レース専用車両でのレースと市販ベースのレースで共にタイトルを獲った
元世界チャンピオンがシート喪失の危機の中でもがいています。
https://www.corsedimoto.com/mondiale-sbk/superbike-sandro-cortese-a-piedi-yamaha-yart/

 テンカーテが二台目のヤマハを走らせる予算が固まれば、彼がR1を2020年
シーズンを走らせることが可能である。あるいは彼自身が持参金を持ち込めば
契約することができる。しかしながら、現在に至るまで彼の契約はまとまって
いません。

 同じことはバルニレーシングにも言えて、一台体制よりは二台体制が
好ましいのですが、チームが予算を確保できていない。同時にドゥカティ
が必要なマテリアルを供給できる体制が難しいということで二台目の
パニガーレを走らせるには状況が固まっていません。

 同時に能力はあるが、お金を持ち込めないとなると少々能力的に
劣ってもお金を払えるライダーをチームは選ぶわけでブルノのアブラハム
ファミリーがお金をかき集めたり、ブルノでのレース開催というような
環境を作って、チームと話し合うことは十分に考えられます。

 corsedimotoの記事にあるように、彼がスーパーバイク世界選手権で
浪人ということになるならば、ヤマハオーストリアで耐久を戦い、
ヤマハ陣営に残りながら、負傷したライダーの後釜やテストライダーという
立場で2020年シーズンを過ごしながら、2021年シーズンのシートを探す
ということになるでしょう。

 能力があり、ドイツラウンドのカレンダー復帰ということもあり、
彼がスーパーバイク世界選手権のレギュラーシートを確保できたら
色々な意味でいいのでしょうが、現状、契約に至っていない。
そんななかでbestでなければbetterな契約や活動内容を求めていますが、
とても残念だなと思いますね。Moto2からスーパースポート世界選手権に
転じようとしていた時はファンドでお金を集めて参戦にこぎつけましたが
彼の次の契約がどういった形でどのカテゴリーになるのか気になっています。
鈴鹿八耐で会えたら、それはそれでうれしいのですが、スーパーバイク
世界選手権で戦ってほしいものです。

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