世界選手権の新シーズンは新たなメーカーと共に。
2019年8月23日 スポーツ 鈴鹿八耐で幕を閉じた2018-2019シーズンですが、九月になると
新シーズンの開幕となり、そして今まではサーキットでのレースが
無かった時期の12月にセパン8時間が行われるということで気持ちが
高まっていますが、その新シーズンにBMWとドゥカティのマシンで
活動するチームがあります。
https://www.corsedimoto.com/endurance/fim-ewc-2019-2020-costruttori/
BMWのリッターバイクを使ったチームの活動というのは今までも
あったのですが、新シーズンはファクトリーチームが出てくる。
そして、このメーカーがファクトリー体制で参戦するということは
明らかに勝ちに来ることを意味します。
全日本でのスーパーバイククラスの活動や先月の鈴鹿八耐での
BMWユーザーチームの参戦体制にはライバルメーカーとの戦いという
部分が希薄で、それはそれで、彼らのポリシーというものを感じる
ことはあったのですが、今年のスーパーバイク世界選手権での
快足ぶりと徐々に勢力を伸ばしてきているヨーロッパ各国のスーパーバイク
クラスでの活動ぶりを考えると地殻変動が起きるのではないかという
気がしますね。
そして、ドゥカティのV4を使用するチームが新しいシーズンに
やってきます。
こちらも基本性能の高さというものがあるだけに、耐久レースを知っている
チームがドゥカティ本社と密接な関係を構築して、強力なサポート体制を
得られると面白いことになりそうです。
ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの四メーカーにドイツのBMWと
イタリアのドゥカティが走る新しいシーズン。長い耐久選手権の
ターニングポイントになりそうな気がします。
新シーズンの開幕となり、そして今まではサーキットでのレースが
無かった時期の12月にセパン8時間が行われるということで気持ちが
高まっていますが、その新シーズンにBMWとドゥカティのマシンで
活動するチームがあります。
https://www.corsedimoto.com/endurance/fim-ewc-2019-2020-costruttori/
BMWのリッターバイクを使ったチームの活動というのは今までも
あったのですが、新シーズンはファクトリーチームが出てくる。
そして、このメーカーがファクトリー体制で参戦するということは
明らかに勝ちに来ることを意味します。
全日本でのスーパーバイククラスの活動や先月の鈴鹿八耐での
BMWユーザーチームの参戦体制にはライバルメーカーとの戦いという
部分が希薄で、それはそれで、彼らのポリシーというものを感じる
ことはあったのですが、今年のスーパーバイク世界選手権での
快足ぶりと徐々に勢力を伸ばしてきているヨーロッパ各国のスーパーバイク
クラスでの活動ぶりを考えると地殻変動が起きるのではないかという
気がしますね。
そして、ドゥカティのV4を使用するチームが新しいシーズンに
やってきます。
こちらも基本性能の高さというものがあるだけに、耐久レースを知っている
チームがドゥカティ本社と密接な関係を構築して、強力なサポート体制を
得られると面白いことになりそうです。
ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの四メーカーにドイツのBMWと
イタリアのドゥカティが走る新しいシーズン。長い耐久選手権の
ターニングポイントになりそうな気がします。
80年代のアダルトビデオの普及と業界の成長。それをとんでもない
パワーで牽引した村西とおる監督と周りのスタッフ、そして、二作しか
出演しなかったが、伝説のAV女優となった黒木香。あの何とも言えない
エネルギーとパワーを映像表現するというのは大変なことだと思うのですが、
それをネットフリックスという会社は莫大な予算とベストマッチと呼べる
キャストで可能にして、傑作を生みだしました。
本橋信宏さんという村西とおる監督と近い場所にいて、あの時代の
内幕を濃密に感じていた作家が書いた「全裸監督」というのは、80年代
の空気感を感じている人にとっては分厚く、重厚であるのですが
一気に読めてしまう作品でした。彼の以前発表した村西とおるが
北海道でビニール本を使って経済的な成功を収めて、そこから
さらに写真週刊誌の発行と休刊までを描いた「裏本時代」。
そして、刑期を終えて、これからはアダルトビデオの時代であることを
理解し、失敗を重ねながら、黒木香との出会いと作品の販売、成功と
挫折を書いた「AV時代」の二作品と重なる部分と書けなかったところと
補足する部分があり、あのころを思い出して読了したサブカル好きは多か
ったと思います。
その「全裸監督」を映像化するというのは、相当に難しいのだと思い
ましたが、大金持ちのところに、優れたクリエイターが集まり、
綿密に作品を作り、細部までこだわりを持ち、エネルギーやパワーが
集まったら、ものすごい作品が生まれますね。
私は映画でもテレビ番組でも雑食属性があるので、お金をかけた
超大作も好きな一方で、低予算で作られた傑作や佳作も認めるので
自身が大規模予算の大作作りに向いていないと口にしている林海象
監督の「夢見るように眠りたい」とか昨年、大変話題になった
上田慎一郎監督の「カメラを止めるな」も評価するのですが、
その一方で大きな予算で優れた演者と裏方を結集させて作る作品の
良さも理解しています。この「全裸監督」は優れた原作とネットフリックス
のビッグマネーによるキャスティングや細かい部分にいたるまでの
裏方の丁寧な仕事ぶりが映像に宿って、素晴らしい作品になりました。
まぁ、女性の観客が目を覆いたくなるような場面があったり、
個人的には村西とおるのことを考える上では「スクランブル」の発行と
半年程度の激動の中での編集活動停止に関する部分が描かれていなかったり
と見る側からすると少々の不足感がありますが、それであっても、この
作品が傑作であるのは間違いありません。
一つの作品を作るのに小問題も大問題も生じるのでしょうし、全ての
人が満足できるとは思えませんが、地上波、衛星放送というチャンネルや
日本の映画会社ができないことに立ち向かい、ネット配信というプラット
ホームだから描くことができるという土壌で、あの80年代のとんでもない
熱を映像化して、村西とおるという狂気に満ちた天才を時代背景や
業界の当時の常識や危うさやすごさと共に描いたのは素晴らしいし、
全ての俳優の演技がいいのですが、特に森田望智のチャンレジ精神と
演技がとにかくすごい。
そして、以前「いつかギラギラする日」が公開された時におすぎさんが
当時の名古屋テレビでこの作品を紹介した時に「この作品での木村一八君と
荻野目圭子ちゃんが本当に素晴らしいの。是非、劇場で見てほしいの。
この二人、テレビじゃ見られませんよ」と興奮しながら話していましたが、
色々な問題と業界環境の中でテレビなどで見られないピエール瀧の怪演が
見られるのもこの作品だからですね。
原作を読んでいたり、本橋信宏さんの今までの著作を読んでいる読者
の方には少しの不足感やある程度の不満感はあるかもしれませんが、
傑作だと思いますね。
パワーで牽引した村西とおる監督と周りのスタッフ、そして、二作しか
出演しなかったが、伝説のAV女優となった黒木香。あの何とも言えない
エネルギーとパワーを映像表現するというのは大変なことだと思うのですが、
それをネットフリックスという会社は莫大な予算とベストマッチと呼べる
キャストで可能にして、傑作を生みだしました。
本橋信宏さんという村西とおる監督と近い場所にいて、あの時代の
内幕を濃密に感じていた作家が書いた「全裸監督」というのは、80年代
の空気感を感じている人にとっては分厚く、重厚であるのですが
一気に読めてしまう作品でした。彼の以前発表した村西とおるが
北海道でビニール本を使って経済的な成功を収めて、そこから
さらに写真週刊誌の発行と休刊までを描いた「裏本時代」。
そして、刑期を終えて、これからはアダルトビデオの時代であることを
理解し、失敗を重ねながら、黒木香との出会いと作品の販売、成功と
挫折を書いた「AV時代」の二作品と重なる部分と書けなかったところと
補足する部分があり、あのころを思い出して読了したサブカル好きは多か
ったと思います。
その「全裸監督」を映像化するというのは、相当に難しいのだと思い
ましたが、大金持ちのところに、優れたクリエイターが集まり、
綿密に作品を作り、細部までこだわりを持ち、エネルギーやパワーが
集まったら、ものすごい作品が生まれますね。
私は映画でもテレビ番組でも雑食属性があるので、お金をかけた
超大作も好きな一方で、低予算で作られた傑作や佳作も認めるので
自身が大規模予算の大作作りに向いていないと口にしている林海象
監督の「夢見るように眠りたい」とか昨年、大変話題になった
上田慎一郎監督の「カメラを止めるな」も評価するのですが、
その一方で大きな予算で優れた演者と裏方を結集させて作る作品の
良さも理解しています。この「全裸監督」は優れた原作とネットフリックス
のビッグマネーによるキャスティングや細かい部分にいたるまでの
裏方の丁寧な仕事ぶりが映像に宿って、素晴らしい作品になりました。
まぁ、女性の観客が目を覆いたくなるような場面があったり、
個人的には村西とおるのことを考える上では「スクランブル」の発行と
半年程度の激動の中での編集活動停止に関する部分が描かれていなかったり
と見る側からすると少々の不足感がありますが、それであっても、この
作品が傑作であるのは間違いありません。
一つの作品を作るのに小問題も大問題も生じるのでしょうし、全ての
人が満足できるとは思えませんが、地上波、衛星放送というチャンネルや
日本の映画会社ができないことに立ち向かい、ネット配信というプラット
ホームだから描くことができるという土壌で、あの80年代のとんでもない
熱を映像化して、村西とおるという狂気に満ちた天才を時代背景や
業界の当時の常識や危うさやすごさと共に描いたのは素晴らしいし、
全ての俳優の演技がいいのですが、特に森田望智のチャンレジ精神と
演技がとにかくすごい。
そして、以前「いつかギラギラする日」が公開された時におすぎさんが
当時の名古屋テレビでこの作品を紹介した時に「この作品での木村一八君と
荻野目圭子ちゃんが本当に素晴らしいの。是非、劇場で見てほしいの。
この二人、テレビじゃ見られませんよ」と興奮しながら話していましたが、
色々な問題と業界環境の中でテレビなどで見られないピエール瀧の怪演が
見られるのもこの作品だからですね。
原作を読んでいたり、本橋信宏さんの今までの著作を読んでいる読者
の方には少しの不足感やある程度の不満感はあるかもしれませんが、
傑作だと思いますね。
素晴らしい実力があるからこそ、型破りなことができる。
2019年8月19日 日常 金曜日になかの小劇場で見た女芸人が出るお笑いライブで私が一番面白い
と思ったのはちょーちんあんこーでした。
今回のライブというのは女性の他の芸人もたくさんいて、様々な
色合いや芸風の人たちがいて、実力的にサッカーの天皇杯のように
J1の強豪チームもいれば、大学や地域リーグのチームがまざるように
高い実力の人も低いコンビやピン芸人がいました。そんななかで
明確に突き抜けている姿を見せてくれたのがちょーちんあんこーでした。
明らかに強い毒がある。しかし。それがあまりにしつこいと笑いに
結びつかない。技術があっても、そればかりに捉われると爆発的なエネルギー
が生まれない。押し出しが強いだけでは見ていて観客は疲れてしまう。
モータースポーツの世界でガソリン満タン状態で車重が重たいが
タイヤはフレッシュだから、それを利用して走れる。レース終盤だと燃料を
消費しているから、コーナーの切り返しはうまくいくが、タイヤは消耗していて
いたわりながらいいタイムを出さなければいけない。
レースにおいてマシン、エンジン、タイヤ、サスペンションの利点を
生かしながら、刻々とマシンの状況や路面コンディションが変わる中で
バランス感覚を大事にして、レーススタートでもファイナル
ラップでも高い次元のラップタイムを出すのがいいライダーだと思うのですが、
ちょーちんあんこーの二人は登場して、つかみから最後のオチまで確かな技術と
ネタの良さと爆発的なパワーの全てを支点、力点、作用点を理解して
笑いというエネルギーで最適解を出しているようにおみます。
まるで世界のトップクラスのライダーがマシンの状態や
路面の摩擦係数の変化などを理解しながら加減速するように
彼女たち二人は会場の空気感やネタの受け具合を察知して、適度に
押したり引いたりしながら、正しい方向にエネルギーを燃焼して
力を解放していると思いますね。
自らの見た目、観客の客層、有している技術、持っているパワーを
使って笑いを生み出す。観客をいじったりしながら暴走するのですが
どこまで暴走して、アドリブを入れて、そこからネタにどのように戻り
テンションを保ちながらネタを広げるのかが十分にわかっている。
お互い見てきたり、好きな芸人が共通であり、相互理解があるなかで
長所がわかっていて、それをしっかりと互いに引き出していて、
大きな笑いになっていましたね。
暴走したり、型破りなところがあるのですが、高いレベルの実力と
長い経験とお互いの信頼関係があるから、笑いを生み出しながら、ちゃんと
着地点へ進みながらネタを進めてフィニッシュするのは素晴らしいと
思いますね。
素晴らしい集中と拡散と再集中があり、彼女たちの世界に引き込まれて
楽しい時間を過ごした私でした。
と思ったのはちょーちんあんこーでした。
今回のライブというのは女性の他の芸人もたくさんいて、様々な
色合いや芸風の人たちがいて、実力的にサッカーの天皇杯のように
J1の強豪チームもいれば、大学や地域リーグのチームがまざるように
高い実力の人も低いコンビやピン芸人がいました。そんななかで
明確に突き抜けている姿を見せてくれたのがちょーちんあんこーでした。
明らかに強い毒がある。しかし。それがあまりにしつこいと笑いに
結びつかない。技術があっても、そればかりに捉われると爆発的なエネルギー
が生まれない。押し出しが強いだけでは見ていて観客は疲れてしまう。
モータースポーツの世界でガソリン満タン状態で車重が重たいが
タイヤはフレッシュだから、それを利用して走れる。レース終盤だと燃料を
消費しているから、コーナーの切り返しはうまくいくが、タイヤは消耗していて
いたわりながらいいタイムを出さなければいけない。
レースにおいてマシン、エンジン、タイヤ、サスペンションの利点を
生かしながら、刻々とマシンの状況や路面コンディションが変わる中で
バランス感覚を大事にして、レーススタートでもファイナル
ラップでも高い次元のラップタイムを出すのがいいライダーだと思うのですが、
ちょーちんあんこーの二人は登場して、つかみから最後のオチまで確かな技術と
ネタの良さと爆発的なパワーの全てを支点、力点、作用点を理解して
笑いというエネルギーで最適解を出しているようにおみます。
まるで世界のトップクラスのライダーがマシンの状態や
路面の摩擦係数の変化などを理解しながら加減速するように
彼女たち二人は会場の空気感やネタの受け具合を察知して、適度に
押したり引いたりしながら、正しい方向にエネルギーを燃焼して
力を解放していると思いますね。
自らの見た目、観客の客層、有している技術、持っているパワーを
使って笑いを生み出す。観客をいじったりしながら暴走するのですが
どこまで暴走して、アドリブを入れて、そこからネタにどのように戻り
テンションを保ちながらネタを広げるのかが十分にわかっている。
お互い見てきたり、好きな芸人が共通であり、相互理解があるなかで
長所がわかっていて、それをしっかりと互いに引き出していて、
大きな笑いになっていましたね。
暴走したり、型破りなところがあるのですが、高いレベルの実力と
長い経験とお互いの信頼関係があるから、笑いを生み出しながら、ちゃんと
着地点へ進みながらネタを進めてフィニッシュするのは素晴らしいと
思いますね。
素晴らしい集中と拡散と再集中があり、彼女たちの世界に引き込まれて
楽しい時間を過ごした私でした。
女芸人の世界に音楽ネタはありだ。
2019年8月18日 日常 金曜日にたくさんの女芸人と男女ペアの芸人が集まるライブを
見てきて、書きたいことが渋滞しているので、昨日はナナちゃんの
ことを書いたのですが、今回はまとばゆうさんのことについて触れたいと
思います。
私はお笑いを見るときに雑食属性があり、古典的なものも好めば、
ダジャレや下ネタも受け入れるし、練りこんだコントや即興モノも
面白がるのですが、そんな私にも苦手だったり、受け入れにくいものが
あります。
それはまあ、女芸人の作るネタのいわゆる女の子社会の半径五メートル
内のあるあるネタです。
女芸人にとってその手のネタというのはとても身近であったり、生活に
根差しただから創作しやすいということはあるのでしょうが、そのネタ
というのは為替相場の変動であったり、米中関係や香港の状況やイタリアの
最近の政局の混乱やどんどん上がる一方のガソリン価格やそこからの近い未来
の値上げラッシュのことなどを考えたりする人間からすると受け入れにくい。
まぁ、女の子社会のあるあるネタでもそこに強い毒があったり、コントの
中での高い演技力があったら、ストーリーに入り込めるのですが、それが
ないと気持ち的に受け入れないですね。
そんななかでセンターマイクを挟んだ漫才や役を作りこんだコントという
形以外のものがあってもいいなと思っているところで意外な経歴と
お笑いをやりたいという強い欲望を持って音楽ネタをやってお笑いライブ
シーンにやってきたのがまとばゆうさんでした。
なかなか当たらない「マイナビラフターナイト」の公開収録で彼女の
ネタを見て、大変印象深かったのですが、ようやく彼女のネタを見ることが
できて楽しい時間を過ごしました。
アイドル的にカワイイ女芸人の面白くないが笑ってくれる客をたくさん
つかんで観客動員力は正義であるというのも一つの方向性ですし
漫才とかコントという現状ある世界の中で、想像力と創作力を働かせて
いいネタをたくさん作りお笑いライブビギナーもマニアな人に突き刺す
ことをしようというのも正しいと思います。
ただ、そのお笑いライブの中で世間が知っているであろう楽曲を
音楽を専門にやった人の技術力を持って演奏して、客の耳を傾けさせて
そこに毒であったり、好奇心から生まれた言葉を紡いで観客のお笑い脳を
刺激するというのは、何か大爆発を生むのではないかと思いますね。
このあたりは80年代におかげ様ブラザースのライブに通っていたり、
当時のレコード会社のプロモーターさんと仲良くなって、楽しい
エンタメというものやコミックバンドの面白さを経験しているから、
私が強く感じるのかもしれません。
なかの小劇場でのライブでは、あまり彼女にライブ終わりに話しかける
人がいなかったのですが、それはいわゆるカワイイ芸人が見た目の良さを
使って捕まえている客がいないのかもしれませんし、出ているライブの
数が少ないので、彼女の抱えているひいき客の数が少ないからかもしれません。
しかしながら、私のお笑い脳に刺さったのはまぎれもない事実ですね。
音楽ネタをやるとなると放送やネットでの流通上、著作権のことを
考えなければいけなかったり、深堀りしすぎると客の理解力ではわからない
ことになるので、難しい部分はあると思いますが、私は彼女の方向性というのは
とても楽しみですね。
今の世の中は不透明なことや不確実なことばかりです。
米中関係や香港の近未来はどうなるのかだれにも予測できない。
イタリアの鉄道整備に対する賛否が入り乱れて行われる選挙がどんな結果
になるのかわからない。しかし、まとばゆうの音楽的な才能や経験に
お笑い発想や笑いを取りたいという欲望と表現者が有する毒気が混ざった時
に面白いネタが生まれるのは間違いないと思います。
そんな彼女に対して確信を持っている私ですが、ただ一つよくわからなかったのは、「有吉ベース」で本人がブラジャーのサイズを言って、巨乳ぶりを
アピールしていたけれど、そばにいて、この時期の服装なのに、巨乳ぶりが
わからなかったですね。
彼女が隠れ巨乳なので巨乳は本当なのか、そうではなくて嘘なのか理解
できなかったですね。本当に巨乳だったら、私の以前の彼女
のように「日本ではAからDまでは種類も豊富で値段も安いからいいけれど、
それを超えると値段は倍以上で種類が乏しいから海外通販になるのよ」
