの世界ナンバーワンダブルスプレイヤーでもありました。

 彼女がプロに転向し、果たしてどうなるのかなと思いながら、現場やウェブやテレビの
映像で彼女を見ていたのですが、ダブルスの方の成績が良くて、かなりシングルスと
ダブルスのランキングの違いがありましたが、そこから彼女は次第にシングルスの方の
ランキングを上昇させていきました。

 シングルスで早いラウンドで負けてしまってもダブルスは勝ち進む。
そんな中でシングルスでセミファイナルやファイナルに残ったプレイヤーが
ヒッティングパートナーを探すが、当日や翌日に戦う相手にヒッティングパートナー
をしてもらうわけにはいかない。

 大会の会場で金曜日や土曜日にシングルスのプレイヤーがダブルスで勝ち進んでいる
プレイヤーと練習するのはそういった理由ですが、これはシングルスで現今のランキング
は低かったりすると、なかなかトッププレイヤーと練習する機会がなかったりするのですが
ダブルスで勝ち進んでいると、前述の理由でトップクラスのプレイヤーと高いレベル、
濃密な質の練習をすることが可能になり、技術を上達させたり、戦術的な練習を理解
できたりしますね。

 アンドレアはシングルスで負けた場合でもダブルスで上位進出しているトーナメントで
大変質の高い練習をする機会を得て、そこから学んだり、理解したことをシングルスでの
プレイにも活かすことで、シングルスのレベルを上げ、ランキングを上昇させました。

 青山修子、宮村美紀にもきっと同じようなことを経験できるような状況が広がっています。
彼女たちが得ていること、手にしている環境をどう活かすのか楽しみです。
 阪神タイガースの主催ゲームということで阪神鉄道とは縁のないエリアですが
沖縄でどういうわけかゲームが開催されました。

 地理ということを考えると単純に沖縄の方が暑いような気がしますが、今日の
名古屋は36度あって、那覇は32度。1度の違いはあまり差異を感じることはないのでしょうが
さすがに4度は違いを感じるものですね。

 今日、ドラゴンズの先発は田島でいきなり連打を浴びてしまい敗戦となっていましたが
彼は暑さを言い訳にしなかったですね。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130709-1154829.html

 まぁ、それは当然ですね。名古屋より那覇の方が涼しかったわけですからね。

 名古屋より少しは快適な那覇で明日はドラゴンズのプレイヤーが躍動して欲しいものです。
 CDが売れなくなって、レコード会社は新作には頭を使い、ベスト盤にはリソースを
費やして販売に結びつけようとしていますが、果たして今回の安室奈美恵の新作は
どんなセールスになるのでしょうか。

 アイドルというカテゴリーから出発して、ソロになってから量よりも質を求めて
勉強したり、理解したのちにアイドル時代にはいなかったファンも獲得してきたのが
安室奈美恵だと思います。

 その彼女の新作の映像が情報番組やyoutubeで見られるようになり、ファンの
飢餓感を煽っています。

 今回の彼女はピアノを披露したりと今までの延長線上のことと新しいチャレンジの
両方を作品で見せているようです。

 ただ、このピアノというのが彼女自身が弾いているのか怪しいもののようです。
ふかわりょうはピアノを演奏するのですが彼はPVを見てピアノ初演奏ということに
関して疑義を口にしていますね。そして、色々な意味で議論が広がっています。
http://matome.naver.jp/odai/2137275071818122201

 まぁ、かつてSPEEDが人気だった時に歌と踊ることが大好きでたまらなくて、表現
することに持っている能力やエネルギーをぶつけていたというパブリックイメージだった
のに、その彼女たちが口パクでテレビ番組に出て、ひどい失望感を感じたことが
ありましたが、今回の安室奈美恵のピアノ初演奏ということを標榜していながら
本人が演奏していなかったり、ピアノに興味を持っていながら、ピアノに腰掛けたり
という映像を見たらかなりネガティブで嫌な空気感を安室奈美恵のファンが感じるような
気がします。

