高校野球の決勝でゲーム中盤で一方的な展開になった時に思い出したのは
マリン・チリッチ対錦織圭の全米オープンの決勝でした。

 高校野球では両軍が好調だから、最終日に出てきた。同じことはテニスの
大会でもその大会のベストな二人が決勝戦にやってきた。

 テニスの大会で両者絶好調で大熱戦の素晴らしい決勝戦もありますが、
一方は好調で、もう一人のファイナリストは肉体的にも精神的にも疲れて
いて、ワンサイドゲームになることも結構ある。

 マリン・チリッチが優勝して、錦織圭を破った試合はクロアチア人は
絶好調のままで最終日のセンターコートで躍動して日本人のスターには
疲労で脚が残っていなかった。

 同じことを今年の高校野球の決勝戦で強く感じましたね。

 テニスファンで大会に観戦に行く人が好きな人でコアな人は準々決勝
を見に行くことを好みますね。

 ベスト8でその大会のベストな八人が戦う。

 上手くいけば、疲労もなく、いい感覚が体内に宿っていてベストに近い
コンディションで戦う。

 そうなると見る側からすると、上手くいけばベスト8の四試合全てが
面白い可能性が高いし、少なくとも一試合は面白いということが
多い。

 ところが決勝戦は一試合のみの開催なのに料金が高い。

 そして、素晴らしいバトルのことになればいいのですが、前述のように
ワンサイドゲームの可能性もかなりある。

 高校野球のファンの方々は大熱戦を期待して最終日にチケットを買ったの
でしょうが、ファンの中で決勝戦には行かずに準々決勝に出かけた人が
どれぐらいいたのかなと思いながら、画面を眺めていました。

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