と言っていましたが、まとばさんは海外サイトでブラジャーを買っている
のでしょうか。
見てきて、書きたいことが渋滞しているので、昨日はナナちゃんの
ことを書いたのですが、今回はまとばゆうさんのことについて触れたいと
思います。
私はお笑いを見るときに雑食属性があり、古典的なものも好めば、
ダジャレや下ネタも受け入れるし、練りこんだコントや即興モノも
面白がるのですが、そんな私にも苦手だったり、受け入れにくいものが
あります。
それはまあ、女芸人の作るネタのいわゆる女の子社会の半径五メートル
内のあるあるネタです。
女芸人にとってその手のネタというのはとても身近であったり、生活に
根差しただから創作しやすいということはあるのでしょうが、そのネタ
というのは為替相場の変動であったり、米中関係や香港の状況やイタリアの
最近の政局の混乱やどんどん上がる一方のガソリン価格やそこからの近い未来
の値上げラッシュのことなどを考えたりする人間からすると受け入れにくい。
まぁ、女の子社会のあるあるネタでもそこに強い毒があったり、コントの
中での高い演技力があったら、ストーリーに入り込めるのですが、それが
ないと気持ち的に受け入れないですね。
そんななかでセンターマイクを挟んだ漫才や役を作りこんだコントという
形以外のものがあってもいいなと思っているところで意外な経歴と
お笑いをやりたいという強い欲望を持って音楽ネタをやってお笑いライブ
シーンにやってきたのがまとばゆうさんでした。
なかなか当たらない「マイナビラフターナイト」の公開収録で彼女の
ネタを見て、大変印象深かったのですが、ようやく彼女のネタを見ることが
できて楽しい時間を過ごしました。
アイドル的にカワイイ女芸人の面白くないが笑ってくれる客をたくさん
つかんで観客動員力は正義であるというのも一つの方向性ですし
漫才とかコントという現状ある世界の中で、想像力と創作力を働かせて
いいネタをたくさん作りお笑いライブビギナーもマニアな人に突き刺す
ことをしようというのも正しいと思います。
ただ、そのお笑いライブの中で世間が知っているであろう楽曲を
音楽を専門にやった人の技術力を持って演奏して、客の耳を傾けさせて
そこに毒であったり、好奇心から生まれた言葉を紡いで観客のお笑い脳を
刺激するというのは、何か大爆発を生むのではないかと思いますね。
このあたりは80年代におかげ様ブラザースのライブに通っていたり、
当時のレコード会社のプロモーターさんと仲良くなって、楽しい
エンタメというものやコミックバンドの面白さを経験しているから、
私が強く感じるのかもしれません。
なかの小劇場でのライブでは、あまり彼女にライブ終わりに話しかける
人がいなかったのですが、それはいわゆるカワイイ芸人が見た目の良さを
使って捕まえている客がいないのかもしれませんし、出ているライブの
数が少ないので、彼女の抱えているひいき客の数が少ないからかもしれません。
しかしながら、私のお笑い脳に刺さったのはまぎれもない事実ですね。
音楽ネタをやるとなると放送やネットでの流通上、著作権のことを
考えなければいけなかったり、深堀りしすぎると客の理解力ではわからない
ことになるので、難しい部分はあると思いますが、私は彼女の方向性というのは
とても楽しみですね。
今の世の中は不透明なことや不確実なことばかりです。
米中関係や香港の近未来はどうなるのかだれにも予測できない。
イタリアの鉄道整備に対する賛否が入り乱れて行われる選挙がどんな結果
になるのかわからない。しかし、まとばゆうの音楽的な才能や経験に
お笑い発想や笑いを取りたいという欲望と表現者が有する毒気が混ざった時
に面白いネタが生まれるのは間違いないと思います。
そんな彼女に対して確信を持っている私ですが、ただ一つよくわからなかったのは、「有吉ベース」で本人がブラジャーのサイズを言って、巨乳ぶりを
アピールしていたけれど、そばにいて、この時期の服装なのに、巨乳ぶりが
わからなかったですね。
彼女が隠れ巨乳なので巨乳は本当なのか、そうではなくて嘘なのか理解
できなかったですね。本当に巨乳だったら、私の以前の彼女
のように「日本ではAからDまでは種類も豊富で値段も安いからいいけれど、
それを超えると値段は倍以上で種類が乏しいから海外通販になるのよ」
と言っていましたが、まとばさんは海外サイトでブラジャーを買っている
のでしょうか。
実際の身長よりも大きく見えるのは芸人のスキルと技術が理由ではないか。
2019年8月17日 日常 女芸人と男女ペアの芸人ばかりが集まるライブを見に中野へ行ってきました。
ある芸人さんは舞台での姿とそばにいるときに違いを感じるということを
強く感じました。
単純に背が高いのに、小さく見える人というのがいて、それは芸歴の浅い
人が緊張感と同時に落ち着かない状況で目の前のやることと話の流れという
ことだけに気持ちが向かっていて、客のことよりもネタを客に披露すると
いうよりやらなければいけないことをこなすという状況下で動きも小さくなり
声の張りもなくなってしまっていることから生まれてしまっていると思います。
これは有元さくら子が当てはまっていて、肉体的には大きいのに気持ちに
余裕がなくなり、場数をこなしていないから落ち着いた状態でできない
と脳に下した命令の再現性が劣った状態になってしまうということだと
思います。
逆にネタをやっている中で大きく見えたのはモノマネ芸人のナナちゃんでした。
これは単純にヒールを履いていて、実際に公演が終わってから、お会いした
時にヒールではなかったので小さく見えたということもあるのですが、
芸人としてネタをやっているところが大きく見えましたね。
舞台を大きく使うということだけでなくて、客席の方まで動き回るという
ことで大きさを感じることができた。そこにプラスして彼女の声量とか
声の張りというものがあったと思います。
彼女が歌っている中で、最前列の客に目掛けて歌声を出しているという
ことではなくて、最後尾に向かって歌うことを考えているでしょうし、
おなかから声を出すことを意識して大きな肺活量で歌うということが
できている。
ある意味、身長の小さなオペラ歌手でも大きな歌声と腹式呼吸の意識と
最後列に向かって歌うということで実際以上の大きさを感じることがある。
それが芸歴の浅い時からできているとは思えないので、色々なトライ&
エラーがあったり、失敗体験から学んだり、彼女は英語が話せるのですが、
ひょっとしたら脳みその命令が言葉や歌にする時にそのままできないと
わかっていたら、私が外国語の発音を大げさなぐらいでちょうどいいと
考えて、そういった発声をするように、彼女はマイクを使っていても
大げさなぐらいの発声と確かな呼吸法で前の方の席の客ではなくて、後方の
客にしっかりと届くことを考えているのかもしれない。
いわゆる最近の量産型グループアイドルの人たちが口パクでのパフォーマンス
が多くて、そこには大げさなぐらいの発声でいいとか、最後尾の観客に
歌声を届けるとか、おなかを意識して歌うという作業や考えが不在なので
小さい人がそのまま小さく見えるということがあるのですが、その方向とは
逆である故に舞台上で大きく見えたのかなという気がしますね。
でもって、大きく見える人にはスキルとか技術などを強く感じることが
できる。
そして、見る側としては女芸人の場合半径5メートルの女の子社会のあるある
ネタをやる人が多くて、そこに毒とか演技力とかがないとつまらないが、
モノマネの場合はそういったものとは離れた性質のネタとなるわけで、
そこで好きなシンガーだから真似るというのもあるのでしょうが、笑いを
生み出すために脳みそから汗がでるようなネタ作りから生まれたものが
歌に内包される。
ナナちゃんの昨日の姿が大きく感じられたというのは、彼女のスキルと
技術があの衣装とメイクと共に大きな印象を与えていたのだなと思います。
ある芸人さんは舞台での姿とそばにいるときに違いを感じるということを
強く感じました。
単純に背が高いのに、小さく見える人というのがいて、それは芸歴の浅い
人が緊張感と同時に落ち着かない状況で目の前のやることと話の流れという
ことだけに気持ちが向かっていて、客のことよりもネタを客に披露すると
いうよりやらなければいけないことをこなすという状況下で動きも小さくなり
声の張りもなくなってしまっていることから生まれてしまっていると思います。
これは有元さくら子が当てはまっていて、肉体的には大きいのに気持ちに
余裕がなくなり、場数をこなしていないから落ち着いた状態でできない
と脳に下した命令の再現性が劣った状態になってしまうということだと
思います。
逆にネタをやっている中で大きく見えたのはモノマネ芸人のナナちゃんでした。
これは単純にヒールを履いていて、実際に公演が終わってから、お会いした
時にヒールではなかったので小さく見えたということもあるのですが、
芸人としてネタをやっているところが大きく見えましたね。
舞台を大きく使うということだけでなくて、客席の方まで動き回るという
ことで大きさを感じることができた。そこにプラスして彼女の声量とか
声の張りというものがあったと思います。
彼女が歌っている中で、最前列の客に目掛けて歌声を出しているという
ことではなくて、最後尾に向かって歌うことを考えているでしょうし、
おなかから声を出すことを意識して大きな肺活量で歌うということが
できている。
ある意味、身長の小さなオペラ歌手でも大きな歌声と腹式呼吸の意識と
最後列に向かって歌うということで実際以上の大きさを感じることがある。
それが芸歴の浅い時からできているとは思えないので、色々なトライ&
エラーがあったり、失敗体験から学んだり、彼女は英語が話せるのですが、
ひょっとしたら脳みその命令が言葉や歌にする時にそのままできないと
わかっていたら、私が外国語の発音を大げさなぐらいでちょうどいいと
考えて、そういった発声をするように、彼女はマイクを使っていても
大げさなぐらいの発声と確かな呼吸法で前の方の席の客ではなくて、後方の
客にしっかりと届くことを考えているのかもしれない。
いわゆる最近の量産型グループアイドルの人たちが口パクでのパフォーマンス
が多くて、そこには大げさなぐらいの発声でいいとか、最後尾の観客に
歌声を届けるとか、おなかを意識して歌うという作業や考えが不在なので
小さい人がそのまま小さく見えるということがあるのですが、その方向とは
逆である故に舞台上で大きく見えたのかなという気がしますね。
でもって、大きく見える人にはスキルとか技術などを強く感じることが
できる。
そして、見る側としては女芸人の場合半径5メートルの女の子社会のあるある
ネタをやる人が多くて、そこに毒とか演技力とかがないとつまらないが、
モノマネの場合はそういったものとは離れた性質のネタとなるわけで、
そこで好きなシンガーだから真似るというのもあるのでしょうが、笑いを
生み出すために脳みそから汗がでるようなネタ作りから生まれたものが
歌に内包される。
ナナちゃんの昨日の姿が大きく感じられたというのは、彼女のスキルと
技術があの衣装とメイクと共に大きな印象を与えていたのだなと思います。
MotoGPの拡大政策がライダーの契約を遅らせているのではないか。
2019年8月14日 スポーツ ほぼほとんどのMotoGPのライダーが来年の契約を済ませている中で
Moto2とMoto3のライダーマーケットの動向はかなり不透明なところが
多いです。これはやはりレース数の増加が大きく影響していると思います。
エルベ・ポンシャラルのMoto2チームのようにメーカー直系でそのメーカー
と密接な関係性を有するスポンサーがサポートしてくれるチームだと各
部品メーカーとの繋がりもKTMと密接な関係性を有しているメーカーを
使用することがほとんどである。しかし、他のMoto2およびMoto3のチームは
バイクメーカーとの繋がりというのはそれほど強くなくて、さらにスポンサー
の動向も一年契約であることが多い。
そんななかでMotoGPが20レースまで広がりを持とうとする。地上波での
放送は時間が限られていて、世界的に衛星放送で払ってでも見たいという人
への番組作りになって来ている。
そうなるとスポンサーがどれだけ魅力を感じるのかという部分で難しい
ことになっている。
そんな中で10年前に比べて、ライダーの持参金や持ち込みスポンサーの
重要度が高まっていますね。そして、それができないと単純にバイクを
走らせる能力では世界レベルであるのに、国内選手権での活動を選んだり、
世界耐久選手権での契約に目を向けることとなる。
DORNAの考え方としてはMotoGPのレース数の拡大ということは
進めているわけだし、バイクメーカーとしても市場として魅力のある国でも
開催を推奨しているから、タイに続いて、世界格式のレースができる
サーキットがあり、マーシャルの体制やホテルや交通のインフラが整って
いたら開催したい国はある。さらにヨーロッパではフィンランドグランプリ
の開催を願っていたり、他の国でもレースを誘致したい場所もある。
年間20レースというようなことになったら、小規模チームの予算というのは
かなり厳しくなると思いますね。
そうなるとライダーの持参金や持ち込みスポンサーの額が大きくなる。
バイクを走らせる能力に劣っていても持参金が大きければ乗れるが、
そうでないと契約できないという人も大きくなることでしょう。
80年代後半ぐらいまでは鈴鹿やイースタンクリークには出走しない
という小規模チームが存在しましたが、そういったことを認める必要
が出てきたり、そういったレギュレーションを認めて欲しいというチームも
今後出てきそうな気がします。
まぁ、カテゴリーは違いますが、世界耐久選手権でヨーロッパでのレースは
出走するが鈴鹿は参戦しなかったり、鈴鹿だけは参加して、ヨーロッパでの
レースは全く考えていない全日本選手権での活動をしているチームが
あるように、Moto2、Moto3のチームでも全戦参戦が極めて厳しかったり、
何とか参戦するために持参金ライダーをとっかえひっかえなんてことが
来年以降出てきそうな気がします。一部は実際にそうなっています。
オフィシャリーにはライダー交代に関して、怪我とか病気としておかないと
いけないということはありますからね。
Moto2とMoto3のライダーマーケットの動向はかなり不透明なところが
多いです。これはやはりレース数の増加が大きく影響していると思います。
エルベ・ポンシャラルのMoto2チームのようにメーカー直系でそのメーカー
と密接な関係性を有するスポンサーがサポートしてくれるチームだと各
部品メーカーとの繋がりもKTMと密接な関係性を有しているメーカーを
使用することがほとんどである。しかし、他のMoto2およびMoto3のチームは
バイクメーカーとの繋がりというのはそれほど強くなくて、さらにスポンサー
の動向も一年契約であることが多い。
そんななかでMotoGPが20レースまで広がりを持とうとする。地上波での
放送は時間が限られていて、世界的に衛星放送で払ってでも見たいという人
への番組作りになって来ている。
そうなるとスポンサーがどれだけ魅力を感じるのかという部分で難しい
ことになっている。
そんな中で10年前に比べて、ライダーの持参金や持ち込みスポンサーの
重要度が高まっていますね。そして、それができないと単純にバイクを
走らせる能力では世界レベルであるのに、国内選手権での活動を選んだり、
世界耐久選手権での契約に目を向けることとなる。
DORNAの考え方としてはMotoGPのレース数の拡大ということは
進めているわけだし、バイクメーカーとしても市場として魅力のある国でも
開催を推奨しているから、タイに続いて、世界格式のレースができる
サーキットがあり、マーシャルの体制やホテルや交通のインフラが整って
いたら開催したい国はある。さらにヨーロッパではフィンランドグランプリ
の開催を願っていたり、他の国でもレースを誘致したい場所もある。
年間20レースというようなことになったら、小規模チームの予算というのは
かなり厳しくなると思いますね。
そうなるとライダーの持参金や持ち込みスポンサーの額が大きくなる。
バイクを走らせる能力に劣っていても持参金が大きければ乗れるが、
そうでないと契約できないという人も大きくなることでしょう。
80年代後半ぐらいまでは鈴鹿やイースタンクリークには出走しない
という小規模チームが存在しましたが、そういったことを認める必要
が出てきたり、そういったレギュレーションを認めて欲しいというチームも
今後出てきそうな気がします。
まぁ、カテゴリーは違いますが、世界耐久選手権でヨーロッパでのレースは
出走するが鈴鹿は参戦しなかったり、鈴鹿だけは参加して、ヨーロッパでの
レースは全く考えていない全日本選手権での活動をしているチームが
あるように、Moto2、Moto3のチームでも全戦参戦が極めて厳しかったり、
何とか参戦するために持参金ライダーをとっかえひっかえなんてことが
来年以降出てきそうな気がします。一部は実際にそうなっています。
オフィシャリーにはライダー交代に関して、怪我とか病気としておかないと
いけないということはありますからね。
追悼ハーリー・レイス
2019年8月2日 スポーツ かつての70年代から90年代までプロレスの世界でワールドチャンピオン
として活躍したハーリー・レイスさんが亡くなりました。ステロイダーで
なくて、かつてのWWEが世界を凌駕する前の世界チャンピオンであり、
レイスモデルと言われるチャンピオンベルトが似合う世界王者が世界中の
レイスファンから追悼のメッセージが寄せられています。
プロレスの複雑さや難しさを伴う面白さや楽しさを教えてくれたのが
ハーリー・レイスだったと思います。
アメリカの各地方だけでなく、プロレスの興行が行なわれている各国へと
防衛戦を行い、各地のローカルヒーローの強さを引き出し、頑丈な体を持ち
ながら、怪我をしないしっかりした受身で相手の攻撃を受け、チャレンジャー
の強さを引き出しながら、反則裁定で防衛したり、切り返し技で辛くも
防衛したり、持っている戦術能力と体力を用いて時間切れドローで試合を
まとめたりと地元のヒーローが次に戦えば世界最高峰のタイトルを奪える
のではないかという気持ちを抱かせて、次の興行につなげたり、観客動員
に発展させる。
これをやるには相当な体力であったり、精神的にはかなりの覚悟が必要
とします。また、それまでやってきたスタイルと離れていると、それまで
ついていたファンを捨てる可能性もあります。(AWA世界チャンピオンに
なって、チャレンジャーに攻めたてられて、オーバーザトップロープ
で苦渋の表情でベルトを抱きしめるスタン・ハンセンを見て、こんなのは
ブレーキの壊れたダンプカーや不沈艦ではないと思った人も多かった
ことでしょうし、そのスタイルでやっていて客の呼べない世界チャンピオン
ということでプロモーターからの評価も低下していました。)
ハーリー・レイスという人はプロレス内における格闘技の技術や
ケンカ上等の精神力、全米各地やプロレス興行が行なわれている
NWA世界選手権の試合を開催する権利を有しているところを飛び回る
体力を持ち、プロレス興行の仕組みであったり、リング上での受身の
上手さを持ちながら当時の厳しいタイトルロードを歩んでいました。
そして、他のチャレンジャーにタイトルを奪われながらも、前述の王者が
有する資質とプロモーターの高い評価で何度も王座を奪還しました。
私がハーリー・レイスの一見、強そうには見えなくてタイトルを防衛する
ディフェンスに徹している王者という印象を改めたのが82年の後楽園ホール
でのUN選手権でチャンピオンジャンボ・鶴田に挑んだ試合なのですが、
この試合はNWA王者としてディフェンシブに戦い、いざとなったら反則
負けで試合を終わらせて、地元のヒーローのファンのヒートを受けながら
汚い言葉を浴びせられながらベルトを手にして控え室へ戻るというスタイル
とは大きく異なりました。
若く体力もあり、全盛期直前のジャンボ・鶴田を相手に常にオフェンシブ
に試合を進めて、ハーリー・レイスの持っている格闘技術やケンカ強さ
を発揮して、最後は相手の意表をつく技で試合展開の上手さと戦術の
巧みさと若い鶴田に対して攻め疲れを見せずにスリーカウントを奪い、
日本のプロレスファンが王者が持っている懐刀や真の実力やチャレンジャー
としての彼と世界チャンピオンとしてのレイス像などを考えて、プロレス
というのは単純ではなくて、複雑に入り混じるものがあるなかで、
プロレスラーがやりたいことをする試合もあるが、プロモーターの要請に
