私はお笑い好きでなおかつ雑食属性を有しているので、発話がきれいでない
芸人でも面白く感じたら評価し、古典的なものやスタンダードなものも
キャラクターで笑いを取るようなものも好きなのですが、必要不可欠だったり
無くても構わないがあった方がよりいいというものは何だろうかと考えたり
します。

 技術とか発想力というものを強く感じられるものが私のお笑い脳には刺さる
ことが多い。そこにコントであったら演技力であったり、漫才であったら
発話がきれいだったら素直にネタに入っていけます。

 お笑い芸人がたくさんいるなかで、面白くても売れていなかったり、
評価は高いが露出が少ない人がいますが、そんな芸人を生で見て楽しい
時間を過ごすことがここ三年ほど増えました。

 これはお笑いライブを見に行くようになって感じることなんですが、
面白いのに売れていない芸人は多いですね。あるいは業界評価が高いのに
収入が低い人も多い。

 私の好きな芸人にアルコ&ピース、ぺこぱ、ミルクボーイがあるのですが
アルコ&ピースがThe MANZAIでぺこぱとミルクボーイがM1グランプリに
出演した時に素晴らしいネタを見て笑っていましたがこの出演する時は
かなり人生設計という部分で考えていた時で背水の陣で臨んでいました。

 何かを生み出す時にハングリーガッツというのは必要だったりすると
思うのですが、いまだに印象に残っているネタを披露した時というのは
引退も視野にいれていて、それでも売れたいという芸人の魂から作られた
ネタと渾身のパフォーマンスで観覧者や審査員を笑わせていました。

 さほど経済的に苦しんでいない人が生み出す笑いもあるとは思いますが
お金がなくて売れたいという気持ちの強さというのは強烈な一撃を
生む時に技術や発想力と共に必要不可欠だったり、あったらいいものなの
かなとこのM1の時期になって思い返します。

 

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