無名な人たちが出演して安い全体予算で作った作品が高い熱を生み、
高い評価をされて興行的な成功を生み、DVDのセールスも好調でレンタルも
貸し出し中になることが多い一方で、スターが勢ぞろいして、莫大な予算を
かけても当たらないことがある。そして、人的物的に支援している組織や
個人はどう考えるのか気になっています。

 特定のスターとか役者が出ているということで見る作品を決める人は
いると思いますが、無名だったり、新人が出ていてもいい映画だったら
見てみるという人もいると思います。

 昨年からロングヒットとなった『カメラを止めるな』は低予算でありますが
映画好きの脳みそに突き刺さって、評判を呼んで大ヒットとなりました。

 私はたんなるエンタメ好きの一般人ですが、ビッグマネーが動くスポーツ
イベントを見ていて、スターが出ていて、大きなお金が動く世界を経験
したことがありますが、スターの態度の悪さが興行関係者から不評と
認識されて、次の大会以降の活動に影響したり、翌年以降のスポンサード
が得られなくなるということはあります。

 そう考えると、『カメラを止めるな』の制作に関わった方々に対して
何らかの支援をしたいなと考えている人はいるでしょうが、沢尻エリカが
『クローズド・ノート』での舞台挨拶での態度を見て、あの作品にお金なり
現物支給という形で関わっていた人は人、モノ、金の使い方を間違えて
違う作品にスポンサードしたり、他の分野にお金を使ったほうがいいだろう
なと思ったことでしょうね。

 活きたお金の使い方ということを考えたり、費用対効果というものに
頭を使う人たちがしてくれる使えるお金があり、支援とかスポンサード
を考えると、低予算で作品的に高い評価を得たり、商業的な成功をした
製作者や縁者と関係を築こうとか、新たなことに協力していこうと
考えるのでしょうが、お金を費やしたり、現物支給しても演者の悪態
とそこからの波紋で悪目立ちしたら間違ったリソースの使い方をしたから
次回以降はないとか、あんな女優とは関係も持ちたくないと考えるのは
自然なことだと思います。

 私にとっては『カメラを止めるな』そして、『夢見るように眠りたい』など
の低予算から生まれたミラクルは大好きだし、ビッグマネーを使って
作られた作品だが、パブリシティの場所でイメージを害する発言をする
映画は見たいとは思わないですね。
 メディアの発達と優れたソフトと素晴らしいスターというのは
三位一体で進むものです。私の年代では84年のロサンジェルスオリンピック
とVHSのビデオデッキの販売数の増加、88年のソウルオリンピックの開催と
BSアンテナとBS放送の普及というのは身近に感じられるものですが、
日本のテレビメディアのもっと古い時代のことで考えると、テレビという
ハードとプロレスというソフトとそのソフトでの主人公があって、当時の
スポンサーの三菱電機も莫大なスポンサーマネーを払い、それを日本テレビが
受けて、放映権料を支払い、日本プロレスが興行とテレビマッチを行なって
きました。力道山を引き立てるには、実力があったり、テレビ映えする
ライバルが必要でした。そのライバルのザ・デストロイヤーが亡くなりました。

 まぁ、力道山が何かの拍子にプロレスの枠組みを超える攻撃をしてきた
時に十分に対応できるガチンコ性を有していたり、唯一無二のスターを
引き立てることができる職業性を宿していて、なおかつ、プロモーターや
テレビ局の求めるファイトをすることができるというレスラーは数が
限られるのでしょうが、必要な条件を有していたのがザ・デストロイヤー
だったと思います。

 そして、その職業人としての部分とガチンコ性の強さを持っていて、
ジャイアント馬場が信頼性を持って、友人として付き合い、さらに
日本テレビとの関係の中でコメディアンとしての役割を全うすることが
できた。

 その強固な関係性でアメリカのマット界が変化していくなかで、
息子を全日本プロレスでプロレスの勉強をすることができたというのは
彼の頭の身体能力と同時に頭の良さだったと思います。

 日本のマット界とテレビの普及に大きな役割を果たしたのは力道山
ですが、力道山一人では多くの視聴率をつかむことができない。
デストロイヤーがいたからこその信じられない視聴率であったり、
日テレとプロレス番組が強い結びつきでテレビメディアが発達したの
だと思います。

