フラビア・ペンネッタが止まりません。そして、スキャボーネの進撃も
続いています。ニューヨークのイタリア人は燃えています。

世界で十位のブリンディジーナは二回戦をサーニャ・ミルザ相手に何と
ダブルベーグルを決めて三回戦に進み、この試合もウォズニアック相手に
6－1，6－1で快勝しました。

最新ランク28位のレオネッサミラネーゼ（ミラノのメスライオン）と呼ばれる
スキャボーネは第八シードのアザレンカとのタフマッチを戦い、フルセットで
破る金星を挙げました。

80年代のドイツではベッカーとグラフがテニス界を席巻してから、大きく
状況を変えました。テレビ放映の数、大会へのサポート、プレイヤーの
スポンサード、一般プレイヤーの増加などテニス環境を大きく変えました。

スターの登場が大きく物事を変えてしまうのは、その当該の競技にとって
いいことでしょう。

イタリアのテニスにおいて、フェドカップのサプライズに満ちた勝利が最初の
ステップ、ペンネッタのトップテン入りはセカンドステップであったことでしょう。

果たしてニューヨークでペンネッタとスキャボーネが嵐を起こすのか、サード
ステップを作るのか期待しながら見守りたいと思っています。

flavia pennetta non si ferma anche terzo turno vince facilmente
e francesca schavone domina la partita dura contro azarenka

due miglire tenniste italiane non si fermano mai a new york
la brindisina ha fatto ancora il suo capolavoro al terzo turno
poi leonessa milanese non ha perso mai di tenere il suo agonismo
e ha vinto la durissima partita contro azarenka(il numero 8
della testa di serie a US open)
e due tennista italiane arrivano al quarto turno

abbiamo capito cosa ha successo in germania
dopo essere arrivato al top becker e graf
tanti genitori compravano tutti materiali di tennis e poi
bimbi cominciavano giocare tennis
la copertura della tv fu maturo e poi tanti sponsor pensavano di
l’appoggio per i tornei e i giocatori

il grandissimo protagonista puo’ cambiare tutto

allora vediamo cosa succedera a newyork e in italia
la vittoria sorprendente di fedcup fu un step per il futuro
vicino
poi la secondo step e’ il miglior piazzamento della flavia
pennetta che arrivava ai primi 10
ora pensiamo di terzo step dell’italtennis

ミザノアドレアティコからドヴィツィオーゾのサスペンションが変わります。
ショーワからオーリンズというスイッチは今までのファクトリーホンダと
ショーワの歴史的なつながり、密接な関係を考えると衝撃的なものでした。

テストを経て、ドヴィツィオーゾはミザノアドレアティコからオーリンズを
使いますが、果たしてどうなのか。

あの一年前のペドロザのミシュランからブリヂストンへの変更を驚きながら
何もしなければ何も変わらない。速さと強さを求めるためにドラスティックに
思い切ってメーカーを変えるホンダの本気と危機意識を感じましたが、
今回のサスペンションメーカーの変更にも同じことを感じました。

さて、どんなことになるのか見守りたいと思います。

ジャンクリストフ・ポンソンとエスキル・シュッターの冒険は続いています。
ジルオートが来年のMotoGP参戦への動きは色々なメーカー、関係者を
巻き込みながら動いていますが、チームマネージャーとしてケビン・シュワンツ
を招へいするために動いています。

http://moto.caradisiac.com/Moto-GP-Gil-Motorsport-Kevin-Schwantz-entre-en-scene-430

どういうわけか、日本では取り上げられることがないニュースですが、
DORNAが多数のエントリーを求めているのは事実でしょうし、
ハヤテがいなくなるのは確かでしょう。

バーミューレン、デアンジェリス、トーズランドがチームを求めていますし、
日本のメーカーとドゥカティにおんぶに抱っこということになると
メーカーがやる気がなくなったらとんでもないことになるわけで
そうなると非メーカー系チームという選択肢も出てくるのかなと思えますね。

ジャンクリストフ・ポンソンというのはそれにしてもエネルギッシュな
人だと思います。
かつて、ホンダのマシンでスーパースポート世界選手権に出てきた時に
よく短期間でチームをまとめて出てきたなと思いましたが、何か新しいことを
するにはパワーとかエネルギー、勢いが必要でしょう。彼にはそれを感じます。