 果たして、今回の彼女の作品がどれだけ売れるのでしょうか。

 DORNAとシェルやホンダおよび関連メーカーが中心となってアジアで若いライダーによる
選手権を行い、若くて元気があり、能力のあるライダーをアジアから世界を目指す
体制を作りたいようだ。
http://www.motogp.com/en/news/2013/Shell%20Advance%20Asia%20Talent%20Cup

 まぁ、世界選手権と言いながら30年前はヨーロッパ以外でやっているところはアメリカと
南アフリカぐらいで、20年前でもアメリカ、南アフリカ、ブラジル、日本、マレーシア、
オーストラリアぐらいでした。

 そんな中で世界選手権と言われてもサッカーや陸上競技などに比べて、世界の中の
かなり限られた場所でしかレースが開催されず、ライダーも限られた国籍の連中ばかり
だなと思っていました。

 この認識というのは基本的には今も私の中では変わっていないですね。
そして、世界チャンピオンの近道はスペインのパスポートを持っていることである
と思っています。

 しかし世界はスペインだけで成立しているわけではない。また、世界選手権に
出てくるのに国籍や民族や宗教で障壁があるのは良くない。

 そういうことを考えている私にとっては今回のこの発表というのはかなり遅きに失した
とは思うのですがやらないよりはいいし、アジア諸国で戦っているライダーにとって
背中を押してくれるようなシステムだと思いますね。

 歴史的に見て、DORNAが仕切っている世界選手権でイスラム教徒と日本人
の仏教徒(あるいは神道の信者)とカトリック、プロテスタント、ロシア正教と無宗教
のライダーが戦ったというのは非常に限定的な期間でしたし最高峰クラスでは
おそらく実現できていないはずです。

 スペイン語やカタロニア語とカトリックだけでなく、非EU圏のヨーロッパ系の言語を
話すロシア正教やキリスト教の違い宗派のライダーやアジアの国から仏教徒や
イスラム教徒が出てきたり、北米や南米が世界一を争うような時にレース界が
最速ライダーリアルワールドチャンピオンシップスになるような気がします。

 
 シルバーストーンで行われたイギリスグランプリでタイヤバーストが続き、ドライバーや
チームマネージャーが次のドイツに関して懸念を表明しているどころか、ボイコットなども
考え始めています。
http://www1.skysports.com/formula-1/news/12433/8800256/Jean-Todt-calls-for-calm-after-the-wrong-kind-of-explosive-drama-at-Silverstone

 あのイギリスでのレースを見て思い浮かべたのはミシュランユーザーが走ることなく
終わった2005年のアメリカグランプリであり、富士スピードウェイでヨコハマタイヤがバーストしてピットに戻った鈴木利男の姿としばらくしてブリヂストンにスイッチしたF3000のことでした。

 限界域での走行に耐えうるタイヤを作り、同じカテゴリーで戦う同業他社を凌駕するのが
参戦の目的の中でミシュランやヨコハマのイメージダウンは大きなものでした。

 果たしてピレリはどんな対策、解決方法を見つけて、大きなバッドイメージをぬぐいさる
ことができるのでしょうか。気になるところです。そして、それができなかったり、できそうも
ないとチームやメーカーが判断した場合、果たしてドイツグランプリはどうなるのでしょうか。


 
 
 野球というのは本当に難しく複雑なスポーツであると思いましたね。

 山井大介というピッチャーがノーヒットノーランのチャンスがあったのはこれまでも
ありました。

 8回までパーフェクトピッチングだった時の日本シリーズでの時のこと。
そして、ナゴヤドームでのジャイアンツ戦でも8回終了時にノーヒットノーランということも
ありました。

