部屋にいるときはインターネットをしながらラジオを聞いているのですが
なかなか一時間を越える番組では若いラジオパーソナリティが出てこない
ですね。これはどういった理由や要因があるのでしょうか。

 一つはラジオ番組は一度始まると相当ダメダメでないと長く続くことが
あると思いますね。多くの人が聴取習慣があって、同じ局を選択していることが
あって、急に他の局に切り替えることがない。よほど、このタレントだったら
聴いてみようというバリューがないと同じ局を聞き続けていて、その局の
当該の番組に根強いファンがついているから、新しいタレントさんが
短い時間の番組を担当することはあっても、一時間を越えるような番組を
することはできない。

 同時に思うのは、ジェネレーション的に最初に触れるメディアがテレビで
あり、そこを目指したり、youtubeに触れるのがタレントになる前だと
テレビであったり、youtubeを自ら発信するメディアとして使いこなして
いたりすることが大きいのかなと思いますね。このあたりのことは北野誠
さんも対談でお話になっています。
https://radichubu.jp/culture/17967

 タレントさんの中にはラジオに愛着を持っている人もいるし、やって
みたいと思っている人もいるのでしょうが、そういう人はコミュニティFM
であったり、ツィキャスに流れている気もしますし、最初ラジオを聴き始めた
のが音の悪いAMではなくて、音のいいFMなのでAMっぽいラジオの進行や
制作になじんでいないというようなこともあるかも知れません。

 今のTBSの深夜は完全にお笑いシフトであり、『マイナビラフターナイト』
のような番組もあるので、こういったところから、しゃべりまくりのAM
ラジオに走っていって、新しいラジオタレントが生まれたら面白いなぁと
思っています。また、ニッポン放送も新人を発掘するオーディションを
やっているようなので、近い未来に深夜を中心にお笑い芸人に長い時間の
番組を持つようになったら、80年台のリバイバルが生まれるかなと
思っています。

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