 多くのメディア関係者が彼の功績を考えながら過ごす一日になりそうです
が、私も彼が高いアルコール濃度が高いのは健康によくないということで
ビールを飲んでいたようです。ドイツ系移民の彼のことを考えながら
ビールを飲みながら、過去の映像を見ながら過ごそうと考えています。
 まぁ、シーズン開幕前はどうなるのかと思われていた新型V4のドゥカティ
とアルバロ・バウティスタですが、文字通りの圧勝となりました。
カワサキとジョナサン・レアの強さに今までのエンジンの技術特性や
開発の方向性から一気にマシンを変えてきて、果たしてドゥカティの良さが
継続されるのか、あるいは違った方向性の技術的なアプローチから速さが
生まれるのか気になっていたのですが、少なくともオーストラリアの
レースを見る限り、新型バイクは成功作であり、昨年の中盤戦以降、ほぼ
マシンの開発を止めて、新型マシンの戦闘力向上に人的物的エネルギーを
ぶち込んできたドゥカティの作戦は成功したと思いました。

 そして、アルバロ・バウティスタの移籍も成功したと思いますね。
昨年までのMotoGPでの活動となると、勝てるマシンとチームが限られて
いるなかで、勝てるマシンとチームで、違ったカテゴリーで世界チャンピオンに
なりたいという思いをこの数年思い続けていた。

 レースの地政学の中でできることは限られるのですが、そんな中で彼は
交渉を進めて正しい選択をして、久しぶりに世界選手権のなかで勝つことが
できた。

 フィリップアイランドの週末の中で一番ハッピーだったドゥカティと
アルバロ・バウティスタですが、果たして他のメーカーとライバルライダー
が差異をどのように詰めていくのか気になります。

 新型バイクとなったBMWがエンジンがほぼストック状態であることや
ヤマハの新規チームがマルコ・メランドリのライディングでレース1で
三位を奪ったことなど、次戦以降でアルバロ・バウティスタとドゥカティの
一人旅にさせないために脳みそから汗を流しながら開発を進めてくる
ことでしょう。

 良くも悪くも昨年の中盤の戦いをぼぼ消化ゲームにして、19年シーズン
に臨んだドゥカティの今年の強さはラップタイムと順位に反映されていたな
と思えた開幕戦のレースウィークでした。
 新宿バティオスで開催された『ジョシ全開』というライブを見てきました。
面白かった芸人、そうでなかった芸人もいたのですが楽しめた二時間でした。

 今回、私が一番面白かったのはターリーターキーでした。
これはかなりネタが私に刺さったのですが、祖母と孫が婚活パーティに
行って、好みの男のタイプが同じで取り合うというネタだったのですが、
これは90年代のテレビを通り過ぎてきた人にとっては内舘牧子さんの
脚本の姉妹で同じ一人の男を好きになって、取り合うというドラマを思い
出させるもので、これはオーバー40の年齢層の客にどんぴしゃなネタだと
思う。

 女性芸人が集まるライブというのは年齢層がオーバー40オヤジたちが多い
ので、このネタというのは、前述の理由でストーリーにすんなりと入ること
ができる。

 そして、二人の演技が良くて、フルハウスとなった会場で熱気がある
なかで二人から放たれるネタと毒があると、これは爆笑を生むことに
なっていました。

 ライブ終わりにお二人と話す機会があり、今回のネタは地上波やBS
などのチャンネルでの再放送などで内舘牧子さんの脚本のドラマを見てきて
これはネタになると思ったり、予想される客層から考えてネタを選んだ
のかなと思ったら、内舘牧子さんのことも知らないし、客層を考えた
ネタのチョイスでもないと知り、幸運な偶然というのは何か思わぬ爆発力
を生むものだなと思いましたね。偶然であるから、予定調和というものが
なくて、大きな火力の爆発になっていました。

 ラムズの二人は今回、ここのところやっているネタをやっていましたが、
練りこんでくることで生まれる部分を感じましたね。演技力が高い人が
しっかりと練りこんだら、シリアスな部分にリアリティがあり、
笑いも生まれる。

 ネタ作りを石田麻由香がやっているのですが、相方の風間春菜の身体的
な特徴を身近でよく見ているから作ることができたネタだと思いましたね。

 2リットルのペットボトルをしばらく持っていると重さを感じることが
ありますが、筋肉ではなくて、単純に脂肪分で2リットルのペットボトル
10本分太った相方をすばでずっと見ていて、これを利用できないかと
考えたことが明快によくわかります。

 そして、今回は相方さんがいなくて一人で出てきたアイドル鳥越。
まぁ、ドキュメンタリーなリアリティのある笑いがありましたね。
アイドルをやっている人たちというのが持っているであろう毒を感じる
ことができて面白かったです。

 楽しい時間を過ごした日曜日の午後でした。

 

 
 
 プレシーズンテストが終了して、今週末はいよいよスーパーバイク
世界選手権開幕です。

 ドゥカティがV4での開幕を迎える。ホンダは体制を改めて、モリワキと
ジョイントして勝負に臨む。ヤマハは四台体制になり、BMWの新型の競争力
の高さがテストで明らかになった。