 日本シリーズの時は一点差であり、後に報道されたように血豆が出来ていて、
絶対的な守護神の岩瀬仁紀にリレーするということになり、マウンドを降りました。

 ナゴヤドームで8イニングを投げ終えてノーヒットノーランだった時というのは山井
自身は好調でしたし、ナゴヤドームという本拠地で慣れている球場、そして、ホームランの出にくい場所での投球でした。

 その時には1点差での試合ではなく、血豆などの問題もなく最終回のマウンドに
立ちピッチングを続けたのですがホームランの出にくい球場で坂本にレフトスタンドに
ホームランを打たれてマウンドを降りました。

 今回は現在のセントラルの球場で一番ホームランが出やすい球場であり、ブランコや
中村紀のようなホームランバッターがいて、他の球場では外野フライになる打球でも
フェンスオーバーのリスクがある場所でした。

 さらに今回のピッチングは前半見ていて、危うさを感じるようなものもありました。
本人もコントロールなど思ったところに行かないことをヒーローインタビューで認めて
いたくらいでした。

 それゆえに丁寧に低めにボールを配するということに心を配ったのでしょうが、
前回のノーヒットノーランの大きなチャンスだったナゴヤドームのジャイアンツ戦の
時とは投球内容はかなり違うものでした。

 しかし、それでありながらノーヒットノーランを達成したわけで調子がいいから
歴史に残る記録を達成できることがなく、調子が今二つだから丁寧に低めを狙う
ことで相手にヒットを許さず記録を達成できた。

 改めて野球というのは難しく複雑なところがあるのだなと思いましたね。
 シトロエンのレース活動というとかつてのパリダカやラリーでのものがすぐに思い浮かぶ
のですが、WTCCの参戦を公式発表しました。
http://www.crash.net/wtcc/news/192745/1/citroen_confirms_2014_programme.html

まぁ、かつてのWTCCというとヨーロッパの西側でのレースと条件があった時に日本
でやるというイメージが強かったのですが、今日ではヨーロッパに東側でも開催
されてロシアでもということもあり、リアルワールドチャンピオンシップだなと思えますから
メーカーとしてもイメージはいいでしょう。

 また、レース専用車両というのは競技と市場に遠さを感じてしまうのでしょうが、
箱のレースというとレースと販売に近さというものを感じさせるので、F1のような
カテゴリーを考えるのが難しく、自社の技術力やイメージを高めるとするとWTCC
というのは魅力を感じるのでしょう。

 まぁ、負けることを考えて参戦することはないわけで、シトロエンがどんな戦いを
サーキットで行われる世界格式のレースで見せるのか来季以降のアクティビティが
楽しみです。
quando vedo la macchina della citroen sull’internet o/e televisione
penso di parigi dakar e rally anzi la societa’ francese ha annunciato
la partecipazione dell’WTCC dalla prossima stagione
http://www.crash.net/wtcc/news/192745/1/citroen_confirms_2014_programme.html

ormai WTCC e’ veramente il campionato mondiale cioe’ prima di 2000
mancavano le gare ai paesi di fuori europa e ci furono gare ai paesi di ovest europa
e poche volte in giappone
anzi ora ci sono tante gare e il manager del marchio francese volevano il mercato
in russia e altre paese

ci saranno tante case e questa categoria mi fa sentire la poche differenza
fra le piste e il mercato delle macchine

cosa fa e cosa ci sara’ dalla prossima stagione
ancora dobbiamo aspettare pero’ la casa francese e’ determinato e non vuole
la gara per solo partecipazione

vediamo la nuova stagione agonsitica!

