不思議と見ることができなかったTBSの浦口ナオキ氏プロデュースの
しもきたドォーンを見てきました。

 仕事があったり、行きやすい会場で開催されるお笑いライブがあったり、
同じ第三土曜日に「マイナビラフターナイト」の公開収録があって、この
観覧申込みに当選したらそちらを優先してしまうということも
あって、この「しもきたドォーン」には行けなかったのですが、今回は
スケジュールが空いていて、なおかつ魅力的な芸人のラインナップという
こともあり、会場に初めて行きました。

 すでにライブで見ていたり、テレビ出演などで知っている錦鯉、
おせつときょうた、ねづっちを目当てに見に行ったのですが、チラシに
載っていなかった紺野ぶるまを見ることができたのは嬉しかったですね。

 彼女のことは東スポでの連載で知っていたり、「ブステレビ」の出演
で知っていて、ノーメイクだと阪神タイガースの糸井嘉男に似ているという
のも理解していて、実際に顔の輪郭が似ているなということを理解
していたのですが、それを再認識することとなりました。

 東スポやお笑い番組での下ネタ大喜利の印象と「ブステレビ」での
エロトークの爆発力が強い彼女ですが、作りこんだネタをやっていて
面白かったですね。今回のネタを見て、もし彼女が井口綾子さんのような
ミスコンテストに出てハクをつけて芸能界で成功したいような人とか
椎木里佳さんのようなメディアで取り上げられて、そこからの業務展開
を考えていたりする人とかモータースポーツが好きでもないが
レースクィーンになってカメラ小僧に色々な思いを抱きながらポーズし
ながら、空いている時間にメーカーやスポンサーの偉い人にどう接したら
ステップアップになるのかを考えているような実在の人物に注目して
彼女の持っている感性やお笑い脳を稼働させてネタを作ったら面白いもの
ができそうだなと思いながら見ていました。

 ねづっちの安定感は抜群で演芸場や芸人の振る舞いに興味がある
お笑いファンの脳みそに突き刺さるネタで面白かったですね。
実在の人物や現象から生まれるリアリティと彼の毒がまざって笑いに
繋がっていました。

 錦鯉の二人ですが、つい先日新宿で見たばかりなのですが、相変わらず
パワーがあり、ネタも面白かったですね。そして、彼らのスケジュールを
見ているとかなり回数をこなしている。

 とにかく客前でやりたいとか、たくさん演じる中でつかめるものが
あるとか、いいネタができたら披露したくて仕方がないとか、実戦が
最高の練習であるとかいろいろな理由が想像つくのですが、安定して
高いレベルの漫才をしているので、彼らの出ているライブに行って
がっかりするとか不満足ということはないですね。あるとしたら
もう少し見たいというようなぜいたくなお笑いグルメの空腹感ですね。

 芸歴が浅い人たちが金券を求めて戦うネタのバトルのコーナーも
一定以上のクオリティがあったり、見る側の評価と審議する三人の
MCの人との違いが見ることができたりして、これは面白いというより
interestingでした。

 出ている芸人が魅力的で面白く、アクションを伴うネタの人でもさほど
狭さを感じることなく、舞台と観客の距離が近くて、私のようなお笑い
好きが満足できる会場で浦口ナオキ氏が吟味して確かな能力や一定以上の
基準を確かめて提供しているライブに多幸感を感じた一夜でした。

 
 

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