二台のカワサキファクトリー、二台のドゥカティワークスと一台のバルニ
レーシングドゥカティが勝てるマシンとライダーだと言われている中で
オランダでサプライズを起こし、成長とマシンの進化を示してくれたヤマハ陣営
とマイケル・ファンデルマクルですが、ドニントンパークで第一レースで
鮮やかな初勝利と第二レースで二勝目を挙げました。ヤマハにとっては七年
ぶりの勝利でチームにとってもライダーにとっても大きな勝利となりました。
http://www.corsedimoto.com/in-pista/mondiale-sbk/superbike-donington-gara-1-vince-vd-mark-yamaha-torna-al-successo-dopo-7-anni/

 ヤマハのR1が傑作バイクであることは各国の国内選手権や耐久レースの
世界で証明されていました。

 しかし、スーパーバイク世界選手権ではなかなか結果が出ないというか
カワサキとドゥカティが強い状況が続いてきました。

 そんな中でライダーラインナップに関する話が浮かび上がってきたりして
来年の契約に関して不透明な状況になりそうだった時に、このダブルウィンは
非常に大きなインパクトを残しましたね。

 同時にライダーのスキルがタイムと成績に寄与する割合が高いと見られている
サーキットでの勝利というのはライダーの能力の高さを示すこととなりました。

 今回のオランダ人ライダーのドニントンパークでのダブルウィンというのは
スーパーバイク世界選手権で地殻変動を起こす最初の一歩となりそうな
気がしますね。

 勝てるライダーが固定化されている中で、ウィナーズサークルに勝ち味を
覚えたライダーが開発が進んだマシンで仲間入りしたのは、世界中の
レースファンにとって大きなニュースになったと思います。

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