 辛坊治郎氏が全盲のセーラーの岩本光弘氏とヨットで横断しようとした挑戦が
終わりました。下手すれば沈没して水死する状況で救助を仰いで陸に戻ってきて
記者会見で状況の説明と関係各所への謝意を表しての幕引きでした。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20130622-00000009-ann-soci

 救助に関する費用の負担などはなく、救助した人は公務員なわけで税金の使われ方
ということに異論や救助された二人に対する批判が出てくるかとは思います。

 確かに結構な人的金銭的な負担というのはあったと思いますが、ここは少し広い視野
で見る必要がありますね。

 有名人が水難に関する救助で助けられたときはメディアに取り上げられる。そうなった
時は非常にわかりやすく税金の使われ方が明らかになる。

 そこで批判的になるのはわかるのですが、では、目に見えないところ、見えにくいところ、
あるいはもっと巨額なところに対する批判ができているのだろうかということですね。

 不必要な箱物であったり、活動実績の乏しい政府系団体や天下りを食べさせる
組織といったところは今回の水難のケースよりも大きな額や長い期間での税負担が
あります。

 目に見えるところ、有名人のおこしたことなどは非常にわかりやすく、批判の対象に
なりやすいのですが、この国での様々な無駄というのは見えにくかったり、批判
されないことというのは問題だと思いますね。

 
 コンフェデレーションズカップでの日本とイタリアを相手にした試合を見て思い浮かべたのは
ドイツがアイスホッケー世界選手権でアメリカに勝った試合でした。

 アイスホッケーでの強国というのはロシア、アメリカ、カナダ、スウェーデン、フィンランド、
ノルウェー、チェコ、スロバキアという国になります。この強国のワンランク下のポジション
がオーストリア、スイス、フランス、イタリア、ドイツという国になりますね。

 アイスホッケー世界選手権という戦いでドイツという国がなかなか強豪国に勝てない
歴史をぶち破った時にアイスホッケーのある意味での地域的な拡大を感じました。

 日本という国がイタリアに勝てなかったのは残念でしたが、彼らのインタビューを
見ていて思ったのは今の日本代表のプレイヤーは『どれだけやれるか楽しみだ』
とか『胸を借りる』なんてことを思わずに勝ちに行って、善戦しても勝てなかったことを
悔しがっている姿を見せていて素晴らしいなと思いましたね。

 日本人が日本語で使う『今時の若いものは』という言葉の後には99パーセント
否定的な意味合いの言葉が続くのですが、あの試合を見てインタビューを聞いて
思ったのは『今時の若いものは結果を欲しがって勝ちに行っていて、惜敗は
いいことではない』というものでした。

 また、日本語表現の中で『今時の古い奴は』という言葉は流通していないのですが
私が思ったのは『今時の古い奴は強豪国に勝ちに行くことなく勝てなくても悔しがらなかった』
というものですね。

 ドイツのアイスホッケーファンが感じた歓喜と同じ質の喜びを日本のサッカーファンが
感じるのはいつになるかわかりませんが今の日本の代表プレイヤーに期待してもいいと
思います。

 世の中に毎日テニスできる人というのは数少なくて、体が空く土日にプレイする
ウィークエンドプレイヤーというのがほとんどですね。プロプレイヤーのような縛り
やスクールのコーチのような特定のメーカーとの結びつきがなく、色々なメーカーを
比較して商品を購入する大きな層というのはここだと思います。

 私もそのウィークエンドプレイヤーの一人で、同じように土日にプレイする人と
ご一緒しますが、道具を選ぶうえで考え方はバラバラですね。

 ある人はスーパースターの使っているモデルを求めるし、ある人はスクールで
コーチに進められるものをチョイスする。また、ある人は専門店や大型販売店で
の店員のアドバイスやポップを見て購入する。そういう人が多いですね。

 そんなわけでラケットプラス身につけるものが上から下まで同一メーカーというのはあま
りなくて(まぁ、ウェアやシューズでイタリアのメーカーを選ぶとイタリアにラケットメーカーは
ないので必然的にラケットは他のメーカーになるし、ウェアをユニクロにするとほかは
他社にもなる)色々なメーカーを購入の対象として考えている。

 そこで私などは先日、ブリヂストンのシューズを購入しました。
今年の初めに大型販売店のプライベートブランドのオールコート用テニスシューズ
が1990円という値段で買ったのですがこれが一ヶ月ほどで穴が空き、ソールが禿げて
きて一気に履きつぶしてしまいました。

