私の大好きな国チェコ。世界で一番美しいと思うプラハ。そのチェコの
プラハで『人間の顔をした社会主義』を求めて立ち上がり、モスクワの命令に
素直に従ったワルシャワ条約機構軍につぶされた『プラハの春』から50年。
色々な思いが私の心に宿っています。

 チェコに旅行した方はわかると思いますが、歴史的な建造物だったり、
街の中心の建物にトーマシュ・マサリクやエドアルド・ベネシュの銅像が
立っていることが多い。彼らの考えた共産主義というものがロシア人の
覇権主義によって捻じ曲げられて、歴史を重ねていった中で民主化を求めた
のがドイツとソ連の中間にある小国のチェコスロバキアでした。

 資本主義には問題もある。しかしながら、共産主義にも疑問を感じるところ
や間違った部分もある。そこから生まれたうねりがロシア人につぶされた
ということから右目でドイツを見ながら、左目でロシアを眺める中で
悲しい事件が起きてしまいました。

 あの時から50年。当時の報道を読んだりしながら『人間の顔をした社会主義』
を考えたいと思っています。公共料金が安くて、教育にお金を使っていて
ドイツとロシアの狭間で生きている彼らのことを考えることは今の日本の
ことを考えるのは意味があると思っています。

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