今年最後のグランドスラム大会のUSオープンが終わりました。
近年の女子テニスの群雄割拠の様子が明らかで絶対王者がいないこと
やその中で思わぬウィナーが生まれたり、地殻変動が起きることが
具体化したなというのが率直な感想です。

 この三年間の四大大会のウィナーを見るとそれぞれ異なるプレイヤーと
なっています。そして、今大会でベスト8に残ったトップ8シードプレイヤー
はわずかに2人。そして、決勝は第8シードと第15シードのプレイヤーの
対決となり、勝ったのは下位シードのカナダ人でした。

 実力的に飛びぬけた人がいないから、その大会期間中に下位シード
のプレイヤーでも絶好調だったら、快進撃を見せるということが
起きる一方で、ランキングやシードで上位であっても、下位シードや
ノーシードのプレイヤーに負けてしまう。ベスト8に残ったトップ8シード
プレイヤーが2人。ベスト4に残ったトップ4シードプレイヤーは
ゼロというありさまでした。

 日本のテニスファンは大坂なおみの優勝を願っていたのでしょうが、
今の女子テニスシーンの大横綱がいない状況下で誰が勝ってもおかしく
ないということがよくわかる。そして、大会前のブックメーカーや
専門家の予想というものはあてにならないものだということがよく
わかった二週間でした。まぁ、そんななかだから大坂なおみにも
グランドスラム大会優勝やランキング1位のチャンスもあるのだと
思います。

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