 アプリリアの撤退は大変残念なニュースですが、スズキの復帰が噂ではなく
具現化したら、大変面白くエキサイティングなシーズンになりそうです。

 週末がとても楽しみですね。
comincia il test e poi la fine settimana subito la prima tappa del
superbike mondiale nel 2019

la nuova ducati V4 arriva in pista e poi la honda prepara la nuova moto
con la moriwaki e la BMW sta al tracciato con il nuovo modello
poi la yamaha ha 4 moto alla questa stagione

manca aprilia sara’ brutta notizia al paddock del superbike mondiale
pero’ se arrivera’ la suzuki penso che sia bella notizia per gli appasionati

finalmente comincia la nuova stagione vediamo la gara in australia
alla fine settimana


 昨日、19日の夜に早稲田クローバースタジオで行なわれたお笑いライブに
行ってきました。

 まぁ、好きな芸人さんをお目当てに行ったライブでしたが、ここのネタを
考えるのと同時にイベントとしてのお笑いライブを考える一日でした。

 数多くの芸人を見られるのがいいのか、悪いのか。これは面白い芸人、
好きなネタを見られたら時間の流れも速く感じて、楽しいということになる
のですが、面白くない芸人、好みでないネタを二組続くとしんどい。
これが三組続くと時間が長く感じて、見ていて疲れてくる。

 そして、それが何回かあると眠くなったり、疲れてしまう。
私は今回のこのライブで強く感じましたね。

 私のお気に入りのラムズのネタは良かったし、彼女達の演技力の高さを
感じたが、後半の彼女達の出番までに疲れてしまったというのが正直な
ところですね。

 面白い芸人、好きな芸人を見たい。そして、小さな規模での低料金の
ライブで若い芸人が場数を増やすためにたくさんの芸人が出たがったり、
腕試ししたいというのもわかる。しかし、人間の集中力だったり、現時点
で面白くない芸人が続けて出演した時の会場の空気感が流れた後に
その流れを大きく変えることが難しいのも事実。

 ラムズのネタの良さを楽しみながらも、発表する場所とかその日の流れで
笑いの量が増減することを実感しました。

 まぁ、成功体験よりも失敗の方が教科書になったり、開発や改良の
ためのたたき台になるのも事実なので、今後、あのスタジオという土壌で
どんな花を咲かせるのかを見守りたいと思います。
 ツィッター、インスタグラム、facebookと色々なSNSがあり、フォロワー数
や友人の数が様々な個人や法人の影響力の強さやニーズの高さの指標と
なっていますが、果たしてこれが個人消費にどのように結びついているのか
最近気になっています。

 私のお気に入りの芸人にラムズがいますが、風間春菜のフォロワー数が
1755人。石田麻由香のフォロワー数が1275人。彼女達は一ヶ月で20ほど
ライブに出演しているのですが、固定的にライブにライブに来ている客は
恐らく1%程度でしょう。

 ここのところ、週刊プレイボーイでグラビアページに出ていた井口綾子
さんというタレントさんがミス青学コンテストに参加した時にフォローワー数
が17万人というとんでもない数で他の候補者に比べてまさに桁が違う
話題になりました。

 その彼女が週刊プレイボーイでのグラビアでの活動を経て、写真集
を発表するようですが、果たして、ツィッターのフォロワー
の中でどれだけの人がお金を使うのか、週刊プレイボーイのページは
立ち読みしてから、買うか買わないか考えるのでしょうが、写真集は
かなりの書店では立ち読みできない。そういった状況の中で、果たして
どれだけの発行数を考えて、彼女の『アクティブなファン』は写真集を
購入するのか。増刷されるのかが気になりますね。

 フォロワーは多ければいいというわけでもなくて、消費活動という
ことにいかに結びつくのか、資本主義社会の中で個人消費がGDPの大きな
割合を占めているこの国でエンタメでのSNSと経済活動がどうリンク
するのか最近気になっています。

 
 ある程度売れている人もいて、デビューして間もない人も芸歴の浅い人も
いる。正統的な笑いの人もいれば、卑怯なネタをする人もいる。ごった煮の
楽しみを味わえる『お智だちライブ』に行ってきました。

 面白い人もそうでない人もいたのですが、面白くなくても、その芸人の
頑張る姿や不完全でありながらも取り組む姿を見るのが、このライブの
特徴で、かっちりと出来上がったネタを見たければ、いわゆる大御所が集まる
劇場に行けばいい。出来上がっている人も不完全な人も集まるのが『お智だち
ライブ』ですね。

