オートバイのイタリア選手権が開幕しました。

 業界内の声として一番面白くてレベルの高い国内選手権はイギリスだと
言われていますが、日本とイタリアもレベルが高くて面白いですね。

 国内最高峰クラスがスーパーバイクですが、イタリア選手権の場合だと
ドゥカティが実戦と開発を兼ねて参戦しているミケーレ・ピッロと
アプリリアが近い将来にスーパーバイク世界選手権に戻ってくるための
新型マシンと言われている1100を走らせるロレンツォ・サヴァドーリの
二つのメーカーの二人の戦いが一つだけ存在するチャンピオンの座を争う
というのは面白いですね。

 ドゥカティとアプリリアユーザーのトップクオリティが上記の二人で
いわば最新のバイクとパーツの供給がされていて、メーカー直結での
開発が進んでいると思うのですが、他のドゥカティとアプリリアユーザー
ライダーと傑作バイクと評価されているBMWユーザーチームとライダーが
これにいかに立ち向かうのかというのが興味深いですね。

 フェイスブックのCIV(campionato italiano velocita’)チャンネルから
映像の配信をイタリア語コメンタリーと共に見ることができたのですが、
レースファンにとっては私の評価している面白い国内選手権の激しいバトルを
タイムラグなくムジェッロからの映像を見ることができるというのも
イタリア国外であってもレースを楽しめていいですね。全日本、イギリス、
ドイツ、フランスあたりの配信状況が開催国以外でも見られる体制になって
いるのかはわかりませんが、イタリアでは私が触れた方法で見ることが
できるというのもレースファンにとってはより身近に感じることができて
いいことだと思います。

 やはり、メーカーが存在して、そのメーカーが力を入れていて、
能力のあるライダーを評価して走らせる体制があるとレースは面白くなりますね。

 ピッロ対サヴァドーリ、ドゥカティ対アプリリアのバトルを楽しんだ
レースウィークでした。

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