長野県の安曇野市にある特養老人ホームで起きてしまったおやつの
ドーナツを食べようとしてのどに詰まらせてしまい死に至り、おやつを
出した准看護師が業務上過失致死に問われた裁判。一審は検察の主張を認めて
有罪となりましたが、二審の東京高裁では無罪判決となりました。果たして
検察は上告をするのか注目されていましたが、検察は上告しない方向で
いるようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200808/k10012557791000.html

 この裁判の報道を見ていて思ったのは、これが有罪となるならこの手の仕事を
希望する人は少なくなるだろうなというものですね。

 老人のお相手をするというのは色々なリスクを考えなければいけないとは
思いますが、急な体調の急変は予測するのは不可能ですし、業務の中で
できることには限界がある。

 そんななかで一審での判決に介護関係者から支援と同情が集まったのは
当然のことだと思いました。

 検察も上告しない方向性で動いたというのは世論を考えてのことだと
思いますが、上告して再逆転の有罪ということになると、これは介護とか
医療に従事する人に取ってはとても受け入れることは難しいでしょうし、
業界に興味を持っていても、リスクの高さに違う職種を選ぶ人が増加
するというのは想定できるわけで、どえらいことになっていたと思います。
 

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