  そこで新たに買わなければいけなかったのですが、そこで今回ブリヂストンを
選びました。

 始めてブリヂストンを使ってみたのですが、今のところかなり満足しています。

 そして、ブリヂストンは山外涼外、牟田口恵美、さらにここに守屋宏紀を契約プロ
として関係を結びました。

 同業他社を使用していて期待の若手だと評価されていた彼らを自らの陣営に
取り込むにはお金にしても製品にしてもサポート体制にしてもかなりの力の入れ方を
感じますね。

 他のメーカーが市場が強く、さらに海外のメーカーを使っている人も多い中で
商品訴求力を考えて若い日本人プレイヤーを求めて、いい条件を提示して大人の
話し合いを経て契約を結び発表したのでしょう。ここにブリヂストンのテニスの
商品を売っていこうという強い意思を感じますね。

 ところがその一方で何だか逆の方向の話も出てきました。

 ブリヂストンのシューズを履いて満足している私ですが、ネットをしていると
ブリヂストンはテニスシューズの製造、販売を辞めるようです。
ニュースソースはブリヂストンのシューズを使っている車椅子テニスプレイヤーです。
http://www.tennis-navi.jp/blog/masahiro_honma/practice/039050.php

 ラケットやウェアなどはかなりアクティブな動きを見せているブリヂストンですが
果たしてどんな動きをしていくのか気になりますね。

 安くいいものを買いたいという人にとっては在庫と販売終了の時期を気にすることに
なるのでしょう。


 もてぎでのテストというのは他のMotoGPのマシンとの比較ができなかったのですが
バルセロナでは他社、強力なライダーとの並走となったわけでポジティブにもネガティブにも
違いや差を理解できる。そんな中でライダーのランディ・ドゥピュニエは肯定的な評価を
していたようです。
http://www.gpone.com/2013061710555/De-Puniet-potevo-essere-piu-veloce.html

 スズキのコーポレートカラーに覆われて、テクニカルパートナーや関連メーカーの
ステッカーが目につかないマシンで走ったフランス人ライダーはテストに満足していました。

 その中で話していたのはこのマシンがライダーフレンドリーであるということですね。

 以前、私がクリスティアーノ・ミッリョラーティと話していた時に彼が私に話していたのは
走らせやすいバイクというのがいいバイクであり、タイムが出るバイクであるというもの
でした。

 このことというのはどのカテゴリーでも言えるのでしょうが、ランディのテスト後の
インプレッションで座り心地の良さとそれに伴うライダーフレンドリーなマシンで
あることを話していました。これはスズキが最後に500ccでタイトルを取った時に
ケニー・ロバーツが話していたことと一致します。

 暴れ馬で乗り手を選ぶバイクではなく、テスト段階ですが乗りやすいバイクで
熟成の進んでいるライバルメーカーからそれほど劣らないタイムを出したスズキの
バイクはかなりの可能性を感じます。
 スズキがMotoGPのグリッドから去って、かなりのレースが行われて浜松のバイクが
サーキットで見られない状況が自然なものになっています。しかしながら、開発は
続けていて、来年の開幕戦にスズキのバイクが戻ってくる予定ではありますが、どうも
DORNAの考え方なり姿勢が状況を複雑化しています。
http://www.gpone.com/2013061710547/Suzuki-2015-ecco-perche-e-un-danno.html

 基本的に世界選手権での競争というのはオープンであるべきだと思います。
世界のバイクメーカーには大規模なところも小さな規模の会社もありますが、彼らが
バイクを作って世界選手権で戦いたいと思った時に参入障壁はない、あるいは低い方が
いい。メーカーの中でエンジニアの思いや取締役会の方向性、結びつきがある部品
メーカーやメインバンクなど色々な立場で様々な思いを有しています。
一つの組織の中で全社一丸となって世界選手権格式のレースに出場したいという
ケースもあれば、参戦に反対するケースだってあります。