全てのイタリア人ドライバーにとってフェッラーリに乗ることは実現性が
低い大きな夢です。
その夢がスピードの世界独特の速さでかなうことになりました。
スパフランコルシャンでの素晴らしい速さと成績によって、マラネッロは
契約書を用意して、次戦からシーズンエンドまでフィジケッロはスクーデリアの
一員としてフェッラーリを走らせることになりました。

まぁ、今回の一件は何だかジャン・アレジの出世ぶりを思い出させましたね。
ティレルフォードにピレリタイヤという、一線級とは言えないパッケージで
アメリカとモナコで二位を奪い、彼の争奪戦になりました。

フィジケッラはフォースインディアというテイルエンダー争いをしていた
チームのマシンで苦しんでいましたが、スパフランコルシャンという
マシンやチーム体制がタイムや順位に反映する割合が低くなるサーキットで
ドライバーのバリューを証明してみました。

土曜日の信じられないポールポジション。日曜日の鮮やかな二位表彰台
という成績がスピードの世界ですべてのものを巻き込みながら変化を
生みました。

そして、今日の発表になりました。

多くのティフォージがイタリア人ドライバーがフェッラーリでモンツァで
走るところを夢見ています。
その夢見がちな絶対フェッラーリ主義者に甘い夢を見せるのか、苦い
現実を届けるのか楽しみです。

dopo essere salito sul podio
la marlboro l’ufficio di maranello fiat
pensano di preparare il contratto
ora ufficiale! dalla prossima gara gian carlo fisichella
sale sulla macchina della scuderia!

il pilota italiano guida la rossa italiana
e’ veramente il sogno
pero’ maranello a cui interessa solamente il pilota forte
cioe’ prima di scrivere il contratto tutti piloti italiani
dovevano vincere
se mancasse la macchina competitiva
e’ il compito durissimo

allora fisichella ha fatto il capolavoro al tracciato difficilissmo in belgio
poleposition sorprendente a sabato con force india
e era salito sul podimo domenica pomeriggio
non poteva vincere pero’ lui ha guidato benissimo

questa strada fino a maranello mi faceva ricordare quello di
jean alesi fu salito sul podio due volte con tyrell ford con la
gommata pirelli
mancavano cavalli pero’ ha guidato benissimo negli stati uniti
e monaco

fisichella aveva sognato guidare la ferrari formula uno
e la prossima gara e’ monza
davanti ai tifosi a cui piace sognare il pilota italiano con la
ferrari che vince al tracciato lombardo
cosa fa e cosa ci sara
vediamo il suo giro

ラルフ・ヴァルドマンというのはホンダの250、KR500、アプリリア250の
イメージが強く、マルティン・ウィマーはスズキの250や鈴鹿の八耐でヤマハの
750を走らせていたイメージが強かったですね。

その二人のドイツ人がMZのプロジェクトに関わっています。
そして、それはレーシングマシンではなくて、彼らの大きな関心はスクーター。
それもエコスクーターと呼ばれる電気スクーターのようです。

ライダーの引退後というのは、メーカーとマシンの開発に関わっていったり、
テスターをして、雑誌にインプレを書いたりするのが定番ですが、ドイツの
歴史あるメーカーでその伝統の上で業務をしていくのではなく、今までにない
ものをやろうとするのは面白いチャレンジですね。

ヴァルドマンに関してはラウジッツィユーロスピードウェイに大きな
看板があり、ライディングスクールの先生をやっていることは知っていました。

その後、ドイツの250ccのレーシングチームを手伝っていたりしていたこと
は知っていたのですが、エコスクーターというのは驚きでしたね。

果たしてどんな未来が彼らを待ち受けているのか見守りたいと思います。

夏の少々長めのブレイクの後、スーパーバイク世界選手権はドイツで
再開です。しかし、残念ながら私のお気に入りのチャウスは怪我が治り
きらずにお休みになりました。

チャウスの代役は誰だろうか。ドイツ選手権で走っていてサーキットも知って
いるダエメンあたりがやるのだろうか、あるいは他のライダーで色々な理由で
走れないでいるライダーで経験があって、ドイツのサーキットで走ったことの
ある経験がある人を使うのかなと思っていました。

