やる気以上の言葉をお笑い芸人に感じる。
2018年3月26日 日常 英語でdeterminationという言葉があって、これを『決意』とか『やる気』と
訳すことが多いのですが、この言葉を訳す時にとても気をつけることがあります。
私はdeterminationを単純に訳すのはかなりまずいと私は考えていて、
この単語には『人を押しぬけてでも前に進む』とか『石にかじりついてでも
やりぬく』という意味合いがあります。
私がかつてある日本人ライダーの通訳をしていた時にチームディレクターに
呼ばれ、ライダーと私とがチームディレクターと共に誰にも聞かれない場所に
入り、会談が始まりました。
『今回の君の走りには大変、満足している。タイムもいいし、攻撃的な
姿勢が見えて、順位も良かった。』
『このレースの後にすぐに来週にスペインでのレースがあるが、チーム
メイトが転んでしまい、代役を立てるか、あるいは不十分なコンディションで
来週戦わなければいけない。』
『君には我がチームの先頭に立って、エンジニア、メカニック、チーム
スタッフなどを奮い立たせるようになって欲しい。』
ここまですんなり流れるように訳しました。そして、次の言葉が
『そういうわけで、来週はdeterminationを持って走って欲しい。』
というものでした。
ここで私は担当ライダーに『このdeterminationという言葉は英語、
イタリア語、フランス語にある言葉だけれど、単純にやる気を
持つとは言えなくて、他人を押しのけてでも前に進むとか石にかじりついて
でもやり抜く』という意味で、そういう気持ちを持って欲しいという
意味だ。と丁寧に説明し、次の言葉を待っているところに
『というわけでdeterminationを持って、次のレースは悪魔の心を持って
挑んで欲しい』
という言葉と話したので、さらにここで『悪魔の心を持って挑んで
欲しい』というのは頑張って欲しいという意味なんだけど、他人を蹴落として
でも前進するとか、汚い手を使ってでも先行するという意味なんだと
ここでも時間を取って訳しました。
でもって、ここのところお笑いのライブを見に行って気になっている
芸人さんが何人かいますが、果たして誰がdeterminationや悪魔の心
を持っているのか考えて真っ先に浮かんだのがラムズの風間春菜のことでした。
常に面白くて、エロくて、カワイイと思われたいと思っている彼女。
優先順位は真っ先が面白くてであり、常に上達したいとか、上手くなりたい
という強い欲望を抱いています。
笑いを取るならビジネスブスも何の迷いもなく演じる。自らの身体的
特徴もネタにする。自らのエロい経験や有している妄想から濃度の濃い
下ネタもばんばん口にする。
その彼女にはdeterminationを感じますね。
そして、毒気のあるネタの中に悪魔の心がにじみ出ることがあったり、
フリートークの中であふれ出ることがある。
先日の『白熱女子!』の中でカワイイだけで面白くなくて、欲の薄さを
感じさせるような芸人がいたり、毒気を感じさせない人がいました。
そんな中で深い欲望とdeterminationを感じさせて、バトルライブで
トップ3に入らなかった結果を振り返り、悔しさと悲しさを表していました。
その姿というのは、お笑いグルメの私にとって美しいものでしたね。
彼女が石田麻由香と組んでいるラムズですが、いわゆる賞レースで
爆発して欲しいなと思いますね。
私の好きなアルコ&ピースが持っている実力を発揮したのがThe MANZAI
2012のことでした。
この前の年に平子祐希は子供が生まれていましたが、売れていたとは言えず
The MANZAI2012で結果が出なければ引退することも考えていました。
そんな中で自らの能力の高さとネタの素晴らしさがありましたが、この
時のアルコ&ピースには土壇場力から発生したすさまじいdeterminationが
あり、ネタに強力なパワーがありました。
『忍者』というネタは空想で忍者になりたいという話と現実の売れて
いない現状が交互に行き来する内容ですが、彼らのdeterminationから
発せられるエネルギーがあり、現実の説明に強いリアリティを与えていて
そこから大きな笑いが生まれていました。
その時の生活ぶりがどれぐらい苦しいものであったかわかりませんが、
このネタで勝つんだという生活感に根ざしたリアリティとdetermination
がありました。
ラムズには練りこんだネタの充実ぶりと確かな演技力があります。
そして、ラムズとしての活動開始からどう考えても服のサイズでMからLL
まで太ったなと思える身体的な特徴や自らの性経験と妄想や願望を笑いを
取るために話すところには覚悟と欲望の深さを感じます。
たくさん芸人がいる中で彼女は確実にdeterminationを持っています。
彼女がアルコ&ピースのThe MANZAI 2012の『忍者』を見たら、何を
思い何を想像するのか。
そして、ロビンソンズがマイナビラフターナイトでお笑いライブに
通うお笑いマニアの生態演じたネタをラムズが聴いたら、インスパイア
された後にどんなネタを作るのかなど気になっています。
(ロビンソンズのネタは番組のHPで聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=kLxv-WWCcLA )
何かを生み出すのに、生みの苦しみがあると思いますし、もがいたり、
あがくこともあるでしょう。また、万人受けというのはありえないので
すが、そんな中で毒のあるネタが私の心に突き刺さっています。
determinationと悪魔の心を持っている風間春菜が石田麻由香という
パートナーと共にどんな爆発をするのか、ネタの良し悪しと私の好みが
