東京オリンピックの開幕式の裏の番組を見て思う。
2021年7月25日 TV お笑いグルメとしては「ザ・ベストワン」というのは放送時間が長すぎる
以外は良かったと思いました。
今田耕司が予算がオリンピックの開会式の一万分の一だと言っていましたね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/93c7cf6051a5344ba46c4bc1d309e10914173868
私がその発言で思い出したのはテレビ東京が大晦日に放送していた番組の
ことでした。
NHKが紅白を放送している真裏で今よりも局としてのイメージが安くて
テレビ東京という人もいれば、かつての名残で12チャンネルなんて言う
人もいた80年代のある年の大晦日。
よそがやらないことをやることが好きなテレビ東京は落語の名人の噺を
たっぷり流すという制作と編成に打って出ました。
それも局のスタジオを使うのではなくて既存の劇場からの中継。
ということはセットにお金をかけるわけでもなく、低予算で有している
枠を埋めようとする作戦でした。
確か二時間半以上の番組だったと思いますが、名人の重厚なネタを劇場から
中継するという落語好きにとってはお笑い脳に刺さる番組編成。
しかも劇場にカメラを入れて流すだけなので出演料は高いかもしれませんが
それにしても全体の番組製作費は相当安い。しかし、紅白に興味が無かったり
面白さを感じなくて練り上げられた名人芸のお笑いが好きな人には確実に
刺さる。
オリンピックに興味がなかったり、競技は見るが開会式は見ないという
人でお笑いが好きな人には「ザ・ベストワン」というのは低予算ながら
(MCの二人の出演料は高いのでしょうが)それなりに視聴率を確保できた
のではないでしょうか。
ある意味、全体視聴率は低いが釣りファンは習慣的に確実に見る釣り番組
のようなもので世帯視聴率は低いがお笑いファンの視聴者数はあったのかな
と思いますね。
映画の世界で大きな予算で役者も技術畑の人も大金を使って製作された
大作の傑作もあれば駄作もある。その一方で低予算で制作側のコンセプトが
演者や裏方にもしっかりと浸透していて生まれた傑作映画もあります。
「ザ・ベストワン」が「夢見るように眠りたい」や「カメラを止めるな」
「stranger than paradise」「sex lies and videotape」のようなコアな
ファンに刺さり高い業界人評価を得て、商業的な成果を得てもおかしいとは
思いません。
今田耕司の「ほんまもんの国民的イベントの予算より1万分の1でお送りしてます。でも、笑いは1万倍でお送りします」というのはある視聴率的に意味負け戦を想定していながらも望外の成功もあり得るのではないかという思いが
にじんでいたように思います。
以外は良かったと思いました。
今田耕司が予算がオリンピックの開会式の一万分の一だと言っていましたね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/93c7cf6051a5344ba46c4bc1d309e10914173868
私がその発言で思い出したのはテレビ東京が大晦日に放送していた番組の
ことでした。
NHKが紅白を放送している真裏で今よりも局としてのイメージが安くて
テレビ東京という人もいれば、かつての名残で12チャンネルなんて言う
人もいた80年代のある年の大晦日。
よそがやらないことをやることが好きなテレビ東京は落語の名人の噺を
たっぷり流すという制作と編成に打って出ました。
それも局のスタジオを使うのではなくて既存の劇場からの中継。
ということはセットにお金をかけるわけでもなく、低予算で有している
枠を埋めようとする作戦でした。
確か二時間半以上の番組だったと思いますが、名人の重厚なネタを劇場から
中継するという落語好きにとってはお笑い脳に刺さる番組編成。
しかも劇場にカメラを入れて流すだけなので出演料は高いかもしれませんが
それにしても全体の番組製作費は相当安い。しかし、紅白に興味が無かったり
面白さを感じなくて練り上げられた名人芸のお笑いが好きな人には確実に
刺さる。
オリンピックに興味がなかったり、競技は見るが開会式は見ないという
人でお笑いが好きな人には「ザ・ベストワン」というのは低予算ながら
(MCの二人の出演料は高いのでしょうが)それなりに視聴率を確保できた
のではないでしょうか。
ある意味、全体視聴率は低いが釣りファンは習慣的に確実に見る釣り番組
のようなもので世帯視聴率は低いがお笑いファンの視聴者数はあったのかな
と思いますね。
映画の世界で大きな予算で役者も技術畑の人も大金を使って製作された
大作の傑作もあれば駄作もある。その一方で低予算で制作側のコンセプトが
演者や裏方にもしっかりと浸透していて生まれた傑作映画もあります。
「ザ・ベストワン」が「夢見るように眠りたい」や「カメラを止めるな」
「stranger than paradise」「sex lies and videotape」のようなコアな
ファンに刺さり高い業界人評価を得て、商業的な成果を得てもおかしいとは
思いません。
今田耕司の「ほんまもんの国民的イベントの予算より1万分の1でお送りしてます。でも、笑いは1万倍でお送りします」というのはある視聴率的に意味負け戦を想定していながらも望外の成功もあり得るのではないかという思いが
にじんでいたように思います。
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