マックス・ビアッジの栄光にマルチェリーノ・ルッキあり。では、ジョアン・ミルを支えたのは。
2020年11月17日 スポーツ 単純に勝負に対する強い執着心があり、欲張りで負けず嫌いオートバイを
速く走らせる才能はあるが、マシンの開発能力で車体やエンジンの改良や
改善をする能力に欠けていると必要になるのはすぐれたテストライダーで
あったり、高い解析能力のあるエンジニアの存在。90年代の250ccクラスを席巻したマックス・ビアッジにはアプリリア内にマルチェリーノ・ルッキ
というテストライダーが開発を担当し、サーキットではジョバンニ・サンディと
いうエンジニアがビアッジの感じたことを深掘りして確かな方向のセットアップ
をして彼に速いマシンを提供しました。
話を今年のシーズンに当てはめるとスズキのジョアン・ミルがMotoGPクラス
のチャンピオンとなりました。彼がスズキのマシンに慣れたことやチームが
正しい方向性を見出したことは間違いないのですが、私は今回のこの
タイトルにはシルヴァン・ギュントリが大きな役割を果たしたと考えています。
チームマネージャーのダビデ・ブリビオがスズキに大きな変化をもたらした
のは当然のことなんですが、彼はスズキの日本人ライダーが日本のサーキット
だけでテストすること早いスピードの開発に繋がらないと考えていました。
ヨーロッパでもテスト走行すること。そして、テストチームを作ること。
そのテストチームに優れた能力であったり、経験のあるライダーを必要と
することを考えてスズキの首脳部と会議の際に提言を続けていました。
テストライダーとしてダビデ・ブリビオが考えたのがシルヴァン・ギュントリ
でした。
https://www.corsedimoto.com/motomondiale/motogp/motogp-lemozione-di-davide-brivio-mi-sono-sentito-bloccato/
このブログの古くからのファンの方々は私とシルヴァン・ギュントリの
team campetellaやtech 3時代でのことをすでにご存じかと思いますが、
彼はこの20年色々なマシンを走らせてきました。
そのなかで各メーカーの乗り味であったり、長所や短所というものを理解
でき、それをライバルメーカーのマシンと比較対象してどこが欠けているのか
何が必要なのかを説明できる。
スズキのライダーは若くて経験が浅いのですが、フランス人テスターの
豊富な経験と知識でレースウィーク中に何をすべきでどこを修正すべきか
を学んでいったのは間違いありません。
これは90年代のアプリリアのマックス・ビアッジという勝負根性はあり、
大きな欲望とマシンを走らせる能力はあるのですが、こと開発能力という
部分でアプリリアから不安視されていて、セットアップ能力の面でライバルに
劣るなかでマルチェリーノ・ルッキが上手く穴を埋めて原田哲也のヤマハ、
岡田忠行のホンダに対抗していきワールドチャンピオンになることが
できた状況に似ています。ギュントリに関して言えば、ルッキの場合と
異なりアプリリア、ヤマハ、ドゥカティと様々なマシンを乗ってきたことで
様々な引き出しがあることやアプリリアと契約していた時にスーパーバイク
世界選手権でワールドチャンピオンになったことがあり、話すことや
感じることを説明した時にスズキのエンジニアリングサイドやライダー
にかなりの説得力があることが言えると思います。
今年のジョアン・ミルの栄光にはシルヴァン・ギュントリの大きな
バックアップが寄与しただろうと思っています。
速く走らせる才能はあるが、マシンの開発能力で車体やエンジンの改良や
改善をする能力に欠けていると必要になるのはすぐれたテストライダーで
あったり、高い解析能力のあるエンジニアの存在。90年代の250ccクラスを席巻したマックス・ビアッジにはアプリリア内にマルチェリーノ・ルッキ
というテストライダーが開発を担当し、サーキットではジョバンニ・サンディと
いうエンジニアがビアッジの感じたことを深掘りして確かな方向のセットアップ
をして彼に速いマシンを提供しました。
話を今年のシーズンに当てはめるとスズキのジョアン・ミルがMotoGPクラス
のチャンピオンとなりました。彼がスズキのマシンに慣れたことやチームが
正しい方向性を見出したことは間違いないのですが、私は今回のこの
タイトルにはシルヴァン・ギュントリが大きな役割を果たしたと考えています。
チームマネージャーのダビデ・ブリビオがスズキに大きな変化をもたらした
のは当然のことなんですが、彼はスズキの日本人ライダーが日本のサーキット
だけでテストすること早いスピードの開発に繋がらないと考えていました。
ヨーロッパでもテスト走行すること。そして、テストチームを作ること。
そのテストチームに優れた能力であったり、経験のあるライダーを必要と
することを考えてスズキの首脳部と会議の際に提言を続けていました。
テストライダーとしてダビデ・ブリビオが考えたのがシルヴァン・ギュントリ
でした。
https://www.corsedimoto.com/motomondiale/motogp/motogp-lemozione-di-davide-brivio-mi-sono-sentito-bloccato/
このブログの古くからのファンの方々は私とシルヴァン・ギュントリの
team campetellaやtech 3時代でのことをすでにご存じかと思いますが、
彼はこの20年色々なマシンを走らせてきました。
そのなかで各メーカーの乗り味であったり、長所や短所というものを理解
でき、それをライバルメーカーのマシンと比較対象してどこが欠けているのか
何が必要なのかを説明できる。
スズキのライダーは若くて経験が浅いのですが、フランス人テスターの
豊富な経験と知識でレースウィーク中に何をすべきでどこを修正すべきか
を学んでいったのは間違いありません。
これは90年代のアプリリアのマックス・ビアッジという勝負根性はあり、
大きな欲望とマシンを走らせる能力はあるのですが、こと開発能力という
部分でアプリリアから不安視されていて、セットアップ能力の面でライバルに
劣るなかでマルチェリーノ・ルッキが上手く穴を埋めて原田哲也のヤマハ、
岡田忠行のホンダに対抗していきワールドチャンピオンになることが
できた状況に似ています。ギュントリに関して言えば、ルッキの場合と
異なりアプリリア、ヤマハ、ドゥカティと様々なマシンを乗ってきたことで
様々な引き出しがあることやアプリリアと契約していた時にスーパーバイク
世界選手権でワールドチャンピオンになったことがあり、話すことや
感じることを説明した時にスズキのエンジニアリングサイドやライダー
にかなりの説得力があることが言えると思います。
今年のジョアン・ミルの栄光にはシルヴァン・ギュントリの大きな
バックアップが寄与しただろうと思っています。
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