お智だちライブに行ってきた。
2019年7月10日 日常 中野で開催された『お智だちライブ』に行ってきました。今回もたくさんの
芸人が出ていて、レベルの上下はありましたが、楽しい時間を過ごしました。
今回のライブで一番面白かったのはメルヘン須長さんでした。
彼女の確かな実力と毒の強さというのは大きな笑いを生み出すのは
間違いないのですが、今回もクオリティの高さを感じましたね。
ある意味、出色の出来で意外性を感じたのはハナイチゴの二人でした。
関谷友美の年齢と男遍歴を知っている客は多くて、その彼女が漫才ではなくて
コントをしたのですが、その客が有している共通認識というものをうまく
利用して設定した役割というものから生まれるリアリティの高さとストーリー
で笑いを生み出していましたね。
彼女の存在というのは『ブステレビ』での発言などでも感じられるように
私にとっても、多くのこういったライブを見に来る客にとっても言ってみれば
『愛飲しているクセの強いアルコール』なのですが、その彼女のクセの
強いキャラクターを今回は漫才ではなくて、コントで演じて、笑いにした
ところにハナイチゴのセンスを感じました。
演技力の高さを関谷友美に感じたのですが、それはあの役ははまり役に
なるとコンプライアンス小松崎氏が考えたのか、本人が思いついたのか
わかりませんが、見た目にフィットする役を考えてコントを作ったところに
体の小さなライダーが速く走るバイクを作るために、骨の太さや筋肉の量を
データ化して、それに合うオイルタンクの形状を作り、車体の形状の
微調整をするエンジニアの姿を想像しました。
ミュージシャンがファンに売れた曲や同じような曲調の作品を求められる
こともあるなかで、使っていない技術やそれまでにないスタイルの曲を
発表するとヒット曲が好きなファンは気持ちが離れる一方でコアなファンが
こういうこともアーティストはやってみたいから、この実験を評価するという
意見の二つに分かれるのでしょうが、私はハナイチゴの漫才も面白がり
ながらも、こういうチャレンジやトライも喜ぶ雑食属性があるので、この
実験を喜んで見ていました。
ラムズの二人は今回賞レースを意識した二分ネタをやっていました。
最初にナレーションを入れて、そこから舞台の中心に客が注目するように
話を廻す姿に私は昔のベルトラン・ラヴェルニエ監督の作品の彼自身が
ナレーションを入れて、そこからストーリーが進んでいくことを思い出して
いました。
(私とフランスの巨匠との話に関しての詳細はこちら↓
https://yasumarzo.diarynote.jp/200410201912570000/)
まぁ、彼の『ラウンドミッドナイト』でのジャズミュージシャンとファンの
絆であったり、ミュージシャンの世界での空気感というものが描かれていたの
ですが、私がお笑いのライブに出かけるようになり、芸人と触れ合うように
なってから、タヴェルニエ氏の作品化した演者と客の関係やジャズ界の様子
などとお笑い芸人の世界の芸人と客の関係性や芸人界の土壌には共通して
いる部分も感じています。
個人的にはもっと長く見てみたいというネタだったのですが、彼女
たちのプライオリティが賞レースで勝ち抜いていくということなので、
二分のネタを作って場数を踏んでいくということを当面の活動のなかで
柱としていくということだと理解しています。
そのあたりは演じる側が今やるべきことと見る側が見たいものに違いが
あるのでしょうが、ある種の勲章を手に入れたら、やりたいことをやれる
環境が生まれるでしょうし、色々な意味で影響力や発言力も高まるわけで
彼女達のもっと長いネタを見たいと思いながら、今の二人のやろうとしている
ことを見守りたいと思っています。
さんぽやWニードロップも面白かったですね。
サッカーの天皇杯のようにJ1のトップチームや地域リーグの選手も
いるようなライブで能力の高さや実験性や技術や強い欲望などが渦巻いて
楽しい時間を過ごしました。
芸人が出ていて、レベルの上下はありましたが、楽しい時間を過ごしました。
今回のライブで一番面白かったのはメルヘン須長さんでした。
彼女の確かな実力と毒の強さというのは大きな笑いを生み出すのは
間違いないのですが、今回もクオリティの高さを感じましたね。
ある意味、出色の出来で意外性を感じたのはハナイチゴの二人でした。
関谷友美の年齢と男遍歴を知っている客は多くて、その彼女が漫才ではなくて
コントをしたのですが、その客が有している共通認識というものをうまく
利用して設定した役割というものから生まれるリアリティの高さとストーリー
で笑いを生み出していましたね。
彼女の存在というのは『ブステレビ』での発言などでも感じられるように
私にとっても、多くのこういったライブを見に来る客にとっても言ってみれば
『愛飲しているクセの強いアルコール』なのですが、その彼女のクセの
強いキャラクターを今回は漫才ではなくて、コントで演じて、笑いにした
ところにハナイチゴのセンスを感じました。
演技力の高さを関谷友美に感じたのですが、それはあの役ははまり役に
なるとコンプライアンス小松崎氏が考えたのか、本人が思いついたのか
わかりませんが、見た目にフィットする役を考えてコントを作ったところに
体の小さなライダーが速く走るバイクを作るために、骨の太さや筋肉の量を
データ化して、それに合うオイルタンクの形状を作り、車体の形状の
微調整をするエンジニアの姿を想像しました。
ミュージシャンがファンに売れた曲や同じような曲調の作品を求められる
こともあるなかで、使っていない技術やそれまでにないスタイルの曲を
発表するとヒット曲が好きなファンは気持ちが離れる一方でコアなファンが
こういうこともアーティストはやってみたいから、この実験を評価するという
意見の二つに分かれるのでしょうが、私はハナイチゴの漫才も面白がり
ながらも、こういうチャレンジやトライも喜ぶ雑食属性があるので、この
実験を喜んで見ていました。
ラムズの二人は今回賞レースを意識した二分ネタをやっていました。
最初にナレーションを入れて、そこから舞台の中心に客が注目するように
話を廻す姿に私は昔のベルトラン・ラヴェルニエ監督の作品の彼自身が
ナレーションを入れて、そこからストーリーが進んでいくことを思い出して
いました。
(私とフランスの巨匠との話に関しての詳細はこちら↓
https://yasumarzo.diarynote.jp/200410201912570000/)
まぁ、彼の『ラウンドミッドナイト』でのジャズミュージシャンとファンの
絆であったり、ミュージシャンの世界での空気感というものが描かれていたの
ですが、私がお笑いのライブに出かけるようになり、芸人と触れ合うように
なってから、タヴェルニエ氏の作品化した演者と客の関係やジャズ界の様子
などとお笑い芸人の世界の芸人と客の関係性や芸人界の土壌には共通して
いる部分も感じています。
個人的にはもっと長く見てみたいというネタだったのですが、彼女
たちのプライオリティが賞レースで勝ち抜いていくということなので、
二分のネタを作って場数を踏んでいくということを当面の活動のなかで
柱としていくということだと理解しています。
そのあたりは演じる側が今やるべきことと見る側が見たいものに違いが
あるのでしょうが、ある種の勲章を手に入れたら、やりたいことをやれる
環境が生まれるでしょうし、色々な意味で影響力や発言力も高まるわけで
彼女達のもっと長いネタを見たいと思いながら、今の二人のやろうとしている
ことを見守りたいと思っています。
さんぽやWニードロップも面白かったですね。
サッカーの天皇杯のようにJ1のトップチームや地域リーグの選手も
いるようなライブで能力の高さや実験性や技術や強い欲望などが渦巻いて
楽しい時間を過ごしました。
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