F1のルール改訂が行われると、これをいい機会だと捉えて参入してくる
メーカーがあるだろうと言われますが、フォードはコスト高ということで
計画は白紙としていて、BMWは今の社としての姿勢とは合致しないということで
不参加を明らかにしています。
https://www.grandprix247.com/2020/02/08/bmw-formula-1-tech-has-no-road-relevance/

 理由としてはレース専用車両で行われるレースのテクノロジー開発と
市販車の製造および販売というものはリンクしないということですね。
このことは正しいと思います。

 彼らのレース活動は今後の化石燃料のエンジンの存在しない時代に向いて
いて、FormulaEが主な場所になることを明らかにしています。

 では、そのBMWですが、彼らは自動車メーカーであると同時にオートバイ
メーカーでもあります。彼らはMotoGP参戦を考えているのでしょうか。

 これはやはりF1におけるレースと一般車両の製造、販売がリンクしないように
レース専用車両でのレースをしたところで、やはり距離感があるということ
になります。

 そして、今のMotoGPはお金がかかりすぎる。消極的な考えを持っている
企業にとって年間600万ユーロ以上の出費というのは大きすぎますね。

 そうなると市販車ベースで行われているスーパーバイク世界選手権というのは
レース活動と彼らのリッターバイクの製造、販売には直接的にリンクする
わけで、そちらになりますね。

 DORNAはMotoGPでの22台の出走体制、年間22戦を考えているよう
ですが、カワサキとBMWが参戦をすることは考えにくい。逆にドイツと
日本のメーカーがスーパーバイク世界選手権で現行のファクトリーチーム
以外にマシンを供給する可能性の方は業界環境的に髙いだろうと思いますね。
そして、それはかなり実現の可能性が高いことだと思います。

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