しかしながら、発表は意外なものでした。

代役はクーパーです。

まぁ、耐久でBMWのリッターバイクは経験あるのですが、かなりの驚きを
感じました。

しかしながら、それほど知られていないライダーだったり、世界格式で
の経験が浅いライダーでも走らせるというのはクーパーに何かを感じている
からでしょう。

このイギリス人が果たしてニュルブルクリンクでどんな走りをするのか
楽しみです。

タイトルを読んで、なるほどと思いながら同意した人は90年代と今の
イタリアのレースのこととテニスのことを理解している人だと思います。

イタリアにおいてMotoGPの放送ですが、90年代初頭はイタリアの国営放送
のRAIが放映権を持っていました。

しかしながら、その後衛星放送のみでの放送になってしまいました。

その時に出現したのがマックス・ビアッジでした。

その彼がイタリア製のバイクのアプリリアで日本の岡田、青木といったホンダ
ライダー、原田というヤマハライダーと戦い、ヴェネツィアの郊外の小さな
アプリリアというメーカーで日本の巨大メーカーとすぐれたライダーを
相手に激しい戦いを繰り広げ世界タイトルを獲得しました。

これはアプリリアというメーカーの販売拡大につながりましたし、
イタリアのテクノロジーが日本のバイクを破ることで素晴らしいイメージの
拡大に寄与しましたし、マックス・ビアッジというライダーの人気の
上昇やスポンサーの参入ということに結び付きました。

そこで、イタリア人のライダーが世界格式のレースでイタリアのバイクで
勝利して何が起きたのか。
お金を持っている親は子供にミニバイクやカートをさせる流れが起き、
さらに国営放送のRAIが放映権獲得に動き、長い話し合いの末に
イタリア国内での放送を生放送ですることになりました。

有料の衛星放送から無料の地上波放送へ。熱狂的なファンだけが払ってでも
見るというスタイルから、それほど熱のない人でも、イタリア人が活躍
していたら見てみようという形へ。
そんな放送形態の変化の中でイタリア人ライダーが活躍し、アプリリアが
競争力を見せれば、当然盛り上がりを見せます。

そして、そこに現れたのが天性の能力とスター性を有しているヴァレンティーノ・
ロッシでした。

スターライダーの出現と地上波放送によって、多くの人が日曜の午後は
レースを見るようになりました。

そして、RAIの倍の値段を提示してmediasetがitalia1での放送を決め、
今のイタリアではレースはポピュラリティを得ています。

ここ数年のイタリアテニスを振り返ってみましょう。
フラビア・ペンネッタ、フランチェスカ・スキャボーネがランキングを
上昇させて、フェドカップで歴史的な勝利を決めて、国別対抗戦で世界一に
なりました。

ペンネッタとスキャボーネの二人に加えて、サーラ・エッラーニの充実ぶりも
素晴らしいものがあります。

そして、トップ100に六人のイタリア人女子プレイヤーがいます。

イタリアのテニスファンはペンネッタやスキャボーネの活躍に盛り上がり、
喜びを感じています。

そして、ペンネッタはイタリア人女子の最高ランクの十一位を更新し、
歴史上初めてトップテンプレイヤーとなりました。

フェドカップでの歴史的勝利。トップテンプレイヤーの誕生、そして
そのプレイヤーが美しいこともあり、異性受けもいいこと、盛り上がって
いるが有料の衛星放送での放送が主であり、地上波での放送が乏しいこと
など、有力なプレイヤーの登場、コマーシャル受けの良さ、放送の形態など
90年代のレースを覆っていた状況に極めて似ています。

新世紀になって、優れたライダーの活躍によってレースの方は地上波放送と
スポンサーの増加、イタリアでの二大会開催という方に向かっていきました。

果たしてイタリアのテニスは2000年代のレースの道筋に向かうのでしょうか。

ペンネッタがニューヨークでどんな活躍を見せるのか、あるいはスキャボーネが
いいプレイをするのかによって、地上波放送やスポンサーディールなど近い将来
の計画が動くと思います。
一人や二人のスタープレイヤーの活躍が色々なものを巻き込みながら、集中と
拡散をしていく姿をビアッジやロッシで私は見ています。

