今年でスーパーバイク世界選手権のタイラウンドは終わってしまうという
話もありますが、週末自体は多くのレースファンがたくさん来場して
盛り上がったタイラウンドですが、スーパーバイククラスではかなりの
地殻変動を感じました。

 今年もカワサキ対ドゥカティという図式かと思いましたが、そのドゥカティ
の中でもバルニレーシングのハビ・フォレスのドゥカティが第一レースの二位
に入ったのは大きな衝撃でしたね。

 レース後に彼自身が二位に満足しながらも、先行していたホンダの
レオン・キャミア攻略に時間がかからなければ優勝争いができたと振り返って
いるようにワークスドゥカティではないサテライトチームの彼が前回の
オーストラリアに続いて快足を見せたというのは彼の成長と彼の
走らせるドゥカティ、およびチームの能力の高さを示していると思いますね。

 また、カワサキとドゥカティのすぐ後ろとなったのがヤマハ勢でしたが、
このR1というバイクの強さというのは素晴らしいものがあると思うので
熟成が進んでくると、かなり先行しているカワサキとドゥカティにとっては
厄介な敵になるなと思いますね。

 スーパースポートクラスは今回も素晴らしいレースになりましたが
トップ4がヤマハのR6でその後ろをカワサキ勢とホンダ、MVアグスタの
ライダーが走るという展開。次がサーキットレイアウトが大きく異なる
スペインのアラゴンでも同じような展開になるとしたら、ロングストレート
があり平均時速が高いフィリップアイランド、ブリアムに続いてアラゴン
でもヤマハ勢が強いとなると今年はヤマハR6が今年のタイトル争いは
ヤマハライダーによるものになる気がしますね。

 

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