世界各地のサーキットが世界選手権格式のレースを開催したいと考え、
DORNAが契約を結ぶことができれば、レース自体は行なわれるが、果たして
その数はチームやメーカーやスポンサーは全てのレースに人的物的リソースを
投入してできることに耐えうるのだろうか。

corsedimotoを読んでいたら、インドネシア、ブラジル、カザフスタン、
UAEといった国もそうだし、メキシコの名前も出ていてこれらの国のサーキット
が少なくとも検討しているのは間違いないと思います。

 20レースとなればライダーの持ち込み資金ははるかに上がるだろうし、
チームによっては世界選手権からの撤退で国内選手権の方に活動の舞台を
変更することにもなるだろう。

 鈴鹿サーキットでピレリのジョルジョ・バルビエール氏と話していたときに
世界選手権レベルで対応できるのは15か16レースぐらいで、それ以上は
オーバーキャパシティの可能性が出てくると話していました。

 まぁ、ピレリとミシュランやブリヂストンというメーカーではリソース
や企業規模が違うのでピレリの組織規模というところを考えにいれなければ
いけないのですが、開発を進めながらレースでの供給をするとなると
やはり15か16ぐらいでそれ以上はしんどいということは理解できますし、
今のF1に関わっている人たちからはレース数が多すぎるということを
口にしています。

 MotoGPのチェコとオーストリアの二週連続というのは距離的に近いから
こういった隣国同士で移動の容易な二カ国での二週連続開催というのは
できるのでしょうが、同時に観客の取りあいとなるとチケット収入が落ちる
ことやスポンサーが効果が得られないということになるとスポンサーの
撤退ということもありえると思いますね。

 

 

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