よって、客を満足させるものもできて、色々なスタイルができたり、
強そうに見えない試合を続けていても、いざとなれば強い王者を圧倒する
試合をしたり、持っている実力を発揮するものなのだなと思いました。
プロレスの色々な部分を教えてくれたハーリー・レイスの訃報を
多くのプロレスファンが悲しんでいます。今日はギャラクシーエクスプレス
を聞きながら、彼のことを追悼したり、彼の試合を見ている人が世界中に
いることでしょう。
天国でジャイアント・馬場さんに握手をしようとして、馬場さんに
拒否されているのでしょうか。ダイビングヘッドバッドをしようとして
デッドリードライブで投げられているのでしょうか。ステロイダーではなくて
真の実力を持っている彼が作られた筋肉を持って、観客人気や動員力で
チャレンジャーとなっている相手がプロレス内から外れる攻撃をしてきた
時に『普段とは違う厳しいヘッドロック』や『痛みがじかに伝わるパンチ』を
使って、相手を黙らせて、正しい業界秩序を知らせているのでしょうか。
今日は彼のキャリアやここまでの試合を振り返る一日にしたいと
思っています。
#美獣 #ハーリーレイス #NWA #NWA世界選手権 #ミズーリー州ヘビー級選手権
として活躍したハーリー・レイスさんが亡くなりました。ステロイダーで
なくて、かつてのWWEが世界を凌駕する前の世界チャンピオンであり、
レイスモデルと言われるチャンピオンベルトが似合う世界王者が世界中の
レイスファンから追悼のメッセージが寄せられています。
プロレスの複雑さや難しさを伴う面白さや楽しさを教えてくれたのが
ハーリー・レイスだったと思います。
アメリカの各地方だけでなく、プロレスの興行が行なわれている各国へと
防衛戦を行い、各地のローカルヒーローの強さを引き出し、頑丈な体を持ち
ながら、怪我をしないしっかりした受身で相手の攻撃を受け、チャレンジャー
の強さを引き出しながら、反則裁定で防衛したり、切り返し技で辛くも
防衛したり、持っている戦術能力と体力を用いて時間切れドローで試合を
まとめたりと地元のヒーローが次に戦えば世界最高峰のタイトルを奪える
のではないかという気持ちを抱かせて、次の興行につなげたり、観客動員
に発展させる。
これをやるには相当な体力であったり、精神的にはかなりの覚悟が必要
とします。また、それまでやってきたスタイルと離れていると、それまで
ついていたファンを捨てる可能性もあります。(AWA世界チャンピオンに
なって、チャレンジャーに攻めたてられて、オーバーザトップロープ
で苦渋の表情でベルトを抱きしめるスタン・ハンセンを見て、こんなのは
ブレーキの壊れたダンプカーや不沈艦ではないと思った人も多かった
ことでしょうし、そのスタイルでやっていて客の呼べない世界チャンピオン
ということでプロモーターからの評価も低下していました。)
ハーリー・レイスという人はプロレス内における格闘技の技術や
ケンカ上等の精神力、全米各地やプロレス興行が行なわれている
NWA世界選手権の試合を開催する権利を有しているところを飛び回る
体力を持ち、プロレス興行の仕組みであったり、リング上での受身の
上手さを持ちながら当時の厳しいタイトルロードを歩んでいました。
そして、他のチャレンジャーにタイトルを奪われながらも、前述の王者が
有する資質とプロモーターの高い評価で何度も王座を奪還しました。
私がハーリー・レイスの一見、強そうには見えなくてタイトルを防衛する
ディフェンスに徹している王者という印象を改めたのが82年の後楽園ホール
でのUN選手権でチャンピオンジャンボ・鶴田に挑んだ試合なのですが、
この試合はNWA王者としてディフェンシブに戦い、いざとなったら反則
負けで試合を終わらせて、地元のヒーローのファンのヒートを受けながら
汚い言葉を浴びせられながらベルトを手にして控え室へ戻るというスタイル
とは大きく異なりました。
若く体力もあり、全盛期直前のジャンボ・鶴田を相手に常にオフェンシブ
に試合を進めて、ハーリー・レイスの持っている格闘技術やケンカ強さ
を発揮して、最後は相手の意表をつく技で試合展開の上手さと戦術の
巧みさと若い鶴田に対して攻め疲れを見せずにスリーカウントを奪い、
日本のプロレスファンが王者が持っている懐刀や真の実力やチャレンジャー
としての彼と世界チャンピオンとしてのレイス像などを考えて、プロレス
というのは単純ではなくて、複雑に入り混じるものがあるなかで、
プロレスラーがやりたいことをする試合もあるが、プロモーターの要請に
よって、客を満足させるものもできて、色々なスタイルができたり、
強そうに見えない試合を続けていても、いざとなれば強い王者を圧倒する
試合をしたり、持っている実力を発揮するものなのだなと思いました。
プロレスの色々な部分を教えてくれたハーリー・レイスの訃報を
多くのプロレスファンが悲しんでいます。今日はギャラクシーエクスプレス
を聞きながら、彼のことを追悼したり、彼の試合を見ている人が世界中に
いることでしょう。
天国でジャイアント・馬場さんに握手をしようとして、馬場さんに
拒否されているのでしょうか。ダイビングヘッドバッドをしようとして
デッドリードライブで投げられているのでしょうか。ステロイダーではなくて
真の実力を持っている彼が作られた筋肉を持って、観客人気や動員力で
チャレンジャーとなっている相手がプロレス内から外れる攻撃をしてきた
時に『普段とは違う厳しいヘッドロック』や『痛みがじかに伝わるパンチ』を
使って、相手を黙らせて、正しい業界秩序を知らせているのでしょうか。
今日は彼のキャリアやここまでの試合を振り返る一日にしたいと
思っています。
#美獣 #ハーリーレイス #NWA #NWA世界選手権 #ミズーリー州ヘビー級選手権
2019鈴鹿八耐ドタバタ日記その三。
2019年7月30日 スポーツ 台風も去り、どう考えても酷暑となりそうな日曜日の朝。例によって
近鉄で出かけると、明らかに金曜、土曜とは観客数が違うなと思える。
白子駅に着くと、時間帯的に前の電車でやってきたであろう人がバスを
待っている。10年前のような客数ではなくて、30年前のような動員数に
近づいていることを感じる。
サーキットに入り、フリープラクティスが終わりピットウォークが
始まる。これだけ暑くなると当然のことながらキャンペーンガールの
露出度も高まるし、客数が多いから、PR活動に積極的になるのはよくわかる。
開会セレモニーがあり、ピットがオープン。サイティングラップが終わり
ダミーグリッド上にマシンとライダーが集まる。
熊本での天災で大きな被害を受けた年の鈴鹿では当時のFIMの会長の
ヴィット・イッポリート氏が何と日本語でお悔やみを申し上げて、その
悲しみや苦しみがある日本で世界格式のレースが行なわれることに謝意を
口にするということがあり、その会長がダミーグリッド上にやってきた時に
お話しする機会があり、私は御礼を申し上げたとこがあった。
鈴鹿八耐や日本グランプリの際にお話する時間があり、私とは
英語でもスペイン語でもなく、イタリア語で会話していた会長の姿が
なく、新しい会長となっていることに寂しさを感じる。
まぁ、長期政権とか老害ということに気を配り、後進に今後をお任せする
ということはある種醜い姿をさらけ出すことがないわけで、勇気とか
先進性というものをおもちなのかななどと思っていると、サーキットに
新会長がいらっしゃるらしい。前会長が観客動員やレースの面白さを
口にしていたが、この鈴鹿八耐の重要度というものをお考えなのかなと
思う。
ライダーにはレース前に極度に緊張する人もいれば、そうでない人も
いたり、緊張をほぐすためにえげつない下ネタを話すような人もいるのだが、
シルヴァン・ギュントリを目にして、そういえば彼のグランプリ時代の初の
表彰台はここの雨の鈴鹿でカンペテッラレーシングでアプリリアの250を
走らせていたときのものだったなぁなんてことを思い出し、そのことを
話そうとするが、明らかに緊張感が強くなっているので、bonne chance
(英語だとgood luckの意味)とだけ話して、他のグリッドへと行く。
土曜日が雨のため、ピットや仮設オフィスに入り浸りになってしまった
ため話したり、挨拶できなかった旧知のライダーと会って、激励する。
昨年のGMTヤマハで走っていたダビデ・チェカには難しいが今回のレースで
世界王者になるチャンスがある。彼の勝ったレースは記録にも記憶にも
残るレースがあるが、今回はどうなるのだろうか。緊張とリラックスの
ほどよいバランスを考えている耐久レースの名手は私を見ると、くだけた
会話をすることとなった。
セバスチャン・ジャンベールとランディ・ドゥピュニエは今回ホンダ系の
チームでの走行。何度もここにやってきて、このコースの面白さと厳しさを
知っている二人というのは割にリラックスしている様子で、できうる限りの
最良の成績を残したいと言ってくれた。
今回でチームマネージャーが引退となるSERTはここでのタイトルがかかって
いるが、それほどダミーグリッド上はしんみりとした様子はなく、目の前の
ことに集中しているようで、ヴァンサン・フィリップもいつもの様子だった。
彼は自然体であることとか平常心というものがいい成績だったりタイムを
出すことだと以前から考えているようなので、あまりパドックで歩いて
いるときとの違いを感じない。まぁ、ベテランの域に入ってきて、場数を
踏んでいるから、精神的にも安定しているのだろう。
ニコロ・カネパと会い、おきれいなチェコ人の彼女はヤマハのウェアを
着てグリッドガールをしている。昨日、会ったときは彼女は座っていたので
気がつかなかったのだが、まぁ、腰の位置が高くて膝から下が長いのには
驚く。ビッグメーカーが自社のイメージをアップするのに美的レベルの
低い人を選ぶことはないので、その他のヤマハのキャンペーンガールも
きれいだったり、かわいいのだが彼女の美貌は明らかに際立っている。
まぁ、このジェノバ出身のライダーは職業上の成長と同時に色々なものを
手に入れることができているのだろう。
準備が進み、サンプラザ中野君の国歌斉唱の準備が始まり、私はプレス
センターへと戻る。今回のユーロスポート2の放送でイタリアはアレッシオ・
ピアナ、チェコはヨゼフ・クビシェックが解説を担当している。まぁ、
色々な繋がりと現在の立ち位置があり、今回ここに来ていない彼らに
グリッド上で得たネタを送信しているうちにレース開始が近づく。
レース序盤はヨシムラスズキのギュントリとYARTのカネパの頑張りが
目を引いた。ヤマハ、ホンダ、カワサキのバイクとは明らかにお金のかかり方
使われているリソースなどが違って、フルファクトリーの三台とはもっと
タイム差が生じるのだろうと思っていたら、想像ほどタイム差がないのは
ギュントリやカネパが好きだったり、過去に近い場所にいた私にとっては
うれしいことであった。
前日にカネパと会った時に『ヤマハのマシンで同じ型番のマシンであっても
tech21の三人のマシンと君のマシンは内部の手の入り方が大違いだから、
彼らが2分5秒台に入れてくるのは簡単とまではいかないが、難しいこと
ではない。しかし、同じR1ながら君のバイクで2分6秒フラットや前半まで
持って来て、そのタイムを落とさないのはこれはもう君が優秀だという
証拠だと思う。』というと彼は大変満足していました。その彼がいいタイムで
ファクトリー三台にそれほど大きく引き離されないのは立派だと思う。
最初のスティントでギュントリとカネパの走りに感銘を受けながら、
フルファクトリーのカワサキ、ホンダ、ヤマハのトップ争いが激しくなり
面白さを増す。驚いたのはホンダが燃費の良さを利して、セーフティーカー
が入ったこともあり、一回目の路面温度が高い状態でロングラン作戦を
取ってきたことがあり、これがどういうことになるのか多くのファンや
関係者が考え始める。
そして、レース中盤になるとカワサキがトプラック・ラスガトリィオグル
が四回目のスティントになっても走らない。果たしてこれは何を意味する
のだろうか。
以前、私は北川圭一と新垣敏之はほぼ同等の速さをもっているのではないか
と考えていたのですが、その年の一年を通してスズキのリッターバイクを
走らせていた北川と鈴鹿だけ走ることになった新垣の二人では大体、
4秒ほどの差があった。
ライダーの慣れがあったり、好みの重量バランスやセットアップなどが
あって、チームによって誰であっても乗りやすいセットアップを考える場合と
一人のライダーの好みのセットアップにして、もう一人はライディング
スタイルが異なったり、好みではないセットアップでも同僚に合わせて
何とか走るという決定を下すチームもあって、北川の好みや乗りやすさを
重要視して、新垣は何とか合わせるというようなことで本来の走りができずに
四秒差がついていたと想像するが、ライダーが二人体制ではなくて、三人
体制となると、セットアップの好み、ライダーの体格の違いなどで
すり合わせがかなり難しくなる。その三人体制だと体力消耗では
有利かもしれないが、セットアップでは難しいということだと二人体制に
したり、登録ライダーは三人だが決勝では二人で戦うということもありえる。
トルコ人ライダーが走っていないということはカワサキ陣営は燃費で
ホンダに劣るが、違う勝負手を考えてきているのだろうと想像する。
様々な想像と深読みがプレスセンターに漂うなかで、三台のファクトリー
バイクだけが同一周回で周回を重ねていく。カワサキが前回優勝したのは
まだNHKBSが放送していて、メーカー名は言葉にするがチームのタイトル
スポンサー名を言わない時期のことであった。そんな時代ではレース開始間
もない時期にコースアウトやマシントラブルがあって、リタイヤするチームも
かなりあったのだが、今回の鈴鹿はそれが少ない。そうなると、周回遅れ
のマシンの抜き時であったり、後半の暗くなってからの最後の一時間などで
多くのマシンが走っていたり、固まっていたり、ラップタイムが三秒以内
のような追い抜くのにちょっとてこずるような展開となった時に勝敗を
左右するのではないかと思えてくる。トップチームもここまでリタイヤが
少ないのは想像できなかったのではないだろうか。また、コースアウトしても
何とか再スタートできているライダーも多いのが気になる。
そんなことを思いながら、想定内のこととが多いながら、想定外のことが
少ないレースが終盤に進み、カワサキがトップに立って、これで優勝かな
と思ったら、周回遅れと絡みそうになった一件があり、さらにSERTの
残り時間僅かになりながら、オイルをぶちまけながらようやくコースオフして
マシンを止めて、シリーズチャンピオンの行方が大きく変わったり、
残り2分を切ったところでジョナサン・レアがオイルに乗っかって激しく
クラッシュして赤旗となり、レース成立。
レース終了後の表彰式のセレモニーの準備はtech21ヤマハ、レッドブル
ホンダ、FCCテクニカルスポーツホンダの三チームが表彰台に上り表彰を
受けたが、これはあくまでも暫定の結果で、テレビ放映であったり、
タイムスケジュールの関係で暫定でも決められたことをやるためのもので
実際に暫定結果が公式結果となるのかはまだわからない。
ヤマハ陣営のピットでヤマハのキャンペーンガールが優勝Tシャツを着て
笑顔を振りまきながら、一番だと指を立てている映像を見て嫌な気持ちになる。
彼女達が能動的にやっているのではなくて、偉い人や権力のある人に
命令されてやらされているのかもしれないがやらすのはまだ早いのではないか
と思いながら、どうなるのか思案しているところに現れたのがフランス人
ジャーナリストの我が友ミッシェル・トゥルコ。
彼と話して暫定結果が公式となるのだろうかと尋ねると言葉を濁し、どんな
ことになっても相当な議論があるだろうから時間はかかると思うと言われる。
この時点でわかっていること、知っていることなどをイタリア人とチェコ人
にメッセージで送る。
まぁ、喜んでいる人もいるが、当然カワサキのファンの多くは怒って
いたり失望しながらグランドスタンドから帰っていく。
どんなレース展開でも勝ちは勝ちであり、喜ぶのかもしれないが、レースの
世界で楽しいこともあれば、辛いことも味わったことがある人に宿っている
のは怒り、困惑、悲しさ、辛さがまざった感情であった。
果たしてこのレースの公式発表はいつどんな形で行なわれて、暫定
結果がオフィシャリーなものになるのか。ただ一つ、ダビデ・チェカが
泣きながら今シーズンのタイトル獲得の喜びを分かち合っている姿だけが
私の心を多少は和ませてくれて、ひたすらスマートフォンを眺めながら
帰宅する。
帰宅後、裁定はレアがクラッシュする前の周のタイムで順位を確定とする
という発表がされて、チームは二位と三位のチームが不在のなかで報道用に
表彰台に立って、それが世界中のレースファンに届けられたが、これも
まだ暫定結果。公式結果は月曜日に発表になるということで、なんとも
後味の悪さが残る今年の鈴鹿八耐であった。今年は花火を見ても何とも
心から楽しめなかった。ただ、多くの友人、知人に会えて楽しい週末を
過ごすことができただけにルールとか基準とかレースの結末がああいった
形でありながら、指を立って喜んでいるキャンペーンガールの姿とか
疲れた脳みそのなかで沈殿する重い気持ちが日付が変わっても切り替える
ことができない私だった。
近鉄で出かけると、明らかに金曜、土曜とは観客数が違うなと思える。
白子駅に着くと、時間帯的に前の電車でやってきたであろう人がバスを
待っている。10年前のような客数ではなくて、30年前のような動員数に
近づいていることを感じる。
サーキットに入り、フリープラクティスが終わりピットウォークが
始まる。これだけ暑くなると当然のことながらキャンペーンガールの
露出度も高まるし、客数が多いから、PR活動に積極的になるのはよくわかる。
開会セレモニーがあり、ピットがオープン。サイティングラップが終わり
ダミーグリッド上にマシンとライダーが集まる。
熊本での天災で大きな被害を受けた年の鈴鹿では当時のFIMの会長の
ヴィット・イッポリート氏が何と日本語でお悔やみを申し上げて、その
悲しみや苦しみがある日本で世界格式のレースが行なわれることに謝意を
口にするということがあり、その会長がダミーグリッド上にやってきた時に
お話しする機会があり、私は御礼を申し上げたとこがあった。
鈴鹿八耐や日本グランプリの際にお話する時間があり、私とは
英語でもスペイン語でもなく、イタリア語で会話していた会長の姿が
なく、新しい会長となっていることに寂しさを感じる。
まぁ、長期政権とか老害ということに気を配り、後進に今後をお任せする
ということはある種醜い姿をさらけ出すことがないわけで、勇気とか
先進性というものをおもちなのかななどと思っていると、サーキットに
新会長がいらっしゃるらしい。前会長が観客動員やレースの面白さを
口にしていたが、この鈴鹿八耐の重要度というものをお考えなのかなと
思う。
ライダーにはレース前に極度に緊張する人もいれば、そうでない人も
いたり、緊張をほぐすためにえげつない下ネタを話すような人もいるのだが、
シルヴァン・ギュントリを目にして、そういえば彼のグランプリ時代の初の
表彰台はここの雨の鈴鹿でカンペテッラレーシングでアプリリアの250を
走らせていたときのものだったなぁなんてことを思い出し、そのことを
話そうとするが、明らかに緊張感が強くなっているので、bonne chance
(英語だとgood luckの意味)とだけ話して、他のグリッドへと行く。
土曜日が雨のため、ピットや仮設オフィスに入り浸りになってしまった
ため話したり、挨拶できなかった旧知のライダーと会って、激励する。
昨年のGMTヤマハで走っていたダビデ・チェカには難しいが今回のレースで
世界王者になるチャンスがある。彼の勝ったレースは記録にも記憶にも
残るレースがあるが、今回はどうなるのだろうか。緊張とリラックスの
ほどよいバランスを考えている耐久レースの名手は私を見ると、くだけた
会話をすることとなった。
セバスチャン・ジャンベールとランディ・ドゥピュニエは今回ホンダ系の
チームでの走行。何度もここにやってきて、このコースの面白さと厳しさを
知っている二人というのは割にリラックスしている様子で、できうる限りの
最良の成績を残したいと言ってくれた。
今回でチームマネージャーが引退となるSERTはここでのタイトルがかかって
いるが、それほどダミーグリッド上はしんみりとした様子はなく、目の前の
ことに集中しているようで、ヴァンサン・フィリップもいつもの様子だった。
彼は自然体であることとか平常心というものがいい成績だったりタイムを
