ここのところBMWの本気度というものを感じる報道を読んだり、
話しを聞いたりするなかで後追いのような形でドゥカティのマシンで
世界耐久選手権を走るチームに人的物的なサポートもするという
話も耳に入ってきて、果たしてどうなるのかなという思いを抱いています。

 ここのところの世界耐久選手権の盛り上がり方とテレビ放送時間の
拡大化などが目立つのですが、そうなるとメーカーも力を入れてくる。
そんななかでBMWが力を入れていて、近い将来の勝利を目指して戦う
体制を作ってきているのですが、この動きというものは各国の国内選手権
ともリンクしていますね。

 フランス選手権でのBMWサポートチームの攻勢とタイトル獲得。
イタリアではドゥカティとアプリリアが白熱のバトルをしていますが、
業界政治的にドゥカティやアプリリアのマシンを手に出来ないチームが
どのマシンを用意して参戦するかとなった時の最初の選択肢は戦闘力
があり、お金を用意してくれたら売りますよというような姿勢を
示しているBMWですね。そのドイツ製のリッターバイクを走らせるライダーが
表彰台圏内を走ることが多い。

 日本では当然のことながら日本の四メーカーがバトルをしているのですが、
七月の鈴鹿八耐に酒井大作と彼のチームのBMWの姿がなかったのは
さみしい思いを有するのと同時に、これからの大きな活動計画のために
今年の鈴鹿を休んだり、全日本でのチームやメーカーの活動を限定的
なものや停止して、近い未来を考えているということであれば、
フランスやイタリアで見られたようなことが全日本選手権や
新シーズンの最終戦の鈴鹿八耐でもあるのかなと想像してしまいます。

 メーカーが活動的になるには様々な思惑と野望があります。
ドイツ人とイタリア人が鈴鹿八耐と全日本選手権にどう関わってくるのか
気になりますね。

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