ありますが、私は彼女の可能性を信じています。
訳すことが多いのですが、この言葉を訳す時にとても気をつけることがあります。
私はdeterminationを単純に訳すのはかなりまずいと私は考えていて、
この単語には『人を押しぬけてでも前に進む』とか『石にかじりついてでも
やりぬく』という意味合いがあります。
私がかつてある日本人ライダーの通訳をしていた時にチームディレクターに
呼ばれ、ライダーと私とがチームディレクターと共に誰にも聞かれない場所に
入り、会談が始まりました。
『今回の君の走りには大変、満足している。タイムもいいし、攻撃的な
姿勢が見えて、順位も良かった。』
『このレースの後にすぐに来週にスペインでのレースがあるが、チーム
メイトが転んでしまい、代役を立てるか、あるいは不十分なコンディションで
来週戦わなければいけない。』
『君には我がチームの先頭に立って、エンジニア、メカニック、チーム
スタッフなどを奮い立たせるようになって欲しい。』
ここまですんなり流れるように訳しました。そして、次の言葉が
『そういうわけで、来週はdeterminationを持って走って欲しい。』
というものでした。
ここで私は担当ライダーに『このdeterminationという言葉は英語、
イタリア語、フランス語にある言葉だけれど、単純にやる気を
持つとは言えなくて、他人を押しのけてでも前に進むとか石にかじりついて
でもやり抜く』という意味で、そういう気持ちを持って欲しいという
意味だ。と丁寧に説明し、次の言葉を待っているところに
『というわけでdeterminationを持って、次のレースは悪魔の心を持って
挑んで欲しい』
という言葉と話したので、さらにここで『悪魔の心を持って挑んで
欲しい』というのは頑張って欲しいという意味なんだけど、他人を蹴落として
でも前進するとか、汚い手を使ってでも先行するという意味なんだと
ここでも時間を取って訳しました。
でもって、ここのところお笑いのライブを見に行って気になっている
芸人さんが何人かいますが、果たして誰がdeterminationや悪魔の心
を持っているのか考えて真っ先に浮かんだのがラムズの風間春菜のことでした。
常に面白くて、エロくて、カワイイと思われたいと思っている彼女。
優先順位は真っ先が面白くてであり、常に上達したいとか、上手くなりたい
という強い欲望を抱いています。
笑いを取るならビジネスブスも何の迷いもなく演じる。自らの身体的
特徴もネタにする。自らのエロい経験や有している妄想から濃度の濃い
下ネタもばんばん口にする。
その彼女にはdeterminationを感じますね。
そして、毒気のあるネタの中に悪魔の心がにじみ出ることがあったり、
フリートークの中であふれ出ることがある。
先日の『白熱女子!』の中でカワイイだけで面白くなくて、欲の薄さを
感じさせるような芸人がいたり、毒気を感じさせない人がいました。
そんな中で深い欲望とdeterminationを感じさせて、バトルライブで
トップ3に入らなかった結果を振り返り、悔しさと悲しさを表していました。
その姿というのは、お笑いグルメの私にとって美しいものでしたね。
彼女が石田麻由香と組んでいるラムズですが、いわゆる賞レースで
爆発して欲しいなと思いますね。
私の好きなアルコ&ピースが持っている実力を発揮したのがThe MANZAI
2012のことでした。
この前の年に平子祐希は子供が生まれていましたが、売れていたとは言えず
The MANZAI2012で結果が出なければ引退することも考えていました。
そんな中で自らの能力の高さとネタの素晴らしさがありましたが、この
時のアルコ&ピースには土壇場力から発生したすさまじいdeterminationが
あり、ネタに強力なパワーがありました。
『忍者』というネタは空想で忍者になりたいという話と現実の売れて
いない現状が交互に行き来する内容ですが、彼らのdeterminationから
発せられるエネルギーがあり、現実の説明に強いリアリティを与えていて
そこから大きな笑いが生まれていました。
その時の生活ぶりがどれぐらい苦しいものであったかわかりませんが、
このネタで勝つんだという生活感に根ざしたリアリティとdetermination
がありました。
ラムズには練りこんだネタの充実ぶりと確かな演技力があります。
そして、ラムズとしての活動開始からどう考えても服のサイズでMからLL
まで太ったなと思える身体的な特徴や自らの性経験と妄想や願望を笑いを
取るために話すところには覚悟と欲望の深さを感じます。
たくさん芸人がいる中で彼女は確実にdeterminationを持っています。
彼女がアルコ&ピースのThe MANZAI 2012の『忍者』を見たら、何を
思い何を想像するのか。
そして、ロビンソンズがマイナビラフターナイトでお笑いライブに
通うお笑いマニアの生態演じたネタをラムズが聴いたら、インスパイア
された後にどんなネタを作るのかなど気になっています。
(ロビンソンズのネタは番組のHPで聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=kLxv-WWCcLA )
何かを生み出すのに、生みの苦しみがあると思いますし、もがいたり、
あがくこともあるでしょう。また、万人受けというのはありえないので
すが、そんな中で毒のあるネタが私の心に突き刺さっています。
determinationと悪魔の心を持っている風間春菜が石田麻由香という
パートナーと共にどんな爆発をするのか、ネタの良し悪しと私の好みが
ありますが、私は彼女の可能性を信じています。
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