出すことだと以前から考えているようなので、あまりパドックで歩いて
いるときとの違いを感じない。まぁ、ベテランの域に入ってきて、場数を
踏んでいるから、精神的にも安定しているのだろう。
ニコロ・カネパと会い、おきれいなチェコ人の彼女はヤマハのウェアを
着てグリッドガールをしている。昨日、会ったときは彼女は座っていたので
気がつかなかったのだが、まぁ、腰の位置が高くて膝から下が長いのには
驚く。ビッグメーカーが自社のイメージをアップするのに美的レベルの
低い人を選ぶことはないので、その他のヤマハのキャンペーンガールも
きれいだったり、かわいいのだが彼女の美貌は明らかに際立っている。
まぁ、このジェノバ出身のライダーは職業上の成長と同時に色々なものを
手に入れることができているのだろう。
準備が進み、サンプラザ中野君の国歌斉唱の準備が始まり、私はプレス
センターへと戻る。今回のユーロスポート2の放送でイタリアはアレッシオ・
ピアナ、チェコはヨゼフ・クビシェックが解説を担当している。まぁ、
色々な繋がりと現在の立ち位置があり、今回ここに来ていない彼らに
グリッド上で得たネタを送信しているうちにレース開始が近づく。
レース序盤はヨシムラスズキのギュントリとYARTのカネパの頑張りが
目を引いた。ヤマハ、ホンダ、カワサキのバイクとは明らかにお金のかかり方
使われているリソースなどが違って、フルファクトリーの三台とはもっと
タイム差が生じるのだろうと思っていたら、想像ほどタイム差がないのは
ギュントリやカネパが好きだったり、過去に近い場所にいた私にとっては
うれしいことであった。
前日にカネパと会った時に『ヤマハのマシンで同じ型番のマシンであっても
tech21の三人のマシンと君のマシンは内部の手の入り方が大違いだから、
彼らが2分5秒台に入れてくるのは簡単とまではいかないが、難しいこと
ではない。しかし、同じR1ながら君のバイクで2分6秒フラットや前半まで
持って来て、そのタイムを落とさないのはこれはもう君が優秀だという
証拠だと思う。』というと彼は大変満足していました。その彼がいいタイムで
ファクトリー三台にそれほど大きく引き離されないのは立派だと思う。
最初のスティントでギュントリとカネパの走りに感銘を受けながら、
フルファクトリーのカワサキ、ホンダ、ヤマハのトップ争いが激しくなり
面白さを増す。驚いたのはホンダが燃費の良さを利して、セーフティーカー
が入ったこともあり、一回目の路面温度が高い状態でロングラン作戦を
取ってきたことがあり、これがどういうことになるのか多くのファンや
関係者が考え始める。
そして、レース中盤になるとカワサキがトプラック・ラスガトリィオグル
が四回目のスティントになっても走らない。果たしてこれは何を意味する
のだろうか。
以前、私は北川圭一と新垣敏之はほぼ同等の速さをもっているのではないか
と考えていたのですが、その年の一年を通してスズキのリッターバイクを
走らせていた北川と鈴鹿だけ走ることになった新垣の二人では大体、
4秒ほどの差があった。
ライダーの慣れがあったり、好みの重量バランスやセットアップなどが
あって、チームによって誰であっても乗りやすいセットアップを考える場合と
一人のライダーの好みのセットアップにして、もう一人はライディング
スタイルが異なったり、好みではないセットアップでも同僚に合わせて
何とか走るという決定を下すチームもあって、北川の好みや乗りやすさを
重要視して、新垣は何とか合わせるというようなことで本来の走りができずに
四秒差がついていたと想像するが、ライダーが二人体制ではなくて、三人
体制となると、セットアップの好み、ライダーの体格の違いなどで
すり合わせがかなり難しくなる。その三人体制だと体力消耗では
有利かもしれないが、セットアップでは難しいということだと二人体制に
したり、登録ライダーは三人だが決勝では二人で戦うということもありえる。
トルコ人ライダーが走っていないということはカワサキ陣営は燃費で
ホンダに劣るが、違う勝負手を考えてきているのだろうと想像する。
様々な想像と深読みがプレスセンターに漂うなかで、三台のファクトリー
バイクだけが同一周回で周回を重ねていく。カワサキが前回優勝したのは
まだNHKBSが放送していて、メーカー名は言葉にするがチームのタイトル
スポンサー名を言わない時期のことであった。そんな時代ではレース開始間
もない時期にコースアウトやマシントラブルがあって、リタイヤするチームも
かなりあったのだが、今回の鈴鹿はそれが少ない。そうなると、周回遅れ
のマシンの抜き時であったり、後半の暗くなってからの最後の一時間などで
多くのマシンが走っていたり、固まっていたり、ラップタイムが三秒以内
のような追い抜くのにちょっとてこずるような展開となった時に勝敗を
左右するのではないかと思えてくる。トップチームもここまでリタイヤが
少ないのは想像できなかったのではないだろうか。また、コースアウトしても
何とか再スタートできているライダーも多いのが気になる。
そんなことを思いながら、想定内のこととが多いながら、想定外のことが
少ないレースが終盤に進み、カワサキがトップに立って、これで優勝かな
と思ったら、周回遅れと絡みそうになった一件があり、さらにSERTの
残り時間僅かになりながら、オイルをぶちまけながらようやくコースオフして
マシンを止めて、シリーズチャンピオンの行方が大きく変わったり、
残り2分を切ったところでジョナサン・レアがオイルに乗っかって激しく
クラッシュして赤旗となり、レース成立。
レース終了後の表彰式のセレモニーの準備はtech21ヤマハ、レッドブル
ホンダ、FCCテクニカルスポーツホンダの三チームが表彰台に上り表彰を
受けたが、これはあくまでも暫定の結果で、テレビ放映であったり、
タイムスケジュールの関係で暫定でも決められたことをやるためのもので
実際に暫定結果が公式結果となるのかはまだわからない。
ヤマハ陣営のピットでヤマハのキャンペーンガールが優勝Tシャツを着て
笑顔を振りまきながら、一番だと指を立てている映像を見て嫌な気持ちになる。
彼女達が能動的にやっているのではなくて、偉い人や権力のある人に
命令されてやらされているのかもしれないがやらすのはまだ早いのではないか
と思いながら、どうなるのか思案しているところに現れたのがフランス人
ジャーナリストの我が友ミッシェル・トゥルコ。
彼と話して暫定結果が公式となるのだろうかと尋ねると言葉を濁し、どんな
ことになっても相当な議論があるだろうから時間はかかると思うと言われる。
この時点でわかっていること、知っていることなどをイタリア人とチェコ人
にメッセージで送る。
まぁ、喜んでいる人もいるが、当然カワサキのファンの多くは怒って
いたり失望しながらグランドスタンドから帰っていく。
どんなレース展開でも勝ちは勝ちであり、喜ぶのかもしれないが、レースの
世界で楽しいこともあれば、辛いことも味わったことがある人に宿っている
のは怒り、困惑、悲しさ、辛さがまざった感情であった。
果たしてこのレースの公式発表はいつどんな形で行なわれて、暫定
結果がオフィシャリーなものになるのか。ただ一つ、ダビデ・チェカが
泣きながら今シーズンのタイトル獲得の喜びを分かち合っている姿だけが
私の心を多少は和ませてくれて、ひたすらスマートフォンを眺めながら
帰宅する。
帰宅後、裁定はレアがクラッシュする前の周のタイムで順位を確定とする
という発表がされて、チームは二位と三位のチームが不在のなかで報道用に
表彰台に立って、それが世界中のレースファンに届けられたが、これも
まだ暫定結果。公式結果は月曜日に発表になるということで、なんとも
後味の悪さが残る今年の鈴鹿八耐であった。今年は花火を見ても何とも
心から楽しめなかった。ただ、多くの友人、知人に会えて楽しい週末を
過ごすことができただけにルールとか基準とかレースの結末がああいった
形でありながら、指を立って喜んでいるキャンペーンガールの姿とか
疲れた脳みそのなかで沈殿する重い気持ちが日付が変わっても切り替える
ことができない私だった。
2019鈴鹿八耐ドタバタ日記その二。
2019年7月28日 スポーツ 台風の影響で朝からテレビは悪天候による影響の話題ばかりである。
幸いなことに近鉄は動いているのでサーキットへ向かう。大雨となると
以前、もてぎでの日本グランプリでサーキットも大雨だが、ヘリポートの
ある病院のエリア、およびその病院ともてぎまでの空路が雨や霧で
ドクターヘリが飛べないということで丸一日セッションキャンセルに
なった時のことを思い出す。
雨が降って、少し雨脚が弱くなり、その後強くなって、再び霧雨になり
またしても雨粒が太くなり、風も強くなりの繰り返しのなかでサーキット
到着。四時間耐久は予定通り行なわれるが、ウェットコンディションでの
レースとなった。
金曜日に会いたかった昨年GMTで走っていたニコロ・カネパや
ダビデ・チェカ、マイク・ディメリョといった連中と会っていないし、
ほぼ毎年、この鈴鹿で会うフランス人の耐久で活躍しているライダーとも
顔を合わせていない。まぁ、どうしても、雨となるとピット内か
仮設オフィスにこもってしまうから、仕方ないとは言えるがさみしいものが
ある。
そんなわけで、時間があるのでブログをアップしながら、今週末の
イタリア選手権の情報を拾いながら、四時間耐久を見るが、これが
残り1時間20分ほどで雨が強くなってきたところで立て続けにクラッシュが
あり、赤旗が出されてレースフィニッシュとなった。
パドックを歩いていると、アプリリアのウェアを着ている二人組みの
イタリア人と会う。昨年もだが、今回チームスガイでアプリリアを走らせる
ダニエーレ・ベギーニとそのスタッフである。イタリア選手権のスーパーバイク
クラスでのアプリリアの活動というのは実質的にワークスでの戦いでドゥカティ
に対抗していこうとしているので、かなりの物量作戦を感じるのだが、
日本での状況を考えると大きな違いがあり、BMWもそうだが、イタリアとの
大きな違いを感じる。そんなことやマウリッツィオ・ビターリは来ているのか
などを話す。
まぁ、マウリッツィオが来たときというのはヤマハがポル・エスパルガロを
引っ張って勝ちに来ていたわけで、このAGVユーザーが来るなら、ヘルメット
メンテナンスで彼も来ることになり、そうすると私も言わば週末は
トラベルマネージャーの役割をすることになるのだが、今年は有力な
AGVユーザーライダーが不在であり、なおかつ、息子のルカ・ビターリが
同じ週の開催であるイタリアのミザノでのレースがある。子供のマネージメント
で付きっ切りになるのだろう。
BMWのチームが固まっているエリアのピットでジーノ・レアと会う。
このブログを2010年代の初めからごらんの方は彼がステップレーシング
チームでホンダのマシンでスーパースポート世界選手権を走っていた時
のことをご存知だと思いますが、今年はイギリス選手権を戦いながら、
話がまとまった耐久のチームでの活動を並行するということになった。
そんなわけでマシンの規模は小さいながらも彼の能力の高さで意外な
速さを見せている彼と話す機会を持てたが、乗りやすいということが
タイムや順位に直結しているようだ。
以前、クリスティアーノ・ミッリョラーティと話していたときに
どういうマシンが彼にとってのベストマシンなのかと尋ねたことがあったが、
彼にとって乗りやすいというのがベストマシンだと言っていました。
馬力がありがクセの強いじゃじゃ馬を乗るのが難しいことであったり、
乗り手の意思を感じてくれて、それに従ってくれる競走馬がジョッキーに
取っていい馬であるのが競馬の世界であるのでしょうが、ミッリョラーティ
にとって、いいマシンというのは乗りやすいバイクだということで
それだから、ライダーが燃料が多いときでも、少なくなってきても
捜査がしやすく、タイヤが新品状態でも磨耗してきてもクセがなくて
扱いやすく、操作性に秀でているのがいいバイクでタイムが出しやすく
安定的にいいリズムで走ることができる。
ジーノ・レアにとって、今回の鈴鹿で走っているマシンは基本性能の
部分で扱いやすいバイクでいいリズムで走らせることができるようだ。
その彼がレース後に時間があるので、名古屋でオフタイムとなるが、
どこがお勧めか尋ねられて、大須のエリアを推奨する。
全ての新しいものと古くから存在するものが混在し、商店街の良さ
や名古屋の独特の空気感を濃密に感じられるエリアが大須だと思う。
かつて、バレンティーノ・ロッシがアプリリアからホンダに移って
走っていた二年間というのは、パトリッツィオ・カントゥ始め、
ナストロアッズーロアプリリアのスタッフがかなり関わっていて、
私と近い関係にあったのだが、彼らを大須に連れて行って楽しい時間を
過ごして喜んでいたし、テニス界ではキャリアベスト41位までいった
マリア・エレナ・カメリンとその時のコーチと一緒にあのエリアで
過ごして面白いと言ってくれたので、外国人があのあたりを歩いていて
楽しく過ごせるのではないだろうか。
その後、ヤマハのチームが固まっているエリアをうろついていて、ようやく
ニッコロ・カネパと会う。
三年前に来日した時はモデルであるバルバラ・フマガッリと一緒に来ていたが
その後、別れたらしく、昨年は一人で来ていた。今年はどうなんだろうかと
思っていたら美しいチェコ人の女性と一緒で、この人が今の彼女らしい。
私がカネパとイタリア語で話していて、彼女にチェコ語で『mluvite italski』
と話すとかなり驚きながらも喜んでくれた。彼女はイタリア語はできない
ということなので、チェコ語三割、英語七割で話す。
まぁ、私は日本とヨーロッパを行き来していたときにプラハの空港を
使っていて、そこからインターモトカワサキのあるフラデッツクラローべ
に行って、ヨゼフ・クビシェックに世話になっていたり、お手伝いを
していたの挨拶適度のチェコ語は話すが、初対面のチェコ人にとっては
日本人の私がチェコ語を使うのはかなり驚きをもって受け止められる。
ニコロ・カネパは私とインターモトカワサキの関係性は知っていたり、
やる気になったら、チェコ語にも手を出すだろうなと思っていたようだ。
そのかつてのインターモトカワサキのチームマネージャーの
ヨゼフ・クビシェックだが今回の鈴鹿八耐のヨーロッパの衛星放送局の
ユーロスポート2のチェコ語コメンタリーを担当するということで
雨の影響でいつフリー走行およびトップテントライアルが行なわれるか
わからないのでヨゼフにチャットで私が拾った鈴鹿での情報を届けたり
逆に最近のチェコの状況、彼が今関わっているチームのことなど情報交換
する。
ユーロスポート2のイタリアでのコメンタリーはアレッシオ・ピアナなので
ヨゼフに送った情報を今度はミラノにいる彼にチャットで伝える。
プラハでのヨゼフ、ミラノでのアレッシオのコメンタリーにいい影響が
あれば幸いである。
来シーズンに関する話もパドックを駆け巡っていて、スロバキアリンク
の開催がなくなり、新たにカレンダーに加わるセパンの話が出回っている。
これはまぁ、今回セパンサーキットのCEOがいらしていて、記者発表も
あったし、噂として出回っていた話が確定的ではないかということが
わかったりとセパンのやる気とあのサーキットの体質が理解できる。
12月にレースをしたことがないという慣習から来る心理的な敷居の
高さの問題。それに加えてヨーロッパのチームにとってヨーロッパの
真ん中に位置するスロバキアに行くことに比べてマレーシアに行くのは
費用負担が大きい。また、鈴鹿八耐に出走しているチーム数は60ほどだが
少ないエントリー数でスカスカ感が出るのはセパンサイドとしては好ましくない。
ヨーロッパからチームからできるだけ来て欲しい。それができないなら
鈴鹿で耐久を走っているチームが来てくれないだろうか。
マレーシアでレース界で近年、大きなプレゼンスを示しているペトロナス
を日経新聞は『マレーシアの国策石油会社』と呼ぶことが多いが、セパンも
半官半民でサーキットが運営され、近いエリアに自動車産業を育てたり
研究を進める施設が設けてあり、そこには政府の肝いりだったりする。
マレーシアでの参加に関して税関がフリーであったり、バイクや各
マテリアルをセパンサーキット側が費用負担という話が確定的から
確定になれば、チームの使う金額が相当削減されて、初めて開催される
セパンでのレースのエントリー数が増えることだろう。
スーパーバイク世界選手権が僅かな年数で開催しなくなり、世界選手権
格式のレースを開催したいという気持ちに経済的なバックアップが政府
レベルで付くのは大きなことだろう。
ナゴヤドームの情報を仕入れると松坂がダメダメで連敗が続き、
雨の影響でライダーが走らない。親しいライダーや会いたいライダーとも
顔を合わさない一日となってしまった。まぁ、これも夏場の台風の時期に
行なわれるから甘受しなければいけないのだが、お客さんの中には
入場料が高いと感じるだろうなと思うし、ピットウォークが開催されても
イタリア人はキャンペーンガールの露出度が低いから不満そうだ。
満腹感がないまま、一日が終わってしまい家路に着く。
幸いなことに近鉄は動いているのでサーキットへ向かう。大雨となると
以前、もてぎでの日本グランプリでサーキットも大雨だが、ヘリポートの
ある病院のエリア、およびその病院ともてぎまでの空路が雨や霧で
ドクターヘリが飛べないということで丸一日セッションキャンセルに
なった時のことを思い出す。
雨が降って、少し雨脚が弱くなり、その後強くなって、再び霧雨になり
またしても雨粒が太くなり、風も強くなりの繰り返しのなかでサーキット
到着。四時間耐久は予定通り行なわれるが、ウェットコンディションでの
レースとなった。
金曜日に会いたかった昨年GMTで走っていたニコロ・カネパや
ダビデ・チェカ、マイク・ディメリョといった連中と会っていないし、
ほぼ毎年、この鈴鹿で会うフランス人の耐久で活躍しているライダーとも
顔を合わせていない。まぁ、どうしても、雨となるとピット内か
仮設オフィスにこもってしまうから、仕方ないとは言えるがさみしいものが
ある。
そんなわけで、時間があるのでブログをアップしながら、今週末の
イタリア選手権の情報を拾いながら、四時間耐久を見るが、これが
残り1時間20分ほどで雨が強くなってきたところで立て続けにクラッシュが
あり、赤旗が出されてレースフィニッシュとなった。
パドックを歩いていると、アプリリアのウェアを着ている二人組みの
イタリア人と会う。昨年もだが、今回チームスガイでアプリリアを走らせる
ダニエーレ・ベギーニとそのスタッフである。イタリア選手権のスーパーバイク
クラスでのアプリリアの活動というのは実質的にワークスでの戦いでドゥカティ
に対抗していこうとしているので、かなりの物量作戦を感じるのだが、
日本での状況を考えると大きな違いがあり、BMWもそうだが、イタリアとの
大きな違いを感じる。そんなことやマウリッツィオ・ビターリは来ているのか
などを話す。
まぁ、マウリッツィオが来たときというのはヤマハがポル・エスパルガロを
引っ張って勝ちに来ていたわけで、このAGVユーザーが来るなら、ヘルメット
メンテナンスで彼も来ることになり、そうすると私も言わば週末は
トラベルマネージャーの役割をすることになるのだが、今年は有力な
AGVユーザーライダーが不在であり、なおかつ、息子のルカ・ビターリが
同じ週の開催であるイタリアのミザノでのレースがある。子供のマネージメント
で付きっ切りになるのだろう。
BMWのチームが固まっているエリアのピットでジーノ・レアと会う。
このブログを2010年代の初めからごらんの方は彼がステップレーシング
チームでホンダのマシンでスーパースポート世界選手権を走っていた時
のことをご存知だと思いますが、今年はイギリス選手権を戦いながら、
話がまとまった耐久のチームでの活動を並行するということになった。
そんなわけでマシンの規模は小さいながらも彼の能力の高さで意外な
速さを見せている彼と話す機会を持てたが、乗りやすいということが
タイムや順位に直結しているようだ。
以前、クリスティアーノ・ミッリョラーティと話していたときに
どういうマシンが彼にとってのベストマシンなのかと尋ねたことがあったが、
彼にとって乗りやすいというのがベストマシンだと言っていました。
馬力がありがクセの強いじゃじゃ馬を乗るのが難しいことであったり、
乗り手の意思を感じてくれて、それに従ってくれる競走馬がジョッキーに
取っていい馬であるのが競馬の世界であるのでしょうが、ミッリョラーティ
