リアリティのある役柄による笑いの発生。
2020年2月10日 日常 時間が何とかできたので、新宿V1に「少し早めのバレンタインライブvol.4」を見てきました。色々な芸人さんが出演するライブで楽しい時間を過ご
しました。
街中で流れている知らないミュージシャンの曲がいいと気になって、
その曲を追いかけたり、たまたま聴いていたラジオで全く聴いたことが
なかったアーティストの作品が私の音楽脳に刺さって、その人の発表
している他の作品も気になって聴くようになる。その行動様式というのは
お笑いに関しても言えていて、ほとんど初見で今回のライブで私のお笑い脳に
刺さったのはコンコンパレードでした。
まだ若いコンコンパレードの二人が中学生や高校生の役を演じるというのは
それほど違和感がない。岡本信人さんの人がいいが気の弱いサラリーマンや
石黒賢の医者の様がすんなりと視聴者の脳みそに入ってくるように二人の
役割設定は無理がないから、見ている側からはすんなりネタに入っていく
ことができる。
このブログの読者の方は私とクリスティアーノ・ミッリョラーティとの
濃密で近い関係をご存じの方も多いでしょうが、世界選手権の250㏄と
500ccクラス、スーパースポート世界選手権でも走っていた彼と話していた
時に「私にとっていいバイクというのは扱いやすくて乗りやすいバイクだ」
と話してくれました。ライダーにとって出力が滑らかであり、欲しいパワー
があり、思い通りの挙動で曲がってくれるバイクというものがノーストレス
でプッシュしたいときにタイムアップして、競り合いでオーバーテイクを
かける時にそのライダーの意思通りに動いてくれる。故にライダーが
ノーストレスで走っていて疲れなくて、はたから見ていて、余分な動き
がないから実に自然にライディングしているように思える。
これと同じようなことはコントの役割設定でも言えると思いますね。
今回のコントでの人物は二人の過去からそれほど離れていないので
自然に演じることができる。そして、彼らの持っている毒の部分や不満足
や不幸な部分を練りこんでいって、現実には思っていても話してはいけない
言葉や思いをセリフにしてモテない男、モテない女の部分を笑いに繋げる
ことができている。
コンコンパレードの二人がもてまくったり、楽しい学生生活や喜びに
満ちた童貞喪失や処女喪失をしたのかわかりませんが、満たされていない
思いというものや不満足な過去を掘り返して、そこにお笑いが好きだという
エネルギーが加われば、違和感のない設定のコントで毒のあるセリフが
加えられ、私にとって、あるいはあの場所にいた観客にとってお笑い脳を
刺激するいいネタが届いていたと思いますね。
コロナウィルスやら米中関係やらロシアの今後などがどうなるのかわか
らないなかで日本のマスメディアだけで満足できない人が国内のナローメディアだったり、色々な国のメディアに触れたりして不透明な世の中で確かな何か
を知ろうとしている中で、現役の女子高生である有元さくらこさんが実生活に
根差した学校生活をネタにしたことをやっていましたが、満たされていない
人間が毒を持って表現するようなところがなかったり、小さな会場で二列目
までに発声するような発話だと後方の席で見る側に刺さらないということを
感じていましたが、不満足感やさみしい思いをしてきた、あるいはそれが
理解できるコンコンパレードの二人がやったネタには私にかなり刺さり
ましたね。
ひょっとしたら、コンコンパレードの二人はリッターで10キロしか
走らない車なんて、このガソリン価格が高くなっている中で害悪でしか
なくて、リッターで50キロ走る車を作ろうとか、実戦開発を兼ねて、
真夏の鈴鹿サーキットでソーラーカー選手権で太陽光という永遠になくなら
ないものからエネルギー動力源を作って、車を走らそうというような
現状に満足しないエンジニアの持つ欲深さや現状に対する不満と同質な
ものを持っているのかなという気がしますね。
他の芸人さんに関することは稿を改めて書きたいと思います。
しました。
街中で流れている知らないミュージシャンの曲がいいと気になって、
その曲を追いかけたり、たまたま聴いていたラジオで全く聴いたことが
なかったアーティストの作品が私の音楽脳に刺さって、その人の発表
している他の作品も気になって聴くようになる。その行動様式というのは
お笑いに関しても言えていて、ほとんど初見で今回のライブで私のお笑い脳に
刺さったのはコンコンパレードでした。
まだ若いコンコンパレードの二人が中学生や高校生の役を演じるというのは
それほど違和感がない。岡本信人さんの人がいいが気の弱いサラリーマンや
石黒賢の医者の様がすんなりと視聴者の脳みそに入ってくるように二人の
役割設定は無理がないから、見ている側からはすんなりネタに入っていく
ことができる。
このブログの読者の方は私とクリスティアーノ・ミッリョラーティとの
濃密で近い関係をご存じの方も多いでしょうが、世界選手権の250㏄と
500ccクラス、スーパースポート世界選手権でも走っていた彼と話していた
時に「私にとっていいバイクというのは扱いやすくて乗りやすいバイクだ」
と話してくれました。ライダーにとって出力が滑らかであり、欲しいパワー
があり、思い通りの挙動で曲がってくれるバイクというものがノーストレス
でプッシュしたいときにタイムアップして、競り合いでオーバーテイクを
かける時にそのライダーの意思通りに動いてくれる。故にライダーが
ノーストレスで走っていて疲れなくて、はたから見ていて、余分な動き
がないから実に自然にライディングしているように思える。
これと同じようなことはコントの役割設定でも言えると思いますね。
今回のコントでの人物は二人の過去からそれほど離れていないので
自然に演じることができる。そして、彼らの持っている毒の部分や不満足
や不幸な部分を練りこんでいって、現実には思っていても話してはいけない
言葉や思いをセリフにしてモテない男、モテない女の部分を笑いに繋げる
ことができている。
コンコンパレードの二人がもてまくったり、楽しい学生生活や喜びに
満ちた童貞喪失や処女喪失をしたのかわかりませんが、満たされていない
思いというものや不満足な過去を掘り返して、そこにお笑いが好きだという
エネルギーが加われば、違和感のない設定のコントで毒のあるセリフが
加えられ、私にとって、あるいはあの場所にいた観客にとってお笑い脳を
刺激するいいネタが届いていたと思いますね。
コロナウィルスやら米中関係やらロシアの今後などがどうなるのかわか
らないなかで日本のマスメディアだけで満足できない人が国内のナローメディアだったり、色々な国のメディアに触れたりして不透明な世の中で確かな何か
を知ろうとしている中で、現役の女子高生である有元さくらこさんが実生活に
根差した学校生活をネタにしたことをやっていましたが、満たされていない
人間が毒を持って表現するようなところがなかったり、小さな会場で二列目
までに発声するような発話だと後方の席で見る側に刺さらないということを
感じていましたが、不満足感やさみしい思いをしてきた、あるいはそれが
理解できるコンコンパレードの二人がやったネタには私にかなり刺さり
ましたね。
ひょっとしたら、コンコンパレードの二人はリッターで10キロしか
走らない車なんて、このガソリン価格が高くなっている中で害悪でしか
なくて、リッターで50キロ走る車を作ろうとか、実戦開発を兼ねて、
真夏の鈴鹿サーキットでソーラーカー選手権で太陽光という永遠になくなら
ないものからエネルギー動力源を作って、車を走らそうというような
現状に満足しないエンジニアの持つ欲深さや現状に対する不満と同質な
ものを持っているのかなという気がしますね。
他の芸人さんに関することは稿を改めて書きたいと思います。
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