オシエルズの矢島ノブ雄さんがラムズの風間春菜さんとyoutubeで
お笑いに関して話していて、M1グランプリの審査員は多様性を感じられるが
キングオブコントにはそれがないと話していてはっとしました。

 配信のなかでキングオブコントの審査員は年齢と性別が偏っているから、
その人の好みであったり、お笑い脳に刺さらないと好評価にならないというのは
確かにそうだなと思いましたね。

 その点はM1は落語家もいれば、大師匠もいるし、女性もいるということで
バランスが取れている。(矢島ノブ雄さんの話ではギリ納得できる)

 私がキングオブコントの審査を見ていて思うのはさまぁ〜ずとバナナマン
のコンビの二人とも出ているところですね。

 コンビで同じ芸風でいつも一緒にネタ合わせをしていて、創造していたら
固まったカラーというものが生まれる。

 そうなると、彼ら二人が他の芸人を見て審査する時に評価する部分が
一緒だったり、かなりの共通項があって、得点傾向が似てくるのではないか
と思いますね。

 その点ではM1グランプリの審査員というのはかなり芸風も経歴も
違うので、かなり得点傾向が割れることもある。そこのなかで2019年
の場合は圧倒的に面白かったミルクボーイが王者となり、安定的な面白さを
持ったかまいたちが二位になり、斬新さで審査員を驚かせながら笑わせた
ぺこぱが三位となった。色々な背景や芸歴を持つ人が高得点を付けた
ことがレベルの高さを感じさせてくれましたね。

 キングオブコントの審査員は当然のことながら面白い芸人であるには
間違いないですが、コンビの二人とも出ていて、年齢層も同じという
ところで確かに今の時代で多様性を求めるならば、審査員はM1のように
コントや漫才をやっているコンビでもどちらか一人が審査員にして、
二人を入れないとか、落語や漫才の人とか女性を入れるとかしないと
多様性は生まれないのかな思いますね。

 ここ数年のキングオブコントの固定された審査員のお笑い脳に
刺さるネタをやって評価されるのがキングに値するというような方向性と
考え方であるならば、固定化するというのはわかるし、TBSさんはそちらの
方向で今年の番組制作も考えているのかなと思っています。

 まぁ、あれだけの番組なので制作側に色々なお笑い芸人に審査員の
オファーを出しても、人に点数を付けることの難しさであったり、感覚的に
理解できないが会場受けしている芸人のネタを評価することができないから
断る人もいるので固定化されたメンバーで続けているのかもしれませんが
そのあたりの情報はなかなか出てこないのでさまぁ〜ずが出ているからなの
かも知れませんがもやもやします。


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