ルーシー・サファローバ引退発表。
 ジュニア時代にチェコのテニス関係者から将来のトップテンプレイヤーに
なると言われながら、ジュニア時代の怪我であまり高く評価されなかった
時代からフィジカルコンディションを高めて、バックハンドを叩けるように
なってチェコ人の評価が正しいものだと示して、さらにトップテンプレイヤー
にまでなったルーシー・サファローバ。ここのところ、どちらかというと
ダブルスでの成績が目立ち、さらにオフコートでの楽しそうな生活を
SNS上でアップしていて、ガツガツ感が薄くなってきたなぁと思って
いたところで入ったニュースは引退というものでした。

 誰にでも引退という時期はやってくるのでしょうが、私には少々早いなぁ
とか唐突な印象を受けるものでしたが、本人と彼女の周りのスタッフにしか
フィジカルコンディションというのはわからないものですし、厳しいツアーを
周ることやどんどん現れるライバルの研究というものもしんどい作業だと
思います。

 冷静に考えると彼女ももう31歳ですし、チェコの物価を考えるともう
ビッグマネーを得て、生活のためにプレイするということもないですし、
ゴールが見えてきたなかでの決断というのをしたということでしょう。

 大阪スーパージュニアで初めて会い、チェコ語で挨拶する日本人の私に
とても親切に接してくれたり、プロに転向してからプラハや東京や
クアラルンプールで会っても明るく言葉を交わし、彼女がロランギャロ
の決勝進出を喜んでいました。

 毎年、この時期になるとメーカーやスポンサーとの契約の関係でプレイヤー
は色々な発表をするものですが、大会で言葉を交わすような仲だった
プレイヤーの引退発表というのは寂しいものですね。

 彼女が現役のプレイヤー時代にやりたくてもできなかったことを
愛犬との時間を保ちながらして楽しい時間を過ごして欲しいなと思っています。

 (写真はプラハでのもの。)


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