様々な芸人のネタを見られる喜び。
2020年11月30日 日常 配信や放送、そして、東京圏にいると色々なお笑いライブを見
ることができます。そのなかでお目当ての芸人を見に行った時に知らなかった
芸人さんを知ることができるのは何気なく聞いていたラジオだったり、有線から
流れてきた曲が素晴らしくて、そのアーティストの当該曲や他の作品を
聞こうという方向性と似ています。先日、新たな発見の喜びを感じたのは
ぱずるずという女性二人の芸人でした。
女芸人でありがちなのは、ネタの作りやすさなのか、コンビで共通理解が
あるからなのか、容姿や恋愛などに関する女の子社会の半径5メートルの
あるあるネタが多い。それがコントであったら高い演技力があったら
見ていてネタに入っていけるし、漫才だったら強い毒があったら素直に
見ることができる。しかし、それらがないと今の社会状況のなかで
世間離れしていてあまりにも平和すぎて、私とはかけ離れた日常のこと
をネタにしても笑えることができないし、何よりネタに入っていけない。
そんなことを思っていて、ありふれた女芸人を評価できないのですが、
私が今回見ることができたぱずるずには世の女芸人にない、視点であったり、
一般社会の批評性を感じることができて良かったですね。
大きなアクションやどたばたした展開のないなかで割に大き目の
舞台で小さな動きで後方の席の客の関心を持たせ続けるというのは
ネタの良さであったり、毒や批評性がないと集中力が途切れてしまうのですが
ネタの良さと高いオリジナリティで彼女たち二人は笑いを生み出した。
このテーマ性とネタの運びと毒は素晴らしいものを感じました。
90年代後半のJ POPシーンでMISIA、宇多田ヒカル、the brilliant green、
椎名林檎、小柳ゆきが一気に出てきた時にレコード会社のプロモーションや
FMのパワープッシュからどんな新しい素晴らしい才能を持った人が出てくる
のかわくわくして、知らなかったが大変有能なシンガーが出てきて、その
能力の高さや技術力や発想の豊かさに新しい発見をしたのですが、同じことは
お笑いライブシーンにも言えていて、TBSラジオのオンエア争奪バトル番組
である「マイナビラフターナイト」であったり、多人数出演のお笑いライブ
の会場や配信などでも感じることができます。
発想の豊かさと高い批評性、そして、不自然さを感じさせない演技力で
動きが無いコントで色々な芸人を見に来た雑食属性のあるお笑い好きで
三連休の翌週の平日の夜という出かけにくい時間帯でも面白い芸人を求めて
くるお笑いグルメをうならせながら笑わせたぱずるずの二人を見て、
MISIAや椎名林檎のシングル曲を聴いて、他にどんな作風の曲があるのだろうか
とリスナーに強いインプレッションを与えた時と同じ衝撃を感じています。
セリフ選びからある意味大映テレビ制作のドラマのテイストであったり、
ジム・ジャームッシュの「stranger than paradise」や「night on the earth」
を感じさせる静かな中のうごめく心理劇を感じさせるネタを堪能した私でした。
ることができます。そのなかでお目当ての芸人を見に行った時に知らなかった
芸人さんを知ることができるのは何気なく聞いていたラジオだったり、有線から
流れてきた曲が素晴らしくて、そのアーティストの当該曲や他の作品を
聞こうという方向性と似ています。先日、新たな発見の喜びを感じたのは
ぱずるずという女性二人の芸人でした。
女芸人でありがちなのは、ネタの作りやすさなのか、コンビで共通理解が
あるからなのか、容姿や恋愛などに関する女の子社会の半径5メートルの
あるあるネタが多い。それがコントであったら高い演技力があったら
見ていてネタに入っていけるし、漫才だったら強い毒があったら素直に
見ることができる。しかし、それらがないと今の社会状況のなかで
世間離れしていてあまりにも平和すぎて、私とはかけ離れた日常のこと
をネタにしても笑えることができないし、何よりネタに入っていけない。
そんなことを思っていて、ありふれた女芸人を評価できないのですが、
私が今回見ることができたぱずるずには世の女芸人にない、視点であったり、
一般社会の批評性を感じることができて良かったですね。
大きなアクションやどたばたした展開のないなかで割に大き目の
舞台で小さな動きで後方の席の客の関心を持たせ続けるというのは
ネタの良さであったり、毒や批評性がないと集中力が途切れてしまうのですが
ネタの良さと高いオリジナリティで彼女たち二人は笑いを生み出した。
このテーマ性とネタの運びと毒は素晴らしいものを感じました。
90年代後半のJ POPシーンでMISIA、宇多田ヒカル、the brilliant green、
椎名林檎、小柳ゆきが一気に出てきた時にレコード会社のプロモーションや
FMのパワープッシュからどんな新しい素晴らしい才能を持った人が出てくる
のかわくわくして、知らなかったが大変有能なシンガーが出てきて、その
能力の高さや技術力や発想の豊かさに新しい発見をしたのですが、同じことは
お笑いライブシーンにも言えていて、TBSラジオのオンエア争奪バトル番組
である「マイナビラフターナイト」であったり、多人数出演のお笑いライブ
の会場や配信などでも感じることができます。
発想の豊かさと高い批評性、そして、不自然さを感じさせない演技力で
動きが無いコントで色々な芸人を見に来た雑食属性のあるお笑い好きで
三連休の翌週の平日の夜という出かけにくい時間帯でも面白い芸人を求めて
くるお笑いグルメをうならせながら笑わせたぱずるずの二人を見て、
MISIAや椎名林檎のシングル曲を聴いて、他にどんな作風の曲があるのだろうか
とリスナーに強いインプレッションを与えた時と同じ衝撃を感じています。
セリフ選びからある意味大映テレビ制作のドラマのテイストであったり、
ジム・ジャームッシュの「stranger than paradise」や「night on the earth」
を感じさせる静かな中のうごめく心理劇を感じさせるネタを堪能した私でした。
コメント