ウィンブルドンが終わって、テニスの女子のツアーを見てみると
ブタペストとプラハ、ローザンヌのトーナメントが開催されています。
前者二都市はいわゆる東欧諸国と言われている国の首都での開催です。

 このハンガリーとチェコですがタイムゾーンはCET(central european timing)
ということになります。日本とは夏時間の時は7時間差ですね。

 そして、イタリアやドイツやオーストリアと同じタイムゾーンということに
なります。

 ハンガリーやチェコに行ったことがある人はよく観光関係の街中の表示で
”heart of europe"という文字を見にすることがあるようにハンガリーも
チェコもヨーロッパの真ん中ということになります。日本人のオーバー50
の方々はワルシャワ条約機構加盟国はヨーロッパの東側というイメージが
強く残っていますがタイムゾーン的にも地理的にもヨーロッパの真ん中
ということになりますね。

 ウィンブルドンの翌週でのツアー大会開催ということでアジアは考えら
れない。北米はもう少し後からの開催となると移動がしやすい場所で
当該国で一定以上のレベルのプレイヤーが揃っていてスポンサー企業を
集めやすくて、自国のプレイヤーの応援に観客動員が望める
中央ヨーロッパの大会が開催しやすいのだと思います。

 ハンガリーやチェコは東欧諸国とは呼べないなと言ってみて実感しますし、
移動の容易さを考えるとスポーツイベントや人の移動などでアドバンテージ
があるのだと思います。このブログの昔からの読者の方は私がチェコの
レーシングチーム、モータースポーツ関係者と深い関係性を有していた
ことをご存知かと思いますが、陸路の移動でもLCCなどを使った空路の
遠征でもハンガリーやチェコからはどこのサーキットでも移動がしやすいな
と思いますね。

 そんなわけでテニスの大会の開催であったり、レース関係でもドイツ選手権
のレースがチェコのブルノやモストで行われるというのはヨーロッパの
中央ということが大きな理由だと思います。
 
 

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