メーカーが人的物的リソースをぶち込んで、ファクトリー体制で激しい
戦いをしていた時期があり、タバコ会社が莫大なスポンサーマネーを供給
した時代はもうありません。しかし、多くの参加者が今年も参戦し、
エナジードリンクがスポンサードして戦うことが目立つダカールラリーが
今年も始まりました。

 ティエリー・サビーヌが『冒険の扉を開くのは君だ。君が望むなら
連れて行こう。』この一言から多くの国々の中央政府と地方政府との
やり取りや自動車産業、バイク業界と脳みそから汗が出てくるような
交渉を重ねて始まったパリーダカールラリー。ティエリー・サビーヌは
亡くなり、ラリーのルートも大幅に変わりました。しかし、激しく
厳しいラリーに望むドライバーやライダーはまた、やってきました。

 変わった部分と変わらないところがダカールラリーにあり、
流麗にして典雅な美しさと醜悪で劣悪な汚さを併せ持ち、美しい
ファンタジィと醜いリアリティが重なり、今年も厳しく激しく難しい
戦いが始まります。この時期になると浜田麻里さんの『nostalgia』が
無性に聞きたくなる私です。

 https://www.youtube.com/watch?v=E7awcA1MEv8
https://www.youtube.com/watch?v=uneFrTnxpE8

コメント