 途中でとちったり、ネタが飛んでしまった人もいるのですが、彼女達は
それを教科書にして、今後の成長に役立てることでしょう。

 今回、私が面白かったのはラムズとちょーちんあんこーなんですが、
ラムズには演技力の高さとネタの良さは素晴らしかったと思います。

 これは芸人としての実力の高さと同時にネタをかなり練りこんだり、
しっかりと役割を理解して、稽古を重ねたから演じている役割に違和感が
なくて、見ている客は極めてすんなりとネタを見ることが出来ている
ということだと思います。

 ちょーちんあんこーは例によって暴走漫才をやっていたのですが、
彼女達二人は大変技術がある。暴れながら話していても発話がきれいだから
ネタがすんなり入ってくる。

 素晴らしい能力のある人が暴れ周り、それをほっておいたり、止めることが
できる優れたジョッキーであるひぃちゃんの手綱さばきで爆走が暴走に
ならず、過度な毒にすることなく、客があきれたり、気持ちが離れることなく
収まっている。

 高い能力と強い毒を感じたり、素晴らしいネタを感じたり、成長過程の
芸人が間違いや失敗から学ぼうという姿勢を見ることができて楽しい一日
でした。
 ある程度売れている人もいて、デビューして間もない人も芸歴の浅い人も
いる。正統的な笑いの人もいれば、卑怯なネタをする人もいる。ごった煮の
楽しみを味わえる『お智だちライブ』に行ってきました。

 面白い人もそうでない人もいたのですが、面白くなくても、その芸人の
頑張る姿や不完全でありながらも取り組む姿を見るのが、このライブの
特徴で、かっちりと出来上がったネタを見たければ、いわゆる大御所が集まる
劇場に行けばいい。出来上がっている人も不完全な人も集まるのが『お智だち
ライブ』ですね。

 途中でとちったり、ネタが飛んでしまった人もいるのですが、彼女達は
それを教科書にして、今後の成長に役立てることでしょう。

 今回、私が面白かったのはラムズとちょーちんあんこーなんですが、
ラムズには演技力の高さとネタの良さは素晴らしかったと思います。

 これは芸人としての実力の高さと同時にネタをかなり練りこんだり、
しっかりと役割を理解して、稽古を重ねたから演じている役割に違和感が
なくて、見ている客は極めてすんなりとネタを見ることが出来ている
ということだと思います。

 ちょーちんあんこーは例によって暴走漫才をやっていたのですが、
彼女達二人は大変技術がある。暴れながら話していても発話がきれいだから
ネタがすんなり入ってくる。

 素晴らしい能力のある人が暴れ周り、それをほっておいたり、止めることが
できる優れたジョッキーであるひぃちゃんの手綱さばきで爆走が暴走に
ならず、過度な毒にすることなく、客があきれたり、気持ちが離れることなく
収まっている。

 高い能力と強い毒を感じたり、素晴らしいネタを感じたり、成長過程の
芸人が間違いや失敗から学ぼうという姿勢を見ることができて楽しい一日
でした。
 街中で流れる有線放送や何気なく聴いているラジオで知らなかった
ミュージシャンやそれほど気にしていなかったアーティストの曲を聴いて
素晴らしい作品を聞くようになったり、その曲以外にどんな曲があるのか
フォローし始めるということはよくあります。それをお笑いファンの世界では
多人数が集まるお笑いライブで知らなかったり、初めて見る芸人の良さや
面白さに気づくことがあります。下北沢シアターミネルヴァで開催された
『お騒がせ!ミネルヴァLIVE2019』で見た根菜キャバレーのネタには
それまで知らなかったミュージシャンを発見したような喜びを感じました。

 半径五メートルの女の子社会のあるあるネタをやられても面白くない。
そのネタで面白いと思えるのは、コント形式であれば演技力が高かったり、
ネタに毒があるような時に限られる。また、刺さる言葉のチョイスであったり、
舞台上の動きなどがあるとより面白さを感じる。

 リズムが良くて、発話がきれいであり、そこにネタに毒があれば笑いが
生まれるのですが、根菜キャバレーのこの日のネタには私を満足させる
内容物が凝縮されていて面白かったですね。

 知らなかったミュージシャンの作品を聞いて、いい曲だなぁと思い
他にどんな作品があるのか時になるように、根菜キャバレーには他に
どんなスタイルのネタがあるのか、違った作風のネタがあるのか気になって
下北沢から帰路に着きました。

追悼岡留安則

2019年2月4日 日常
 『噂の真相』の編集長で近年は沖縄に住み、情報発信をしていた
岡留安則氏が亡くなりました。
https://www.asahi.com/articles/ASM2254KBM22UCLV004.html