にとって、いいマシンというのは乗りやすいバイクだということで
それだから、ライダーが燃料が多いときでも、少なくなってきても
捜査がしやすく、タイヤが新品状態でも磨耗してきてもクセがなくて
扱いやすく、操作性に秀でているのがいいバイクでタイムが出しやすく
安定的にいいリズムで走ることができる。
ジーノ・レアにとって、今回の鈴鹿で走っているマシンは基本性能の
部分で扱いやすいバイクでいいリズムで走らせることができるようだ。
その彼がレース後に時間があるので、名古屋でオフタイムとなるが、
どこがお勧めか尋ねられて、大須のエリアを推奨する。
全ての新しいものと古くから存在するものが混在し、商店街の良さ
や名古屋の独特の空気感を濃密に感じられるエリアが大須だと思う。
かつて、バレンティーノ・ロッシがアプリリアからホンダに移って
走っていた二年間というのは、パトリッツィオ・カントゥ始め、
ナストロアッズーロアプリリアのスタッフがかなり関わっていて、
私と近い関係にあったのだが、彼らを大須に連れて行って楽しい時間を
過ごして喜んでいたし、テニス界ではキャリアベスト41位までいった
マリア・エレナ・カメリンとその時のコーチと一緒にあのエリアで
過ごして面白いと言ってくれたので、外国人があのあたりを歩いていて
楽しく過ごせるのではないだろうか。
その後、ヤマハのチームが固まっているエリアをうろついていて、ようやく
ニッコロ・カネパと会う。
三年前に来日した時はモデルであるバルバラ・フマガッリと一緒に来ていたが
その後、別れたらしく、昨年は一人で来ていた。今年はどうなんだろうかと
思っていたら美しいチェコ人の女性と一緒で、この人が今の彼女らしい。
私がカネパとイタリア語で話していて、彼女にチェコ語で『mluvite italski』
と話すとかなり驚きながらも喜んでくれた。彼女はイタリア語はできない
ということなので、チェコ語三割、英語七割で話す。
まぁ、私は日本とヨーロッパを行き来していたときにプラハの空港を
使っていて、そこからインターモトカワサキのあるフラデッツクラローべ
に行って、ヨゼフ・クビシェックに世話になっていたり、お手伝いを
していたの挨拶適度のチェコ語は話すが、初対面のチェコ人にとっては
日本人の私がチェコ語を使うのはかなり驚きをもって受け止められる。
ニコロ・カネパは私とインターモトカワサキの関係性は知っていたり、
やる気になったら、チェコ語にも手を出すだろうなと思っていたようだ。
そのかつてのインターモトカワサキのチームマネージャーの
ヨゼフ・クビシェックだが今回の鈴鹿八耐のヨーロッパの衛星放送局の
ユーロスポート2のチェコ語コメンタリーを担当するということで
雨の影響でいつフリー走行およびトップテントライアルが行なわれるか
わからないのでヨゼフにチャットで私が拾った鈴鹿での情報を届けたり
逆に最近のチェコの状況、彼が今関わっているチームのことなど情報交換
する。
ユーロスポート2のイタリアでのコメンタリーはアレッシオ・ピアナなので
ヨゼフに送った情報を今度はミラノにいる彼にチャットで伝える。
プラハでのヨゼフ、ミラノでのアレッシオのコメンタリーにいい影響が
あれば幸いである。
来シーズンに関する話もパドックを駆け巡っていて、スロバキアリンク
の開催がなくなり、新たにカレンダーに加わるセパンの話が出回っている。
これはまぁ、今回セパンサーキットのCEOがいらしていて、記者発表も
あったし、噂として出回っていた話が確定的ではないかということが
わかったりとセパンのやる気とあのサーキットの体質が理解できる。
12月にレースをしたことがないという慣習から来る心理的な敷居の
高さの問題。それに加えてヨーロッパのチームにとってヨーロッパの
真ん中に位置するスロバキアに行くことに比べてマレーシアに行くのは
費用負担が大きい。また、鈴鹿八耐に出走しているチーム数は60ほどだが
少ないエントリー数でスカスカ感が出るのはセパンサイドとしては好ましくない。
ヨーロッパからチームからできるだけ来て欲しい。それができないなら
鈴鹿で耐久を走っているチームが来てくれないだろうか。
マレーシアでレース界で近年、大きなプレゼンスを示しているペトロナス
を日経新聞は『マレーシアの国策石油会社』と呼ぶことが多いが、セパンも
半官半民でサーキットが運営され、近いエリアに自動車産業を育てたり
研究を進める施設が設けてあり、そこには政府の肝いりだったりする。
マレーシアでの参加に関して税関がフリーであったり、バイクや各
マテリアルをセパンサーキット側が費用負担という話が確定的から
確定になれば、チームの使う金額が相当削減されて、初めて開催される
セパンでのレースのエントリー数が増えることだろう。
スーパーバイク世界選手権が僅かな年数で開催しなくなり、世界選手権
格式のレースを開催したいという気持ちに経済的なバックアップが政府
レベルで付くのは大きなことだろう。
ナゴヤドームの情報を仕入れると松坂がダメダメで連敗が続き、
雨の影響でライダーが走らない。親しいライダーや会いたいライダーとも
顔を合わさない一日となってしまった。まぁ、これも夏場の台風の時期に
行なわれるから甘受しなければいけないのだが、お客さんの中には
入場料が高いと感じるだろうなと思うし、ピットウォークが開催されても
イタリア人はキャンペーンガールの露出度が低いから不満そうだ。
満腹感がないまま、一日が終わってしまい家路に着く。
雨になったら鈴鹿八耐はどうなる。
2019年7月27日 スポーツ コースを走るライダーはいないし、サインを求めようにも仮設オフィス
に入るかパドック内にいてもらえない。でもって、来日しているイタリア人
スタッフは仮設控え室にキャンペーンガールが待機状態でいるから、表に
出て来ないし、いても露出度が低いから面白くない。個人的にはウェット
コンディションのレースはドライとは違った面白さや楽しさがあります。
私の人生とレースの絡みで言うと、カジバ初にしてエディ・ローソンの
最後の優勝のあの『ブタペストの奇跡』というのがきっかけでイタリア語に
走り、日本に戻るか、ヨーロッパに留まるかを考えていた時に小さなメーカー
の大きな勝利。あの『狂乱のフィリップアイランド』のアンソニー・ゴバート
とビモータが見せた美しい奇跡のレースを見て、レース界の片隅でもいいから
いようと思いました。
(詳細はこちら
https://yasumarzo.diarynote.jp/201807260642096627/)
今回の鈴鹿で私が雨のコンディションで上手いなぁと思う二人のライダーが
いません。一人が芳賀紀行であり、もう一人は酒井大作です。
ライダーが走らない。あるいは走りたくても走れないということには
理由があるのでしょうが、芳賀の場合は恐らく、二人の息子が今週末の
イタリア選手権のスーパースポートクラスに参戦しているから、その
サポートというのが大きな理由だと思われます。
酒井君の場合は理由がわからないので、単純に残念だなあと思いますね。
彼のレースを始めて見たのが2002年の鈴鹿での日本グランプリで彼は
ワイルドカードで出走しました。
予選のパフォーマンスが芳しくなかった彼ですが、雨となった日曜日に
輝きを放ちました。
マシンは市販RSで他のメーカーやホンダワークスに戦闘力で劣る中で
ブリヂストンタイヤの利点を十分に発揮し、見事なマシンコントロールで
世界の列強をぶち抜いて大殊勲の二位表彰台を獲得しました。
非常に印象的な走りをした彼のことを注目したのはこの時で、レース後
に行なわれたホンダのパーティで見かけて、話す機会を得て、同じ場に
いたスコットレーシングチームのエンジニアに会わせて、彼の能力に
関して話し、ライダーの選択で国籍や民族が重要視されないのであれば
近い将来に関して、交渉のテーブルに立てないかなどと話したものでした。
また、その後にMotoGPにいきなり行くのは難しい。しかし、250で
話がまとまらないとなると行き場がないという彼に日本での目線だと
そうかもしれないが、ヨーロッパでの感覚だとスーパースポート世界選手権
という選択があって、実際に250からスーパースポートに活動の場を
移したり、ファクトリーチームでなかったら、チームがマシンを買いたい
となったら、メーカーも売ることに障害はなく、そこで活動するのは
それほど障害がない上にマシンの差が少ないので、上位で戦えるカテゴリー
だと話していたら神妙な顔をして聞いていました。
その後、彼はカワサキに移籍して全日本でストック600選手権を戦って
いたのですが、ちょうどその時期というのが私がダビデ・ブレガ(現在、
Moto2クラスに参戦しているニコロ・ブレガの父親で当時、イタリア選手権
とスーパースポート世界選手権に参戦していたライトスピードカワサキの
チームマネージャー)との関係性を深めていた時期でよくいいライダーで
カワサキの600に走らせたいライダーのことを議論していました。
当然のことながら、私が推薦していたのが酒井大作でして、
アルノー・ヴァンデンボッシュを走らせたり、ガボール・タルマッチに
頼まれて彼の弟にテストライディングのチャンスを与えるお手伝いをしたり
していたので、酒井君が全日本のチャンピオン獲得したり、上位でシーズンを
終えて、次は世界選手権格式でカテゴリーがスーパーバイクでないとする
と当然のことながらスーパースポート世界選手権ということになる。
カワサキでスーパースポート世界選手権だということになるので、
酒井大作がライトスピードカワサキで世界で戦う姿を見たいなと思ったり、
何かお手伝いできないかなと考えていたのですが、ダビデ・ブレガの父親でありチームオーナーのブルーノ・ブレガが亡くなったことが一つの契機となり、
ダビデ・ブレガはチームの活動を閉鎖することになって、私の願望は具現化
することなく終わってしまいました。(その活動休止直前にライダーの能力を見抜いて彼のチームで走らせたのが、後にドゥカティワークスで走ることになる
ダビデ・ジュリアーノと今週末、この鈴鹿で何と金曜日に2分6秒台をたたき
出したニコロ・カネパ。)
その酒井大作に対する認識というのは私の中では業界内でかつて
クリスチャン・リンドルムに関するものと一緒でして、ワークスライダー
と同等の速さを持っていたり、実力が高いので、いいマシン、いいチーム
体制であれば世界選手権でトップクラスで走れるだろうというものでした。
その後、私の立ち位置も変わり、酒井大作もカワサキを離れてのレース
活動となったのですが、10年前の台風の影響で四度もセーフティカーが
出動する荒れた雨のレースでチームメイトと共に見事にマシンをコントロール
してヨシムラスズキを駆って、世界選手権カテゴリーでのレースで
優勝した時に本当に良かったなぁと思いましたね。あの時はヤマハオーストリア
のグウェン・ジャッバニが難しいけれど、上位フィニッシュでよかったと
話し、スティーブ・マーティンが脳みそが疲れて、暑さでしんどいのとは
違った難しいレースだけどいい順位で満足だと話し、maco racingの
マネージャーは我々のバイクはドライだったら、こんないいタイムと順位は
望めなかったから、苦しかったけれど恵の雨だったわと興奮していました。
酒井大作不在の雨の鈴鹿。彼が今年のこの雨の鈴鹿で戦うことができたら
という思いが私の脳みそを駆け巡っています。
に入るかパドック内にいてもらえない。でもって、来日しているイタリア人
スタッフは仮設控え室にキャンペーンガールが待機状態でいるから、表に
出て来ないし、いても露出度が低いから面白くない。個人的にはウェット
コンディションのレースはドライとは違った面白さや楽しさがあります。
私の人生とレースの絡みで言うと、カジバ初にしてエディ・ローソンの
最後の優勝のあの『ブタペストの奇跡』というのがきっかけでイタリア語に
走り、日本に戻るか、ヨーロッパに留まるかを考えていた時に小さなメーカー
の大きな勝利。あの『狂乱のフィリップアイランド』のアンソニー・ゴバート
とビモータが見せた美しい奇跡のレースを見て、レース界の片隅でもいいから
いようと思いました。
(詳細はこちら
https://yasumarzo.diarynote.jp/201807260642096627/)
今回の鈴鹿で私が雨のコンディションで上手いなぁと思う二人のライダーが
いません。一人が芳賀紀行であり、もう一人は酒井大作です。
ライダーが走らない。あるいは走りたくても走れないということには
理由があるのでしょうが、芳賀の場合は恐らく、二人の息子が今週末の
イタリア選手権のスーパースポートクラスに参戦しているから、その
サポートというのが大きな理由だと思われます。
酒井君の場合は理由がわからないので、単純に残念だなあと思いますね。
彼のレースを始めて見たのが2002年の鈴鹿での日本グランプリで彼は
ワイルドカードで出走しました。
予選のパフォーマンスが芳しくなかった彼ですが、雨となった日曜日に
輝きを放ちました。
マシンは市販RSで他のメーカーやホンダワークスに戦闘力で劣る中で
ブリヂストンタイヤの利点を十分に発揮し、見事なマシンコントロールで
世界の列強をぶち抜いて大殊勲の二位表彰台を獲得しました。
非常に印象的な走りをした彼のことを注目したのはこの時で、レース後
に行なわれたホンダのパーティで見かけて、話す機会を得て、同じ場に
いたスコットレーシングチームのエンジニアに会わせて、彼の能力に
関して話し、ライダーの選択で国籍や民族が重要視されないのであれば
近い将来に関して、交渉のテーブルに立てないかなどと話したものでした。
また、その後にMotoGPにいきなり行くのは難しい。しかし、250で
話がまとまらないとなると行き場がないという彼に日本での目線だと
そうかもしれないが、ヨーロッパでの感覚だとスーパースポート世界選手権
という選択があって、実際に250からスーパースポートに活動の場を
移したり、ファクトリーチームでなかったら、チームがマシンを買いたい
となったら、メーカーも売ることに障害はなく、そこで活動するのは
それほど障害がない上にマシンの差が少ないので、上位で戦えるカテゴリー
だと話していたら神妙な顔をして聞いていました。
その後、彼はカワサキに移籍して全日本でストック600選手権を戦って
いたのですが、ちょうどその時期というのが私がダビデ・ブレガ(現在、
Moto2クラスに参戦しているニコロ・ブレガの父親で当時、イタリア選手権
とスーパースポート世界選手権に参戦していたライトスピードカワサキの
チームマネージャー)との関係性を深めていた時期でよくいいライダーで
カワサキの600に走らせたいライダーのことを議論していました。
当然のことながら、私が推薦していたのが酒井大作でして、
アルノー・ヴァンデンボッシュを走らせたり、ガボール・タルマッチに
頼まれて彼の弟にテストライディングのチャンスを与えるお手伝いをしたり
していたので、酒井君が全日本のチャンピオン獲得したり、上位でシーズンを
終えて、次は世界選手権格式でカテゴリーがスーパーバイクでないとする
と当然のことながらスーパースポート世界選手権ということになる。
カワサキでスーパースポート世界選手権だということになるので、
酒井大作がライトスピードカワサキで世界で戦う姿を見たいなと思ったり、
何かお手伝いできないかなと考えていたのですが、ダビデ・ブレガの父親でありチームオーナーのブルーノ・ブレガが亡くなったことが一つの契機となり、
ダビデ・ブレガはチームの活動を閉鎖することになって、私の願望は具現化
することなく終わってしまいました。(その活動休止直前にライダーの能力を見抜いて彼のチームで走らせたのが、後にドゥカティワークスで走ることになる
ダビデ・ジュリアーノと今週末、この鈴鹿で何と金曜日に2分6秒台をたたき
出したニコロ・カネパ。)
その酒井大作に対する認識というのは私の中では業界内でかつて
クリスチャン・リンドルムに関するものと一緒でして、ワークスライダー
と同等の速さを持っていたり、実力が高いので、いいマシン、いいチーム
体制であれば世界選手権でトップクラスで走れるだろうというものでした。
その後、私の立ち位置も変わり、酒井大作もカワサキを離れてのレース
活動となったのですが、10年前の台風の影響で四度もセーフティカーが
出動する荒れた雨のレースでチームメイトと共に見事にマシンをコントロール
してヨシムラスズキを駆って、世界選手権カテゴリーでのレースで
優勝した時に本当に良かったなぁと思いましたね。あの時はヤマハオーストリア
のグウェン・ジャッバニが難しいけれど、上位フィニッシュでよかったと
話し、スティーブ・マーティンが脳みそが疲れて、暑さでしんどいのとは
違った難しいレースだけどいい順位で満足だと話し、maco racingの
マネージャーは我々のバイクはドライだったら、こんないいタイムと順位は
望めなかったから、苦しかったけれど恵の雨だったわと興奮していました。
酒井大作不在の雨の鈴鹿。彼が今年のこの雨の鈴鹿で戦うことができたら
という思いが私の脳みそを駆け巡っています。
イタリア選手権が面白い。
2019年7月27日 スポーツ 鈴鹿八耐の現場にいながら、夕方以降はイタリア選手権の状況が気になります。
金曜日のスーパーバイククラスの初日は例によって、アプリリアの実質
ファクトリーのロレンツォ・サバドーリとドゥカティのファクトリーと呼べる
ベルニレーシングドゥカティのミケーレ・ピッロのつばぜり合い。
そして、ドゥカティスタのルッソ、カバリエーリが続き、BMWのビターリ、
ダンヌッツォのアプリリアが続きここまでがポールから一秒以内。ザネッティの
ドゥカティ、タンブリーニのBMW、バッサーニのヤマハ、バイオッコ、
今回からこのクラスで走ることとなったランツィ、ガンマリーノのBMW、
カリアのスズキ。
このドゥカティとアプリリアの激突でバチバチのバトルをしている
ところに魅力を感じて、業界的な注目と協力をする組織が出るのは当然で
ピレリはミケーレ・ピッロのためにスーパーソフトを持ち込んだわけで
いいライダーと素晴らしい技術的なサポートがあれば面白くなりますね。
鈴鹿にいて、今回スガイレーシングでアプリリアのリッターバイクを
走らせているダニエーレ・ベギーニと話していたのですが、国内選手権で
一番レベルが高いのはイギリス選手権。しかし、二番目にレベルが高くて
面白いのはヤマハとホンダの本気が感じられる全日本か前述の走っている
メンバーとドゥカティ対アプリリアの対決があり、マシンが仕上がってきた
BMWユーザーが速さを持ち始めて、ピッロとサバドーリの二強に迫って
きていて群雄割拠となりつつあるイタリア選手権ではないかと思います。
そんなわけで鈴鹿でのスケジュールが終わったら、夜は七時間の
時差のあるミザノアドレアーティコの様相と仲のいいライダーの戦いぶり
が気になって仕方ありません。
今月の初めになっても、鈴鹿八耐に出るチームで結構多くのチームが
ライダーをTBAとしていたのですが、イタリア選手権のスーパーバイク
クラスと低予算で活動できるナショナルトロフィークラスでリッターバイクを
走らせているライダーが出ていたら、鈴鹿はもっと面白く盛り上がった
だろうなと思いますね。
金曜日のスーパーバイククラスの初日は例によって、アプリリアの実質
ファクトリーのロレンツォ・サバドーリとドゥカティのファクトリーと呼べる
ベルニレーシングドゥカティのミケーレ・ピッロのつばぜり合い。
そして、ドゥカティスタのルッソ、カバリエーリが続き、BMWのビターリ、
ダンヌッツォのアプリリアが続きここまでがポールから一秒以内。ザネッティの
ドゥカティ、タンブリーニのBMW、バッサーニのヤマハ、バイオッコ、
今回からこのクラスで走ることとなったランツィ、ガンマリーノのBMW、
カリアのスズキ。
このドゥカティとアプリリアの激突でバチバチのバトルをしている
ところに魅力を感じて、業界的な注目と協力をする組織が出るのは当然で
ピレリはミケーレ・ピッロのためにスーパーソフトを持ち込んだわけで
いいライダーと素晴らしい技術的なサポートがあれば面白くなりますね。
鈴鹿にいて、今回スガイレーシングでアプリリアのリッターバイクを
走らせているダニエーレ・ベギーニと話していたのですが、国内選手権で
一番レベルが高いのはイギリス選手権。しかし、二番目にレベルが高くて
面白いのはヤマハとホンダの本気が感じられる全日本か前述の走っている
メンバーとドゥカティ対アプリリアの対決があり、マシンが仕上がってきた
BMWユーザーが速さを持ち始めて、ピッロとサバドーリの二強に迫って
きていて群雄割拠となりつつあるイタリア選手権ではないかと思います。