 そんな状況はDORNAも当然のことながら理解しているのでしょうが、どうも
スズキの復帰に関しては既製の参戦チームとのジョイントを主張したり様々な
付帯条件を口に出したりしています。

 こういうことがあり、ここまで報道されるとなると当然スズキにとって果たして無理を
したり、難しい条件をクリアしてサーキットに戻ってくることがいいことなのか考えて
しまうことでしょう。

 私が仮にスズキの株を持っていたら、株主総会で何か言いたくなるようなことが
続いているように思えますね。

 DORNAのここのところのスズキに対する姿勢というものには大きな疑問を感じます。
MotoGPにはホンダとヤマハとドゥカティが参戦していますがライバルメーカーという
名前でカテゴライズされる同じ業界の仲間でもある他社もここのところの状況を
見て、何か感じることがあるように思いますね。DORNAの政策に違うアクティビティ
を考えるようなことになるとレース界が大きな地殻変動を起こすような気がします。
 ブリヂストンが去り、ピレリがやってきて契約の満了が近づいてきているが
契約の更新はまだ行われず、もう六月の中旬。果たしてピレリのタイヤは来年
F1のサーキットで見られるのだろうか、あるいは他社のものになるのでしょうか。

 タイヤのスペックを決めたり、メーカー内部での開発や担当者などの人事を考える
上で翌年の予定というのは大体四月か五月には話がまとまっているものです。

 まとまっていなくて、どうなっているかわからないというケースで考えられるのは
同業他社との話し合いを進めている場合と既に契約したにも関わらずメーカーサイドが
発表を様々な理由でもって控えたいという時ですね。

 F1のタイヤを作り、それを今日の世界選手権の名前どおり世界中の色々な場所で
開催されるレースに輸送したり、品質管理できる体制を取ることができるメーカー
というのは限られています。

 少し前のブリヂストン。現在のピレリはそれができているのでしょうが、果たして他の
メーカーがF1での活動に興味を持ち、実際に人的物的なリソースを用意して、
供給体制を組むことができるのでしょうか。

 企業が大規模で莫大な予算を投じて行う活動にはリターンを求めるのは
当然です。今のF1の世界で人もモノもお金も費やして、どういったリターンが得られる
のでしょうか。

 チームやドライバーサイドではなく統括団体が求めるタイヤの品質を実現して
オーバーテイクが多いレースシーズンがピレリワンメイク時代になって続いていますが
ドライバーやエンジニアがタイヤに関してネガティブなコメントを発してそれが全世界に
届いていく。その様子を同業他社のタイヤメーカーの開発担当者、取締役会、株主
がどのように考えているのでしょうか。

 もうそろそろ、来年以降のタイヤメーカーがどこになるのか発表されないと
色々な混乱が生じると思うのですが、果たしてどうなるのでしょうか。
 中田スカウト部長が今秋のドラフト会議に関しての戦略会議の後の取材に応じて
福岡ソフトバンクホークスの千賀を例に出して、方向性を示したそうです。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130611-1140803.html

 中日ドラゴンズというチームは中部地方で唯一のチームであり、地元のプレイヤーを
取ろうという意志や方向性が強い組織ですが、福岡ソフトバンクホークスの千賀という
愛知県蒲郡出身のプレイヤーを取れなかったことはそれほど責められることだとは
思わないですね。

 12球団ある中で、ドラフトの中で指名されることがなかったのは、それまでの千賀の
成績であったり、評価が低かったことが理由でしょう。

 常々思うのは、同じ年にドラフトで入団するプレイヤーと育成ドラフトやテストで入団
するプレイヤーがいるなかで、同じポジションでドラフトで選ばれるプレイヤーの方が
評価が高くて、球団側は大きなお金を用意して契約しようとする。反対に育成や
テストで入団するプレイヤーは評価が低いために金額的に少ない額である。