 様々なタブーに切り込んでいたり、批判精神にあふれていた雑誌が黒字
の状態でありながら、辞めてしまってから、ずいぶんな時間が経過して
しまいました。

 『噂の真相』の影響を受けてきたり、恩恵を感じながら活動をしてきた
ジャーナリストや作家、芸人はたくさんいて、岡留氏の死去に哀悼の意を
あらわす人の多さを感じています。

 私もあの雑誌を購入して毎月、どんな記事があるのか楽しみにしていた
のですが、休刊してから、大きな不在感を感じていました。

 ゲリラ性やタブーを恐れない(むしろ、そこに積極的に走っていく)姿勢
に私も大きな影響を受けました。

 始まりがあれば、終わりもあるわけで雑誌にしても、人生も終わりは
あると思うのですが、噂の真相の休刊と彼の死去に寂しさを感じています。
 ただ、素晴らしいと思いながら一億二千万の人口から現状、世界ナンバーワン
プレイヤーが出現しながら、トップ100はいなくて、チェコという人口1000万人
の国からメルボルンでベスト4が二人。トップ100に六人いるというのは凄いなぁと思う。

 快挙には幸運な偶然と本人の勝ち運が高いレベルでミックスチャーされて
成立するものだと思いますが、全米オープンの時のトッププレイヤーの
勝ち上がり状況と今回の全豪のトップ3シードプレイヤーが三回戦までに
敗退したというのは明らかに大坂なおみには有利に働いたと思います。

 ただ、そんな中でドローを見ていたら、トップテンプレイヤーを二人
叩かないと優勝はないわけでそこには現在の大坂なおみの実力が現れて
いたと思います。

 メディアでは大坂なおみの全盛期はこれからなので、彼女の黄金時代が
やってくるのではないかということが言われているのですが、これには
私は懐疑的ですね。

 昨年のシンガポールのWTAファイナルが第一シードが欠場になり、
第二シードから第五シードが決勝トーナメントに進出できずに
第六シードから第九シードが決勝トーナメントに進んだことや
前述の全米や全豪のようにトップシードが進めないようにトッププレイヤー
に対する対戦相手の研究が進んでいて、簡単に勝ち進めないこと事態が
大坂なおみにも今後襲い掛かるのは当然だと思います。

 全てのプレイヤーが絶好調でシーズンを通して戦うことはできない。
また、大坂なおみのように一気にランキングと実力をアップしてくる
プレイヤーも出てくる可能性も高い。そこを考えると大坂なおみの一強
時代というのはなかなか考えにくいものがあります。

 追う立場から追われる立場の大坂なおみがどんなプレイを見せるのか、
そして、現在の世界ナンバーワンをいかに叩くのかを動画を見ながら、
コンピューターでのデータを精査しているライバルプレイヤーやコーチが
どんな攻略方法を生み出すのか。そして、そのライバルの攻撃をいかに
彼女が対応していき、さらに実力をアップしていくのか。

 スタープレイヤーに対する戦術や技術の向上とそれに対応する方法論の
確率が群雄割拠の女子テニス界を生み出し、そこから抜け出して一強時代を
作るのは難しいと私は考えています。

 
 先週末あたりから、スポーツ新聞のウェブ版に報道されていた話が
出演者本人から明らかになりました。TBSラジオの『day catch』が終了に
なります。

 これは非常に残念ですね。長く続くにはリスナーからの支持だけでなくて
局としての姿勢やスポンサーの考えやパーソナリティの健康など複合的な
理由があるのでしょうが、リスナーの支持というのは明らかにあった。
ただ、そのリスナーがスポンサーの製品の購入層と重なっていて、払う額に
見合っていたのかどうかは内部の人が判断するしかない。

 あるいは局として長寿番組が多い中で、どこかに手をつけようと思って
いたのかもしれない。

 また、お元気な印象がある荒川強啓さんですが、オーバー70という年齢
であることも事実。

 魅力ある番組で、固定的なファンを有していた番組に手をつけるというのは
非常に局としてはギャンブル性を持つ判断だと思いますが、あえてこの時期に
こういう判断をしたというのは、未来にこの決断が正しかったのか間違い
なのかはわかるとして、この枠だから払っていたのか、この番組内容と
パーソナリティの魅力に支払っていたのかが明らかになると思いますが、
果たしてどうなることでしょうか。

 さきほどTBSラジオのホームページを読んでいたら、この局は昨年の四月
の改編期でナイター中継撤退したのですが野球のスコアを記入できる番組
スタッフのアルバイト募集の告知があったり、今回のday catchの終了で
あったりと、経済活動と局の考えがリンクしながら何か春の嵐を思わせる
ものがあります。