そんなわけで鈴鹿でのスケジュールが終わったら、夜は七時間の
時差のあるミザノアドレアーティコの様相と仲のいいライダーの戦いぶり
が気になって仕方ありません。
今月の初めになっても、鈴鹿八耐に出るチームで結構多くのチームが
ライダーをTBAとしていたのですが、イタリア選手権のスーパーバイク
クラスと低予算で活動できるナショナルトロフィークラスでリッターバイクを
走らせているライダーが出ていたら、鈴鹿はもっと面白く盛り上がった
だろうなと思いますね。
2019鈴鹿八耐ドタバタ日記その一。
2019年7月27日 スポーツ 東京から新幹線で名古屋へ向かう自由席の車内で近鉄が運転見合わせ
をしていたが、私が名古屋に着くころにはダイヤが復旧して、一安心で
白子駅へと向かう。近鉄に乗り、名古屋からの車窓からの風景が私の気持ちを
高ぶらせる。
白子からサーキット行きの直行バスに乗り、サーキット到着。パドックへと
向かうとちょうど、グランドスタンドからパドックトンネルを抜けて、
ピット方向に行ったところで、プチェッティカワサキのチームマネージャーの
マヌエル・プチェッティと出くわす。
彼が今回、ここに来ているのは彼のチームでスーパーバイク世界選手権
を走っているトプラック・ラツガトリォグルのサポートであるが、それだけで
なくて、このレースはカワサキの日本サイド、スーパーバイクのヨーロッパ
やアメリカラウンドで会わない人との打ち合わせだったり、あいさつ回り
もあるようだ。
このあたりは以前、チームアルスターのフランシス・バッタが八耐
にやってきて、日本で一番お客さんが入り、バイクメーカーも各種
サプライヤーもスポンサーも力を入れていて、予算だったり、製品の
供給やチームとの協力体制などの最終決定権を持っている偉い人や
技術部門のトップと話をして、レースウィークの後にスズキの浜松の
本社の方に行って、翌年の契約に向けて、会談をするというスケジュールを
していたことを踏襲しているわけで、彼が会いたいと思っている人や
組織があるのと同時に、今の彼のプレゼンスから彼とお話したい人や
メーカーがたくさんいることを表している。
思えばイタリア選手権やスーパースポート世界選手権で戦っていた
彼がこうして、八耐の週末に多くの人やメーカーから面談を申し込まれる
ということというのは、チームとしていかに大きくなってきているのか、
そしてスーパーバイク世界選手権で重要人物の一人になっていることが
よくわかる。
彼とレース後のスケジュールで東京で見ておくべきところや成田への
移動方法やタイムスケジュールなどを話して別れる。カワサキの
ユニフォームを着ている人が多かったので、来年はフルファクトリーの
マシンになるのか、ヤマハから来ている話はどうなのか、トプラックは
来年、チームに残留するのか、ヤマハやホンダに行くのかという話を
聞けなかったのは残念だった。彼自身はいい条件でチームを運営したい
とか、仮にものすごい成長曲線を見せているトルコ人ライダーが他のチーム
に移っても、違う勝負手を持っているようで、それがどんなライダーと
契約するということなのか、カワサキから90%ファクトリーバイクから
100%になるということなのか、あるいはヤマハのマシンへスイッチすると
いうことなのか、時間を置いて聞けたらと思う。
しばらく歩くと、今度は芳賀紀行のかつてのマネージャーだった、
荒木敏さんと会う。近況の話、彼のリハビリの話を伊丹十三監督の
『スーパーの女』で描かれていたことなどを交えながら話す。
私も揚げ物が好きだが、体に悪いがおいしくて、精神的には満足してくれる
という食べ物の話をしたり、イタリア選手権と鈴鹿八耐がかぶっていること
などを話す。彼の担当していた芳賀紀行は鈴鹿には姿を見せていない。
二人の息子がイタリア選手権のスーパースポートクラスを走っているわけで
イゴール・アントネッリやマウリッツィオ・ビターリがニコロ・アントネッリ
やルカ・ビターリのマネージャーでもあるように芳賀君も子供たちのために
サーキットに足を運んでいるのだろう。
ピレリタイヤのエンジニアと顔を合わせる。私のイタリア語が衰えて
いないことをほめてくれてうれしい。一年ぶりに顔を合わせてうだうだ
話をするが、今回ここにはジョルジョ・バルビエールは来ていない。
昨年のピレリというのはモリワキレーシングと組んで、いいライダー
ラインナップと経験のあるモリワキというチームとのジョイントで
個人的には大注目であった。
ジョルジョ・バルビエールとは昨年ここで一時間ほど長話をしたが
彼が『我々はここに勝ちに来た。我々には勝てるライダーと素晴らしい
チームとレースを征服する勝負手といいタイヤがある。』と言い切って
いて、それは多くのトップチームがブリヂストンとダンロップを使って
いるが、そこに対してピレリは一つのチームに資源を集中投下して、
特定のライダーのライディングスタイルにベストマッチのタイヤを
用意したり、他のメーカーが持ち得ない特徴のタイヤを供給したり、
チームと戦術を考えるというものあった。
タイヤメーカーで言えばピレリがダンロップもミシュランも開発競争していた
スーパースポート世界選手権でテンカーテホンダからのリクエストで
一点集中型でファビアン・フォレの好みやライディングスタイルに
マッチしたタイヤを用意してダンロップバックアップチームや
ミシュランユーザーライダーを撃破して、世界タイトルを奪い取った時に
十分理解していました。
同じことを昨年の鈴鹿八耐でやろうとしていて、そのための準備や
ライダーやチームとの協力体制ができているから、彼が野望に満ちた
言葉を口にしていたり、旧知の私だからフランクに話していたのだと
思う。
そのことのトライと準備は行なったのだが、残念ながら結果には
レース直前の通り雨に伴うタイヤチョイスがあり、それが失敗に終わった
から実を結ばなかったが、彼とピレリの勝負に対する欲深さというものは
よく理解できました。
今回、ジョルジョ・バルビエールは不在で、彼から今年に関する
欲深い言葉が聞けず、ピレリのイタリア人エンジニアもまぁ、トップチーム
との付き合いが今回はないということでピレリ陣営からギラギラした空気感
が感じられないのは大変、残念でしたね。
彼と別れて久し振りに来日したマコレーシングヤマハのチームマネージャー
と広報担当者会う。
アイスホッケーが国技の国の彼らが真夏の鈴鹿に来るのは大変
なものがあるが、とんでもない暑さでもレインコンディションになっても
いい成績となればいい天気ということになると話してくれた。
実際に彼らが2009年に来日して、ヨシムラスズキが優勝した時には
台風がサーキット近辺をかすめる状況で豪雨となり、セーフティーカーが
四度も出動するレースだったが、彼らにとっては恵の雨となり、
マシン的なハンディキャップが少なくなり、望外の成績を得ることが
できたわけで暑すぎても今週末が雨でレインレースとなっても、
鈴鹿のこのレースウィークだけのために莫大なお金とテクノロジーを
費やしているチームが上位を占めているなかでいい成績を残すのは
どんな天候でもいいということなんだろう。
彼らと会った時に聞きたかったことが、スロバキアリンクの話であるが
世界耐久選手権のスロバキアラウンドは昨年と今年でおしまいで、
しばらくはカレンダーに戻ってこないだろうと言われる。まぁ、
マレーシアのセパンが来シーズンからカレンダーに入り、スパフランコルシャン
が次々回のシーズンから開催される。開催権料や観客動員などのことを
考えると開催許諾に関して出された経済的な条件などがスロバキアの
バイク人気や地元のスポンサーやサーキットのキャパシティを越えてしまった
ということだろう。
パドックの一コーナー寄りのほうに足を運ぶと、今日一日の中で一番
のビッグサプライズを感じてしまう。何とBMWのプライベート
チームのピットでアンドレア・グリッリーニの姿を見る。
昨年のスーパーバイク世界選手権にスズキのマシンを用いて、
ライダーにロベルト・ロルフォを起用して参戦するという発表をして
スズキのリッターバイクが競争力を有しているのか、経験のあるトリノ人
ライダーのロルフォがどれだけ走るのか個人的にとても注目していたのだが
シーズン直前に財務関係で問題があり、当局に拘束および摘発されてしまい
彼のチームのアクティビティは白紙に戻り、彼と契約していたライダーは
浪人することになってしまった。
(詳細はこちらhttps://www.motorcyclesports.net/wsbk/superbike/grillini-racing-boss-arrested-suspicion-money-laundering/)
その彼の行方や次の一手は知らなかったのですが、それが世界耐久
選手権でBMWで戦うことや組織は同じだったり、スーパーバイク世界選手権
で使っていたシステムを流用したりするは全く知らなかったので、
こうして彼の姿を見ることができるのは、驚きではありました。
まぁ、MotoGPにおけるMoto2,Moto3はお金がかかり過ぎるし、
スーパーバイク世界選手権にはシーズン直前に起きた一件で再出走しよう
にもメーカーやDORNAにも精神的な嫌悪感があると思うので、この
世界耐久選手権というのは、持っている経験や技術的な蓄積やチームの
インフラを使うという部分では適しているのかなと思いますね。
どんな過去があっても、再チャレンジということはあってもいいし、
チームが運営できるのであれば、参戦してもいいと思うので、彼の
姿を見て、あんな一件からチームが成長したら、過去に色々と問題が
ありながら、世界選手権で戦っている方々のロールモデルになると
思う。(ただし、壁は分厚くて高いし、色々なメーカーがちゃんと
払ってくれるのか気になるとは思う。)
その後、予選が終わり、夜間走行となったところで、雨が強くなり
赤旗となり、今日のセッションは終了。台風がやってきるが、その
台風が直撃なのか、かすめるのか、台風の影響が大きいのか小さいのか
でレースウィークのスケジュールが大きく変動するし、ライダーやチームが
やる気があっても、マーシャルがサーキット入りできないとかドクターヘリ
が飛行不可能なんて状態となったら、土曜のストック600による四時間
耐久もできないだろうし、八耐のスケジュールも変わり、金曜日の結果が
予選結果として認定されるということにもなるだろう。
台風情報に目を離せない金曜日の夜と土曜日の朝になることを実感して
強い雨になったサーキットから自宅へと向かった私でした。
をしていたが、私が名古屋に着くころにはダイヤが復旧して、一安心で
白子駅へと向かう。近鉄に乗り、名古屋からの車窓からの風景が私の気持ちを
高ぶらせる。
白子からサーキット行きの直行バスに乗り、サーキット到着。パドックへと
向かうとちょうど、グランドスタンドからパドックトンネルを抜けて、
ピット方向に行ったところで、プチェッティカワサキのチームマネージャーの
マヌエル・プチェッティと出くわす。
彼が今回、ここに来ているのは彼のチームでスーパーバイク世界選手権
を走っているトプラック・ラツガトリォグルのサポートであるが、それだけで
なくて、このレースはカワサキの日本サイド、スーパーバイクのヨーロッパ
やアメリカラウンドで会わない人との打ち合わせだったり、あいさつ回り
もあるようだ。
このあたりは以前、チームアルスターのフランシス・バッタが八耐
にやってきて、日本で一番お客さんが入り、バイクメーカーも各種
サプライヤーもスポンサーも力を入れていて、予算だったり、製品の
供給やチームとの協力体制などの最終決定権を持っている偉い人や
技術部門のトップと話をして、レースウィークの後にスズキの浜松の
本社の方に行って、翌年の契約に向けて、会談をするというスケジュールを
していたことを踏襲しているわけで、彼が会いたいと思っている人や
組織があるのと同時に、今の彼のプレゼンスから彼とお話したい人や
メーカーがたくさんいることを表している。
思えばイタリア選手権やスーパースポート世界選手権で戦っていた
彼がこうして、八耐の週末に多くの人やメーカーから面談を申し込まれる
ということというのは、チームとしていかに大きくなってきているのか、
そしてスーパーバイク世界選手権で重要人物の一人になっていることが
よくわかる。
彼とレース後のスケジュールで東京で見ておくべきところや成田への
移動方法やタイムスケジュールなどを話して別れる。カワサキの
ユニフォームを着ている人が多かったので、来年はフルファクトリーの
マシンになるのか、ヤマハから来ている話はどうなのか、トプラックは
来年、チームに残留するのか、ヤマハやホンダに行くのかという話を
聞けなかったのは残念だった。彼自身はいい条件でチームを運営したい
とか、仮にものすごい成長曲線を見せているトルコ人ライダーが他のチーム
に移っても、違う勝負手を持っているようで、それがどんなライダーと
契約するということなのか、カワサキから90%ファクトリーバイクから
100%になるということなのか、あるいはヤマハのマシンへスイッチすると
いうことなのか、時間を置いて聞けたらと思う。
しばらく歩くと、今度は芳賀紀行のかつてのマネージャーだった、
荒木敏さんと会う。近況の話、彼のリハビリの話を伊丹十三監督の
『スーパーの女』で描かれていたことなどを交えながら話す。
私も揚げ物が好きだが、体に悪いがおいしくて、精神的には満足してくれる
という食べ物の話をしたり、イタリア選手権と鈴鹿八耐がかぶっていること
などを話す。彼の担当していた芳賀紀行は鈴鹿には姿を見せていない。
二人の息子がイタリア選手権のスーパースポートクラスを走っているわけで
イゴール・アントネッリやマウリッツィオ・ビターリがニコロ・アントネッリ
やルカ・ビターリのマネージャーでもあるように芳賀君も子供たちのために
サーキットに足を運んでいるのだろう。
ピレリタイヤのエンジニアと顔を合わせる。私のイタリア語が衰えて
いないことをほめてくれてうれしい。一年ぶりに顔を合わせてうだうだ
話をするが、今回ここにはジョルジョ・バルビエールは来ていない。
昨年のピレリというのはモリワキレーシングと組んで、いいライダー
ラインナップと経験のあるモリワキというチームとのジョイントで
個人的には大注目であった。
ジョルジョ・バルビエールとは昨年ここで一時間ほど長話をしたが
彼が『我々はここに勝ちに来た。我々には勝てるライダーと素晴らしい
チームとレースを征服する勝負手といいタイヤがある。』と言い切って
いて、それは多くのトップチームがブリヂストンとダンロップを使って
いるが、そこに対してピレリは一つのチームに資源を集中投下して、
特定のライダーのライディングスタイルにベストマッチのタイヤを
用意したり、他のメーカーが持ち得ない特徴のタイヤを供給したり、
チームと戦術を考えるというものあった。
タイヤメーカーで言えばピレリがダンロップもミシュランも開発競争していた
スーパースポート世界選手権でテンカーテホンダからのリクエストで
一点集中型でファビアン・フォレの好みやライディングスタイルに
マッチしたタイヤを用意してダンロップバックアップチームや
ミシュランユーザーライダーを撃破して、世界タイトルを奪い取った時に
十分理解していました。
同じことを昨年の鈴鹿八耐でやろうとしていて、そのための準備や
ライダーやチームとの協力体制ができているから、彼が野望に満ちた
言葉を口にしていたり、旧知の私だからフランクに話していたのだと
思う。
そのことのトライと準備は行なったのだが、残念ながら結果には
レース直前の通り雨に伴うタイヤチョイスがあり、それが失敗に終わった
から実を結ばなかったが、彼とピレリの勝負に対する欲深さというものは
よく理解できました。
今回、ジョルジョ・バルビエールは不在で、彼から今年に関する
欲深い言葉が聞けず、ピレリのイタリア人エンジニアもまぁ、トップチーム
との付き合いが今回はないということでピレリ陣営からギラギラした空気感
が感じられないのは大変、残念でしたね。
彼と別れて久し振りに来日したマコレーシングヤマハのチームマネージャー
と広報担当者会う。
アイスホッケーが国技の国の彼らが真夏の鈴鹿に来るのは大変
なものがあるが、とんでもない暑さでもレインコンディションになっても
いい成績となればいい天気ということになると話してくれた。
実際に彼らが2009年に来日して、ヨシムラスズキが優勝した時には
台風がサーキット近辺をかすめる状況で豪雨となり、セーフティーカーが
四度も出動するレースだったが、彼らにとっては恵の雨となり、
マシン的なハンディキャップが少なくなり、望外の成績を得ることが
できたわけで暑すぎても今週末が雨でレインレースとなっても、
鈴鹿のこのレースウィークだけのために莫大なお金とテクノロジーを
費やしているチームが上位を占めているなかでいい成績を残すのは
どんな天候でもいいということなんだろう。
彼らと会った時に聞きたかったことが、スロバキアリンクの話であるが
世界耐久選手権のスロバキアラウンドは昨年と今年でおしまいで、
しばらくはカレンダーに戻ってこないだろうと言われる。まぁ、
マレーシアのセパンが来シーズンからカレンダーに入り、スパフランコルシャン
が次々回のシーズンから開催される。開催権料や観客動員などのことを
考えると開催許諾に関して出された経済的な条件などがスロバキアの
バイク人気や地元のスポンサーやサーキットのキャパシティを越えてしまった
ということだろう。
パドックの一コーナー寄りのほうに足を運ぶと、今日一日の中で一番
のビッグサプライズを感じてしまう。何とBMWのプライベート
チームのピットでアンドレア・グリッリーニの姿を見る。
昨年のスーパーバイク世界選手権にスズキのマシンを用いて、
ライダーにロベルト・ロルフォを起用して参戦するという発表をして
スズキのリッターバイクが競争力を有しているのか、経験のあるトリノ人
ライダーのロルフォがどれだけ走るのか個人的にとても注目していたのだが
シーズン直前に財務関係で問題があり、当局に拘束および摘発されてしまい
彼のチームのアクティビティは白紙に戻り、彼と契約していたライダーは
浪人することになってしまった。
(詳細はこちらhttps://www.motorcyclesports.net/wsbk/superbike/grillini-racing-boss-arrested-suspicion-money-laundering/)
その彼の行方や次の一手は知らなかったのですが、それが世界耐久
選手権でBMWで戦うことや組織は同じだったり、スーパーバイク世界選手権
で使っていたシステムを流用したりするは全く知らなかったので、
こうして彼の姿を見ることができるのは、驚きではありました。
まぁ、MotoGPにおけるMoto2,Moto3はお金がかかり過ぎるし、
スーパーバイク世界選手権にはシーズン直前に起きた一件で再出走しよう
にもメーカーやDORNAにも精神的な嫌悪感があると思うので、この
世界耐久選手権というのは、持っている経験や技術的な蓄積やチームの
インフラを使うという部分では適しているのかなと思いますね。
どんな過去があっても、再チャレンジということはあってもいいし、
チームが運営できるのであれば、参戦してもいいと思うので、彼の
姿を見て、あんな一件からチームが成長したら、過去に色々と問題が
ありながら、世界選手権で戦っている方々のロールモデルになると
思う。(ただし、壁は分厚くて高いし、色々なメーカーがちゃんと
払ってくれるのか気になるとは思う。)
その後、予選が終わり、夜間走行となったところで、雨が強くなり
赤旗となり、今日のセッションは終了。台風がやってきるが、その
台風が直撃なのか、かすめるのか、台風の影響が大きいのか小さいのか
でレースウィークのスケジュールが大きく変動するし、ライダーやチームが
やる気があっても、マーシャルがサーキット入りできないとかドクターヘリ
が飛行不可能なんて状態となったら、土曜のストック600による四時間
耐久もできないだろうし、八耐のスケジュールも変わり、金曜日の結果が
予選結果として認定されるということにもなるだろう。
台風情報に目を離せない金曜日の夜と土曜日の朝になることを実感して
強い雨になったサーキットから自宅へと向かった私でした。
鈴鹿八耐を走らせて見たいライダー。
2019年7月26日 スポーツ 鈴鹿サーキットで八耐や全日本選手権のレースが開催された時に
何人かのライダーや関係者に鈴鹿八耐を走らせるのに適した技量のある
ライダーはいないかと尋ねられたことがありました。鈴鹿という難しい
