最新のGスピリッツの特集が「山本小鉄と昭和・新日本」ということで
気になって読んでみました。

 私が個人の評価に関して疑問に思うのは、亡くなってからの人物評価
でどうもまずいことやひどいことをしていても、そこには触れないようにして
関係者は冥福を祈るというものです。

 今回のGスピリッツでは山本小鉄さんの特集だったのですが、厳しいが
名伯楽で素晴らしい指導者という既成のイメージがあったのですが、
実はひどい部分やまずいところなどが関係者のインタビューで浮き彫りに
なりました。

 このことというのは私はいいことだと思っています。

 表裏含めて人物評価というものはされるものであって、かつての弟子
たちの師匠に対する絶賛というのは事実の一部であって、それが全体像
として伝わることに対して違和感を感じていました。

 私にとっては今だから弟子たちに対する小遣いは会社の金であったこと
や彼の乗っている車は社用車であったこと、腹が痛いと言っているレスラー
に病院に行くことよりも無茶なトレーニングを課して危うく命を失いそう
になったなどは山本小鉄の人物評価に対して今までのイメージを覆す
もので私としては良かったと思いますね。

 山本小鉄さんの毒の部分が感じられて、個人的には良かったなと
思っています。

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