人前に衰えて弱ってしまった姿を見せたくないとラッシャー木村は思い、
引退後に人前にほとんど出ることはなく亡くなりました。アントニオ猪木は
番組のために病室の弱っている姿も見せて、リハビリの様子も回復する状況も
取材スタッフに見せて撮影させていました。

 頑丈で武骨なイメージからコミカルなプロレスをやるようになった
ラッシャー木村さんですが、衰えた姿を見せたくなかったところは
プロレスラーとしての美意識を感じますね。

 一方、私生活やサイドビジネスでのスキャンダルさえもリングに投影して
しまうアントニオ猪木が弱った姿を見せるのも今までのレスラー人生や
政治家としての経歴を考えると理解できます。

 プロレスという世界の多様性や突き抜けた個性やレスラーとしての信念
が衰えた姿を見せるか見せないかというところに表れていると思いますね。

 

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