新潟という人口規模でFMが二つというのは難しいかな。名古屋で既存の
FM局が多くの習慣性のあるファンを有しているから、そこに第三の局が
入っていくのは厳しいかなと思っていましたが、新潟のPORTも名古屋の
NEOも閉局が決まってしまいました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00000071-mai-soci
https://www.musicman.co.jp/business/307192

日本におけるCS放送が当初はスカイとパーフェクテレビとディレクの
三つのプラットフォームが関心を持っていましたが、日本の規模を考えて
スカイとパーフェクテレビが合併してスカイパーフェクテレビとなり、
ディレクはサービスを提供していましたが、加入者の増加が望めないという
ところで事業を休止したということがありました。

 放送局がサービスを止めて、事業を中止するということに衝撃を驚いた
のですが、インターネットに広告に関する金額やリソースを移す企業が
多くなっている現況で新潟のPORTと名古屋のNEOはこれ以上の事業継続は
難しいという判断を下して閉局ということになりましたが、これは最初の
一歩のような気がしますね。

 多くの地方のラジオ局というのは地方紙との結びつきが強いのですが、
新聞の定期購読者が明らかに減ってきている。そして、スポンサーが広告の
出稿をインターネットの方にシフトチェンジしてきている。

 私自身はラジオというメディアが好きで、家にいる時はラジオを聴きながら
インターネットをしていることが多いのですが、私にも言えるのですが、
あまり局を変えるということがない。局の選択というのはかなり習慣性が
あるので、それまで聞かれていない局に周波数を合わせるというリスナー
が少ないから新潟と名古屋の件でも明らかになったように後発のラジオ局
というのは相当な企業努力であったり、大きな親会社やビッグスポンサーが
ついていないと事業継続が難しいと思いますね。

 そんななかでラジオで表現したいという大物タレントが番組を持つという
ことが起きていますが、こういったことを武器にしたり、ラジオならではの
フットワークの軽さを利用できたら、スポンサー収入やリスナー獲得に
繋がるかなと思いますね。

 今後の地方のラジオ局がどうなるのか。そして、私の住んでいる関東圏の
ラジオの世界で地殻変動が起きるのか気になっています。

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