テレビのやらせと演出の境目は曖昧なものだし、あまり堅苦しく考えて
嫌になるならテレビを見ない方がいい。ただ、予定調和ばかりだとつまらない
ものなので、そこは崩されるとドキュメンタリー的な笑いが生まれて面白い
と思います。

 視聴習慣として見ている番組もあれば、リモコンを触っていてたまたま
見たり、特に執着心がないまま見ている番組もあるのですが、「幸せ!
ボンビーガール」は後者の方の番組です。

 ある種の予定調和があるのですが、そこで感じるのはそこそこかわいい
女性が出ている。そして、あまりかわいすぎないという人選になっている。
決まって東京の家賃相場に驚く。そして、土地勘がない。

 とんでもなくかわいい女性であったり、ブスな人は出てこないのですが
そういう人が出演してもいいはずだし、東京の家賃のことに理解力があり、
土地勘がある人が出演したら、これが現在の情報社会の中で生きる人の
リアリティを感じさせるものだと思うのですが、そんな学習している人は
出てこない。

 予定調和が崩れたところから見ることができる面白さというものが
あったら、習慣的に見るのになと思いますね。

 ロケ番組でタレントさんが料理店に行く時に「えぇーと、この辺にあると
聴いたのですが、、、、あぁ、あったあった。」なんて演出なんて面白くなくて
ちゃんとアポイントを取って、時間厳守でどんな感じで紹介されるのか
打ち合わせているのはわかっているんだから、そんな30年前のテレビ番組の
文法はいらないと思っている私はある種のリアリティが感じられないと
積極的に見たいとは思わないですね。

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