オランダのアッセンで行なわれたスーパーバイク世界選手権のオランダ
ラウンド。毎年、何かが起きるTTアッセンサーキットファンドレンテですが
今年もテクニカルで難しいサーキットで生まれた事象は注目に値しました。

 序盤三戦を終えてカワサキ対ドゥカティという争いだと思っていましたが
今回の第一レースがレア、ファンデルマルク、デービス、サイクスという
メンバーがトップ4で五位にタイム差があってバルニレーシングのドゥカティの
ハビ・フォレスであり、六位のマルコ・メランドリはそこから六秒差。

 第二レースがサイクス、レアのカワサキの1-2フィニッシュで三位に
ヤマハのファンデルマルク。土曜日の第一レースが一つのミスで一位が四位
になってもおかしくないファイナルラップでしたが、日曜はサイクスが
十分なアドバンテージを築いて優勝して、二位がレア。三位が地元の
ファンデルマルクで四位にバルニレーシングのフォレスが入り、その後ろが
デービスでそこ後ろがMVアグスタのトレスが意外な健闘を見せて、
その後ろの七位にファクトリードゥカティのメランドリということで
これはファクトリードゥカティがアッセンに合わなかったのか、マシン的な
問題が生じたのか気になるところですね。

 また、アプリリアとホンダにとっては暗黒の週末といえるようなもので
今年の苦戦が明らかになって、ひょっとしたら、この二つのメーカーは
来年のことを考え始めているかもしれないと思わせるものでした。

 今年もジョナサン・レアが何事もなければ王座に近いのかなと思って
しまったアッセンのレーシングウィークエンドでした。

コメント