ブラック企業大賞に二年連続で選出されてしまった企業というのは世間から
厳しい目で見られたり、取引先や顧客にいいイメージを持たれないので企業内の
ガバナンスが働いて改革が進みホワイト化が進むのかと思ったら、そうではなかったですね。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2001/08/news018.html

 鉄道車両の空調設備に関して不正検査が行われていたことが明らかになり
さらにブレーキやドアの空気圧縮機でも過去10年の不正検査が行われていた
ということが報道されました。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210701-OYT1T50275/

 空調設備に関しては電車の運行に直接関わらないのですが、空気圧縮機
はブレーキやドアの件はまともに関わってくるものですから、鉄道
事業者も一般の通勤通学客も不安を感じるものですね。

 モノ言う株主の存在や労働組合というものはスピード感を持って経営者
が一気に物事を進める上である種の障壁になってしまうこともありますが、
同時にとりわけモノ作りの会社においてはチェック機能を果たすものだと
つくづく感じますね。

 「顧客への説明を終えた製品については安全や機能、性能に問題はないことを確認した。不適切な検査の内容についてはコメントを差し控える」という
コメントを発表しましたが一般の客は組織的な不正をしていながら
技術には問題ないということを言われても不安を感じるし、
鉄道事業者や国土交通省はどの口で言っているんだと思うでしょうね。

 今回明らかになったこと以外にも品質不正があるのではないかとか
いっそのこと社内的にOKだったダークだったことが明らかになって
くれないかなと思っています。

 

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