色々な意味で歴史的な試合であり興行でもあったモハメッド・アリ対
アントニオ猪木の試合から42年。私が子供の頃にオンタイムで見たときは
つまらない大凡戦だと思いましたが、後にDVDで発売されて見直したら
非常に緊張感のある試合だと思いました。

 私が小学生のことに行った修学旅行先は京都と奈良でした。
その時には街の良さとか素晴らしさは全くわからず、ただ同じクラスの
連中と騒いでいた時のことだけが印象に残っています。

 後に大人になって行った京都は色々な印象が残っていますし、また
行きたいなと思いますね。

 格闘技に対する見る目が養われていなかったり、理解力がなかった時に
見たモハメッド・アリ対アントニオ猪木はつまらないものでした。

 しかし、格闘技に関する理解力が深まり、プロレス的なお互いの得意技
であったり、お約束的な展開がなくて、リアルに負けられない戦いを
ガチガチの制約の強いルールの中でしたら、ああいうことになるのだな
と思いますし、そんな中で僅かな隙をついて一撃を入れようとしたら
ああいった試合になること、そして、そのディフェンスに力を入れて
あのルールの中で試合をしたら、凡戦になることが今の私にはわかります。

 発表された当時は評価されなかった映画が後に時代の変化から傑作と
評価されるようなことを思うのがモハメッド・アリ対アントニオ猪木
の歴史的な一戦ですね。

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