 調子がいいから手をつけることができる部分と調子いいから下手に触らない
方がいいと考えるところ。そこに昔から言われているTBSラジオはレイティング
はいいけれど、スポンサー枠が売れなかったり、残っていたりするという
ことやスポンサーのメディア選択というところ、TBSラジオのリスナーの年齢層
の話などが複合的に絡み合っているのでしょうが、私としてはただひたすらに
day catchというのは出演者の魅力や番組内容が私好みのものだっただけに
とても残念でしかたありません。
 M1グランプリ、The Wとお笑いの賞レースがあり、楽しんでいたのですが
私がふと思ったのはアナウンサーの賞レースがあったらいいのかなという
ものでした。

 いわゆる女子アナという人には見た目がいいがアナウンス技術が劣って
いたり、表現力が足りなかったり、勉強不足だったり、知識が足りない
人もいる。

 その一方で容姿は劣るかもしれないが、確かなアナウンス技術があり、
素晴らしい表現力を有していたり、勉強を欠かさず、研鑽を積んでいる
人もいる。

 プロレスのチャンピオンというのはプロレス内における格闘技性の実力
だけではなくて、観客動員能力であったり、組織内の序列であったり、
スポンサー受けや館内での人気などがプロモーターに評価されて王者が
タイトルを奪えたり、防衛できたりします。

 露出の高いアナウンサーが評価が高いアナウンサーであるかわからない。
あまり電波に乗らないが高い能力のある人もいる。

 アナウンサーの能力を数値化したり、序列をつけて評価されていない人が
評価されたり、下位に沈んだ人が勉強したりするようになったら、相乗
効果で楽しい放送が楽しめそうな気がしますが、このような構想を番組化を
考える人はいないかな。

 
 メーカーが人的物的リソースをぶち込んで、ファクトリー体制で激しい
戦いをしていた時期があり、タバコ会社が莫大なスポンサーマネーを供給
した時代はもうありません。しかし、多くの参加者が今年も参戦し、
エナジードリンクがスポンサードして戦うことが目立つダカールラリーが
今年も始まりました。

 ティエリー・サビーヌが『冒険の扉を開くのは君だ。君が望むなら
連れて行こう。』この一言から多くの国々の中央政府と地方政府との
やり取りや自動車産業、バイク業界と脳みそから汗が出てくるような
交渉を重ねて始まったパリーダカールラリー。ティエリー・サビーヌは
亡くなり、ラリーのルートも大幅に変わりました。しかし、激しく
厳しいラリーに望むドライバーやライダーはまた、やってきました。

 変わった部分と変わらないところがダカールラリーにあり、
流麗にして典雅な美しさと醜悪で劣悪な汚さを併せ持ち、美しい
ファンタジィと醜いリアリティが重なり、今年も厳しく激しく難しい
戦いが始まります。この時期になると浜田麻里さんの『nostalgia』が
無性に聞きたくなる私です。

 https://www.youtube.com/watch?v=E7awcA1MEv8
https://www.youtube.com/watch?v=uneFrTnxpE8
le case furono con la forma ufficialissima e ci furono tanti tabacchi
che ebbero fatto il sostanzioso appoggio economico invece ormai
non c’e’ nessun societa’ delle cigarette pero’ ci sono le macchine
e furono arrivati i marchi di bibite energiche al questo periodo
per la grandissima sfida

tante cose ebbero gia cambiato pero’ ancora esiste la dakar rally
dove ci sono tanti partecipanti e ancora i piloti pensano di spirito
di thierry sabine

allora comincia la competizione durissima e vediamo la questa
rally dove ci sono bellissime fantasie e bruttissimi realismi!


 東京ドームでのタイトルマッチで敗れて、IWGP王座を棚橋弘至に明け渡した
ケニー・オメガですが、新日本を離れる日がやってきたようです。
https://www.tokyo-sports.co.jp/prores/mens_prores/1239094/

 東スポの報道なので、半信半疑なのですがそろそろ違うストーリーと
契約を求めているのは事実。日本の他の団体に行くことは考えにくい
わけで、彼がやりたいことができる環境を用意してくれる新団体のAEWか
彼が求める額を払えるWWEということになるのでしょう。

 まぁ、これから体を休めながらじっくりと考えるのでしょうが、恐らく
今月末までは新日本との契約が残っているから、本人の口から彼の進路が
明かされるのは来月に入ってからだと思いますが、果たしてどうなのか
気になります。

