ここのところ、お笑いライブをよく見に行き、私のお笑い脳を激しく
揺さぶってくれたコンビがいくつかあるのですが、その中の一人が
ターリーターキーです。このコンビがオールナイトニッポンのオーディション
に合格して、大変深い時間ですが、一時間番組を担当します。
https://natalie.mu/owarai/news/274730

 ここのところ、私のブログが私が考えている以上に大きな反響をいただいて
お笑い芸人さんと話す機会にも恵まれるようになりました。

 ホタテーズのお二人と話していたら、彼らは演じることはできないので
しゃべりまくりのスタイルの漫才しかできないし、長所を伸ばすことや
個性を磨くことを考えいると教えてくれました。

 逆にコントをやる人というのは演じることも上手い人はフリートークも
できて、芸人がたくさん集まった時のクロストークもしっかりとこなす
ことができる。

 私が先日、見てきた『白熱女子!』や『月間映画感想部』を見ていて思った
のは、優れたコメディアンヌはテーマトークもある種演者にお任せのフリー
トークもしっかりと笑いを取ったり、話している中で強弱を考えて、見る側
を引き込むスキルを持っているというものでした。

 そんなことを思っていた時に入ってきたニュースがターリーターキーの
オールナイトニッポンのパーソナリティ就任のニュースですね。

 今回のオーディションというのは近い未来に深夜の一番、聴かれている
時間を任せるには現段階では難しいが才能を感じるお笑いタレントに
経験を持たせたいという意味合いがあったと思います。

 ある意味、80年代のオールナイトニッポンの二部で経験を積ませて
人気が出てきたら、一部の25時台からの二時間にステップアップさせた
ような考えですね。

 また、深い時間でスポンサーの圧力がなかったり、聴取率が望める時間帯
でないからこそ、できる企画を試したりという実験の場でどれだけ話せるのか
を局が判断したいと思っているはずです。

 そんな枠組みの中でお笑いライブの中で演技力の優秀さを見せてくれて、
台本の良さを示し、他の芸人のファンがいる中で高く評価されて、スタンダード
な部分も邪悪さを感じるところもネタにして笑いを取ったのが先日、
私が足を運び、ブログにも書いた『白熱女子!』でのターリーターキーでした。

 その演技もできて、フリートークもこなせる人が未来のスターを育てたい
と考えている関係者が厳しくジャッジするオーディションで勝ち抜いて
一時間枠で話すことになった。

 これは色々な芸人さんがその時の覇を競うライブでは見られないこと
であったり、コントの時には表現できないことを表現できるわけで非常に
楽しみですね。

 コントと漫才にそれほど明確な線引きをしないアルコ&ピースが
現在はTBSで一時間枠を話していて楽しい時間を過ごしているのですが、
ラジオ番組の中ではアルコ&ピースが舞台では表現しない毒であったり、
邪悪なところがあり、それを何もためらうことなく発信して笑いを生んで
います。

 アルコ&ピースの二人が有している根源的な欲望とどろどろした部分
というのは当然のことながら、誰しも持っているのですが、ターリーターキー
の二人にも濃度の高さを保ちながらお笑いライブではなくて、フリートーク
で展開するラジオの中でも存在するのかなと推察してしまいます。

 果たして、彼女達が何を話してくれるのか、舞台では正道も邪道も
メジャーもマイナーも飲み込んで整理整頓してネタにして笑いを生んだ
二人がどんなラジオ番組を作ってくれるのか気になるところです。

 


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