 千賀というピッチャーは12球団ある中でドラフトで指名されるほどの評価ではなかった
わけで、彼の高校時代の能力や成績は大したことがなかったということでしょう。

 福岡のチームは育成ドラフトの四番目に指名したということで、そこから現在の地位に
上がってきたということは彼の潜在能力を引き出した指導者の能力の高さや彼の
努力や練習量が成績につながったということやチームの事情などでチャンスが巡ってきて
それを逃すことなく評価を高めたということだと思います。

 同時に思うのは、同じ球団で同じポジションでドラフトで指名されて入団したプレイヤー
が活躍できずに育成ドラフトで入団したプレイヤーの方が活躍するということは
怪我でプレイできなかったとか指導者のコーチングが合わなかったということを除けば
色々な意味で実力がなかったということでしょうし、スカウトの見る目がなかったという
ことのように思います。こういう事態こそスカウトや編成の人が責任を感じる事態だと
思いますね。

 中田スカウト部長が千賀という地元出身であり、成績を残しているプレイヤーを
獲得しなかったということに対する責任感を感じた発言というのは違和感を感じますね。
高校時代にそれほどいいピッチャーであったら、ドラゴンズに限らず他の11球団も
払ってでも抑えに掛かろうと思ったわけですがそうではなかったわけで、今の彼と
いうのは低い評価を受けながら、本人の努力や練習と入団して間もないプレイヤーを
しっかりと育てることができた指導者の能力や方向性によって開花したものだと思います。

 まぁ、スカウト部長という立場から同じ球団の他のスカウトに対して磨けば光る
プレイヤーを見逃すなという新聞報道を使った叱咤激励という側面もあるのかなとも
思いますが。
 ここのところ日本人の野手に対する評価が下がっている中で、日本育ちでない
日本の野球教育とは離れた場所にいる日本人の高校生にヤンキースは高く評価して
ドラフト二位で指名しました。

 まぁ、面白いニュースだと思いましたね。親の仕事の関係でアメリカ在住でそこで
ずっと野球という競技をしていて技術を磨き、ヤンキースに指名されたということ
で、日本の中学や高校、大学などを経由することない日本人がどういうプレイをして
プロのスカウトやGMに評価されたのか気になります。

 彼自身についても気になるのですが、この報道の中にあったのが英語表現ですね。

 スカウトが彼のグラブさばきを高く評価しているのですが、日本語に訳された報道
では

 『猫のような素早いグラブさばき』

 と評しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130608-00000017-spnannex-base

 英語と日本語では言語の文化的背景や成分が大きくことなるので、英語で
素晴らしい強い送球をするプレイヤーを『strong arm『』というのですが、日本語で
は目をつけて描写する箇所が肩になり、『強肩』という言葉で表現しますね。

 同じようにオーバーフェンスにならない打球で打者走者が一気にホームインしたときは
オンプレイの場所に目を向けるということから発せられる『inside park homerun』ですが、
日本語では打者が走っているところに目付と意識がいくために『ランニングホームラン』
となります。

 このように英語と日本語で同じ状況を見ていても表現が大きく異なるのですが
アメリカ人が素晴らしいハンドリングのグラブさばきを見て言語化すると気に
出した言葉が『猫のような素早いグラブさばき』というものでした。

 その言葉が意味するのがハンドリングの柔らかさなのか、さばき方の上手さなのか
注目したいと思っています。
 日本人テニスプレイヤーがメーカーと契約していい環境を得て戦うのは当然ですが、
その場合に多くは日本のメーカーがほとんどでした。しかしながらヘッドをこれから
プロでツアーを周ろうとするプレイヤーが使用するという発表をしました。
http://www.thetennisdaily.jp/news_detail.asp?idx=101198

 まぁ、いい製品を使いたい。そして、それが日本のメーカーではなくてオーストリアの
会社であった。そして、ジュニアからプロのツアーで戦ううえで大人の話し合いをした上で
契約がまとまり発表となったということですね。

