MotoGPムジェッロ。鮮やかなホルへ・ロレンソの復活。
2018年6月5日 スポーツ フィレンツェ郊外のムジェッロのレースでマシンとライダーのマッチングが
ここまでまったくダメダメで、チームメイトの活躍ばかり目立っていたホルへ・
ロレンソが信じられない走りで見事な勝利を挙げました。
二週間前には全く考えられなかったスペイン人のモータースポーツ地政学
でのレコンキスタをどう解釈すればいいのか、なんとも言えませんが世界格式
のレースで世界の列強が覇を争う中で優勝するというのは実力がないとできない
わけですし、マシンが高いレベルでの競争力がないとありえない。まぁ、
少なくともこのイタリアでのレースではマシンも仕上がり、ライダーも能力を
発揮できたということなのでしょう。
優れたプログラマーやエンジニアに初級者レベルのパソコンを与えても
持っている能力を発揮できない。高いスペックのパソコンをパソコンビギナー
に使わせても、猫に小判になってしまう。
アンドレア・ドヴィツィオーゾとドゥカティというのは優れたプログラマー
に高い品質のパソコンであったが、ホルへ・ロレンソとボルゴパニガーレ
のマシンはライダーがやりたいことができず、メーカーは素晴らしいと信じて
いるマテリアルを用意したのに、それをイタリア人は成績とタイムに結び
つけているのに、スペイン人にはビッグマネーを用意して呼び寄せたのに
それができないでいた。
こういったことはドゥカティのMotoGP時代のヴァレンティーノ・ロッシ
やマルコ・メランドリにも起きたのですが、ホルへ・ロレンソにも起きて
しまった。
私のこのブログの愛読者の方はご存知かと思いますが、イタリア選手権
で実質的なワークス体制で参戦しているのはドゥカティだけです。
そして、ミシュランタイヤがMotoGPクラスに参戦する前の段階でイタリア
選手権でドゥカティのファクトリーバイクを走らせるチームがミシュランと
密接な関係性を持ってテストと実戦を重ねていた。
世界選手権というレベルの中でチーム体制やマシンの能力やライダー
の能力などが高いレベルでミクスチャーを起こさないとトップクラスの
ライダーでもタイムは平凡なものになり、成績は下降する。
他のメーカーよりも今回のドゥカティの地元でマシンのカテゴリーは
異なるにせよ、200馬力を超えるマシンで走りこんだデータがドゥカティには
莫大にあることが有利に働いたのかなという気はしますね。
今回のムジェッロでのホルへ・ロレンソの走りと成績というのは、それまで
不足していたパズルのピースを発見できたような印象を受けますね。
全盛期の原田哲也がヤマハの250で走っていた時にミシュランタイヤで
走った時にインドネシアグランプリだけ全てのピースがはまり、それ以外の
レースではダンロップ育ちの日本人ライダーにとって高いレベルの化学反応
がなかった。
日本人ワールドチャンピオンのインドネシアでの激しいバトルの末の優勝
を思い出している私です。
原田哲也はヤマハとウェイン・レイニーとの関係を悪化させて、そのシーズン
唯一の勝利を置き土産にして、アプリリアへと移籍しました。
果たしてホルへ・ロレンソの明日はどっちなのでしょうか。
ここまでまったくダメダメで、チームメイトの活躍ばかり目立っていたホルへ・
ロレンソが信じられない走りで見事な勝利を挙げました。
二週間前には全く考えられなかったスペイン人のモータースポーツ地政学
でのレコンキスタをどう解釈すればいいのか、なんとも言えませんが世界格式
のレースで世界の列強が覇を争う中で優勝するというのは実力がないとできない
わけですし、マシンが高いレベルでの競争力がないとありえない。まぁ、
少なくともこのイタリアでのレースではマシンも仕上がり、ライダーも能力を
発揮できたということなのでしょう。
優れたプログラマーやエンジニアに初級者レベルのパソコンを与えても
持っている能力を発揮できない。高いスペックのパソコンをパソコンビギナー
に使わせても、猫に小判になってしまう。
アンドレア・ドヴィツィオーゾとドゥカティというのは優れたプログラマー
に高い品質のパソコンであったが、ホルへ・ロレンソとボルゴパニガーレ
のマシンはライダーがやりたいことができず、メーカーは素晴らしいと信じて
いるマテリアルを用意したのに、それをイタリア人は成績とタイムに結び
つけているのに、スペイン人にはビッグマネーを用意して呼び寄せたのに
それができないでいた。
こういったことはドゥカティのMotoGP時代のヴァレンティーノ・ロッシ
やマルコ・メランドリにも起きたのですが、ホルへ・ロレンソにも起きて
しまった。
私のこのブログの愛読者の方はご存知かと思いますが、イタリア選手権
で実質的なワークス体制で参戦しているのはドゥカティだけです。
そして、ミシュランタイヤがMotoGPクラスに参戦する前の段階でイタリア
選手権でドゥカティのファクトリーバイクを走らせるチームがミシュランと
密接な関係性を持ってテストと実戦を重ねていた。
世界選手権というレベルの中でチーム体制やマシンの能力やライダー
の能力などが高いレベルでミクスチャーを起こさないとトップクラスの
ライダーでもタイムは平凡なものになり、成績は下降する。
他のメーカーよりも今回のドゥカティの地元でマシンのカテゴリーは
異なるにせよ、200馬力を超えるマシンで走りこんだデータがドゥカティには
莫大にあることが有利に働いたのかなという気はしますね。
今回のムジェッロでのホルへ・ロレンソの走りと成績というのは、それまで
不足していたパズルのピースを発見できたような印象を受けますね。
全盛期の原田哲也がヤマハの250で走っていた時にミシュランタイヤで
走った時にインドネシアグランプリだけ全てのピースがはまり、それ以外の
レースではダンロップ育ちの日本人ライダーにとって高いレベルの化学反応
がなかった。
日本人ワールドチャンピオンのインドネシアでの激しいバトルの末の優勝
を思い出している私です。
原田哲也はヤマハとウェイン・レイニーとの関係を悪化させて、そのシーズン
唯一の勝利を置き土産にして、アプリリアへと移籍しました。
果たしてホルへ・ロレンソの明日はどっちなのでしょうか。
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