かつてのNEWS23で台風が東京圏を直撃した時に渋谷からの中継映像が
流れていました。

まぁ、日本のテレビ報道ですから、誰かが中継先からレポートを送るのでしょう
から、誰が出るのかなと思いながら見ていました。

そんなことを考えながら見ていたところに草野満代のメイクの落ちた顔でした。

これは色々なことを想像させましたね。

この台風が来る前に草野満代が写真週刊誌に作家の小山薫堂氏とデートする
姿を掲載されてしまいました。

ただの友達なのか、深い中なのかわかりませんが、色々な見方がされたのは
当然でした。

そして、台風が来た時にNEWS23スタッフにもTBSのアナウンサー陣にも
レポートを担当できる人がいたのでしょうが、草野満代が渋谷からの
中継を担当しました。

これは何だかTBSのおしおきなのか、NHKから移ってきて仕事を選んでいては
いけないという草野さんの強い仕事に対する意志の高さなのかと推察しましたね。

ここ中部地方ではCBCの中継だと担当するのは大体若い男性アナウンサーです。

私としてはベテランのアナウンサーでもいいでしょうし、女性のアナウンサー
が担当しても構わないと思うのですが、どういうわけか若手の男性のアナウンサー
です。

年齢や性別によって役割が固定されるのはどうかと思いますね。
そう考えると、台風が東京圏を襲った時に草野満代がレポートを
担当したというのは固定されたイメージを覆すある意味、健康的なキャス
ティングだったのかな、あるいは小山薫堂とのことがあって、やらされたの
かななどと思いながら画面を見ていました。

台風が来ると、草野満代のしんどい仕事を思い出します。
メイクとスタジオのライティングの威力や魔力を感じたあの時、
テレビというのは真実を伝えながら、また違った姿を届けるものだと
思いましたね。

全ての競争には勝者と敗者がいます。
圧倒的な実力差の中で実力を見せつけて勝者となる人もいれば、
相手の敵失で勝利を得る人もいます。
今回の選挙はどうなんでしょうか。

歴史的な自民党の惨敗と民主党の圧勝を目にした八月の終わりでしたが、
これは民主が勝ったというより、自民党がこけた結果のように思います。

そして、自民党支持者でもかなり民主党に流れて行ったところにあの政
党の終わりの始まりを感じます。

そして、歴史的に政党支持率は低いが、議席を獲得してきた政党が数的不利に
陥った時にどういった行動や方向を見せるのか楽しみである気もします。

細川内閣誕生の時の日本人の支持率は圧倒的なものでした。
その細川内閣をぶち破って行ったのは自民党でした。

細川内閣ほどの支持率でないと思われる新政権から流れを呼び込むのに
何をするのか、どうするのか注目したいと思います。

自民党バルカン政治がどういった展開を見せるのでしょうか。
かつては細川内閣を事実上倒し、そして、しばらくして村山富一をかついで
連立内閣を作るなどというとんでもないこともしたのが自民党です。

野党自民党の次の一手が気になります。

少しは暑さが沈静化してきたように思いますが、まだまだ暑い日が続いています。
そんな中、氷川君のファンイベントに多数のお客さんが来ていました。

その氷川君の新作発表に合わせて行われたイベントが盛況だったというニュース。
そして、今のCDが売れていない時代に初動でかなり売れたようです。

私の印象批判になってしまうのでしょうが、演歌が好きなファンのかなりの部分が
どうも『やっぱり歌は演歌に限る』と口にしている人が、カラオケで歌うことはあっても
好きなシンガーの作品を果たして買ったりダウンロードしているのかなと
思いますね。

もし、買っていたら何年か前に外資の入っているレコード会社が販売数から
判断して演歌歌手の契約を延長しないという判断はしなかったような気がします。

その点、氷川君のファンというのは彼が好きとか彼の作品に対する愛が購買
活動に直結している気がしますね。
テレビで見たり、カラオケで歌うというだけでなく、作品を買っていて、
彼の活動を支えている気がします。