 個人的にはWWEで彼のやりたいことができるとは思えないので、
新団体なり、新日本にブランクをおいてからやってきて欲しいなと
思っています。

 超ハイパーkawaiiライブの一部と二部の両方を見てきました。

 一部を見終わって、ハナイチゴとメルヘン須長を除いて、私の中で
今二つ感を感じていましたが、第二部には満足でした。

 この二部でラムズの新作を見たり、一部で見た芸人さんの違うネタを
見ていましたが、出演者のボリュームも芸人さんのネタのクオリティも
高くて満足でしたね。

 前回のブログでも触れましたが、初めてやったネタをやっている芸人は
どことなく緊張感があったり、ある種の居心地の悪さ感が出ていたりしていて
滑らかさに欠けていたり、過度に力が入っているように思える。
しかしながら、何度もやっているネタを披露している芸人からは
余裕であったり、演じる人物像が体に馴染んでいるように思えているから
そこから生まれる空気感が観客席にも伝播して、見る側がストーリーに
すんなりと入っていけるから、笑いも起きやすい。

 以前、中野で開催されていた『お智だちライブ』で見た時のえぐっちゃん
のネタはあせりであったり、緊張があり、そこから生まれる余裕のなさが
あって、面白くなかったのですが、やはり数をこなすことで演じる人物
が彼女の体に馴染んでいき、さらに彼女の肉体的な条件とマッチすることや
何度もやることで言葉の選択やリズム感など、しっかりと練りこんだから
生まれた演技力があり、観客側からはすんなりとストーリーに入って
行くことができました。

 個人的に女の子社会のあるあるネタというのは、好きではないのですが、
その好きではない私でもすんなりネタに集中して、ストーリーに入って
いくことができて、笑えたということは高い演技力であったり、彼女の
外見を含めて役柄に説得力があり、強いネタだったということの表れ
だったと思います。

 恐らく、このネタだったら『マイナビラフターナイト』というような
ラジオ番組のオンエア争奪バトルでも他の芸人に対抗して、観客の支持を
得て、オンエアを獲得できるのではないかと思いましたね。

 あの番組ではラジオのネタ番組なのにネタがよければアマレス兄弟や
魔族などの見た目ありきという芸人も観客の投票でオンエアを獲得できて
いるので、今回の彼女のネタだったら、ラジオのネタ番組であっても
勝負できるのではないかと思いました。

 同じことは中根すあまさんにも言えて、第一部でやったネタはほぼ
初めてやったネタで、言葉の流れに滑らかさにかけていくところがあり、
急ブレーキ、急発進するようなところを感じたのですが、この第二部で
演じたネタというのは今までにやっていたネタであり、セリフの選択
などもトライアンドエラーを繰り返す中で役柄や場面に一番マッチする
単語を選んでいる。そして、余裕のあるなかで演じる人物像が彼女の体に
見事に染み込んでいる。

 私は料理が好きなのですが、やはり初めて作ってみた料理は大体に
おいて悪くはないものの、調味料の適度な配合ができなかったりする。

 しかし、何度も作っていくうちに料理本やウェブで読んだ調味料の量を
たたき台にしながらも、好みや体調や天気を考えて、自らアイデアだしして
醤油を少なめにしたり、みりんを多めに加えてみたり、今年の夏のような
酷暑の時には、食べやすいようにあっさり味にするようにして、本人や一緒
に食べる人にとってのベストな含有量というものを考えて、調整を加えな
がら、ベストなものを考えて、goodからbetter。さらにそこからbestに
進むようにする。

 彼女が一部でやったネタはおそらく、初めて作った料理であり、
二部で演じたネタはおそらく実験を重ねてから、食べる人の好みや
天候の条件などを考えて入れる調味料の量と適度な配合がわかった上で
作ったおいしい料理だったと思いますね。

 今回、見るのが二度目となった有元さくら子さんは何というか、
SF映画のような展開の作品で、面白かったですね。

 前回に中野で見たときに相当練りこんで作ったのか、勢いで生まれた
ネタなのかどちらなのかと見てから考えたのですが、今回のネタが
現在から未来に進み、そこから現在に戻ってくるようなSF映画にあるような
展開でした。

 これは相当練りこんだネタだと思ったら、実は割に勢いで作ったネタと
知り、びっくりしましたね。そして、アンドレイ・タルコフスキーの
『惑星ソラリス』とか『ノスタルジア』といった作品が好きで見ていて
影響を受けたのかなと思っていたら、彼の名前を聞くことも初めてで
あったようで、今回のネタをさらに深掘りしていったり、単独ライブで
やるために長い時間でやるとなったら、お笑いマニアに刺さるネタに
なると思いましたね。

 そして、ラムズに関していうと、今回がネタおろしということで演技力の
高さというものは常に一定以上のレベルであり、すんなりストーリーに
入っていけたのですが、ところどころ展開に滑らかさにかけていたり、
顔芸を入れていたのですが、何度も変顔をされると、それに慣れてしまい
笑いが起きない。

