まぁ、我がドラゴンズが勝てるであろうと思ったカープ戦を大逆転負けして
気持ちが落ち込んだ時にふとスワローズが2017年に96敗した時のことを
思い出しました。

 故障者が出て、戦力が整わない中で大型連敗をしていて、10連敗を超えた
あたりからベンチの雰囲気も重く、そんな中で戦わなければいけなかった
真中満監督。

 連敗をしていたなかの試合で前半は優位に進めながら中盤以降に逆転
されて厳しい表情で球場を後にしようとする監督は神宮球場のつくりから
ファンの前を通らなければいけない。

 私は「報道ステーション」のスポーツコーナーのなかでその様子を見ていたのですが、テレ朝のマイクはスワローズファンの声を拾っていました。

 おそらく熱狂的なスワローズファンと思われる人の真中満監督に向けた
大きな叫びは

 「それでも応援しているぞ。」

というものでした。

 私は深い感銘を受けましたね。

 チームの調子が悪い時、戦力が整わない時期、敵チームが絶好調の期間。
長いシーズンにはひいきのチームが勝てない試合が存在します。そんな時でも
応援しているのがリアルなファンではないか。そんな風に思いますね。

 まぁ、チームが不調だと観客動員が悪くなる。そんな時はいい席が取れて
試合を好きな視野で見ることができると思いながら、それでも応援したいと
考えています。

 そんな風にかつての少年ドラゴンズ会員の私は思っています。

 同時に思ったのは南海ホークスがダイエーに20億で買われて福岡に
移転する時のこと。

 南海ホークスファンと称する人が「福岡に行かないで欲しい」とか
「さみしくなるから行かないで欲しい」なんてテレビ局の取材クルーに
答えていましたが、果たして彼らが今よりもはるかにチケットが安くて
ほぼ難波駅直結と言える素晴らしい立地条件の大阪球場にどれだけ
観戦に行ったのか。そして、チームのグッズを購入していたのか。

 前述のスワローズファンの大きな叫び声は結構お客さんがいたなかで
発せられたものでした。

 ぼろ負けした翌日の試合も私はドラゴンズを応援します。


 

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