DORNAは当然のことながら、ホンダ、ヤマハ、スズキ、アプリリア、KTM
以外のメーカーが参戦して、激しいバトルで盛り上がってほしいと思って
いますが、カワサキはあくまでもスーパーバイク世界選手権での戦いが
カワサキの方向性や企業規模に合っていると考えています。
https://www.corsedimoto.com/mondiale-sbk/sbk/manager-kawasaki-la-motogp-costa-10-volte-piu-della-superbike/

 MotoGPをやるにはお金がかかる。ましてやレース数が多くなるとなると
かかる金額も拡大する。年間予算として各メーカーが600万ユーロから
700万ユーロを必要としていて、ホンダは1000万ユーロを使っているという
ことはあまりに莫大な額であり、カワサキのレース部門の予算規模とは
ミスマッチである。

 私はこれは正しい考え方だと思いますね。そして、おそらくBMWも同じ
考え方だと思います。MotoGPの十分の一の予算でできるスーパーバイク
世界選手権で、中身は最新鋭でメーカーの究極の技術が入っているが
市販モデルということで一般車との心理的な距離感が近い。MotoGPは
とんでもないお金がかかって、それでレース専用車両ということで
ある種の距離感が感じられる。

 バイクメーカーだけでなくて、ジョルジョ・バルビエールと話した時に
強く感じましたが、タイヤメーカーのピレリも同じような考えを
オートバイのタイヤ開発という部分に関しては抱いていると思います。

 DORNAの希望というのは理解できますが、カワサキのロジカルで
現実的な考えというのは私は納得できますね。

 
 

 

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