 その契約の発表ですが、メーカーのオフィスや所属先のオフィスや大会会場ではなく
何とオーストリアの商務参事官邸の屋上という場所で行われました。

 こういったことが行われるというのはヘッドというメーカーとオーストリアという国の
政府の強い結びつきが感じられますね。

 日本のメーカーがこういう発表をする時に日本の政府や官僚は全く無関係であるはず
です。

 そのことがいいことか悪いことなのかはわかりませんが、ジュニアでの実績はそれなり
にある日本人プレイヤーですが、まだプロではツアーを周り始めたばかりのプレイヤー
の契約の発表にこうした場所が用意されたのは色々な意味で思惑や企てがあるように
思えます。

 果たして何が生まれ、どんなことを見ることができるのでしょうか。
オーストリア人の大人。日本の若者。様々な思いや欲望が交錯しながらテニスの
世界はつながり混ざり、熟成されていきます。

 試合のチケットが手に入らないのは知っている。日本を応援する気持ちも理解できる。
しかし、渋谷に集まる気持ちはわからない。

 パブリックビューイングなどやスポーツバーで同好の士なり好きな競技が一緒だったり
愛国心を盛っている人達が同じ場所で盛り上がるのはわかります。

 ただ、何故試合会場でもなく、パブリックビューイングの開催場所でもなく、スポーツバー
という店でもなくて渋谷というところで騒いでいるのかはわからないですね。

 まぁ、日本には都市のおけるお祭広場というものがないからこんなことになるのかなと
思ったりしますが、不思議な現象だと思いますね。

 
 ベン・スピーズがバルセロナもお休みだそうで、テストライダーであるミケーレ・ピッロが
参戦するようです。

 マックス・ビアッジがムジェッロでテスト走行して、それをドゥカティ陣営もそれを認めて
何が起きるのかなと思ったりしましたが、テストライダーのミケーレ・ピッロが走ることに
なり。現実的で即時性の高い対応をメーカーもチームもしました。

 本来、3レースほどしか走れないと思われたミケーレ・ピッロでしたが、こうして代役
とは言え走れるというのは大きなチャンスですね。

 阿部典史やセテ・ジベルナウがチャンスを掴んだのは前者がダリル・ビーティのけが、
後者は原田哲也のチーム離脱というものでした。

 ミケーレ・ピッロというライダーのキャリアの中で125cc時代の彼は大したライダーでは
ないという声がほとんどでした。

 そこからチームロレンツィーニバイレオーニでストック1000選手権で走り始めた時に
言われたのは『どれだけ払ったのかわからないが、払って乗ることができたライダー
だ。』というものでしたが、4ストロークのリッターバイクが本来の能力にマッチしたのか、
あるいは急に実力が開花したのかわかりませんが、クラウディオ・コルティと同等
あるいは凌駕するタイムをマークし評価を一変させました。

 同じようなことがミッシェル・ファブリッツィオにも言えることがあり、モータースポーツ
という世界ではマシンのキャラクターの違いやチームやタイヤメーカーが異なると
ライダーの成績が一気に変化するということがあるのですが、ミケーレ・ピッロに
関しても眠っていた才能が目覚めました。

 その彼が、ベン・スピーズの怪我の回復が遅れていることもあり、テストライダー
である彼がバルセロナの週末も走ることになりました。

 現在、世界選手権レベルで契約していないライダーや各国の国内選手権を走ってい
るライダーを走らせるようなことも考えられたのでしょうが、チームとメーカーは
ドゥカティをずっと乗っていて、バルセロナのサーキットも知っているライダーである
ミケーレ・ピッロを選びました。

 これは彼にとって大きなチャンスですね。今のドゥカティでミラクルを見せるのは
難しいですし、他のメーカーとの実力差をまともに感じているとは思いますが
どんな走りを見せてくれるのか楽しみです。

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