サーキットを走る能力、色々なメーカーのマシンやタイヤやサスペンション
の経験があって、鈴鹿の路面摩擦係数をすぐになれること、走ったことが
ないマシンをすぐにアジャストできる適応力、タイヤメーカーや
サスペンションメーカーの特徴を理解できること、ギャランティが高くな
いこと、スポンサーがかぶることがないことなどがクリアすべき部分でし
たが、私は率直に何人かの名前を出しました。
2000年代前半ではジョバンニ・ブセイとマウロ・サンキーニ、ジャンルカ・
ナンネッリとクリスチャン・リンドルムでした。
2000年代後半ではジャンルカ・ヴィッツィエッロ、ロレンツォ・アルフォンシ、パトリック・フォスタレック、クラウディオ・コルティ、
ヨアン・ティベリオ、マキシーム・ベルジェでした。
2010年代前半から今日までの期間ですと、2000年代前半に思った
ライダーにプラスしてロベルト・タンブリーニ、ルカ・ビターリ、
そして、昨年のスーパーバイク世界選手権に出走予定だったが、チームの
経済的問題、税務上のトラブルで走れなくなり、ここのところ、
世界耐久選手権のSTKクラスで走っているロベルト・ロルフォでした。
昨年、今年と鈴鹿八耐はイタリア選手権と同じ週の開催となってしまい
ました。今月の初旬になっても鈴鹿のエントリーリストを読んでいて
チームの参加はわかっても、ライダーがTBAという記載になっている
ところがずいぶんありました。
私が走らせて見たいというライダーはイタリア選手権で走っている
ライダーが多いのですが、できることなら来年、鈴鹿で疾走するところを
見たいものです。
何人かのライダーや関係者に鈴鹿八耐を走らせるのに適した技量のある
ライダーはいないかと尋ねられたことがありました。鈴鹿という難しい
サーキットを走る能力、色々なメーカーのマシンやタイヤやサスペンション
の経験があって、鈴鹿の路面摩擦係数をすぐになれること、走ったことが
ないマシンをすぐにアジャストできる適応力、タイヤメーカーや
サスペンションメーカーの特徴を理解できること、ギャランティが高くな
いこと、スポンサーがかぶることがないことなどがクリアすべき部分でし
たが、私は率直に何人かの名前を出しました。
2000年代前半ではジョバンニ・ブセイとマウロ・サンキーニ、ジャンルカ・
ナンネッリとクリスチャン・リンドルムでした。
2000年代後半ではジャンルカ・ヴィッツィエッロ、ロレンツォ・アルフォンシ、パトリック・フォスタレック、クラウディオ・コルティ、
ヨアン・ティベリオ、マキシーム・ベルジェでした。
2010年代前半から今日までの期間ですと、2000年代前半に思った
ライダーにプラスしてロベルト・タンブリーニ、ルカ・ビターリ、
そして、昨年のスーパーバイク世界選手権に出走予定だったが、チームの
経済的問題、税務上のトラブルで走れなくなり、ここのところ、
世界耐久選手権のSTKクラスで走っているロベルト・ロルフォでした。
昨年、今年と鈴鹿八耐はイタリア選手権と同じ週の開催となってしまい
ました。今月の初旬になっても鈴鹿のエントリーリストを読んでいて
チームの参加はわかっても、ライダーがTBAという記載になっている
ところがずいぶんありました。
私が走らせて見たいというライダーはイタリア選手権で走っている
ライダーが多いのですが、できることなら来年、鈴鹿で疾走するところを
見たいものです。
もっともお客さんが集まるバイクレースである鈴鹿八耐が始まります。
そんななかで私の立場上、とても残念だなと思うこともあります。
昨年もそうですが、今年もイタリア選手権のレースと同じ週の開催と
なっています。
今のMotoGPにしてもSBKにしてもそうですが、お金なりスポンサーを
持ち込まないといけない。あるいはメーカーの支援なしでは世界に行けない。
そんな状況下でマシンを走らせる能力はあるがお金を集めたり、スポンサー
を獲得する能力がない人がイタリア選手権で走っています。
このイタリア選手権のスーパーバイククラスというのが、ドゥカティ
ファクトリーを走らせるミケーレ・ピッロとアプリリアのワークスマシンを
駆るロレンツォ・サヴァドーリの二人が火花を散らし、その二人を
追いかけるライダーがBMWやヤマハで走らせる状況で
国内選手権ではあるものの、非常に面白いですね。
そして、さらにナショナルトロフィークラスというのが、スーパーバイク
クラスで話がまとまらなかったライダーが走っていて、これも面白いクラス
になっている。
イタリア人ライダーで鈴鹿八耐でお金やスポンサーを持ち込まないでいいの
なら走りたいという人は結構います。また、昨年も今年も鈴鹿八耐の
ライダーラインナップが一ヶ月前になっても、TBAとなっていたチームも
多かったです。
鈴鹿とミザノが同週開催というのは本当に残念ですね。来年はオリンピック
の関係で鈴鹿八耐が一週早くなるということですが、イタリアではどんな
カレンダーになるのか。ミザノ、ムジェッロ、ヴァッレルンガだけでなく
できることならイタリア選手権のレースを開催したいと考えているサーキット
の動向(かつてウンブリアはイタリア選手権の開催実績があり、私も
行きました)も気になりながら、どんなカレンダーになるのか想像を
めぐらせています。
そんななかで私の立場上、とても残念だなと思うこともあります。
昨年もそうですが、今年もイタリア選手権のレースと同じ週の開催と
なっています。
今のMotoGPにしてもSBKにしてもそうですが、お金なりスポンサーを
持ち込まないといけない。あるいはメーカーの支援なしでは世界に行けない。
そんな状況下でマシンを走らせる能力はあるがお金を集めたり、スポンサー
を獲得する能力がない人がイタリア選手権で走っています。
このイタリア選手権のスーパーバイククラスというのが、ドゥカティ
ファクトリーを走らせるミケーレ・ピッロとアプリリアのワークスマシンを
駆るロレンツォ・サヴァドーリの二人が火花を散らし、その二人を
追いかけるライダーがBMWやヤマハで走らせる状況で
国内選手権ではあるものの、非常に面白いですね。
そして、さらにナショナルトロフィークラスというのが、スーパーバイク
クラスで話がまとまらなかったライダーが走っていて、これも面白いクラス
になっている。
イタリア人ライダーで鈴鹿八耐でお金やスポンサーを持ち込まないでいいの
なら走りたいという人は結構います。また、昨年も今年も鈴鹿八耐の
ライダーラインナップが一ヶ月前になっても、TBAとなっていたチームも
多かったです。
鈴鹿とミザノが同週開催というのは本当に残念ですね。来年はオリンピック
の関係で鈴鹿八耐が一週早くなるということですが、イタリアではどんな
カレンダーになるのか。ミザノ、ムジェッロ、ヴァッレルンガだけでなく
できることならイタリア選手権のレースを開催したいと考えているサーキット
の動向(かつてウンブリアはイタリア選手権の開催実績があり、私も
行きました)も気になりながら、どんなカレンダーになるのか想像を
めぐらせています。
現実をテレビ番組化できるのは今は難しいのだろうか。
2019年7月19日 日常 私がテレビっ子だった時代に凶悪事件をテレビドラマ化したことが
あったり、歴史的な事件を映画化したことがありました。
突き抜けていたり、とんがっている人や出来事は作品化しやすいと思うの
ですが、現在進行形だったり、結論が出ていないことを映像化するのは
不可能に近いのでしょうか。
私のようなドラゴンズファンが気になっているのはCBCテレビの
『サンデードラゴンズ』レギュラーのMCの田中優奈さんが泥沼不倫が理由
で姿を消しているということです。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1455156/
このCBCは中日資本の入っているテレビ局でドラゴンズ応援番組を
長年放送していて、局内にも数多くのドラゴンズびいきのアナウンサーや
製作スタッフがいます。
そのCBC内で起きた事件で急に『サンデードラゴンズ』の四月から
レギュラーMCになったばかりの女性アナウンサーがいなくなるのは
局としてもドラゴンズファンにとっても大事件なのですが、この局内の
ドロドロ不倫劇を作品化したら、すごいものができる気がしますね。
東海テレビ製作の昼のドロドロしたドラマが好きな視聴者に突き刺さる気が
します。ぜひ、中嶋丈博御大の脚本でドラマ化されたら、私は見たいなと
思いますね。
同時に副次的に思ったのは、かつてCBCでアナウンサーだった占部沙矢香
さんがドラゴンズで現役生活を送っていた佐藤充さんと結婚したのですが、
アナウンサーが取材現場にいて、ドラゴンズ以外の球団の選手や首脳陣相手
に取材していると、情報漏えいの可能性が高くなるということで彼女は
違う部署へ移動することになりました。
田中優奈さんという人はCBCに入局する前に大学時代にタイガースガール
として活動していたようですが、それが事実とすると立ち位置や帰属集団は
変わったかもしれないが、人間関係が変わっていなくて、タイガースの関係者と
人間関係が残っていたとしたら、何が起きるのか気になります。
彼女がドラゴンズ応援番組で取材していてドラゴンズの選手のコンディ
ションであったり、問題を理解して、それを何かの機会にタイガースの
関係者に積極的に話したり、ぽろっと口にしたらこれは色々な意味で
波及することが多いと思います。
占部沙矢香さんは局内での所属部署を変えるということでドラゴンズ関係者の
懸念を払拭しましたが、果たしてタイガースガールの経歴があり、先代の
サンデードラゴンズMCの旦那と関係を持ったと言われる人の近未来は
どうなるのか気になっています。
あったり、歴史的な事件を映画化したことがありました。
突き抜けていたり、とんがっている人や出来事は作品化しやすいと思うの
ですが、現在進行形だったり、結論が出ていないことを映像化するのは
不可能に近いのでしょうか。
私のようなドラゴンズファンが気になっているのはCBCテレビの
『サンデードラゴンズ』レギュラーのMCの田中優奈さんが泥沼不倫が理由
で姿を消しているということです。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1455156/
このCBCは中日資本の入っているテレビ局でドラゴンズ応援番組を
長年放送していて、局内にも数多くのドラゴンズびいきのアナウンサーや
製作スタッフがいます。
そのCBC内で起きた事件で急に『サンデードラゴンズ』の四月から
レギュラーMCになったばかりの女性アナウンサーがいなくなるのは
局としてもドラゴンズファンにとっても大事件なのですが、この局内の
ドロドロ不倫劇を作品化したら、すごいものができる気がしますね。
東海テレビ製作の昼のドロドロしたドラマが好きな視聴者に突き刺さる気が
します。ぜひ、中嶋丈博御大の脚本でドラマ化されたら、私は見たいなと
思いますね。
同時に副次的に思ったのは、かつてCBCでアナウンサーだった占部沙矢香
さんがドラゴンズで現役生活を送っていた佐藤充さんと結婚したのですが、
アナウンサーが取材現場にいて、ドラゴンズ以外の球団の選手や首脳陣相手
に取材していると、情報漏えいの可能性が高くなるということで彼女は
違う部署へ移動することになりました。
田中優奈さんという人はCBCに入局する前に大学時代にタイガースガール
として活動していたようですが、それが事実とすると立ち位置や帰属集団は
変わったかもしれないが、人間関係が変わっていなくて、タイガースの関係者と
人間関係が残っていたとしたら、何が起きるのか気になります。
彼女がドラゴンズ応援番組で取材していてドラゴンズの選手のコンディ
ションであったり、問題を理解して、それを何かの機会にタイガースの
関係者に積極的に話したり、ぽろっと口にしたらこれは色々な意味で
波及することが多いと思います。
占部沙矢香さんは局内での所属部署を変えるということでドラゴンズ関係者の
懸念を払拭しましたが、果たしてタイガースガールの経歴があり、先代の
サンデードラゴンズMCの旦那と関係を持ったと言われる人の近未来は
どうなるのか気になっています。
名作を今見ると何を感じるのだろうか。
2019年7月13日 映画 大阪のシネヌーヴォという映画館で『太陽を盗んだ男』が上映されている
と知り、あの作品を見た時の衝撃を思い出しています。
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/atggaiden/atggaidensakuhin.html
まぁ、私が一番映画にのめり込んだ時期に私の脳みそに突き刺さったものが
私的傑作、名作であるのですがこの『太陽を盗んだ男』もその中の一つです。
素晴らしい作品というものを時間を置いて改めて見て、面白いと思うこと
もあれば、そうでないと感じることもあるのですが、つまらない作品をもう一度
見たいとは思わない。
この年齢で今の時代背景であの作品を見たら、何を感じるのかと思っている
自分がいます。
昨今のデジタル技術などで傷んだところを修正して、きれいな映像で
あの作品を見たいなと思っています。
と知り、あの作品を見た時の衝撃を思い出しています。
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/atggaiden/atggaidensakuhin.html
まぁ、私が一番映画にのめり込んだ時期に私の脳みそに突き刺さったものが
私的傑作、名作であるのですがこの『太陽を盗んだ男』もその中の一つです。
素晴らしい作品というものを時間を置いて改めて見て、面白いと思うこと
もあれば、そうでないと感じることもあるのですが、つまらない作品をもう一度
見たいとは思わない。
この年齢で今の時代背景であの作品を見たら、何を感じるのかと思っている
自分がいます。
昨今のデジタル技術などで傷んだところを修正して、きれいな映像で
あの作品を見たいなと思っています。
お智だちライブに行ってきた。
2019年7月10日 日常 中野で開催された『お智だちライブ』に行ってきました。今回もたくさんの
芸人が出ていて、レベルの上下はありましたが、楽しい時間を過ごしました。
今回のライブで一番面白かったのはメルヘン須長さんでした。
彼女の確かな実力と毒の強さというのは大きな笑いを生み出すのは
間違いないのですが、今回もクオリティの高さを感じましたね。
ある意味、出色の出来で意外性を感じたのはハナイチゴの二人でした。
関谷友美の年齢と男遍歴を知っている客は多くて、その彼女が漫才ではなくて
コントをしたのですが、その客が有している共通認識というものをうまく
利用して設定した役割というものから生まれるリアリティの高さとストーリー
で笑いを生み出していましたね。
彼女の存在というのは『ブステレビ』での発言などでも感じられるように
私にとっても、多くのこういったライブを見に来る客にとっても言ってみれば
『愛飲しているクセの強いアルコール』なのですが、その彼女のクセの
強いキャラクターを今回は漫才ではなくて、コントで演じて、笑いにした
ところにハナイチゴのセンスを感じました。
演技力の高さを関谷友美に感じたのですが、それはあの役ははまり役に
なるとコンプライアンス小松崎氏が考えたのか、本人が思いついたのか
わかりませんが、見た目にフィットする役を考えてコントを作ったところに
体の小さなライダーが速く走るバイクを作るために、骨の太さや筋肉の量を
データ化して、それに合うオイルタンクの形状を作り、車体の形状の
微調整をするエンジニアの姿を想像しました。
ミュージシャンがファンに売れた曲や同じような曲調の作品を求められる
こともあるなかで、使っていない技術やそれまでにないスタイルの曲を
発表するとヒット曲が好きなファンは気持ちが離れる一方でコアなファンが
こういうこともアーティストはやってみたいから、この実験を評価するという
意見の二つに分かれるのでしょうが、私はハナイチゴの漫才も面白がり
ながらも、こういうチャレンジやトライも喜ぶ雑食属性があるので、この
実験を喜んで見ていました。
ラムズの二人は今回賞レースを意識した二分ネタをやっていました。
最初にナレーションを入れて、そこから舞台の中心に客が注目するように
話を廻す姿に私は昔のベルトラン・ラヴェルニエ監督の作品の彼自身が
ナレーションを入れて、そこからストーリーが進んでいくことを思い出して
いました。
(私とフランスの巨匠との話に関しての詳細はこちら↓
https://yasumarzo.diarynote.jp/200410201912570000/)
まぁ、彼の『ラウンドミッドナイト』でのジャズミュージシャンとファンの
絆であったり、ミュージシャンの世界での空気感というものが描かれていたの
ですが、私がお笑いのライブに出かけるようになり、芸人と触れ合うように
なってから、タヴェルニエ氏の作品化した演者と客の関係やジャズ界の様子
などとお笑い芸人の世界の芸人と客の関係性や芸人界の土壌には共通して
いる部分も感じています。
個人的にはもっと長く見てみたいというネタだったのですが、彼女
たちのプライオリティが賞レースで勝ち抜いていくということなので、
二分のネタを作って場数を踏んでいくということを当面の活動のなかで
柱としていくということだと理解しています。
そのあたりは演じる側が今やるべきことと見る側が見たいものに違いが
あるのでしょうが、ある種の勲章を手に入れたら、やりたいことをやれる
環境が生まれるでしょうし、色々な意味で影響力や発言力も高まるわけで
彼女達のもっと長いネタを見たいと思いながら、今の二人のやろうとしている
ことを見守りたいと思っています。
さんぽやWニードロップも面白かったですね。
サッカーの天皇杯のようにJ1のトップチームや地域リーグの選手も
いるようなライブで能力の高さや実験性や技術や強い欲望などが渦巻いて
楽しい時間を過ごしました。
芸人が出ていて、レベルの上下はありましたが、楽しい時間を過ごしました。
今回のライブで一番面白かったのはメルヘン須長さんでした。
彼女の確かな実力と毒の強さというのは大きな笑いを生み出すのは
間違いないのですが、今回もクオリティの高さを感じましたね。
ある意味、出色の出来で意外性を感じたのはハナイチゴの二人でした。
関谷友美の年齢と男遍歴を知っている客は多くて、その彼女が漫才ではなくて
コントをしたのですが、その客が有している共通認識というものをうまく
利用して設定した役割というものから生まれるリアリティの高さとストーリー
で笑いを生み出していましたね。
彼女の存在というのは『ブステレビ』での発言などでも感じられるように
私にとっても、多くのこういったライブを見に来る客にとっても言ってみれば
『愛飲しているクセの強いアルコール』なのですが、その彼女のクセの
強いキャラクターを今回は漫才ではなくて、コントで演じて、笑いにした
ところにハナイチゴのセンスを感じました。
演技力の高さを関谷友美に感じたのですが、それはあの役ははまり役に
なるとコンプライアンス小松崎氏が考えたのか、本人が思いついたのか
わかりませんが、見た目にフィットする役を考えてコントを作ったところに
体の小さなライダーが速く走るバイクを作るために、骨の太さや筋肉の量を
データ化して、それに合うオイルタンクの形状を作り、車体の形状の
微調整をするエンジニアの姿を想像しました。
ミュージシャンがファンに売れた曲や同じような曲調の作品を求められる
こともあるなかで、使っていない技術やそれまでにないスタイルの曲を
発表するとヒット曲が好きなファンは気持ちが離れる一方でコアなファンが
こういうこともアーティストはやってみたいから、この実験を評価するという
意見の二つに分かれるのでしょうが、私はハナイチゴの漫才も面白がり
ながらも、こういうチャレンジやトライも喜ぶ雑食属性があるので、この
実験を喜んで見ていました。
ラムズの二人は今回賞レースを意識した二分ネタをやっていました。
最初にナレーションを入れて、そこから舞台の中心に客が注目するように
話を廻す姿に私は昔のベルトラン・ラヴェルニエ監督の作品の彼自身が
ナレーションを入れて、そこからストーリーが進んでいくことを思い出して
いました。
(私とフランスの巨匠との話に関しての詳細はこちら↓
https://yasumarzo.diarynote.jp/200410201912570000/)
まぁ、彼の『ラウンドミッドナイト』でのジャズミュージシャンとファンの
絆であったり、ミュージシャンの世界での空気感というものが描かれていたの
