名古屋人の私にとってCBCテレビの「サンデードラゴンズ」は小さなころ
からなじみがあり、よく見ていた番組でした。それがCBCのサービスエリアの
東海三県を離れると見られなくなり、さみしい思いをしていましたがDAZNでの
放送が始まり視聴できるようになってとても喜んでいます。

 東京の制作、発信の番組を地方で見ることは多いが、逆に地方の局で
作られた番組を東京圏や他のエリアで見られることは非常に少ない。
以前、CBCラジオで長くパーソナリティをしていらっしゃるつボイノリオさんと
話す機会があった時に情報のインバランスや中央集権国家や標準語と言われる
言葉に関して意見を交わしたことがありました。

 そういったことが理由の一つのとなって、この私のブログが生まれたの
ですが、テレビ番組で地方の局が地元の球団を応援する番組を全国で
見られるというのは私のように名古屋生まれで、一番古い記憶が74年の
ドラゴンズの優勝であるという私にとって今回のDAZNおよびコンテンツ
制作社のCBCが合意して、こうして「サンデードラゴンズ」を見ることが
できるというのはうれしいものですね。

 これは一つはDAZNというプラットホームが日本で事業を開始するに
あたって、Jリーグという地域に密着した形で創設された団体と組んだこと
や地方から全国に試合やコンテンツを流すということが事業の骨格になって
いるということが大きいと思います。

 もちろん、大人の社会の話ですから今回の決断の裏にはお金とかビジネス
的な思惑などが入り乱れていると思いますが、コンテンツを見たいが見られ
なかった東海三県以外に住んでいるドラゴンズファンや番組視聴者からは
評価されるでしょうし、喜ばれることでしょう。

 中央集権国家が嫌いで読売に対して疑問を持ち、標準語というものに
なじめなくて、チェーン店を認めながらも全面的には好きではないという
ような人でその地元愛とドラゴンズに対する強い思いとそれを支える
中日系メディアの制作する番組を見たいが見られなかった人にとって
野球のオフシーズンになっても、見たい番組が見られるというのは
素晴らしいことだと思っています。

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