いいことも悪いことも環境や時代の変化によって形が変わっていくものですが
コロナウィルスの影響でお笑いライブがどうなるのか考えています。

 主催者は少なくとも数か月は観客の間隔を空けなければいけない。そして、
衛生上のコロナウィルス対策をしなければいけない。管轄の都市や国の方針に
従わなければならない。

 私がライブ再開後にいくつかライブに行きましたが、様々な対策をするには
お金も人でもかかる。そして、客数を削減していることもあって、入場料を
上げていました。

 舞台上を見ていると、少し出演者が少なくなっているのかなとも思い
ましたね。当然、小さな空間でたくさんの芸人がいると三密となってしまう。
芸人が現況を考えているのか、所属事務所が出演を控えているのか
わかりませんが、出演者は少なくなっているなと思いましたね。

 では、その状況はコロナ以前とは異なるのでしょうが、果たして客目線
としてはどう考えればいいのか。

 出演者が少なくなっても、お気に入りの出演者がネタを長く披露する
とか一ネタだけではなくて、二回出演するということになれば、見る側
からしたら望外の喜びとなります。

 今まで四分ネタで15組出ていたところが、六分ネタで10組となるとか
四分ネタを二回やって、芸人は7組ということであれば、好きな芸人が
長く見られるとか二度見ることが可能になるというのはうれしいですし、
芸人サイドとして、稽古場で先輩芸人やマネージャーや作家にネタを見て
もらうのも大事ですが、生の舞台で客の反応を見ることができるというのは
かなり大きなことのように思います。

 しばらくはコロナウィルスの影響、厚生労働省や都や国の方針を理解
しながら、ライブの出演の可否や出演回数を考えなければならない。
そんななかで変化は起きるのでしょうが、偶然の産物から好きな芸人の
ネタを長く見られたり、数多く見られるということなら、これはうれしい
変化だと思っています。

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