オランダのアッセンのレースの後、スーパーバイクのチームがチェコの
ブルノに入り、テストをしていました。打倒カワサキを考えているチーム
やメーカーが現状の劣勢からの反撃を試みるために改良や新しい何かを
投入するのか気になっていましたが、一番カワサキを倒す可能性のある
ドゥカティを走らせるマルコ・メランドリは進歩に納得しながらも悲観的な
ことを示唆していました。
https://www.gpone.com/it/2018/04/27/sbk/melandri-adesso-la-ducati-non-sbacchetta-piu.html

 まぁ、来年に新モデルの投入を考えているメーカーが今年のシーズンにやる
ことというのは限定的であったり、新型モデルの開発の方に力を入れるとい
うことはリアリティのある選択だと思いますね。

 大幅な変更ではなくて、それほどお金も人もリソースも使うことがなくて
できる範囲の改良で現状でできる限り開発や改良を行い、差を詰めていく
ことが株式会社のトップが考えることなんでしょうが、ライダーは常に速くて
よく曲がるバイクを求めるものですから、そこに齟齬が生じる可能性もある。

 カワサキ以外のメーカーのライダーのコメントを読んでいると一緒に走って
いるカワサキの強さと速さばかりが目立つようになってきましたがそれは
やはり単独走行ではなくて、同じサーキットで走っていて戦闘力の違いを
見せつけられているということなんでしょう。

 そんな中で何かミラクルが起きたり、サーキットの特性に根ざしたライダー
の好みで混沌としたことから意外な勝者が生まれたら面白いなとリミニに
住んでいた経験があり、アンソニー・ゴバートの天才性を見ていて、
ビモータの最後の勝利に涙した私は思っています。

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