昭和のプロレスファンでとりわけ全日本プロレスが好きという人は夏というと
マスカラスブラザースが来日して日本のアミーゴたちに歓迎されて、大歓声を
受けるということを思い浮かべるのでしょうが、プロレスも好きでテレビっ子
だった私は「笑ってる場合ですよ」という番組の一コーナーを思い出します。

 漫才ブームの名残があったころにフジテレビが平日の昼間のてこ入れに
月曜から金曜までの帯番組を制作したのが「笑ってる場合ですよ」
その中でツービートが担当していた曜日の一コーナーが「勝ち抜きブス合戦」
でした。

 昭和のころは本当にひどい番組や企画が通っていたのですが、夏になって
何故私が思い出すかというと普段は見られない平日の昼間の番組ですが
夏休みになると見ることができる。そして、そんな視聴者に刺さるように
「夏休み特別企画 勝ち抜きブス合戦グランドチャンピオン大会」を
新宿のアルタから放送していました。

 まぁ、本当にひどくてすごい企画ですが破壊力のある笑いがあったのも
事実。あのとんでもない現場の空気感が当時のブラウン管の画面から
伝わって来て面白かったですね。

 テレビがつまらなくなったと言われてかなりの月日が流れていますが、
「勝ち抜きブス合戦」のパワーやエネルギーを感じた人は今のテレビの
コンプライアンスに気を配った番組を見てつまらないと思うのは当然だと
思いますね。
 

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