 今の状態がgoodであり、そこからbetterにしていき、bestを目指すために
何が必要で何を加えて、逆に何を削るのかというためにまずは客前で
演じたという印象がありましたね。ライブ終わりで風間春菜と話していて
セリフが飛んだところと、どこに修正を加えていくのかを考えている
ということを知り、月に20本はライブに出る中で、数をこなしていき、
実戦のなかでより深化と進化を進めていくのが彼女達のスタイルなので
同じネタを次回見ても、それは今日よりも面白くなっていることでしょう。

 そんな笑いながら考えて、想像する喜びを体感していたのですが、
この日私にとって一番面白かったのはメルヘン総長で、見る側の解釈で
あったり、お笑い脳を使わなくても、すんなりと見ることができて、
毒やくだらなさなどが適度に散りばめられていて、彼の体に染み込んだ
演奏技術であったり、キャラクター設定を脳みそから汗が出るほど考えて
作り上げた衣装やメイクなどから発せられた表現が私に突き刺さりました。

 色々な芸人さんを見ながら、様々なスタイルのネタを見て楽しみ、
実験と修正、たたき台と調整。できあがった完成品などを見て考えたり
想像したり笑って過ごした一夜でした。
 

 

 山手線に乗り、新宿で開催されていた『超ハイパーkawaiiライブ』に
行ってきました。

 上野で飛び乗った山手線。そこにいたのは、フランス語を話す老夫婦。
明らかに大きな荷物を持っていて旅行者だと思える二人に声掛けする私。

 彼らは高田馬場で降りたのですが、それまで東京という街のこと、私の
言語能力のこと、これまでの経歴などをうだうだ話していました。

 大学で第二外国語でフランス語を勉強していたのですが、その講義と
いうのは一人の先生に対して30人ほどの学生。そして、週に二回の講義。
それで上手くなれば素晴らしいのですが、それは難しい。

 私がサーキットでオートバイの世界選手権の現場でミシュランタイヤや
シャークヘルメットの連中やエルフオイルのスタッフ、フランス人ライダー、
メカニック、ジャーナリストと会えば話しかけて、会話を楽しんでいたこと。
そして、それは大学の教室の1人の先生と30人の学生とのコミュニケーション
ではなくて、1対1の密度の濃いやり取りであったこと。そして、私は
フランス語が下手だからといって黙っていたり、表現を諦めたりすることなく
下手だからこそ、話そうとしていて、間違っていたら、何が正解なのかを
探ることをしていたことを話す。

 沈黙は何も生まなくて、場数をこなすことが成長や進化を促すことを
理解していて、こうしてフランス語を話す機会があったら話していると
いうと、それは素晴らしいと褒めてくれる。

 彼らと別れてから、新宿バティオスへ入場。メルヘン須長を見られる
多幸感を感じたり、急遽出演が決まったハナイチゴのはある意味ボーナス
トラックだと思い喜び、また、今まで見たことがなかった女芸人のネタを
見て過ごす。

 この日の一部の終演後、女芸人の人と話す。たまたま、顔を合わせた
女芸人と話す機会に恵まれて、初めてのネタだと聞き、納得する。

 見ていて思ったのは、回数を重ねていないネタだと、やはり演じる人物像が
体に染み込んでいなかったり、探りながら言葉を発しているような部分が
ある。

 やはり練習と実戦は違うという部分もあるし、実戦で場数をこなしていない
とセリフが滑らかに出てこないという部分が感じられる。

 私が曲がりなりにもフランス語圏の人とコミュニケートが出来ているのは
機会があれば、しゃべるようにしていて、数をこなすことで使う単語が
理解できていたり、滑らかに話せるようになっているわけで、同じことは
芸人の世界でもとりわけ若い芸人には場数や経験というものがネタの精度の
向上につながるというものですね。

 急遽、今回出演が決まったハナイチゴは実戦の場を求めて、急遽新しい
ネタをしたいと思って、主催者に強い押し出しで出演を求めたという
ことがあり、この新作が客前でやって受けるかどうか、そして、場数を
こなしたいということがあり、実際演じていましたが、どこが受ける
ポイントであるか、どこを修正すべきかを生の舞台で理解しようと
していましたね。そんななかでネタが飛んだり、身から出たさびを
どうやってお笑いに結び付けようかということをしていましたね。

 トライ&エラーやテストをしてからの検証とブラッシュアップ。
フランス語を言葉を探しながら話してから会場入りして見た芸人さんたち
を見て、言語力もお笑いも量が質を生み、実戦が勘を養うことを実感した
一日でした。
 
 

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