追悼赤城明

2018年8月13日 スポーツ
 80年代のモータースポーツシーンで多大な功績を残しながら、
サーキットを去っていった赤城明氏が亡くなりました。世界中の
レースファンやレース関係者から追悼のメッセージが上がっています。
https://www.as-web.jp/f1/399128

 まぁ、私にとってはレイトンハウスマーチジャッド、そして、レイトンハウス
イルモアというのはとても印象に残るマシンであり、チームでした。
そして、空力というものやドライバビリティというものを考えることになった
のも、レイトンハウスマーチのマシンを見てからでした。

  わいせつに関する犯罪や税金に関する話は当局との見解の相違などが
あったり、前年までは通じた話や理解が今年になって通じなくなって
しまうというようなこともあるでしょう。

 赤城氏がサーキットから離れることになったのは、富士銀行の不正融資
事件であり、裁判で有罪判決を受けているわけで彼のことを当局の結論
ありきの国策捜査の犠牲者という訳には言えません。

 しかし、彼が莫大な金額を使って、素晴らしいエンジニアやメカニックを
雇い、素晴らしいマシンが生まれてレースが盛り上がった功績は素直に
評価しなければいけないと思います。

 バブルには否定的な意見が当然ありますが、バブルだからできたことや
可能だったことがあると思います。

 イヴァン・カペッリのレイトンハウスマーチジャッドがアラン・プロストの
ホンダマールボロマクラーレンを鈴鹿のストレートで抜いてラップリーダー
になったことやフランスグランプリのタイヤ無交換でトップを快走した
姿は今も思い出すことがあります。

 レース界に残した功績は素晴らしいものがあったと思います。

 冥福を祈ります。

 

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