氷川きよしのファンは偉いなと思います。

不況の影響でテレビ朝日の深夜枠をドラスティックに替えていくという話が
広がっています。明らかになっているのは、深い時間は通販番組にしていくこと。
深夜でも浅い時間に関しては現行の視聴率、スポンサーの考えを考慮しながら
判断していくということのようです。

まぁ、バブル崩壊後の深夜の時間帯というのは、どこの局もかなり制作本数
を減らして、映画を流していたり、低予算でスタジオを使わずに、ロケを
中心にした番組をやっていました。

その後、最悪の状況から立ち上がってきてから、制作体制、編成なども変化して
きたと思うのですが、それがリーマンズショック以降の経済状況と地上デジタル
移行への過大な出費などもあって深夜の編成の見直しということになったのでしょう。

個人的には使いまわしが悪いことだとは思っていませんし、事情が許せば
かつての作品の再放送が視聴者を獲得できることもあるでしょうし、
権利を持っている映画などをフルスケールで流すこともいいことだと思っています。

身の丈にあった編成を考えて、持っているソフトの二次、三次利用、
スポンサーの持ち込み企画などもありでしょう。
新番組や現行の番組がなくなることで新しい放送文化が生まれる可能性も
感じますし、ある意味テレビ朝日の編成の能力や方向性が試される気がします。

今年最後のグランドスラムイベントのUSオープンの予選が始まりました。

クルム伊達公子の勝利をテレビニュースで見ました。クレジットにwowow
の名前があり、あの衛星放送局がもう予選の段階から映像を取っておこうとか、
日本のテニスフリークに情報を届けようというのが、感じ取ることができました。
彼女の商品価値と有料放送でコアでディープな情報を欲しいというテニスファン
の欲望がwowowにENGカメラを持たせて試合とインタビューを録画させることを
決断させましたね。

日本との時差を考えるとつらいのですが、楽しみな日々がやってきます。

日本のテニスファンにとって、一年の終わりは神戸で開かれている
IZAWAクリスマスオープンで幕引きになるとずっと考えてきました。
しかし、スポンサー企業の撤退によって、大会が消滅することになりました。

まぁ、今の世の中では考えられるシナリオではありました。
そして、スポンサーも本業あってのスポンサー活動ですし、対費用効果という
ことを考えるのは当然でしょう。

私は今回の一件というのは残念だと思いつつ、ある意味『世界を目指すプレイヤー』
にとっては、いい薬ではないかと思います。

日本国内でATPやWTAのツアーのポイントがつかない大会でプレイして、
その上で結構な額のお金が手に入ること。それは決していいことだとは
思えません。

日本国内だけでプレイして、世界を目指さない人にとっては意味のある大会
だとは思いますが、世界を目指す人が手に入れるために必要なのは
ツアーのポイントであり、ツアーで勝利して得られるお金であると思います。

錦織圭が日本の基準とは別に世界を目指していたことは、日本のトッププレイヤー
の多くがツアーのポイントは関係ない日本リーグでプレイしていた時に、
彼はデルレイビーチの予選を戦っていた時に鮮やかな対比を見せつつ証明して
くれました。

大会がなくなってしまうことはプレイヤーや観客の人にとっては残念なこと
ではありますが、その大会の消滅から、ある種のハングリーガッツが生まれ、
国内でプレイして、円を稼ぐことから、世界でプレイして、ドルやユーロを
稼ぐことに導かれるとするなら、それは意味のあることだと思います。

アッセンで行われたドイツのスーパーバイク選手権ですが、第一レースを五位、
第二レースを三位でまとめて、ヨルグ・トイフェルトがスーパーバイクの
ドイツ王者になりました。

かつて、スーパースポート世界選手権でヤマハの600で世界を制したものの、
あまり近年いいところがなかった彼ですが、久しぶりに光があたりました。

まぁ、あきらめないこと、粘り強いこと、続けることの重要性を彼の
レーシングキャリアから感じましたね。

前半戦の流れから彼のタイトルの可能性が高かったのですが、しかしながら
きっちりと勝ちきること、調子が良くなかった時やライバルが強すぎるときにも
できうる限りの最良の成績を得て、ポイントテーブルを考えながらシーズンを
送るのは、タイトルを獲る上で重要なわけで、そのことをしっかりと冷静に
考えて送った彼に新しいタイトルが届きました。