ですが、私がお笑いのライブに出かけるようになり、芸人と触れ合うように
なってから、タヴェルニエ氏の作品化した演者と客の関係やジャズ界の様子
などとお笑い芸人の世界の芸人と客の関係性や芸人界の土壌には共通して
いる部分も感じています。
個人的にはもっと長く見てみたいというネタだったのですが、彼女
たちのプライオリティが賞レースで勝ち抜いていくということなので、
二分のネタを作って場数を踏んでいくということを当面の活動のなかで
柱としていくということだと理解しています。
そのあたりは演じる側が今やるべきことと見る側が見たいものに違いが
あるのでしょうが、ある種の勲章を手に入れたら、やりたいことをやれる
環境が生まれるでしょうし、色々な意味で影響力や発言力も高まるわけで
彼女達のもっと長いネタを見たいと思いながら、今の二人のやろうとしている
ことを見守りたいと思っています。
さんぽやWニードロップも面白かったですね。
サッカーの天皇杯のようにJ1のトップチームや地域リーグの選手も
いるようなライブで能力の高さや実験性や技術や強い欲望などが渦巻いて
楽しい時間を過ごしました。
マルコ・メランドリ引退か。
2019年7月9日 スポーツ ライダーの能力があるが、ライバルやチームやメーカーの状況によって
当然山あり谷ありということになってしまうこともあります。浪人の危機
から契約が成立して今年のシーズンを戦うこととなったマルコ・メランドリ
に引退の報道がされています。
https://www.corsedimoto.com/mondiale-sbk/marco-melandri-annuncera-il-ritiro-a-fine-stagione/
まぁ、ライダーの契約というのは単純に実力だけでなくて、国籍や民族籍
やメーカーやスポンサーの方向性や思考による部分もあるので、高い能力
があるライダーがいい契約をすることができて、思い通りに行くかどうかと
いうのは他律的なところがあります。
勝てるマシンと言われるマシンで走れることとなったと思いきや、強過ぎる
ドゥカティとカワサキの反撃の陰にヤマハ勢が陰が薄くなってしまって
いるなかで、立場が悪くなっているのは事実。そして、来シーズンに関する
動きがあるなかで、難しいパズルのピースを探っている中で、ライダーが
引退を考える可能性もあるでしょう。
あるいは引退に関する報道がされるなかで、これを観測気球として考えて
何かが動き始めるかもしれません。
私とマルコ・メランドリとの間には少々特別な歴史が98年からあります。
秋葉原を歩いたり、上野で食べ歩きをしたときのことが昨日のことのように
思います。
お互いの立ち位置は変わりましたが、彼が活躍して欲しいという思いは
今も私の心に宿っています。
能力的に世界レベルで走れるならば、彼には戦って欲しい。
しかし、業界政治に疲れたということや子供が生まれて、欲望が薄くなり
長いキャリアでもういいやということであれば、彼の新たな生活を見守りたい
と思っています。
中に
当然山あり谷ありということになってしまうこともあります。浪人の危機
から契約が成立して今年のシーズンを戦うこととなったマルコ・メランドリ
に引退の報道がされています。
https://www.corsedimoto.com/mondiale-sbk/marco-melandri-annuncera-il-ritiro-a-fine-stagione/
まぁ、ライダーの契約というのは単純に実力だけでなくて、国籍や民族籍
やメーカーやスポンサーの方向性や思考による部分もあるので、高い能力
があるライダーがいい契約をすることができて、思い通りに行くかどうかと
いうのは他律的なところがあります。
勝てるマシンと言われるマシンで走れることとなったと思いきや、強過ぎる
ドゥカティとカワサキの反撃の陰にヤマハ勢が陰が薄くなってしまって
いるなかで、立場が悪くなっているのは事実。そして、来シーズンに関する
動きがあるなかで、難しいパズルのピースを探っている中で、ライダーが
引退を考える可能性もあるでしょう。
あるいは引退に関する報道がされるなかで、これを観測気球として考えて
何かが動き始めるかもしれません。
私とマルコ・メランドリとの間には少々特別な歴史が98年からあります。
秋葉原を歩いたり、上野で食べ歩きをしたときのことが昨日のことのように
思います。
お互いの立ち位置は変わりましたが、彼が活躍して欲しいという思いは
今も私の心に宿っています。
能力的に世界レベルで走れるならば、彼には戦って欲しい。
しかし、業界政治に疲れたということや子供が生まれて、欲望が薄くなり
長いキャリアでもういいやということであれば、彼の新たな生活を見守りたい
と思っています。
中に
bautista ha perso il controllo e lo spagnolo con la ducati non ha
guadagnato i punti come voleva e tre kawasakisti sono saluti sul podio
il vincetore e’ johnathan rea pero’ il protagonista della gara e’ il pilota
di turco della squadra di reggio emilia!
https://www.corsedimoto.com/paolo-gozzi-blog/toprak-razgatlioglu-ecco-dove-e-con-chi-correra-nel-2020/
quando il leader della classifica del campionato e’ caduto i rivali
devono guardagnare i punti il piu’ possibile e johanathan rea ha riaperto
il campionato e sara’ interessante il campionato mondiale della classe
regina di derivate di serie
e prima di gara3 a misano se bautista non vince due piloti della
kawasaki factory sarebbero arrivati ai primi posizioni invece
il talentuoso pilota turco ha la determinazione e poteva guidare
quasi perfettamente e ha preso ottimo secondo posto dietro di
campione del mondo johanathan rea davanti al leon haslam con
la ufficialissima kawasaki ninja
sicuramente il vincetore e’ johanathan rea pero’ il protagonista e’
toprak razgatilioglu con la squadra di reggio emilia e davanti ai
loro sponsor e appasionati ha fatto il capolavoro
c’e’ la grande differenza fra la moto di rea e toprak razgatlioglu?
il team manager reggiano ha confesso davanti al giornalista
di corsedimoto "90% uguale"
allora la questa risulta’ cambia la vita di toprak e ormai tantissimi
staff team manager sponsor pensano di nuovo fenomeno di turco
allora dove sta lui nel 2020 e con che moto lui sta alla pista?
vediamo e aspettiamo la sua decisione del futuro vicino!
se avessi il tempo voglio parlare con lui a suzuka dove lui
partecipa con la moto di ninja speciale per otto ore
guadagnato i punti come voleva e tre kawasakisti sono saluti sul podio
il vincetore e’ johnathan rea pero’ il protagonista della gara e’ il pilota
di turco della squadra di reggio emilia!
https://www.corsedimoto.com/paolo-gozzi-blog/toprak-razgatlioglu-ecco-dove-e-con-chi-correra-nel-2020/
quando il leader della classifica del campionato e’ caduto i rivali
devono guardagnare i punti il piu’ possibile e johanathan rea ha riaperto
il campionato e sara’ interessante il campionato mondiale della classe
regina di derivate di serie
e prima di gara3 a misano se bautista non vince due piloti della
kawasaki factory sarebbero arrivati ai primi posizioni invece
il talentuoso pilota turco ha la determinazione e poteva guidare
quasi perfettamente e ha preso ottimo secondo posto dietro di
campione del mondo johanathan rea davanti al leon haslam con
la ufficialissima kawasaki ninja
sicuramente il vincetore e’ johanathan rea pero’ il protagonista e’
toprak razgatilioglu con la squadra di reggio emilia e davanti ai
loro sponsor e appasionati ha fatto il capolavoro
c’e’ la grande differenza fra la moto di rea e toprak razgatlioglu?
il team manager reggiano ha confesso davanti al giornalista
di corsedimoto "90% uguale"
allora la questa risulta’ cambia la vita di toprak e ormai tantissimi
staff team manager sponsor pensano di nuovo fenomeno di turco
allora dove sta lui nel 2020 e con che moto lui sta alla pista?
vediamo e aspettiamo la sua decisione del futuro vicino!
se avessi il tempo voglio parlare con lui a suzuka dove lui
partecipa con la moto di ninja speciale per otto ore
la gara di misano adreatico il re del motociclismo ritorna alla vittoria
johnathan rea guidava perfettamente la navetta di akashi dove mangiano
pesce tanto sulla pista bagnata!
nel 1997 alle piste di formula1 solamente due piloti della
mclaren honda ebbe dominato il campione del mondo alla categoria
classe regina dell’automobilismo
infatti ayrton senna e alain prost ebbero vinto 15 gare su 16
la quella stagione solamente in brasile francia e giappone ebbero
festeggiato alla finesettimana di formula 1 invece altri paesi
senpre ci fu l’aria fredda e unica domenica pomeriggio
i tifosi ebbero sentito di bellissima giornata a monza dove
gerhart berger ebbe vinto e michele alboreto fu salito sul podio con
la ferrari turbo e 1-2 della scuderia a monza e la pista monzese non
dorme mai
allora solamente unica squadra o/e unico pilota vince sara’ interessante
per gli appasionati?
sicuramente la nuova ducati V4 e’ il capolavoro della casa di borgo
panigale e alvaro bautista e’ fenomeno
il campione del mondo johnathan rea prepara il ricupero e meglio
ancora la gara uno di sabato piove e cominciano tenere la schieda
per la vittoria
allora c’e’ la ottima navetta ad akashi dove c’e’ la kawasaki
il campione del mondo poteva guidare perfettamente la sua navetta
che si chiama kawasaki ninja alla pista di emilia romagna
dalla gara uno di misano adreatico nord irlandese con la kawasaki
comincia il gran ricupero da distruggere l’atomosferie "il campione di alvaro bautista con la ducati"
e meglio ancora tom sykes con la BMW fu salito sul terzo gradino
del podio (finalmente la casa di baviria ha montato il nuovo motore)
e sta crescento il loro moto
allora possiamo vedere tanti piloti con diversi marchi cominciano
vincere contro alvaro bautista sulla ducatiV4?
vediamo la prossima gara a misano adreatico!
johnathan rea guidava perfettamente la navetta di akashi dove mangiano
pesce tanto sulla pista bagnata!
nel 1997 alle piste di formula1 solamente due piloti della
mclaren honda ebbe dominato il campione del mondo alla categoria
classe regina dell’automobilismo
infatti ayrton senna e alain prost ebbero vinto 15 gare su 16
la quella stagione solamente in brasile francia e giappone ebbero
festeggiato alla finesettimana di formula 1 invece altri paesi
senpre ci fu l’aria fredda e unica domenica pomeriggio
i tifosi ebbero sentito di bellissima giornata a monza dove
gerhart berger ebbe vinto e michele alboreto fu salito sul podio con
la ferrari turbo e 1-2 della scuderia a monza e la pista monzese non
dorme mai
allora solamente unica squadra o/e unico pilota vince sara’ interessante
per gli appasionati?
sicuramente la nuova ducati V4 e’ il capolavoro della casa di borgo
panigale e alvaro bautista e’ fenomeno
il campione del mondo johnathan rea prepara il ricupero e meglio
ancora la gara uno di sabato piove e cominciano tenere la schieda
per la vittoria
allora c’e’ la ottima navetta ad akashi dove c’e’ la kawasaki
il campione del mondo poteva guidare perfettamente la sua navetta
che si chiama kawasaki ninja alla pista di emilia romagna
dalla gara uno di misano adreatico nord irlandese con la kawasaki
comincia il gran ricupero da distruggere l’atomosferie "il campione di alvaro bautista con la ducati"
e meglio ancora tom sykes con la BMW fu salito sul terzo gradino
del podio (finalmente la casa di baviria ha montato il nuovo motore)
e sta crescento il loro moto
allora possiamo vedere tanti piloti con diversi marchi cominciano
vincere contro alvaro bautista sulla ducatiV4?
vediamo la prossima gara a misano adreatico!