おめでとう。ヨルグ。来年、ドイツでゼッケン1で走るのか、世界に戻って
きて走るのかわからないが、君の走りを見たいと思っています。

南アフリカのアクシデントの後、長い療養生活を経て、彼はパドックに
戻ってきます。
イモラで彼は走ることはなく、チームのパドックにいるようです。

彼の走りを見ることができないのは残念ですが、彼がサーキットに戻ってくれるのは
うれしいですね。

多くのファンが彼がサーキットにやって来るのを待っています。
業界人が彼の健康を考えながら再会するのを楽しみにしています。

どんなアナウンスをするのかわかりませんが、イモラにレジスがいるのは
長い間の大きな不足感、不満足感を埋めてくれることでしょう。

il pilota francese arriva alla pista romagnola
sta al box di DFX ducati
pero’ non guida la moto di borgo panigale

dopo il brutto incidente a kyalami
aveva bisogno di stare all’ospedale

ancora non sappiamo mai
lui ha la determinazione da guidare la moto all’alto livello
oppure pensa di annunciare la fine della sua carriera

comunuque vediamo il suo messaggio ad imola

高校時代に名古屋の西口のシネマスコーレで公開されていたのが、
日本的スターシステムとは無縁のキャスティングで無名の新人監督が
作った『夢見るように眠りたい』でした。

いい作品を作りたいという思いが監督や演者からスクリーンを通じて滲みでて
いる映画愛にあふれた作品に胸がいっぱいになりました。

素晴らしい作品には潤沢な予算や経験値の高いスタッフ、映画会社の
バックアップといったものが必要なのであろうと考えていた私にとって
この作品は既成概念をぶち壊されたものでした。

この作品で鮮烈なるデビューを飾った林海象がその後もキャリアを重ねて
行きました。

彼の作品に予想を裏切られることはありましたが、期待を裏切られることは
なかったですね。

そして、この作品で私は佐野史郎という役者を知ることとなりました。

名古屋の真夏に見た『夢見るように眠りたい』が今も心の核に張り付いています。

ミザノアドレアティコでのレースで最終戦を待たずにミケーレ・ピッロが
イタリア選手権のスーパースポートクラスのタイトルを決めました。

彼にとって三度目のイタリア選手権のタイトルになります。
昨年まではチームは同じですが、ストック1000選手権を戦い、タイトルを
奪ってきました。
その彼が今年はR6を駆ってスーパースポートクラスに参戦し、チャンピオンに
なりました。

彼の強さは素晴らしいものがあります。
当初、私は125をやっていた時に大したことがないと思っていました。
その彼がストック1000選手権で走り始めると知り、これは払って乗っている
ライダーだなと思っていました。

それは正しいのかもしれませんが、彼が払って乗るライダーというには
驚く速さを見せてくれました。
当時のチームメイトのクラウディオ・コルティに迫るどころか、時に凌駕する
走りとタイム。これには衝撃を受けましたね。

そして、FIM stock1000選手権とイタリア選手権のstock1000選手権を
走り、前者でも切れる走りを見せ評価を高め、後者では二年連続タイトルという
実績も残しました。

今年の彼はマシンをR6に変え、参戦カテゴリーをスーパースポートにして
戦いました。

今季のイタリア選手権ですが、ライバルというのはベリーニ、ミッリョラーティ、
バッタイーニ、ブランネッティ、ジャンサンティ、コラーディ、マランコーネ
と叩くべき相手というのは決して楽な相手ではありません。
そんな中でタイトルを獲ったのは見事だと思います。

今年の世界選手権での彼というのは勉強の年という意味合いが強いのでしょうが、
スーパースポートのタイトルも獲り、様々なことを学んだ彼がどのマシン、
どんなチームで来季戦うのか楽しみです。

ミケーレ・ピッロが飛躍のための大きな一歩となるタイトル決定だと思いました。